プロに聞いた!キャンプと相性抜群の3アクティビティとは?今年の夏は「水遊び」がトレンド!
まだまだ厳しい暑さが続く中、テントの設営で汗だくになってしまうキャンプ。だからこそ、大人も子どもも夏のアウトドアに欠かせないのが「水遊び」です。hinata編集部はプロガイドに取材し、キャンプとの相性が抜群なウォーターアクティビティ3つに注目。日中に涼みながら徹底的にアウトドアを遊び尽くし、夏の思い出の一コマを家族やカップルでつくりましょう!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
夏でも涼しくキャンプを楽しむ秘訣は…、水遊び!
水遊びを混ぜれば涼しく過ごせる
夏の平地でのキャンプはとても過酷。テントの設営や火おこしはもちろん、じっとしているだけで、汗が噴き出てきます。そんなときでも、日中に水遊びをまぜれば涼しく過ごせます。
どのウォーターアクティビティがいいか選ぶのは大変
ウォーターアクティビティと一口にいってもサーフィンやカヤック、渓流釣り、シュノーケリング、水上バイク…と種類はさまざま。どれも夏には爽快な気分が味わえる点で共通しています。
ただ、初心者がキャンプと一緒に楽しむにはハードルが高かったり、キャンプの合間に楽しむには向いていない遊びも。そこで今回は、hinata編集部が「キャンプにちょうどいい」「初心者でも楽しめる」という点で、3つのウォーターアクティビティに注目。水遊びとキャンプの聖地、長野県白馬村のプロガイドに取材したおすすめを紹介します。
湖上でゆったり過ごせる大人気のSUP
簡単&楽しい!人気沸騰中のSUP
最初のおすすめは、SUP。Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の略で、ハワイ生まれウォータースポーツです。波のないところでもサーフィンを楽しめるようにしたアクティビティ。老若男女問わず、運動神経も関係なく気軽に始められるのが魅力です。
ゆっくり漕ぐも良し、暑ければ水に飛び込むのも一興
「SUPの魅力は人それぞれの楽しみ方があることです」
そう教えてくれたのは、長野・白馬エリアでウォーターアクティビティのガイドツアーを行う白馬ライオンアドベンチャーの渡辺さん。
渡辺さんによると、日頃の仕事の疲れを癒やしたい人は、ボードを漕がずに座って水上にゆったりと。アクティブに過ごしたい人は、ボードの上で釣りを楽しむのもおすすめ。暑さから逃れるなら、沖へ漕ぎ出して水に飛び込んでしまうのも醍醐味のひとつです。もちろんライフジャケットは忘れずに。
日中に水上で涼んだら、気温の下がり始める夕方からキャンプの本番がスタート!
家族みんなで楽しめるカヌー
複数人で乗れるカナディアンカヌーは大人と子ども一緒に楽しめる
ライオンアドベンチャー渡辺さんが「小さいお子さんも一緒に楽しみたいならおすすめ」と話してくれたのが、カナディアンカヌー。複数人乗りで転覆のリスクも低いので、小さい子どもと一緒でも安全に水上のお散歩を楽しめます。少しだけ手や足をボートの外へ投げ出し、体の一部だけ水に浸けて、涼しさを感じてください。
湖面を滑る感覚が気持ちいい
推進力が高く、湖面を滑るように進むのもカヌーの魅力。行動範囲が広いので、スイスイと沖まで漕ぎ出し湖のロケーションを存分に楽しめます。
湖でのカヌーはスタートとゴールが同じで、キャンプと相性が抜群です。川では上流からスタートし、下流でゴールするので、下り終わった後の移動が大変。湖畔のキャンプ場であれば、キャンプサイトの目の前から、SUPやカヌーを楽しめます。
清涼感No1アクティビティ!キャニオニング・シャワーウォーキング
全身で川を感じ、一番涼しくなれる
清涼感やスリルを追求する人にはキャニオニングがおすすめです。キャニオニングは渓谷の岩肌をウォータースライダーのように滑り降りたり、滝壺に飛び込んだりしながら沢を下るアクティビティ。カヌーやSUPと違い、頭からつま先まで水に入るので、全身で気持ちよさを感じます。
シャワーウォーキングは、お子様向けのキャニオニング。川を横断したり滝浴びしたり、冒険心をくすぐられるアクティビティです。
川を滑り落ちていくのはスリル満点
水に入ることで味わえる爽快感はもちろん、川を滑り落ちたり、滝壺に飛び込んだりすることで得られるスリルもおすすめのポイント。のんびりとロケーションを味わうアクティビティーも楽しいですが、体を動かし、ときには恐怖とも戦い、体ひとつで自然を攻略していくのも、アウトドアの醍醐味です。元気一杯な若者におすすめ!
国内で全てできるのは「白馬」
普通なら、1回の旅行に1アクティビティ
水遊びは当然どこでもできるわけではありません。SUPをするなら湖のある場所へ、キャニオニングをするなら渓谷のある場所へ、アクティビティが楽しめる場所まで行かなければなりません。さまざまなアクティビティに挑戦したくても、何がやりたいかひとつ決め、それができる場所へ行くのが基本。あれもこれもできる場所はなかなかありません。
白馬なら1泊2日でSUP、カヌー、キャニオニング全てできるかも!?
長野県白馬村とその周辺は、湖や川が密集しており、少しの移動でさまざまなウォーターアクティビティを存分に楽しめるスポット。SUPとカヌー、キャニオニングなど、湖と川のアクティビティなら1泊2日の滞在で複数楽しめる場所があります。
SUPとカヌーは白馬の中心地から車で15分ほどの場所に位置する青木湖で体験できます。キャニオニングなどの川のアクティビティは、姫川や犀川(さいがわ)で。湖から川へ、川から湖へフィールドを横断することも難しくありません。体力の許す限り、目一杯楽しんでください。
キャンプをして水遊びをたっぷり楽しもう
白馬には水遊びスポットだけでなく、キャンプ場も白馬村内だけで9箇所もあります。キャンプ場を起点に、複数の水遊びスポットを回ることも可能です。まさに白馬は水遊びとキャンプを両方楽しむにはうってつけの場所。白馬には広々としたキャンプ場が多く、自分のカヌーやSUPを置いていても邪魔になりません。すでに何かしらウォーターアクティビティをやっている人にもおすすめです。
水と遊んで涼しく夏キャンプ
まだまだ暑い季節は続きます。水遊びは暑い中で気持ちよくキャンプをするための技とも言えます。ぜひこの夏のキャンプでは、水遊びと一緒に涼しく快適にキャンプを楽しんでください。
撮影協力:
白馬ライオンアドベンチャー
白馬アルプスキャンプ場
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