【税込998円】コメリのクーラーボックスがコスパ最強!保冷力・使い勝手を徹底検証
コメリのオリジナルブランド「ナチュラルシーズン」が販売する税込998円のクーラーボックス。驚きの安さが発売当初から話題を集めていますが、保冷力や機能性が気になるところです。今回はhinata編集部が実際に購入し、その実力やメリット、デメリットを徹底的にレビューします。
コメリのフラットトップクーラーボックスが高コスパで話題
ホームセンター「コメリ」のオリジナルブランド「Natural Season(ナチュラルシーズン)」のフラットトップクーラーボックスは、持ち運びしやすいサイズで高い保冷力があり、使い勝手の良い商品です。また、容量7.6Lの商品が税込998円、36Lの商品でも税込4,480円とコスパが良いと評判です。キャンプなどのアウトドアだけでなく、夏のちょっとしたお出かけにも活躍が期待できます。
容量は7.6Lから4種類が展開されています。その中で一番小型で安価な7.6L (税込998円)のクーラーボックスを実際に購入し、容量や保冷力を検証しました。
コメリのクーラーボックスの容量を検証
コメリのクーラーボックスは、持ち運びのしやすい小さめなサイズ設計ですが、実際にはどのくらいの量が入るのでしょうか。キャンプや釣りで使うことを想定して、350mLの缶と500mLのペットボトルを入れて容量を検証してみました。
350mLの缶が12本ぴったり入る!
コメリのフラットトップクーラーボックスの中で最も小さい容量7.6Lの商品で、350mLの缶が12本ぴったり収まる大きさでした。見た目は小さめに感じますが、想像以上にたっぷりと入ります。缶6本ずつを2層に重ねて入れると、フタが閉まるのかと少し心配になりましたが、フタの内側部分に高さがあるのできちんと収納することができました。
500mLは入るが、2Lは入らないことが判明
500mLのペットボトルは余裕で入る高さがあるのも特徴です。しかし、2Lのペットボトルは高さ、幅ともに入れることができませんでした。それでも500mLのペットボトルであれば6本、350mLの缶なら12本を収納できることから、ソロキャンプや2人くらいで使うのに十分な大きさだといえます。1泊分の要冷蔵食材やソロキャンプに必要な食材やドリンクを入れておくのにちょうど良さそうなサイズ感です。
コメリで販売されているそのほかのクーラーボックスの容量と目安のサイズは以下の通りです。
気になる保冷力を検証
次に、どのくらい保冷力を維持できるのかを冷凍したペットボトルを使って検証してみました。
冷凍したペットボトルを入れて比較
凍らせた500mLの水のペットボトルを、気温25℃の無風の室内で、1本は外(常温)に、1本はコメリのクーラーボックスの中に入れて、4時間放置しました。4時間後にどの程度氷が溶けているのか、クーラーボックス内部の温度はどのくらいに保たれているのかを検証します。
比較しやすいように、クーラーボックスの中に保冷剤は入れず、完全に凍らせた500mLのペットボトルのみを入れました。
公式サイトには、
断熱材に発泡スチロールが使用されており、
推奨する保冷剤は「350g×1個」と記載がありました。保冷剤を使う際の参考にしてみると良いでしょう。
4時間放置した結果は、頼れる保冷力!
4時間後、それぞれのペットボトルの様子を確認すると、クーラーボックスに入れていないペットボトルは、完全に氷が溶けて水になっていました(写真右)。その一方、コメリのクーラーボックスに入れていたペットボトルを取り出してみると、外側は溶けてしまっているものの、中心部分は白く、凍った部分も残っていました(写真左)。
クーラーボックス内の温度計を確認すると、「11.5℃」と表示されており、これは冷蔵庫の野菜室の適正温度よりもやや高いくらいの温度です。アイスなどは溶けてしまう可能性が高いですが、その日のうちに食べる食材やドリンクを冷やしておくのには十分な保冷力を持っているといえます。フタがしっかり閉まるので、気密性も高く、フタが浮いて冷気が漏れてしまうといった心配もなさそうです。冷蔵用のクーラーボックスとしては十分に役割を果たしてくれるといえるでしょう。
フラットトップクーラーボックスの4つの魅力
持ち運びのしやすいショルダーベルト付き
コンパクトなサイズ感が魅力ですが、持ち運びしやすいように付属品として、肩掛けベルトがついています。そのまま取っ手を持つこともできますし、ベルトをつければ肩にかけてより楽に持ち運ぶことが可能です。
キャンプになじむアースカラー
やさしいアースカラーの色合いも魅力の1つです。テントやチェアなどのさまざまなキャンプギアにもなじむような淡いベージュの色味をしていると感じます。シンプルなデザインは性別や年代を問わずに使いやすそうな印象です。自分好みにステッカーなどを貼って、カスタマイズしても楽しめそうです。
平らな天板で小物が置ける
フタを閉じれば、天板部分をテーブル代わりとして使うことも可能。天板はA4サイズよりわずかに小さいくらいの大きさで、実際にシェラカップを置いてみると、安定感がありました。キャンプやピクニックで、おつまみやスマートフォンなどの小物を置けるのは好都合です。
フタが取り外せてお手入れ簡単
フタは取り外し可能で、掃除が簡単にできます。釣りやキャンプなど屋外で使用し汚れてしまった場合も取り外して丸洗いができるのはうれしいポイント。フタを外すときには力が必要でしたが、コツを掴めば問題なく取り外しできました。
フラットトップクーラーボックスにデメリットはある?
実際に検証して感じた、デメリットや気になった点について解説します。
ベルトの取りつけ
実際に使って気になった点の1つ目は、ベルトの取りつけに難航した点です。説明書を見ながら肩掛けベルトを取りつけましたが、一度は失敗してしまい、結局取りつけるまでに5分ほどかかってしまいました。
フタの閉まる音が弱い
気になった点の2つ目は、フタを閉める際の音が小さく、カチッとした感触もないため「本当に閉まっているのか」と不安に感じてしまう点です。ただ、実際は密閉されており保冷力も実証済みなので、ただ単に開閉音が小さい商品といえます。逆に、ほかのクーラーボックスの開閉音が大きくて気になるという人には、メリットとも捉えられるでしょう。
フタの取り外し
3点目は、フタの取り外しに力が必要な点です。また、最初は取り外し方に少し戸惑うかもしれません。説明書には「フタを10度傾けて、フタのツメを少し強めに引き抜く」と記載があり、その通りに動かしてみましたがうまく取り外せませんでした。フタを8割程度まで開き、内側に強く押すと、外れました。
しかし、取り外し可能な部分は、おうとつ(凹凸)のピースが組み合わさって固定されている簡単な作りのため、一度着脱方法を覚えてしまえば、不便なく取り扱えそうです。
コメリのほかのクーラーボックスも要チェック
ハードクーラーボックス
継ぎ目のない「ロトモールド製法」で作られた一体型ボディのクーラーボックスです。継ぎ目がないことで外気をしっかり遮断し、高い保冷力を実現。頑丈さも兼ねそなえています。
- 容量:15L / 25L
- サイズ:幅470×奥行310×高さ320mm / 幅633×奥行350×高さ336mm
- 価格:税込12,800円 / 税込14,800円
- 保冷能力:6.4℃/8時間継続
- 商品サイト
キャリー付クーラーBOX
キャリーハンドルとキャスターがついたタイプのクーラーボックスです。キャリーケースのように引いて運べるため、移動距離が長いシーンに特におすすめです。
- 容量:24L / 44L / 91L
- サイズ:幅41×奥行30.5×高さ44cm / 幅63×奥行37.5×高さ40cm / 幅77×奥行47×高さ45cm
- 価格:税込6,480円 / 税込7,980円 / 税込9,980円
- 商品サイト
クーラーBOX
容量が4.6Lと小型なクーラーボックスです。フタは、ひっくり返すと小さな台として使用することができます。
- 容量:4.6L
- サイズ:幅26.8×奥行18.9×高さ17.4cm
- 価格:税込1,780円
- 商品サイト
コメリのクーラーボックスは夏の強い味方!
コメリのクーラーボックスは、安価で保冷力も高く、機能性に優れた商品だと感じました。キャンプや釣りなどのアウトドアだけでなく、日常使いもできるコンパクトなサイズ感。暑い夏に頼れる存在になりそうです。コメリのクーラーボックスで、夏のお出かけを楽しんでみてください。