【徹底レビュー】コールマンのロードトリップ(R) グリル!使用感や注意点など
【ガスvs炭火】最新バーベキューグリルを徹底比較。今夏は「ガスでも本格」or「炭火でも楽々」?
2021.04.25キャンプ用品
「自分に一番合ったキャンプギアはどれだろう?」。そんな疑問に答えます!テーマに合わせて厳選した5つのキャンプギアを徹底比較。初心者でも最適なものが必ず見つかります。今回は、デイキャンプやおうちキャンプでも活躍するバーベキューグリル編です。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
さまざまなシチュエーションで使いたいバーベキューグリル
アウトドアを始めたきっかけとして、よく挙げられるバーベキュー。仲間や家族と外で食材を焼いて食べるという体験が、キャンプの入り口になった方も多いはずです。バーベキューグリルは、キャンプやバーベキューではもちろん、アウトドア気分を味わうために自宅の庭で使われる場面も。今回はそんな多彩な活躍ぶりを見せるバーベキューグリルについて、炭火とガス火、それぞれのイチオシアイテムを紹介します!
炭火とガス火、選ぶときの決め手は?
炭火の場合、遠赤外線を使ってじっくりと焼き上げるため、食材が格段においしく仕上がるというメリットがあります。ただし、片付けや火起こしなど、準備や片付けに手間がかかるというデメリットも。
ガス火のメリットは、ガス缶をセットしてつまみをひねるだけですぐに着火し、火力調整も簡単にできること。デメリットは、炭火と比べると火力が弱かったり、味が少し物足りなかったりと言われています。
バーベキューグリルに求める条件をよく考えて、どんなものが欲しいか想像してみてください。
おすすめのバーベキューグリルは?hinata編集部が本気でジャッジ!
hinata編集部が、5つのバーベキューグリルを比較しながらあなたにぴったりなものを探します!バーベキューグリルはすべて、大手スポーツ・アウトドア店「スーパースポーツゼビオ」とアウトドア専門店「エルブレス」で購入できるものからピックアップ。細かいポイントを解説するので、それぞれ見比べて、最適なものを探してください。
今回選んだのは5つのグリル。
①【炭火】ロゴス チューブグリルSmart80 L
②【炭火】ホールアース HIPPO BBQ GRILL
③【炭火】キャプテンスタッグ モンテ V型卓上グリルB6型
④【ガス】コールマン ロードトリップ(R)グリル LXE-JⅡ
⑤【ガス】ウェーバー Q1250ガスグリル
手に入れるべきは、どのバーベキューグリルでしょうか?それぞれ解説していきます!
①【炭火】ロゴス チューブグリルSmart80 L
【ここが良い】定番人気で使いやすさはピカイチ
バーベキューグリルの定番といえば、この足が付いたタイプ。なかでもロゴスの「チューブグリルSmart80 L」は、組み立て簡単。立ちながらの調理もしやすい高さとなっており、その使い勝手の良さが人気です。
組み立てはたったの1分。準備の手間が少なく、簡単に炭が継ぎ足せるよう、火床が引き出し式になっているため、大人数でどんどん肉や野菜を焼きたいときに重宝します。グリルを囲んでゆったりバーベキューをしたいときは、足を低くしてロースタイルで楽しむこともできます。
火床の位置を調節することによって、火力の強さが2段階から選べます。収納バッグも付属し、持ち運びもバッチリ!炭火バーベキューは、遠赤外線で食材がおいしく仕上がります!外で食べるとその味わいはひとしお。家族や友人グループなど、人数が多いシーンでわいわい使用するのにおすすめです。
【ここが気になる】手間があれこれかかりがち
ハイスタイルで使う場合は、立ちっぱなしで焼かなければなりません。そのため、焼き役を交代しないと疲れてしまうことも。ガス火のものに比べると準備の手間が多く、火力の調節も初心者には難しく感じるかもしれません。少し手間がかかるけど、「それもアウトドアとして楽しみたい!」という方にはおすすめです。
【基本情報】
使用サイズ:約95×53×80/42(h)cm
重さ:約4.2kg
②【炭火】ホールアース HIPPO BBQ GRILL
【ここが良い】ふた付きでさらに本格的な味わい
ちょっと変わった、ふた付きの炭火グリル「HIPPO BBQ GRILL」。ふたを閉めれば蒸し焼きができるので、肉がふっくらとジューシーな仕上がりに。火を起こす前は食材を置いておき、ゴミや虫がつかないように保護できます。
ふたの上部には温度計が設置されているため、温度を見ながら焼き加減の調整ができます。脚の高さを2段階に調節できるため、ロースタイルに合わせることも。バーベキューで本格的な味わいを求める方には、このグリルがおすすめです。
【ここが気になる】持ち運びが不便かも
ふた付きグリルにはメリットも多いですが、ふたが付いているがゆえ、持ち運びの際にかさばってしまうデメリットも。脚や網はコンパクトに収納できますが、円柱型になっている本体部分は折りたためないため、積載時に配置が難しくなるかもしれません。車のトランクが広めの方や、積載に自信のある方に薦めたい一品。
【基本情報】
使用サイズ:42.5×27.5×70(h)cm
重さ:約4.1kg
③【炭火】キャプテンスタッグ モンテ V型卓上グリルB6型
【ここが良い】持ち運びやすくスタイリッシュな卓上グリル
大人2人でゆっくりバーベキューをするのにぴったりな卓上グリル。キャプテンスタッグの「モンテ V型卓上グリルB6型」は、見た目もかわいらしく使いやすい良品です。トランク型になっており、さっと開くだけで設置完了。煮炊きができる五徳が付属しているため、小型のダッチオーブンを使用するなど、調理の幅が広がります。中にキャンドルを入れて、小さな照明としての使い方も。
オプションが豊富にラインナップされており、グリルを徐々にアップデートしていくのも楽しみ方の一つです。どこにでも気軽に持ち運べるので、ソロキャンプやお花見、おうちキャンプにぴったり。
【ここが気になる】大人数での使用は難しい
卓上に置けるようなコンパクトなサイズになっているため、一度に焼ける食材の量も限られています。2人から4人程度の少人数での使用には最適ですが、グループや大家族など、大人数でバーベキューがしたいという場合のはあまり向きません。またサイズが小さいため、網などは専用のものを購入する必要があります。
【基本情報】
使用サイズ:約190×160×155(h)mm
重さ:750g
④【ガス】コールマン ロードトリップ(R)グリル LXE-JⅡ
【ここが良い】鉄板付け替えで多彩に調理
コールマンの「ロードトリップ(R)グリル LXE-J Ⅱ」は、本国アメリカでも人気のモデル。炭ではなく、ガスを燃料としているため、着火や火力調節が簡単です。中の鉄板は左右分割式で取り外しができ、ストーブグレート(五徳)やグリドル(平鉄板)などのオプションパーツと付け替えができます。
ストーブグレートでは鍋を作ったり、グリドルでは焼きそばやホットケーキを作ったりと、幅広い調理が同時にできるのが魅力。他にも温度計が付いているので、火加減の調整ができたり、ふたや汁受けも取り外して洗浄できたりと、使う人のことをよく考えて作られているグリルです。
【ここが気になる】キャンプ場へ持ち運ぶには、重さと大きさがネック
横幅は約118cm、重さは約18kgと、持ち運びに体力・筋力が必要なのが最大の弱点。特に車の積み降ろしには、相当な力を要するため、女性1人では難しいかもしれません。ただし、収納時でも大型ホイールを使って動かせるため、移動時はそれほど苦労しない仕組みになっています。
【基本情報】
使用サイズ:約118×46×112.5(h)cm
重さ:約18kg
⑤【ガス】ウェーバー Q1250ガスグリル
【ここが良い】安心と信頼の定番ブランド
ウェーバーといえば、アウトドア好きにはなじみ深いグリル専門のブランド。日本向けに作られた「Q1250ガスグリル」は、従来の製品に採用されていた入手・管理の大変なプロパンガスではなく、OD缶が燃料となるため、手軽に使えるのが特徴です。
先ほど紹介したロゴスやキャプテンスタッグのグリルと比べるとやはり重めですが、本体と焼き網を合わせても10kg程度なので、コールマンのグリルと比べると比較的持ち運びやすくなっています。庫内は300度まで熱することができるため、ピザもサクッとおいしく焼けます。
絶妙な丸い形のふたに沿って熱が対流するため、上からも下からも食材を加熱でき、肉のジューシーな旨みや野菜の水分を残したままの焼き上がりになります。間違いない味わいを求めるなら、Q1250ガスグリルは安心です。
【ここが気になる】高価なため購入は慎重に
ウェーバーのブランド力や性能の高さを考えると、本体価格は45,989円(税込)は決して高くはない買い物。さらにグリルを載せる台「ポータブル・カート」は別売りになるため、さらに追加で資金が必要になります。グリルに求める条件の優先度を考えてから、購入するかどうか決めてみてください。
【基本情報】
使用サイズ:約62.5×52.1×103.9(h)cm
重さ:約10.15kg
あなたはどのバーベキューグリルを選ぶ?
手軽に使えるものから本格的な料理が楽しめるものまで、多種多様なバーベキューグリルを紹介しました。どのアイテムも、スーパースポーツゼビオもしくはエルブレスで購入できるので、ぜひ店頭で実際に手にとって比較し、オンラインストアをのぞいてみてください。