キャンプにピッタリ!23時間着れるTシャツとは?

 ファッション

クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」より、キャンプにピッタリなTシャツが登場したのをご存知でしょうか。23時間を快適にするというこのウールTシャツ。登山やアウトドアを嗜む人には、馴染み深いウールTシャツですが、従来のアウトドアTシャツと一体何が違うのでしょうか?ということで、Tシャツの産みの親に、直接取材をしてきました!


 目次


キャンプにピッタリのTシャツを作ったのはこの人

   

プロフィール
1887年(明治20)より続く毛織物の老舗、三星グループの代表取締役社長 岩田真吾さんにお話を伺いました。三星はメンズのラグジュアリーブランドで有名な、イタリアの「エルメネジルド ゼニア」のメイドインジャパンというコレクションの際、唯一ウール素材で使用される程、高品質を誇る日本屈指の素材メーカーです。そんな高級素材のメーカーがつくるTシャツはどんなものなんでしょう。気になりますね!早速聞き込み開始です!

Tシャツを作った経緯とは?

   

━━━どういう経緯でTシャツを作られたんですか?

岩田:高級スーツの素材として国内外のブランドに生地を卸し、高品質と認識されてはいるのですが、同じ品質や決められた納期でできるだけ安く作るというだけでは、これから日本でものづくりをしていくのは難しいと考えて、ユーザーの声を直接聞く必要があると実感したためです。

岩田:そこで、かねてよりカジュアルに着られるTシャツの要望も多かったため、チャレンジすることに。しかし、いちユーザーとして、満足できるTシャツを作るまで大変な苦労がありました。

━━━そうなんですね。どんな苦労があったのか色々教えてください!

意外な事実が続々発覚!!

意外な事実その① ウール特性の出典は明記されていないケースが多い

   

出典:makuake

岩田:ウール素材って天然の抗菌・防臭機能があると聞いたことありませんか?しかし、実はこの情報って多くの場合、出典が明記されていないケースが多いんです。自分が作るからにはしっかりしたエビデンスを作りたかったため、ウールマークカンパニーさんの海外記事などを調査して信頼できる情報を集めました。天然の抗菌・防臭機能に加え、さらに抗菌効果のある酵素加工を施しています。そのおかげでこの素材は、カケンという検査センターで抗菌・防臭機能が認証されているんです!

━━━なるほど!これなら匂いも安心ですね!

参考文献はこちら

意外な事実その② 素材開発に2年かかっている!

   

出典:makuake

岩田:このウールTシャツには酵素加工とシルクプロテイン加工などの加工が施されています。ウールは髪の毛のキューティクルみたいにウロコ状になっているので、洗うとそのウロコが絡まってフェルト化してしまいます。そこで、糸段階でこのシルクプロテイン加工を行い、摩擦を抑えて、より洗いやすくしています。また、シルクライクな触り心地になるのが特徴です。

理想の生地を作るまでに相当な時間がかかりました。僕がウール屋であり、敏感肌でもあったので、どうしてもチクチクするウールTシャツは作りたくなかったんです。また、いちユーザーとして、洗濯機で洗えないTシャツはダメだと思っていたので、全てが可能になるTシャツを作りたかったんです。

   

岩田:しかし、洗える加工と酵素加工を同時に施すと邪魔し合うことがわかり、これだったら両立する!という塩梅を見つけるまでが本当に大変でした。洗える加工も何種類かあるので、一つ一つ試していく必要があり、素材を10mづつ使って試していました。このサンプルも糸から作る必要があるので、素材開発には時間も費用もかかってしまいましたね。

━━━果てしない試行錯誤の末にできたこだわりのTシャツなんですね!

意外な事実その③ アウトドア用Tシャツの惜しいところ

   

出典:makuake

━━━しかし、アウトドアのウールTシャツと具体的にどう違うんですかね?

簡単に言うと「タウンユースでも使える」ではなくて、「タウンユースのものがフィールドでも使える」という点が一番の違いです。アウトドアブランドはザックを背負って、腰ベルトを固定するために、やや長めの丈感や、女性のベースインナーはピッタリとくびれているものが多いので、一枚でタウンで着れないなど、ファッションとして見ると少しバランスが悪いんです。

   

出典:makuake

岩田:比較して、うちではサイズ感を豊富に取り揃えているので、バランスもよく、アウトドアの機能としても負けていないと自負しています。実は登山家の仙波さん(エベレストやK2も登頂)が南極に行くと聞き、このTシャツのサンプルを着用して行ってもらいました。すると仙波さんは「南極の山を登るために使う僕のニーズも、十分に満たしていた」と言ってくれた上に、某有名メーカーのベースインナーよりも柔らかくて着心地が良いと評価してくれました!

━━━登山家の折り紙付きですか!凄いですね!

意外な事実その⑤ キャンプにも、とっても適している!

   

出典:bee32/ゲッティイメージズ

岩田:そして、このTシャツはキャンプにもとっても適しています!ウールは難燃性で燃えにくい性質があります。また、キャンプでは荷物を極力増やしたくないため、明日着る服をそのまま着て寝る方も多いのではないでしょうか。そしてそんな時、このTシャツなら臭くならないし、肌触りも良いためとっても快適に過ごせます。

リカバリーウェアとしても活躍しそう!

   

出典:makuake

岩田:実はこんな研究結果もあるんです。ウールを着た時と、コットン、ポリエステルを着た時の眠りについてシドニー大学が調査したもの。何人かの統計ですが、ポリだと寝つきの速さが27分、コットンだと22分、ウールだと12分かかるそうです。寝続ける時間もウールだと長いということなので、キャンプでの眠りも快適にサポートしてくれます。

━━━なるほど!私も今日、暑くて目が覚めて他のですが、そういう汗で蒸れた不快感で、起きることが無くなりそうですね!

意外な事実その④ 風呂以外はずっと着て欲しい!

   

━━━ところで、なぜ24時間ではなく23時間なんですか?

岩田:匂いは気にならないし、肌触りも良いため、お風呂以外はずっと着ていて欲しいからです。だからお風呂の時間を除いた23時間なんです。お風呂上がりでもサラッと着れますよ。さらに、朝って忙しいので、寝巻きとして着ていたTシャツの上に、ジャケットを着れば外出できてしまうように考え、衿幅を上品な印象になる幅に設定しました!出張にもおすすめです。

━━━隙がないですね〜!

意外な事実その⑥ フィンランドサウナアンバサダーならではのこだわり

   

出典:MilanMarkovic/ゲッティイメージズ

岩田:僕、キャンプサウナもよくしていて、実はフィンランドサウナアンバサダーなんです。今年、日本とフィンランドは国交樹立100周年。それで、フィンランド大使館がオフィシャルでサウナアンバサダーを任命してくれるんです。日本にも100名くらいいるんですけど、僕もその1人なんです。

   

名古屋でキャンプサウナチームも作っています!キャンプ場や川でテントサウナを持って行って、サウナをした後、天然水の滝を浴びると本当に最高なんですよ!

   
   

サウナって水風呂に入って快感に達すると「ととのった」っていうんですけど、僕はこのTシャツを着ていると、コットンみたいにベチャっと張りつかないし、適度に水分吸って発散してくれるんで「ととのいが持続する」って言っています(笑)。

   

出典:Malkovstock/ゲッティイメージズ

━━━私もこないだロシアに旅行に行った時にロシア式サウナしてきましたよ♪

岩田:ロシアはビヒタ(葉っぱのついた枝)っていうので、めっちゃ叩くやつですよね。叩きました?

━━━いえ、私はしなかったんですけど、地元のおばさんたちはめっちゃ体を叩いてました(笑)。

岩田:ロシアは何種類か木があって、ハーブティーみたいに「今日はリラックスしたい」とか、「今日は元気になりたい」など気分で変えるそうですよ。ノルウェー人が言ってました(笑)。フィンランドは白樺の木なんですよ。

━━━めっちゃ面白いですね!Tシャツの話を聞きにきて、まさかキャンプサウナがしたくなるとは…!(笑)。

意外な事実その⑦ Tシャツの良さは縦・横比できまる!

   

出典:makuake

━━━サイズ展開を細かくした理由はなんですか?

岩田:自分の原体験からサイズを選べるようにしました。肩幅でTシャツを選ぶんですが、背が高い人と背が低い人ではバランスが違って、理想的なサイズ感にならない。また、昨年はZOZO SUITSも含め、サイジングテクノロジーがたくさん出てきました。そこで、やはり体にフィットするだけじゃなく、いくつかの選択肢を選べることに価値があると、実感しました。

━━━確かに、身頃幅丁度良いけど、袖丈もっと欲しいなどありますね…!バランス大事です!!

   

出典:makuake

岩田:ユニセックスですが、伸縮性が非常に優れているので、どちらにも対応できます。編み方を天竺編みのカットソーにすることで、ポリウレタンを混紡しなくても、ウール100%で抜群の伸縮性を実現。さらに洗濯もできるんだから、本当に苦労して作った甲斐がありました。高密度で編んでいるため、透けにくいのも特徴です!

意外な事実その⑧ 肌触りが良すぎて子どもまで着たがる

   

出典:makuake

岩田:ウールでチクチクしないとされる数値が、18.5マイクロン程。某アウトドアの有名ベースレイヤーが丁度それくらいなのに対し、うちは16.5マイクロンのため、とってもなめらかなんです!この天竺編みも、一般的には表側の綺麗に編み上がった面をTシャツの表面に使いますが、僕らのTシャツは肌が当たる方に綺麗な面を使っています。そのため、肌触りがより滑らかで着心地の良いものになっています。

岩田:自分を実験台と思い、ゴールデンウィークにずっとこのTシャツをきていたんです。そしたら11歳の娘がよってきて、Tシャツに触ってくるんですよ。ある日娘が「私もそれ着たいんだけど」って言ってきて「なんで?」と聞いてみたら「だって、すごく気持ちいいから!」と娘にTシャツを取られました。結局娘は3日間着続けたんですよ。実をいうと、今日着てるこの服も昨日娘が着ていました。今は、アレルギーの子も多いから、刺激の少ない衣類の方が安心ですよね。女性の肌の方が敏感と言われているので、娘が3日間着てチクチクしたとは言わなかったので安心しました!

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詳細はこちら→

まとめ

いかがでしたか?このTシャツの開発に2年を費やしたのも納得でしょう。今後はカラー展開や、育服などや様々な構想のお話も伺えて、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。でも、今回取材してつくづく思いました。1度いいTシャツを着てしまうと、中々安物に戻れないほど、くせになる触り心地!ぜひ体験してみてください、ハマること間違いなしですね♪


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