アウトドア専門のプロカメラマン伝授! おうちでも外でもきれいに撮影する方法【#JeepStayReady】
外出の自粛でキャンプも難しくなっている中、Jeepとhinataが自宅での「アウトドア」をテーマに始動した連載企画「#JeepStayReady」(さぁ、明日に向けて、準備しよう)。7回目は、アウトドア専門のプロカメラマンが、スマートフォンを使用した撮影のコツを指南。キャンプサイトやキャンプ料理を誰でもおしゃれに撮影できる、ある法則を教えてもらいます。
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
豪華プレゼントの第2弾がスタート!
新型コロナウイルスの影響で以前のように気軽に遠出ができなくなった現在。Jeepとhinataは読者の皆さんが早く外に遊びに行けることを願いながら、気軽に外に出られるようになったときに実践できるキャンプ知識を特集した新連載をスタート。今回は、アウトドア専門のプロカメラマンにスマートフォンを使用した撮影を教えていただきました。
スマートフォンでおしゃれに写真撮影したい
撮影を指南していただくのはこの方!
スマートフォンを使用したカメラ撮影について教えてくれたのは、アウトドアを専門に撮影する宿利泰蔵(しゅくり たいぞう)さん。カメラマン歴約20年、キャンパー歴13年のベテランです。
プロの構図をスマートフォンで実践
初心者でも撮影しやすい三分割構図とは?
カメラ初心者でも取り入れやすく、簡単にバランスの取れた写真を撮影できる「三分割構図」。撮影のポイントは縦横3分割した線の交点に、撮りたい被写体を合わせるだけ。人物や物などの撮影に取り入れられる、万能構図です。被写体が端に寄ることでほどよい空間ができ、余白に物語性や安心感を与えるバランスのとれた写真になります。iPhoneを使用の方は、「設定」→「カメラ」内にある「グリッド」という項目をタップすると線がでてきます。
<成功例>
<失敗例>
最初はテントをバックに、ランタンの撮影。同じ背景でも、被写体アイテムの位置を変えるだけで、雰囲気がガラリと変わります。宿利さんは「アイテムを撮影する際は、撮影したいものを中心に撮るのではなく、三分割構図の縦と横の線の交わるポイントにアイテムを当てることを意識し、バランスよくきれいに撮ります」とアドバイスしてくれました。
テントサイト全体なら三角構図
写真の中で三角形をつくる「三角構図」。建物などを撮影するときに使用する手法です。三角形を意識して撮影することで、奥行きや安定感を出す効果があります。テント全体を撮影する際は、三角構図を使用します。今回のワンポールテントの撮影では、シンメトリー構図を加えました。シンメトリー構図とは、中心から左右および上下対称に被写体を配置することを指します。
<成功例>
<失敗例>
成功例は、ワンポールテントの中心部を真ん中に合わせ、三角構図を意識しながら撮影しました。すると自然に左右対象になり、テントの美しさが際立ちます。失敗例では、テントの四隅が写っていなかったり、テントより背景の海に目がいってしまいます。「テント全体の写真を撮影するなら、三角構図を意識して撮影します」と宿利さん。
テントの室内から撮影するなら額縁効果
「額縁効果」とは、窓や出入り口を額縁のように配置し、被写体を囲む手法。額縁を意識することで、背景を引き立て、視線を誘導する効果が生まれます。キャンプ場ではテントの中から外の景色を撮影するときに適しています。景色が枠に囲われるので見える範囲が制限されますが、映し出される景色が強調され、期待感を膨らませます。撮影者の生き生きとした目線で見せられるのもポイントです。
<成功例>
<失敗例>
宿利さんはここでも成功例と失敗例を交えながら解説。「成功例の写真では、テントの中からどういった景色を楽しめるのか、どんな過ごし方ができるのか想像できます。失敗例では、どこにいるのか、何を焦点に撮影したいのか分かりづらくなっています。額縁を意識することでまるで、まるで絵画のような写真が撮影できますよ!」。
キャンプ飯の撮影ポイント
次は、家でもキャンプサイトでも実践できる「ごはんの撮影ポイント」。おしゃれなカフェやレストランなどの普段の生活の中でも簡単に実践できる内容を教えてもらいました。
光を使い分ける
宿利さんがごはんの撮影の基本で重視するのが「明るさ」です。「おいしそうに撮影するためには、明るく撮ることが重要です。同じ被写体でも光の当て方によって映り方がガラリと変わります。屋内、屋外関係なくごはんを撮影するときは『逆光』か『反逆行』で撮影します」。
▼ 逆行で撮影
「逆光」とは、被写体のうしろからライトを当てている状態のこと。逆行で撮影すると、ごはんが立体的に見え、臨場感がでます。
▼ 半逆行で撮影
「半逆光」とは、被写体の斜めうしろ45°からライトを当てている状態のこと。こちらも逆行と同じく、ごはんがおいしそうに撮影できます。料理の品数に合わせ、逆行と反逆行を使い分けます。
▼ 順光で撮影
「順光」とは、被写体の前からライトを当てている状態のこと。影がないぶん、形がくっきりと写りますが、平面的になり、新鮮さが失われた一枚になってしまいます。スマートフォンのフラッシュも順光の一種です。
食べ物に合わせて角度を調整する
撮影する角度も大きくかかわっていてきます。食べ物それぞれに映える角度があるため、品数や撮影したい被写体に合わせて調節します。
▼ 食べ物単体で撮影するなら斜め45度
斜め上45度は、実際に料理を見る角度とほぼ等しいため、リアルな立体感のある写真に。初心者でも撮影しやすく、ごはんのおいしそうな雰囲気がより伝わります。
▼ 品数が多く、全体を撮影したいなら真上
真上から撮る方法も。真上からのアングルは、食べ物の形がはっきりとします。複数の料理をすべて写したいときや、おしゃれなテーブルセッティングも写したいときなどに適した撮り方です。
小物を使っておしゃれに演出
料理単体のアップだけはでなく、小物と一緒に撮影するとおしゃれな雰囲気を演出できます。写真全体の色を足すこともでき、写真のストーリーを作り出せます。カトラリーを置くことで、食事のシーンを演出。花や観葉植物を使うことで季節感も出せます。
<成功例>
<失敗例>
キーワードは「光」「角度」「小物」
スマートフォンでも見事に物語性のある写真を撮影してみせた宿利さん。「これからは、光と角度、小物を意識して演出し、きれいな写真で思い出を残してみてください。ごはんの撮影は、家でも外でもすぐに実践できますよ」。
豪華プレゼント第2弾!今回は撮影が楽しくなるアイテム
連載企画「#JeepStayReady」では、多くのブランドから賛同を得て、おうちキャンプにぴったりの豪華アイテムが抽選で当たるキャンペーンを実施しています。今回からは第2弾がスタート。キャンプはもちろん、家の中でもお庭でも活躍する撮影が楽しくなるアイテムをセレクトしました。第1弾とはまた違うプレゼントを用意しているので、奮ってご応募ください。
世界初の12mm超広角レンズ「Shift Cam」
超広角レンズ用CPLフィルターで反射光を減らし、より鮮やかな写真が撮影できるShift Cam。優れた衝撃吸収性を持つ、iPhone11用のスマホケースです。iPhoneのカメラの性能をフルに活かすガラスレンズ採用しているため、デジタル一眼レフやミラレンズのカメラを持っていなくても、きれいでおしゃれな写真が気軽に撮影できます。
ソロキャンにぴったり「can+ro」
直径わずか11cmの手のひらサイズのコンロ。一人でしっぽりと飲みながら、日本酒や缶詰を温めたり、スルメをあぶるに最適なサイズ。羽根の穴から漏れる光が放射状に広がり、写真の映える素敵なムードを演出します。
オレンジのカラーが映える「Marmot Catalyst 2P」
アメリカのアウトドアブランドMarmot(マーモット)の2人用テント。写真映えするオレンジは、カジュアルなキャンプ旅行にぴったりのアイテムです。最大重量が2.36kgなのも人気のポイントです。
夏に使いたい「ICE AGE coolers 20QT CHRCOAL」
キャンプはもちろん、バーベキューやフェスに持っていきたいクーラーボックス。ICE AGE coolersは5日間氷を溶かさない、非常に高い保冷力を誇ります。炎天下の中、食材を守り、キンキンに冷えたビールをキープしてくれます。
プレゼントに応募してより良いキャンプライフを過ごそう
今回はおうちでも、キャンプ場でもすぐ実践できる写真撮影についてプロカメラマンに指南していただきました。いつか気軽に遠出ができるようになったとき、楽しかった思い出をおしゃれにバランスよく、カメラに収めてください!合言葉は「#JeepStayReady」(さぁ、明日に向けて、準備しよう)。
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