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東京の隠れた秘境!直火OKの「大岳キャンプ場」で巨大燻製ベーコンを満喫!

2021.06.10キャンプ場

東京都あきる野市にある大岳キャンプ場は、直火で焚き火ができるのが大きな特徴。直火を禁止しているキャンプ場が増えていることから、とても貴重なキャンプ場です!今回はInstagramのおしゃれなキャンプ投稿で人気のキャンパーjenny.hさんが、大岳キャンプ場で燻製ベーコン作りなど直火のキャンプを満喫してきた様子をレポートします!

大岳キャンプ場ってどんなところ?

秩父多摩甲斐国立公園の中心地、大岳山麓標高520mに位置するキャンプ場です。敷地内に大岳鍾乳洞もあり、総合受付事務所では大岳キャンプ場と大岳鍾乳洞を合わせて受け付けています。携帯電話の電波も圏外ですが、無線LAN(wi-fi)は鍾乳洞受付管理棟付近・上流管理棟付近で利用できます。

wifiを使いたい方は上流サイトがおすすめ

総合受付事務所から約300m上ったところにあり、フリーサイトで車の乗り入れができます。キャンプ場内に流れている川に入ることも可能です。上流管理棟でWi-Fiに接続でき、定期的にWi-Fiにアクセスしたい方はこちらのサイトの方がおすすめです。

水遊びを楽しみたいなら下流サイト!

下流サイトは総合受付事務所から200m下ったところにあり、こちらもフリーサイトで車の乗り入れができます。上流サイトより川に近いため水遊びに最適。サイトから目の届く場所なため、子供が迷子になる可能性が低く、安心して子供たちを遊ばせられます。
キャンプ場の方がDIYした水場は、おしゃれで広々していて使いやすそうでした!

キャンプ場の方がとても親切!

設営開始!と思ったら、ペグやペグハンマーを入れているツールボックスを家に忘れたことに気づき、家族会議。まずは、キャンプ場の方にペグとペグハンマーがないか相談してみようということになり、キャンプ場の方に相談してみたら、忘れ物や代用できそうなものをかき集めてくれて、そちらをお借りすることができ、なんとか設営完了。キャンプ場の方が優しく対応してくれて助かりました。

近年では珍しい!直火での焚き火ができるキャンプ場

大岳キャンプ場は、焚き火終了後に火の始末を確実にすることで直火での焚き火が許されている、数少ないキャンプ場です。芝生への悪影響や、焚き火後の片付けマナーの問題によって、焚き火を直火で行っていいキャンプ場は近年少なくなっています。しかし直火は焚き火台と違い足元から身体を暖めてくれるため、寒さをより感じる秋冬キャンプで特にありがたみを感じられます。

直火はどうやって準備するの?

直火とは言ってもただ地面に火をつけるのではなく、土台作りが必要です。まずは大きめの石をたくさん集め、風よけと料理を楽しむためにかまどを作ります。周りの石が風除けとなりつつ、入口から料理などの作業ができる「コの字型」に組むのがおすすめです。
次に木を組んでいきます。空気の通り道を作る為、細い木を下に組み、その上に太い木を組みました。直火は灰が舞い上がりやすいため、火を起こす際に新聞紙や落ち葉など灰が舞いやすいものではなく、小枝を代わりに使うと良いでしょう!火が付いたら、直火セッティング完了です。

焚き火で燻製ベーコン作り!

焚き火の準備ができたらやはり料理に挑戦したいところ。今回は巨大燻製ベーコンを作りました!近所のスーパーで購入し、黒胡椒やニンニクを漬けておいた豚バラ肉ブロック4.5kgを熱風乾燥させます。焦げるの避けるため焚き火の炎が肉へ直接当たらない高さにセッティングし、火から上がる上昇気流で熱風乾燥させて完成です。
ベーコンの熱風乾燥にはおよそ5〜6時間ほどかかるため、焚き火の準備完了後の一番最初に取り掛かり、乾燥させている間に他の料理などをして焚き火を楽しみます。焚き火料理といえば、ダッチオーブンでの煮込み料理が定番なため、今回は焚き火でトマトスープを作りました。野菜を大きめに入れましたが、直火の上に直置きしているためすぐ柔らかくなり、うまみの詰まったおいしいスープが出来上がりました。乾燥させたベーコンと一緒に豪華なディナーの完成!

余った料理で朝食タイム!

翌日は再び焚き火に火をつけてモーニングコーヒーを楽しみ、朝食として前日に作ったスープと、余った燻製ベーコンを一緒にいただきました!「薪を組む範囲を気にする事なく、大胆な料理ができる」という直火のメリットを存分に活かしてキャンプを楽しめました。
【基本情報】 住所:東京都あきる野市養沢1587 電話:042-596-4201 営業時間:9:00~17:00 営業期間:通年 定休日:木曜日(祝日の場合は休まず営業) 料金: [施設使用料] 500円 / 乳幼児含む [テント設営費] 1,500円 / 1張り [タープ設営費] 1,000円 / 1張り [駐車代] 1,000円 / 1台 チェックイン / チェックアウト:12:00 / 10:00 公式はこちら:大岳キャンプ場

直火ができる大岳キャンプ場でアウトドアを楽しもう!

出典:Pixabay

東京の秘境で直火ができる「大岳キャンプ場」。直火はかまどに使用した石をもとの場所に戻したり、地面を整えたりと片付けの手間はありますが、その分ワイルドなキャンプを体験することができます。東京であることを忘れてしまうほどの大自然の中で、直火を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか?

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