【取材】アウトドアショップ「デバイスワークス」は、大人の男心をくすぐる秘密基地だった<前編>

 キャンプ用品

DEVISE WORKS PRODUCTS(以下、デバイスワークス)は、エッジの効いたデザインで注目を集めている、横浜にお店を構えるアウトドアブランド。まるで秘密基地のようなお店の中で、キャンプ好きのデザイナー兼代表取締役の秋山さんにブランド誕生のあれこれを聞いてきました!


 目次


デザイナーが立ち上げたアウトドアブランド

   

デバイスワークスは、キャンプ好きなデザイナー秋山さんが立ち上げたアウトドアブランド。本業はデザイン会社だからこその、エッジの効いたデザインがインスタグラムを中心に人気を集めています。さらに、他にはないデザインを求めて、国内外の名だたるガレージブランドとコラボギアも展開中!魅力の尽きないデバイスワークス誕生秘話を尋ねるべく、hinata編集部が秋山さんを直撃取材してきました!

「デバイスワークス」誕生秘話

“自社ブランド”を作りたかった

   

━━━デバイスワークスの素敵なアイテムが生まれる背景は、秋山さんの歩みの中にあるのでは、と思っています。本日は、深くお聞きしていきますのでよろしくお願いします!

秋山:よろしくお願いします。伝わるようにうまく語れるかな(笑)。

━━━お酒はまた次の機会にぜひお願いします!(笑)。さっそくですが、デバイスワークスというアウトドアブランドは、どういった想いから誕生したのでしょうか?

秋山:もともと僕は、デザイン会社を立ち上げていました。その時はあくまでも、デザインを手がける会社として、です。ただ、立ち上げるときに、そのうち自社ブランドを作りたいという想いがありました。

━━━そこから、キャンプに関するアイテムを作ることに繋がるんですね!

秋山:その通りです!キャンプが好きだったので、キャンプに関するアイテムを試しにデザインするようになりました。その初動が、着たいと思えるTシャツのデザインです。

   

━━━発売当初から今でも売れ筋なTシャツたちは、秋山さんにとってもデバイスワークスにとっても、一番最初のアイテムだったんですね!Tシャツの後、すぐにギアのデザインも始められたのでしょうか?

秋山:そうですね、割とすぐ始めたんじゃないかな。当時持っていたギアは実用性だけで選んでいて、デザインが好みじゃなかったので、その部分を削って落として、自分の好きなように新たにデザインして使い始めてみたんです。そしたら、それを見て欲しいと言ってくれる人がいて「あ、僕がほしいものって、他のキャンパーにも響くんだ」と嬉しくなって。そういったありがたい声と僕のデザインを確認していきながら、その数が徐々に増えていった、という感じですね。

欲しいデザインは、現場で使って、見て、それから考える

   

━━━デザインに関して、悩んでしまうことや行き詰まってしまうことはないのでしょうか?

秋山:パソコンとにらめっこしている時間は、他の人に比べて少ないんじゃないかな。僕は、「どういうデザインがいいかな」「どう置くのかな」「どう使うのかな」とか、使う時じゃないとわからないことをキャンプ場で確認して、持ち帰って冷静になってからデザインなどを考えています。

   

秋山:エッジとバリエーションがデバイスワークスのデザインの特長でもあって、シンプルすぎず、意味もなく派手にならないようにを心がけています。使用シーンとデザインとが合致したものがパソコン上で組み上がって行くので、悩んで立ち止まってしまうようなことはないかな。

━━━自然な流れで「欲しいデザイン」を考えることができて、さらにそれを「実用的なデザイン」へと落とし込んでいるのですね。

秋山:でも、あまりにもデザインが浮かびすぎたときはにらめっこしちゃいますよ(笑)。

━━━それは、ある意味贅沢な悩みのような…。ということは、眠ってしまうようなデザインも中にはあるんでしょうか?

秋山:ありますよ。惜しんでくれる声もあったりしますが、一度眠らせたらもう二度と採用することはないですね。

   

━━━デザインの決定権は、スタッフさんの意見なども汲み取ったうえで秋山さんが最終判断されているんでしょうか?

秋山:僕の独りよがりではいけないと思っているので、スタッフの意見ももちろん聞くようにしています。でも、一番頼りにしているのは直感が冴えた、妻のジャッジ。妻→スタッフ→娘が自信を持って「いい!」と言ってくれるものは、僕も自信を持って世に出せるし、実際に評価していただいています。

   

出典:instagram(@deviseworks)

━━━満場一致がデザイン採用の必須条件なんですね!ちなみに、一番こだわった、忘れられないデザインは何ですか?

秋山:一番こだわったのは、ギアではなくお店です。内装からデザインまで、全部僕や友人で作り上げました。

━━━それはすごい…!オシャレだな、とは思っていたのですが、全部手がけていらっしゃったとは驚きです!

デバイスワークスを立ち上げた、秋山大輔氏ってどんな人?

遊びまくっていた若い頃

   

━━━秋山さんご自身についても、お話を聞かせてください!秋山さんが「デザイン」を始めたそもそもの始まりは、一体どんなところにあったんでしょうか?

秋山:学生時代、みんなが勉強している時間、僕はとことん遊んでたんです(笑)。その時は自分が一番やりたいことをして青春を謳歌していたんですが、心の師である祖父が亡くなったとき、祖父を介して僕のことを気にかけてくれている人が次々と「大輔、お前のことをおじいちゃんはずっと心配していたんだぞ」と声をかけてくれて。いつまでもフラフラしていてはいけないな、と思ったときに、自分にできることを改めて考えてみたら「描くこと」に考え至って。それからが、全ての始まりでした。

   

━━━改めて、ご自身のことを考えてみたときに見えたのが「描く=デザイン」だったんですね。体現していくのに、時間も体力も必要そうです…。

秋山:最初から山や谷ばかりで、今思うと回り道をしていたんじゃないかな。デザイン系の専門学校に行くのに受験資格が必要で、そこに時間がかかってしまったり、専門学校に行ってからも、デザイン事務所でインターン生として働きながら、夜は派遣の仕事と、あくせくしていました。

━━━それは、なかなか過酷そうです…。息抜きの時間などはあったんでしょうか?

秋山:当時はブレイクダンスをしていたので、それが息抜きでもあり楽しみでもあった、という感じです。

   

━━━学校を卒業されてからは、どういった紆余曲折があったんでしょう?

秋山:最初は、編集プロダクションに就職しました。その時は世の中の流れをちゃんと知らなかったので、編集しかやらせてもらえないことに入社してから気づいたんです(笑)。デザインがしたかったので、そこはすぐに辞めて、印刷会社のデザイン部門に入社しました。

━━━早めに(?)気づけてよかったと言うべきか、なんと言うべきか…

秋山:印刷会社では、資材とか機材の仕入れなどにも携わることができたので、結果的にはよかったです(笑)。同時に、そういった機材の扱い方や知識なども身につけられたので、それが今まさに活きている感じです。

   

━━━充実されていそうな仕事内容のように見えますが、実際はどうだったんでしょうか?

秋山:印刷会社で担っていた仕事が、意外と人の目に触れないことに気づいて、もっと大きな、もっと人の目に触れるデザインをしたい!と思ったのが、前の会社に転職したきっかけです。そこで大手クライアントさんを相手に仕事していた時期が、一番長かったです。

━━━こうしたい!と思ったことを叶えるための行動力がすごいですね!

秋山:前職はただのデザイン会社ではなかったので、セールスプロモーションやブランディングなど、社内で一貫して商品を売り出す工程に携われたのが大きかったんだと思います。クライアントさんとチームになって物事を考えて進められたので、「ものを売るために何をすべきか」と考える基盤を培うことができました。

━━━それは、なかなか得難い経験ですね。やりがいも達成感も、とんでもなさそうです!

よくあるきっかけ「娘の友人家族に誘われて」

   

━━━でも、ここまでお話を聞いている限りでは、アウトドアとの接点はあまり見えない気がしました…。秋山さんの人生の中に、アウトドアが絡むようになったのは何がきっかけだったんでしょう?

秋山:これは、世間でもよくあるきっかけで「幼稚園に通う娘のお友達家族に誘われて」という感じですね(笑)。

━━━なかなか意外な気がします…!(笑)

秋山:お母さん同士って、よく顔を合わせて接点も多くて、仲良くなりやすいじゃないですか。でも、お父さん同士って、なかなか顔を合わせることも仲を深めることもないな、と思って。せっかく誘っていただいたし、俄然興味が湧いたんですよね。

━━━確かに!言われてみれば、お父さん同士で交流の場を持つって、なかなか無いのかもしれないですね…

   

秋山:初めてのグルキャンにお誘いいただいて、その話を同僚にしたらテントをくれて、トントント拍子でことが運んだんです。

━━━そのキャンプをきっかけにして、どんどんハマっていかれたのでしょうか?

秋山:もともとインドア派だったんですが、家族で持てる趣味っていいなぁと思っていたら、いつのまにかものすごい勢いでどっぷりです(笑)。王道ギアから入って、どんどんコアな道へ…。

━━━よくお聞きする、王道な流れですね!(笑)今でもコンスタントにキャンプには行かれているんですか?

秋山:キャンプに行き始めた直後に会社を立ち上げたので、当時は比較的休みも取りやすくて、年間50泊くらいしてましたね。流石に今は、行けても月に2回くらいかな。家族も乗り気でいてくれるし、娘はデザイナーになりたいと言ってくれるし、キャンプはいいものですね(笑)。

━━━それでも、ご家族とのキャンプの時間が取れているのは素敵ですね。それにしても、お父さんのお仕事を尊敬している、将来有望な娘さんですね…!

   

【基本情報】
名称:DEVISE WORKS PRODUCTS
住所:神奈川県横浜市西区藤棚町1-52-7 横山ビル
電話:045-325-9046
営業時間:11:00〜19:00
instagram:@deviseworks

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まとめ

今回お話を伺ったデバイスワークスは、秋山さんがデザイナーとして立ち上げ、後に自社ブランドを抱え、今ではそのファンも多い、日本でもピカイチのアウトドアブランドです。中でも前編では、ブランド誕生秘話にフォーカスしてお届けしました。後編では、秋山さんのこだわりや素敵ギアのご紹介していきます。乞うご期待!


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