ランニングにアームカバーが必要な理由とは？選び方やおすすめ10選も紹介

アームカバー＝日焼け予防のアイテムと考えている人は多いのではないでしょうか。しかしアームカバーには、それ以外にもさまざまな効果があります。

日差しが強い夏には、日焼け対策が欠かせません。さまざまな日焼け対策グッズがありますが、アームカバーは日焼け止めのように塗りなおす必要がないうえ、肌に優しい点が特徴です。 また夏用のアームカバーには、吸汗速乾性に優れた素材を使用しているものが多くあります。そのため猛暑日には何も着用しないよりも、吸汗速乾生地のアームカバーを着用したほうが肌を快適な状態に維持できるのです。

冬にアームカバーを着用するメリットは、防寒対策です。アームカバーは肌にフィットするため熱を逃しにくく、体温を維持することでランニング時のパフォーマンス低下を防ぎます。 寒さ対策としては長袖の服やアウターも効果的ですが、ランニング時は身体にフィットするアームカバーのほうが適しているといえます。また体温に合わせて着脱しやすいのもメリットです。

ランニング時には、着圧設計されたアームカバーがおすすめです。着圧タイプのアームカバーは、テーピングの原理と同じで適度な圧を加えて筋肉の余計な動き(揺れ)を抑えることで、疲労軽減の効果が期待できます。 スポーツ用アームカバーにはこうしたパフォーマンス向上を目的とした多機能なものが多く、着用するだけで運動中の不快感を緩和してくれるのが大きな特徴です。また肌の露出を抑えるという点では、ケガの防止にもつながります。

ランニング用アームカバーはスポーツ用の商品を選ぶことはもちろん、素材やズレにくさなどもチェックすると良いでしょう。

アームカバーにはさまざまな素材のものがあるため、夏は涼しく、冬は暖かく、季節に合ったものを選ぶことが重要です。 夏は吸汗速乾や接触冷感の素材、風通しの良いメッシュ素材が人気です。特に夏場のランニングでは大量の汗をかくため、速乾性の有無は特に確認しておきたいポイント。またUV性能は商品によって違うので、UVカット率やUPFなどの数値をチェックしましょう。なお黒など濃い色のほうが、UVカット率が高いといわれています。 冬には、保温性のある起毛や発熱素材を使ったアームカバーがおすすめです。ただし保温効果の高いものや厚手のアームカバーは、長時間のランニングでは暑さを感じてしまうことも。冬だからといって、必ずしも保温性のあるアームカバーを選ぶ必要はありません。気温や体調に合わせた素材のものを選ぶと良いでしょう。

アームカバーがズレやすいとランニングに集中できず、パフォーマンスを十分に発揮できません。そのため、アームカバーはズレにくいものを選ぶことが重要です。自分に合うサイズを選ぶことはもちろん、伸縮性のあるものや滑り止め付きのものを選ぶと良いでしょう。アームカバーの締めつけ感は商品によって異なるので、試着したり口コミを確認したりするなどして、サイズ感をチェックすることをおすすめします。

夜間にランニングする人におすすめなのが、リフレクター付きのアームカバーです。リフレクターとは、光や音などを反射させる装置のこと。アームカバーにリフレクターが付いていれば、自動車からの視認性を高められ、事故防止につながります。

今回は、ランニング時におすすめのアームカバーを10選ピックアップしました。

アームカバーは日焼けや防寒対策のほかに、ランニング時のパフォーマンス向上をサポートしてくれるアイテムです。季節に合わせて素材を変える、夜間はリフレクター付きのものを選ぶなどして、安全で快適なランニングを実現していきましょう。