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【冬キャンプの達人が回答】石油ストーブの疑問&初めての1台におすすめ品3選

2024.12.25キャンプ用品PR

キンとした空気の中で熱燗や鍋料理を味わったり、ときにはロマンチックに雪がちらついたり…。そんな夏とは違う魅力を満喫できるのが冬キャンプ!とはいえやっぱり気になるのが「寒さ対策」ではないでしょうか?そこで今回は、有名アウトドア用品専門店「エルブレス」で活躍するその道の達人に、防寒に効果大な「石油ストーブ」のおすすめ品と、正しい楽しみ方を教えてもらいました。

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【スタイル別】初めての冬キャンプにおすすめ「石油ストーブ」3選

美しい星空や温かなキャンプ飯…そんなほかの季節にはない“幸せな時間”を楽しめるのが冬キャンプ!そんな素敵な体験を思いきり満喫するためには「寒さ対策」は必須ですよね。 とはいえ、特に初めて冬キャンプへのチャレンジには「どんなアイテムが必要なんだろう」と不安を覚えるキャンパーも多いはずです。
ストーブ3つ
そこで注目してもらいたいのが、手軽ながらも暖房効果大な「石油ストーブ」です。 手に入りやすい灯油を燃料にしつつ、薪ストーブのように後片付けの嫌な手間も皆無。なにより、キャンプだけでなく自宅などの幅広いシーンでも使用できる(※)のも大きな魅力ではないでしょうか。 そこで今回は、冬キャンプにおすすめ&最新の「石油ストーブ」をスタイル別に3品紹介するので、最後までチェックしてみてください。 (※)商品によって使用可能な条件は異なります

【スタイル別】おすすめ石油ストーブ

  1. 1

    まずは1台欲しい人に!<パセコ JKH-1S>

  2. 2

    空間を有効活用したい人に!<コロナ ポータブル電源対応石油ファンヒーター>

  3. 3

    調理にも使いたい人に!<アラジン ブルーフレームクッカー>

井上さん接客
ナビゲーターを務めてくれた達人は、有名アウトドア用品専門店「エルブレス ビバモールさいたま新都心店」でチーフを務めている井上さん。 アスリート(投てき種目)の経験や自転車安全整備士・自転車技師の資格をもちながら、キャンプやトレッキングにも精通するそと遊びのエキスパート。確かな選球眼でおすすめの石油ストーブとその理由を教えてくれました。

【1品目】まずは1台欲しい人に!<パセコ JKH-1S>

パセコ JKH-1S
2023年に大ヒットした対流型石油ストーブ「パセコ JKH-1」の最新バージョンがこちらの「パセコ JKH-1S」です。 芯の構造変更や各種パーツの品質を向上に加えて、振動自動消化装置が作動した場合も自動で復帰する機能も追加。さらに安全で使いやすい1台に進化しています。
パセコ JKH-1Sディテール
「これぞ石油ストーブ」ともいえるスタンダードなデザイン&求めやすい価格とともに、操作のしやすいオーソドックスなダイヤル式が採用されているのも、初めて石油ストーブを手にするキャンパーの心を掴んでいるようです。 これなら、そのつど説明書とにらめっこしながら…なんていうストレスとも無縁になるはずです。 また、コンパクトながらも燃料タンク容量が5.3Lと余裕ある設計とされているのも魅力のひとつ。最長18時間の燃焼継続時間が実現されているので、キャンプの途中で使えなくなるような不安とも無縁だというわけです。
【基本情報】 パセコ JKH-1S
  • 使用サイズ:直径325×高さ441mm
  • 重さ:約5.3kg
  • 燃料タンク容量:5.3L
  • 出力:3.0kW/h
  • 燃焼消費量:0.925L/h
  • 燃焼継続時間:約18時間
  • エルブレス販売価格:19,800円(税込)
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エルブレス ビバモールさいたま新都心店 チーフ 井上さん

5.6Lの燃料タンク容量が本当に秀悦です。私の場合は、設営時〜就寝前と翌朝も少し暖まることが多いのですが、その使い方でちょうど燃料タンクが空っぽになるんです。後片付けも楽ちんそのもの!

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【2品目】空間を有効活用したい人に!<コロナ ポータブル電源対応石油ファンヒーター>

電源付きサイトの使用やポータブル電源を所有しているなら、即暖性の高い「石油ファンヒーター」を選ぶのもおすすめです。 正面からのみ温風を出すので、設置場所の自由度が高いのも魅力のひとつ。丸型のストーブのように、テントの幕から離れた場所(空間の中央)にわざわざスペースを確保しなくてもいいというわけです。 これなら、キャンプサイトのレイアウトも自由自在。こだわりの冬キャンプが楽しめるはずです。
コロナ FH-CP25Y
達人が一押しする石油ファンヒーターが、持ち運びや収納しやすいサイズ(高さ390×幅312×奥行き307mm)とアウトドア気分を盛り上げるアースカラーが特徴の「コロナ ポータブル電源対応石油ファンヒーター(FH-CP25Y)」です。 0.66〜2.50kWという高い暖房出力を実現しつつも、消費電力が小さくコンパクトなポータブル電源でも稼働させられるのもアウトドア派向き。持ち運び時に活躍する、固定タンクキャップ&スポイトも付属しています。
コロナ FH-CP25Yディテール
温度設定やモード切り替え(標高2,000mでも使用できる高地モード)などをワンタッチで行えるのもファンヒーターならでは。 さらに、安全面にも寄与する「オフタイマー」や、消臭を制御する「クリーン消化機能」、灯油切れを知らせる「カウントダウン表示」、「消し忘れ消化装置」、「給油時自動消化装置」など、安心&快適に楽しめる機能も盛りだくさんです。
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エルブレス ビバモールさいたま新都心店 チーフ 井上さん

燃費に優れている(燃料タンク容量3.6Lで約14.8~56.3時間燃焼)のも、おすすめする理由のひとつです。また、石油ストーブのように火傷などの心配が少なく、誤操作を防ぐチャイルドロック機能も備えているので、小さな子どもと楽しむ人にもぴったりです
【基本情報】 コロナ ポータブル電源対応石油ファンヒーター(FH-CP25Y)
  • 使用サイズ:高さ390×幅312×奥行き(置台を含む)307mm
  • 重さ:7.9kg
  • 燃料タンク容量:3.6L
  • 出力:2.50~0.66kW
  • 燃料消費量:0.243~0.064L/h
  • 燃焼継続時間(強~弱):約14.8~56.3時間
  • 消費電力:[点火時]166W [燃焼時]14~8.5W [待機時]0.9W
  • 運転音:[強]21dB [弱]33dB
  • エルブレス販売価格:28,380円(税込)

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【3品目】調理にも使いたい人に!<アラジン ブルーフレームクッカー>

アラジン BF-410K
暖まるだけではなく調理にも活用したい!と考えているキャンパーにおすすめなのが、石油コンロ「アラジン ブルーフレームクッカー(BF4101)」です。 同社の名品・ブルーフレームヒーターのクラシカルなスタイルを踏襲しつつ、やや背を低く設定。さらにその名の通り鍋などの調理器具を加熱できる五徳が備えられているのが特徴です。
アラジン BF-410Kディテール
一般的なキャンプ用コンロに劣らない火力で調理可能なので、ブルーフレームヒーターならではの青く美しい炎を囲みながら温かなキャンプ飯を楽しめるというわけです。調理中の吹きこぼれにも慌てずにすむ、取り外し可能な汁受けも備えられています。 こんなコンロとストーブの兼用が可能な万能選手ながらも、最長で約17.8時間(燃料満タン時)の連続燃焼時間が実現されているのもうれしいところ。もちろん、対震自動消火装置も装備。キャパーのそと遊びをもっと充実させてくれることは間違いありません。
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エルブレス ビバモールさいたま新都心店 チーフ 井上さん

ガスバーナーなどの調理器具の数を減らせるのも魅力ですよね。ほかにグリーンとホワイトもラインナップしていますが、エルブレスではブラックが人気。専用のかわいい収納袋が付属するのもいいところです
【基本情報】 アラジン ブルーフレームクッカー(BF4101)
  • 使用サイズ:高さ477×幅426×奥行き426mm
  • 重さ:8.3kg(ブラック) 、8kg(グリーン・ホワイト)
  • 燃料タンク容量:4.1L
  • 出力:2.4kW/h
  • 燃焼消費量:0.23L/h
  • 燃焼継続時間:約17.8時間
  • エルブレス販売価格:60,500円(税込)

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【達人が回答】暖房器具使用時の「FAQ」

ここからは、ストーブ購入を検討しているキャンパーから寄せられることが多い「質問」と、達人による「解答」をまとめて紹介します。 今回のおすすめ3品を手にする前にチェックしておけば、安全・安心な冬キャンプを楽しめるようになるはずです。

Q.灯油はどうやって持ち運ぶ?

燃料の灯油はどうやって持ち運ぶべきでしょうか。ストーブの燃料タンクに入れたまま?それとも…?
灯油缶
井上さん:基本的にはストーブ本体から抜き取って持ち運ぶようにしましょう。灯油は消防法で引火性液体として定められている危険物なので、運搬時には消防法適合品の「携行缶」を使用するのがマストです。 そこでおすすめしているのは、エトスデザインの「レッドキャメルガソリン携行缶 2.5L FS2.5」。確かな銅板製で安心して使用できる一品です。 給油ノズルが備え付けされているので、着脱式に比べて手が汚れにくいのもうれしいところ。ストーブの給油口に注ぎやすい給油ノズルの形状・太さにデザインされているのも特徴です。
【基本情報】 エトスデザイン レッドキャメルガソリン携行缶 2.5L FS2.5
  • 容量:2.5L
  • 素材:0.8mm亜鉛メッキ銅板
  • 規格:UN規格取得/消防法適合
  • エルブレス販売価格:5,049円(税込)

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Q.一酸化炭素中毒を防ぐには?

石油ストーブや石油ファンヒーターを使用する際には、一酸化炭素の充満を避けるようにしましょう。 十分な換気が必須ですが、安全に過ごすための目安になるものも欲しいところです。
コアラン
井上さん:そこで所持しておくべきアイテムが「一酸化炭素チェッカー」。一酸化炭素は臭いも色もなく気がつきにくいものですが、人間に変わってその濃度の異常をお知らせしてくれる頼れるアイテムです。 特にこちらのアウトドア用一酸化炭素アラーム「COALAN CL-715」は本当に優秀。防塵・防滴に加えて耐衝撃・耐振動構造とされているので、アウトドアでの使用にぴったりです。作動テスト用のスポイトが付属しているのもこのモデルならでは。デザインもかわいらしいですよね。 ちなみに、一定の場所につるしておくのではなく、座っているとき・横になっているときなど、その状態ごとに自分の口や鼻と同じ高さに合わせて設置するのがベスト。複数人ならそれぞれが自分用を用意するのが理想です。 
    【基本情報】 COALAN CL-715
  • 使用サイズ:直径70×29mm(突起部を除く)
  • 重さ:約90g(電池、付属品を除く)
  • 対象ガス:一酸化炭素(CO)
  • 発報方式:LED点滅・日本語音声
  • 使用温湿度範囲:−10~50℃(15~90%RH)
  • 電源:単4アルカリ乾電池2本(別売り)
  • エルブレス販売価格:11,880円(税込)

安全に欠かせない一酸化炭素チェッカー

Q.テント内の結露を解消するには?

特に冬キャンプでは、テントに付着する結露に悩まされがち。うまく処理する方法はあるのでしょうか?
ブロワー
井上さん:テントの結露って本当に不快ですよね。触れてしまうと衣服がびしょびしょになったり、撤収時にもそのままだとテントによくなかったり…。 そんな結露を手軽に素早く解消できるおすすめアイテムが、こちらのスノーピークの「フィールドブロワ(MKT-103)」です。キャンプ道具のパッキングにも邪魔になりにくいコンパクトなボディ(517×156×210mm)ながらも、最大風速98m/sと強力。一気に水滴を吹き飛ばしてくれるので、結露対策も楽になるはずです。 先端を吸気口に付け替えれば、簡易掃除機として活躍してくれるもの魅力です。
【基本情報】 スノーピーク フィールドブロワ(MKT-103)
  • 使用サイズ:517×156×210mm(バッテリ除く)
  • 重さ:1.3kg
  • 素材:ポリアミド、熱可塑性エラストマー
  • 風量:0~3.2立方メートル/min
  • 風速:0~98m/s
  • 電源:リチウムイオンバッテリ
  • 連続使用時間:[弱]約80分 [中]約30分 [強]約13分
  • ※バッテリ・充電器は別売り
  • エルブレス販売価格:15,730円(税込)

テントの結露を効率的に処理できるブロワ

Q.もっと効率良く熱を循環させるには?

デザインや炎の美しさが魅力の「対流式ストーブ」ですが、これらは特に上部に熱が放出されやすくて足元まで暖かくなるのに時間がかかりがち…。この弱点を克服できるおすすめのギアはないのでしょうか?
ファン
井上さん:空間の空気(ストーブの熱)をうまく循環させるのが解決への近道。夏もシーリングファンやサーキュレーターを使って冷房器具の効果を補完することがありますよね。それと同じ理屈です。 キャンプなどでおすすめなのが、マウントスミの「ストーブファン」です。ストーブの天板に乗せるだけで4枚のブレードがくるくると回転。温度差を利用して電流を発生する「ゼーベック効果」で稼働するので、電源不要でとても静かなのもキャンプ向きですよね。
【基本情報】 マウントスミ ストーブファン
  • 使用サイズ: 幅210×高さ210×奥行き125mm
  • 重さ:902g
  • 素材:アルミニウム、ステンレス
  • 動作温度:80~345℃
  • エルブレス販売価格:9,499円(税込)

暖房効率を上げてくれるストーブファン

Q.就寝時も寒さ対策を万全にするには?

効果絶大な石油ストーブではありますが、就寝時は安全のためにも消化するのが鉄則です。とはいえ、寝袋だけでは寒さが堪える…。寝床を温めてくれるおすすめのギアはないのでしょうか?
湯たんぽ
井上さん:あらためてキャンパーにも愛用者が増えているのが、写真のような「湯たんぽ」です。電源不要で使い勝手が良く、寝袋に忍ばせれば朝までぽかぽか。お湯を入れるだけなので経済的なのも支持されている理由ではないでしょうか。 懐かしいスタイルの尾上製作所「金属湯たんぽ黒(写真左)」は、タフなことはもちろんコンロなどの直火で温めなおせるのがいいところ。SGマーク付き&保温性の高いカバー付きなのできっとキャンプで大活躍するはずです。 また、未使用時は小さくまとめられるTALVI「湯たんぽ 1L(写真右)」も注目株。天然ゴムが採用され、ジョウゴのような口元でお湯を注ぎやすいのも魅力です。かわいらしいツートーンカラーのニットケースも付属します。
【基本情報】 尾上製作所 金属湯たんぽ黒
  • 使用サイズ:290×220×80mm
  • 重さ:680g
  • 容量:約2.4L
  • 素材:鉄
  • エルブレス販売価格:2,981円(税込)
【基本情報】 ALVI 湯たんぽ 1L
  • 使用サイズ:約260×170×60mm
  • 容量:1L
  • 素材:天然ゴム、ポリプロピレン
  • エルブレス販売価格:2,420円(税込)

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冬キャンプ必須の「石油ストーブ」を選ぶなら「全国のエルブレス」へ!

今回は「エルブレス ビバモールさいたま新都心店」にお邪魔して、達人に冬キャンプにおすすめの「石油ストーブ」と、「正しい使い方」などを教えてもらいました。
内観
広大な売り場面積を誇る同店には、人気ストーブのラインナップに加えて、さまざまなキャンプ用品やキャンプグルメもずらり勢ぞろい。さらに、ほかのエルブレス以上に経験豊かなスタッフがそろっているのも特徴で、私たちの疑問や質問にも的確に答えてくれるのも特徴です。 ここだからこその話や商品との出会いもあるはず。最寄りの「さいたま副都心駅」、「北与野駅」、「与野駅」からも徒歩圏内なので、石油ストーブ選びを考えている人もぜひ足を運んでみてください。
【店舗情報】 エルブレス ビバモールさいたま新都心店
  • 住所:埼玉県さいたま市浦和区上木崎1丁目13番1号 ビバモールさいたま新都心4階(スーパースポーツゼビオ店内)
  • 電話番号:048-815-8029
  • 営業時間:10:00~20:00

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