「CORDURA」の生地を使ったおすすめバッグ3選
最終更新日:2019/08/08
ファッション

出典:Pixabay
自分の持っているカバンに「CORDURA」の文字が記載されているのを見たことのある人は多いのではないでしょうか。CORDURAとはアパレルのブランドではなく、生地のブランドのことです。この記事ではさまざまな商品に使用されるCORDURAの概要から特徴まで解説します。
CORDURAの特徴

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CORDURAは、アメリカのインビスタ社という会社によって作られた生地の名前です。インビスタ社はもともと、アメリカの3大財閥の1つであるデュポン社からの繊維部門でしたが、現在は分社化されて子会社になっています。
そんなアメリカ生まれのCORDURAは、以下のような特徴を持ちます。
・耐久性と強度
・撥水性
・軽さ
それぞれについて解説します。
・耐久性と強度
CORDURAは、ナイロンの約7倍の強度を持っており、強く引っ張られることや摩耗に強いのが特徴です。その強さから軍隊でもコーデュラが使用されているそうです。また、現場作業をする人向けのワークウェアやカバンなどにも使用されています。多少荒く使用しても十分に耐えられるだけの強さを備えているのです。
・撥水性
CORDURAの裏面にはポリウレタン加工が施されているため、撥水性能が備わっています。雨の日などでも使用できる便利な素材ですが、素材自体は完全に防水ではないので、注意してください。また、洗濯しすぎるとポリウレタン加工が剥がれてしまい、性能が落ちてしまいます。長持ちさせたい場合、防水スプレーや専用のカバーを使用するようにしましょう。
・軽さ
CORDURAは、高い耐久性と撥水性を備えていながら、軽さはナイロン並みです。そのタフさと軽さからスポーツ用品などにも使用されています。
このように、さまざまな特徴を持つCORDURAは、ミリタリーからタウンユース、アウトドア、スポーツなどあらゆるシーンに対応しています。
・OUTDOOR
・ノースフェイス
・マンハッタンポーテージ
・ミステリーランチ
・ケルティ
・ポーター
・チャムス
・パタゴニアなど
さまざまなブランドの幅広い商品に使用されているため、この記事を読んでいる方の中にもCORDURAでつくられたの商品を所有している人がいるかもしれませんね。実際にCORDURAを使用している人の意見として以下のようなものが見られました。こちらは、CORDURAの布を購入した人の意見です。
丈夫で 使いやすい。 バッグつくりに使っています。
特徴で説明した通り生地の強さを実感していることが伺えます。
CORDURAの耐久性を示すデニール
高い強度を持つCORDURAですが、同じCORDURAの中でも耐久性は異なります。その耐久性能を表すのがデニールです。「D」と表されるデニールは、糸の太さ。デニールは、糸の長さが9,000メートルの時、重量がどのくらいになるのかによって数値が変わります。
なぜ糸の重さを測るのかというと、糸は直径を測ることができないから。そのため、太さの代わりに、重さを測ることで糸の耐久性を測定しているのです。ちなみに、9,000メートルの糸が1グラムだと1デニールとなります。
500デニールや1,000デニール、1,680デニールなどさまざまなデニールの種類がありますが、これらはそれぞれ500グラム、1,000グラム、1,680グラムであることを意味します。デニールの数値が大きい方が、糸が太いということになり、耐久性を備えていることになります。
コーデュラを使用したバッグを購入した人の意見として、以下のようなものがありました。ちなみに、こちらの商品は1,080デニールです。
通勤に使用しています。荷物もたくさん入り今まで大きめのショルダーバッグで重く感じていましたが、同じ量の荷物でも軽く感じます。
1,080デニールという太めの糸でありながら、CORDURAの持つ軽さもあり、便利さを感じているようです。
CORDURA を使ったおすすめのバックパック3選
まとめ
今回は、CORDURAの特徴と耐久性を表すデニール、そしてCORDURAを使ったおすすめの商品を紹介しました。耐久性を備えたCORDURAは、さまざまな場面で使用される生地です。既製品に使用されているのが一般的ですが、生地として購入することも可能です。また、同じCORDURAでもデニールによってその強度は異なるので、商品を購入する際はデニールもチェックしてみてください。