ホットサンドレシピのおすすめ34選!実際に作ってみたメニューも紹介
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
わんぱくサンドに王道はない!が、意識したいポイント
わんぱくサンドを作るのに決まりごとではありません!ただ、見た目も味もおいしいわんぱくサンドを作るために、押さえておきたいポイントはあります。失敗しにくくなるので要チェックです!
彩りのよさを意識するのが鍵
わんぱくサンドには、これといった決まりごとはありません。しいていうならば、好きなものを好きなように挟みつつも、彩りのよさを考えながら作るのが大切。食べておいしいのはもちろん、切り口を見て思わず「おいしそう!」と声が上がれば大成功です。
材料の下処理をすると失敗しにくい
通常のサンドイッチを作る際のポイントと同じですが、まず大切なのは、パンに水分が染み込まないようにバターやマーガリン、マヨネーズなどの油分を塗っておくこと。さらに、パンを軽くトーストしておくと、水分の染み込みを防いでくれるので万全です。
パンだけでなく、具材に下処理を行っておくことも大切です。きゅうりのように水分の出やすいものは、切ったあと、塩をまぶして5分ほど置き、水分をしぼっておくとよいでしょう。トマトを使う際には、タネの部分を取り除くと、水っぽくなりにくいです。
上手にまとめるためにメイン素材を決めよう
わんぱくサンドのおいしさや見た目の美しさを決めるのは、「主役」の具材。ボリューミーなサンドイッチを作るとはいえ、主役はたくさんはいりません。例えばとんかつとベーコンは、同時に挟むとお互いの味が引き立たなくなる可能性があります。油っこい素材は特に、ひとつに絞るのが賢明です。まずはメインを決め、そのあと、食べ合わせを考えながら脇役の具材を考えると、よりおいしく仕上がるでしょう。
主役は必ずしもお肉でなくても大丈夫。野菜の千切りを彩りよくたっぷりと詰めたわんぱくサンドもおいしいものです。野菜を主役にするのであれば、脇役にハムやベーコンを添えたり、マヨネーズでコクを出したりすると食べやすく仕上がります。また、卵も主役にしやすい具材。しかも、サラダエッグ、ゆで卵、厚焼き卵、オムレツ、スクランブルエッグなど、調理方法によって、表情や味、インパクトの度合いが全く変わってくるのがおもしろいです。
わんぱくサンドの作り方のコツ
とにかく分厚いわんぱくサンド。「作るのが難しそう…」と思う人もいるのではないでしょうか。でも大丈夫です。カットする際にラップなどでパンをしっかり巻き、固定すれば、はじめてでも難しくありません。重要なのは、ラップを巻きつける際に隙間なく巻きつけること。ゆるくなっている場所があれば、引っ張りながら巻き付け、ぎゅっと固定していきます。
固定したら少し置いておきます。食パンがしっとりしてきて、具材と馴染んできたら、包丁でざくっと切り分けましょう。切る際は、何度かに分けて切るのではなく、一発でカットすることをおすすめします。その方が断面がきれいに切れるからです。
なお、具材を詰む際は、「もう限界かもしれない」と思っても、極限まで積み上げてみてください。ちゅうちょせずにめいいっぱい積んだ方が、仕上がりがよりボリューミーできれいです。
わんぱくサンドの参考レシピ3選
ここでは、わんぱくサンドの参考レシピを3つピックアップして紹介します。
ヘルシーなランチに!ニンジンが主役のわんぱくサンド
ピーラーがあれば非常に簡単に作れる「ニンジンラぺ(千切り)」を主役に、グリーンをくわえてヘルシーに仕上げたわんぱくサンド。砂糖多めのレシピなので、甘さがしっかり感じられます。甘さを控えたい人は砂糖の分量を半分くらいに調整してみてください。グリーンリーフの代わりにレタスや千切りキャベツを使ってもOK。真ん中が高く盛り上がるように載せるのがコツです。
【材料(2人前)】
- パン6枚切り:4枚
- マヨネーズ:適量
- ニンジン:1本
- グリーンリーフ:適量
- オリーブオイル:大さじ2
- きび砂糖:大さじ2
- 酢:大さじ1
- 粒マスタード:大さじ1
- ブラックペッパー:少々
- サラダチキン:1人前
- ニンジンは皮をむいてピーラーでスライスする(ピーラーがない場合には包丁で千切りすればOK)
- 調味料をすべて合わせる
- ニンジンを調味料に浸けて冷蔵庫で30分ほど冷やす
- パンにマヨネーズを塗る
- グリーンリーフはよく洗い、水気をキッチンタオルでとる
- サラダチキンを薄くスライスする
- パン5枚分ほどの長さでラップを敷く
- ラップの上にパンを載せ、サラダチキン・ニンジン・グリーンリーフの順に重ねる
がっつり食べたい日に!豚カツが主役のわんぱくサンド
市販の豚カツを使えば簡単に作れます。冷めたカツを使う場合は、レンジではなくオーブントースターで軽く焼き直すと、油っぽくなりすぎず、香ばしく仕上がりに。薄くスライスした玉ねぎをキャベツに加えると、さっぱりとした味わいになります。
【準備する材料(2人前)】
- パン6枚切り:4枚
- バター:適量
- 豚カツ:2枚
- キャベツ:お好み
- 紫キャベツ:お好み
- マヨネーズ:適量
- ソース:適量
- ケチャップ:適量
- マスタード:適量
- キャベツ・紫キャベツは千切りにし、別々にマヨネーズ・マスタードとあえる
- パンにバターを塗り、5枚分程度に広げたラップの上に載せる
- 食パンにキャベツ1/4量を広げてカツを載せる
- ソース・ケチャップを塗る
- キャベツ1/4量をかぶせてラップで強めに巻く
断面が美しい!ゆで卵が主役のわんぱくサンド
ゆで卵の断面が美しいわんぱくサンド。卵をハート形に整形すれば、よりキュートな見た目に仕上がります。マヨネーズにマスタードか辛子を混ぜてもOK。カットの方向を間違えてしまうと、美しさが半減してしまうので注意してください。
【材料(2人前)】
- パン6枚切り:4枚
- マヨネーズ:適量
- 卵:2個
- キャベツ:お好み
- プチトマト:4個
- 缶詰の肉(スパムなど):適量
- スライスチーズ:2枚
- 卵は好みの固さにゆでて殻をむいておく
- キャベツは千切りにして2~3分レンジにかける
- パンにマヨネーズを塗る
- パン5枚分ほどの長さでラップを敷く
- パンの上にキャベツ1/4量を山盛りに載せる
- 真ん中に卵を置き、脇にプチトマトを1個ずつ載せる
- キャベツ1/4量をさらに載せる
- スライスチーズを載せ、パンを上から重ねる
- ラップを強めに巻き、そのままカットする
わんぱくサンドにおすすめの具材5選
わんぱくサンドをより美しく、さらに栄養満点なものにするのに必要なのは、難しい努力ではなく「おすすめの具材」を入れることです!そこで、すぐに手に入るおすすめ具材を紹介します。
おすすめの具材①キャベツ・紫キャベツ
1玉購入すると使い道に悩むことも少なくないキャベツ。千切りにしたものを、電子レンジで加熱したり熱湯をくぐらせたりすれるとカサが減り、たっぷり詰められます。黄緑のキャベツでも十分きれいですが、紫キャベツを使うと、見た目の華やかさがより一層増しておすすめです。
おすすめの具材②サーモン
サンドイッチの具材の定番・サーモンは、わんぱくサンドにもおすすめです。複雑な加工をせずに挟めるのもうれしいポイント。たっぷりのアボカドなど、サーモンとよく合う具材を添えれば、食べ応え満点のサンドイッチがあっという間に作れます。
おすすめの具材③ツナ
サーモン以上にサンドイッチの具材の定番といえそうなツナ。主張が強すぎず、汎用性も高いため、わんぱくサンドの具材としてかなり優秀です。タンパク質としても良質なので、栄養面でもバッチリ。油分をよく切って使いましょう。
おすすめの具材④コンビーフ
家に常備しておくと何かと役に立つ、コンビーフの缶詰。水分が少なく、粘土のように変貌自在かつ適度な固さがあるので、入れるだけでサンドイッチの強度が上がります。さまざまな具材とマッチしやすいのもうれしいポイントです。
おすすめの具材⑤フルーツ
大人気のわんぱくフルーツサンドも自宅で作れます。ポイントは具材の位置。パンの真ん中あたりに置くと、切った際に美しい「萌え断」が作れます。クリームをツノがしっかり立つまでホイップすることも大切。お気に入りのフルーツでぜひオリジナルにチャレンジしてみてください。
わんぱくサンドの意外なメリット
ボリュームもたっぷりで見た目もきれいなわんぱくサンド。かわいくておいしいのはもちろんですが、他にも意外なメリットがあります。ここでは、わんぱくサンドの意外なメリットを紹介します。
わんぱくサンドの意外なメリット①ダイエットにもおすすめ
圧倒的なボリューム感が魅力のわんぱくサンドですが、ボリュームはそのままで、カロリー控えめに作ればダイエットにもおすすめ。カロリー控えめなわんぱくサンドを作る方法は簡単。高タンパクなサラダチキンや高野豆腐などを盛り込み、野菜をたっぷり入れ、カロリー少なめのマヨネーズなどを使うだけです。難しく考えなくても、栄養バランス満点のダイエット食が作れます。
全粒粉や玄米で作られた食パン、糖質が少ないパンを使ったりすれば、ますますローカロリーに。究極的には「パン以外の食材に包む」という方法もあります。例えば、薄焼き卵やクレープ生地などで具材を挟むという手も。挟んだあと、ラップでくるくると巻けば、食パンで作った時と大きく変わらない見た目に仕上がります。
見た目の華やかさは、食べ終わりの満足感にも大きく関わってきます。だからこそ、見た目でも満足感を味わえるわんぱくサンドはダイエットにおすすめ。ダイエット中の人はぜひ、ヘルシーわんぱくサンドを試してみてください。
わんぱくサンドの意外なメリット②節約にもなる
わんぱくサンドの意外なメリットは、ダイエットだけではありません。実は、わんぱくサンドは、入れる具材次第では節約にもつながります。例えば、卵や鶏肉、大豆製品などのコスパのよいタンパク源や、スーパーで安く手に入れた野菜などをたっぷり入れれば、満足感のわりにコスト少なめで作れます。
弁当のおかずは、一品ずつ加熱したり手を加えたりという調理コストもかかりますが、わんぱくサンドなら切って挟むだけで手軽。さらに、わんぱくサンドはラップで包む簡単包装なので、弁当箱を洗う手間もなくなりますよ。
わんぱくサンドの食べ方のコツ
おいしく、見た目が良く、ダイエットにも節約にもなる。いいことずくめのわんぱくサンドですが、なかには「食べるのが難しそう…」「どうやったら、崩さずに上手に食べられるのだろう」と不安に思う人もいるのでは?わんぱくサンドを食べる時のコツは主に2つ。
- ラップは外さず、半分以上くるんだまま食べる
- 横から食べる
「萌え断」なわんぱくサンドに挑戦!
おなかが満足するだけでなく、見た目で心も満たしてくれるわんぱくサンド。昨晩の残ったおかずや冷蔵庫の残り野菜などでも、工夫次第で萌え断なわんぱくサンドが作れます。チャレンジすればするほど、レシピの幅が広がっていくことでしょう。ぜひいろいろ試して、わんぱくサンドの世界を存分に楽しんでみてください。