【再掲】ルミエールランタンのオリジナルカバーを作ってみた【DIYに挑戦!vol.1】
コールマンの定番アイテムといえば「ルミエールランタン」。多くのキャンパーがお持ちのはず!キャンプサイトやSNSでも、OD缶に付けたおしゃれなカバーをよく見かけます。アウトドアブランド以外でも、手軽にネットで購入できますが、今回はDIYでオリジナルのカバー作りに挑戦します!
まずは完成図を作成しよう!
今回はいきなり難しいものを作らずに、シンプルな形のデザインを作ってみます。まずは、完成図を起こしましょう。これが設計図の要。ここは雑にせず、しっかり細かく作りこみます。
対象物の採寸を行う!
作るアイテムのサイズを採寸すれば、後は展開図を書くだけ。採寸したサイズに合わせて作図します。実際に作図した紙をOD缶に合わせ、形がピッタリ合うかを確認し、微調整します。図に起こすのが得意ではなければ、OD缶に仮布を合わせながら印をつけ、形を作る方法(立体裁断)でも問題ないです。
革ひもで巻くように手縫いで縫い合わせる場合は、縫い代は不要なので、デザインに合わせて縫い方も考えましょう。今回はミシンで縫うため、縫い代を0.5mmつけました。
型紙の作成・裁断は慎重に!
型紙の微調整を終えたら、今度は裁断していきます。革の場合はまち針などで固定が出来ないため、メンディングテープで止めるか、銀ペンで印をつけましょう。筆者は簡単なメンディングテープで止め、ハサミで裁断しました。皮切り包丁で裁断しても良いですが、円形の型紙はハサミの方が安心です。
一番楽しい!縫製工程
まずはカーブを縫い合せる
裁断が出来たらいよいよ縫製。形が違うものを縫い合わせるのは難しいため、いらない布で試し縫いするのがおすすめです。ここで一度作ってみて、OD缶にピッタリ合うならそのまま進め、少しサイズや形に修正が必要だったら微調整し、本番の革で縫い合わせましょう。縫う部分が長い場合は合印(縫い合わせる目印)をつけておくと縫いやすいです。
カーブには切り込みを入れると◎
縫いあがったらカーブして縫い代の生地が余ってごわつく部分に切り込みをいれましょう。切り込みを入れることで、しっかり縫い目の形が出るようになります。
直線部分を縫い合わせる
カーブ部分が縫い終わったら、最後に直線部分を縫い合わせます。皮革は布帛(ふはく)のようにまち針が使えません。カーブを縫う際も同じですが、革を縫い合わせる場合はクリップなどで留める、と縫いやすいですよ。
縫製完了!
こちらが、完成した状態です。時間があれば個人的には裏地をつけた方が縫い代なども隠れてキレイに仕上がります。装着する時の滑りもよくなってオススメです。
縫い代を割る
最後に縫い代をしっかり割ってあげましょう。布帛の場合はアイロンで縫い代を割りますが、革の場合はカナヅチやローラーで割ってあげましょう。
出来上がり!
縫い代がしっかり割れたら裏返し、形を整えたら完成です。今回は本当にシンプルな仕上がりです!
オリジナルはアレンジも無限大!
また、簡単にオリジナル感が出るおすすめのアイテムをご紹介します。それがこちらの「レザークラフト 刻印セット 刻印ポンチ 36点セット」。
付属のペンのような棒の先端にアルファベットを取り付け、カナヅチで叩くだけで文字が刻印される優れものです。手作りでなくても、一手間を加えるだけでオリジナリティが上がります。パイピングや飾り糸など、デザイン次第でバリエーションは無限大!さまざまな種類のカバー作りを楽しんでみてください。
世界に一つだけの自分だけのランタンカバー
自分だけのキャンプアイテムが増えるのはうれしいものです。ぜひオリジナルアイテムを作ってみてください。結構ハマって時間を忘れてしまいますよ。作りたいアイテムのサイズさえ1度分かれば、応用してなんでも作れるので、今度はサングラスケースを個人的に作ろうと思います。