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趣味に走る。秦野の水を巡る。【2段階右折でキャンプに行こう #05】

2019.08.17ノウハウ

大学生ライターごーとくが、原付キャンプに挑戦する連載記事「2段階右折でキャンプに行こう」。今回は、自分がしたいことを存分に楽しむ夏の原付キャンプを決行!前編は完全なる趣味の神社巡りをレポートします♪夏の原付キャンプはいくつか注意点があるのでご用心を!

趣味に傾倒できるのも原付キャンプの魅力

ついに梅雨明け!待ちに待った夏キャンプ

前回の原付冬キャンプからかなり時間が経ってしまいました。4、5月は花見キャンプや棚田キャンプなどさまざまな「◯◯×キャンプ」に浮気をしてしまい、それ以降は学業が忙しかったこと・梅雨が長かったことといくつか条件が重なってしまい、原付キャンプができていませんでした。梅雨が明けた今、万全の体制で原付キャンプを決行します♪

水を巡りたい

小回りの効く原付に乗り、一人で自由に行動できることは原付キャンプのメリット。原付キャンプにも慣れてきたところなので、今回は思いっきり趣味に傾倒して、神社巡りをしたいと思います。この暑い夏、涼を求めて今回のテーマは"水"に決定! 目的地は神奈川県秦野市。神奈川県唯一の盆地である秦野は、良質な湧き水や豊富な地下水を持っています。人々はその河川水や湧水などを古くから生活に利用し、さらにその豊富な水を水源として全国でも3番目に近代水道が整備されたことでも有名です。今回はそんな秦野の"水"に縁のある神社を巡ってみたいと思います。

気をつけよう!夏の原付キャンプの注意点

まずはじめに、夏の原付キャンプをする前に注意しておきたいことについてお伝えしておきます。

食材は直前に買うのがベター

キャンプといえば、入念に下準備してキャンプ飯をつくるのが楽しみという方もいると思います。しかし原付キャンプの場合は、積載の関係でハードクーラーボックスを持っていくのはなかなか難しいです。下準備して家から持参する食材は、極力傷みにくいものだけにしましょう。お肉や魚などの生ものは、キャンプ場の近くで購入するとよいですね♪

注意したい熱中症

出典:PraewBlackWhile / ゲッティイメージズ

一番注意しなくてはいけないのが、ドライブ中の熱中症。風があるから涼しいのではないかと思われがちですが、実は気温・湿度ともに高いと、例え原付で走っていても汗だくになってしまうくらい暑いです。車と違い冷房がないのはもちろん、直射日光を浴び続けていることやドライブ中に水分補給ができないため、熱中症には注意しましょう。 こまめに休憩をとり、その度に水分補給を欠かさないことが大切です。冷房の効いたコンビニに入って少し涼み、アイスを買ってクールダウンするのもおすすめ!実際に筆者もアイスを食べたのですが、顔から頭にこもってしまった熱がスーッと抜けて気持ちよかったです♪

長袖長ズボンが原則!

夏の外は蒸し暑いので、できれば半袖で行動したいですよね。しかし原付キャンプでは半袖、半ズボンを避けましょう。長袖を選ぶ一番の理由としては、転倒してしまった際に皮膚を守るため。最低限ひじやひざより充分丈の長い服を選び、サンダルではなくしっかりとした靴を履いておかないと危険です。 それ以外にも長袖長ズボンのメリットはあります。ドライブ中は長い間日に照らされるので日焼け防止や、キャンプ場で蚊や蜂、ヒルなどから体を守ってくれる効果もあります。蒸し暑さを少し我慢して、安全な服装を徹底しましょう♪

”水”と縁のある神社をはしご

水は飲め?日本で3番目の水道の水源地「曾屋神社」

曾屋神社から湧いている水は昔から地域の人々に利用され、今でも多くの人が訪れるそう。曾屋神社はかつて井之明神社といわれ、その名の通り水の神様などをお祀りしています。その中でも興味深いのは「ミズハノメノミコト」。まるで「水は飲め」と人々を諭しているようにも思える名前を持ったこの神様は、湧き水がある神社に多く祀られています。 ミズハノメノミコトに初めて出会ったのは、阿蘇の塩井神社。この神社にも湧き水が出ていて、透き通った小さな池ができていました。さらに同じ南阿蘇村の白川水源にも祭神として祀られており、湧水が大好きな自分にとっては忘れられない神様になりました。
神社内を歩いていると水占いを発見!せっかく水に縁のある曾屋神社に来たので、水占いをしてみました♪最近仕事もプライベートもあまりうまくいっていない私ですが、結果はどうでしょうか…?
おみくじを開いて水に浮かべると徐々に文字が浮かび上がってきます。なんと結果はまさかの大大吉!大吉よりもさらに上です!
仕事は「やりがいがもてて成果があがる」と。まさにこの原付キャンプ企画のことを神様が言い当てているようですね(笑)。やりがいをもって何事にもチャレンジしていると、運は良い方向に転んでくれそうです♪

地酒の名前の由来になった「白笹稲荷」

続いてやってきたのは白笹稲荷神社。関東三大稲荷のうちの1つとも言われ、秦野市の金井酒造の日本酒「白笹鼓」のモチーフにもなっています。神社内にも豊かな湧き水がこんこんと湧いており、お稲荷さんが鎮座するにふさわしいすがすがしい神社でした。
白笹稲荷ではキャンプで使う水を汲みます。自然の湧き水は常温で飲むと、水道水との違いがより明確にわかります。キャンプ場近くに湧き水がある際はぜひキャンプで利用してみてください。注意点としては、天然水は長期保存に向かないので1〜2日で使い切るようにしましょう。

水無川の上流へ「秦野戸川公園」

最後に訪れたのは秦野戸川公園内の「風の吊り橋」。私も正直秦野にこんな立派な吊り橋があるなんて知りませんでした。全長267メートル、高さ35メートルの水無川に架かる明媚な吊り橋からは、丹沢の山々に囲まれた素敵な絶景が見渡せます☆
ここまでくると、さすがに街中よりも涼しく感じますね。回りたいスポットを一人で自由に回れて大満足!それではキャンプ場に向かいますか♪

いざ、キャンプ場へ

今回は、夏に原付キャンプをする際の注意点と、趣味の神社巡りをレポートしました。次の記事では私の大好きな日本酒の楽しみ方をお伝えしようと思います!乞うご期待♪

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