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LOGのタンブラー

【LOG】「日常の延長にあるアウトドア」へ誘うアイテムたち

「neru design works」と「TARPtoTARP」という二つのブランドが出会って生まれた「LOG」。キャンプを愛する大人が集まって、“ライフスタイルとしてのキャンプ”に使いたくなる道具を生み出しています。彼らが思う「ライフスタイルとしてのキャンプ」とは?そこで生まれるギアは?メンバーの一人である鈴木さんに聞いてみました。

キャンプを愛する5人が起こす、静かで熱いビッグバン

LOGブランドイメージ
2021年3月に産声を上げた「LOG」。 時間がたつほどに価値が増す、「経年優化」のモノづくりで多くのファンを獲得している「neru design works」と、キャンプを通じて人が集まるコミュニケーションスペース「TARPtoTARP」が手掛けるブランド…というと、互いの得意分野を生かしたコラボのように思えますが、それだけではありませんでした。 実はLOGは、「neru design works」の代表重弘さんと「TARPtoTARP」の代表須山さんが発端ではあるものの、中身はキャンプを愛する5名の個性が化学変化しあうラボのよう。 須山さんと大学時代の同級生で、一緒にキャンプも楽しんでいたという鈴木さん。そのほかに、キャンプ場運営者とTARPtoTARPの元お客さんを含めた5名が、「もっとキャンプについて真剣に考えようよ!」という熱を持って活動する、とても多角的なプロジェクトなのです。

キャンプをブームや非日常ではなく、日常の延長へ

LOGのブランドイメージ
「根本的に目指しているのは、肩肘張らず日常的に、でもカッコよくアウトドアを楽しめたらいいよね、というスタイルなんです」と、鈴木さん。オリジナル商品の開発はもちろん、LOGのスタイルにはまるブランドのセレクトショップ的な一面もあれば、イベントをしたりプロデュースをしたりすることもあります。 その全ての根っこにあるのが、「キャンプをブームからライフスタイルに変えるプラットフォームとなること」。2020年ごろからコロナ禍をきっかけに火が付いたキャンプブームは、最近では少し落ち着きを見せてきているとはいえ、まだまだ多くの人にとっては「非日常」というカテゴリーです。
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鈴木さん

盛り上がりすぎて、一部では騒音や迷惑行為などの弊害も出ていますよね。でも、もっとナチュラルに楽しむのがいいなあと思うんです

日常や旅の中に当たり前にある一つの「選択肢」に

LOGブランドイメージ
フォールディングカヤックや折りたためる焚き火台をリリースしている「FOLBOT」など、LOGのコンセプトにはまるブランドの商品を取り扱ったり、コラボ商品をつくったりもしています
肩肘張らずにカッコよく、生活スタイルの一つとして楽しむアウトドア。それは例えば、「出かけたら遅くなったからキャンプしようか」とか、「旅行に行ったときの泊まる選択肢の一つにテント泊があってもいいじゃないか」という、目的ではなく手段としてのキャンプだと言います。 だからLOGがつくるアイテムは「焚き火台」とか「ランタン」とか、「キャンプありきなTHEギア」ではないのだそう。お出かけに欠かせないクルマに関するものであったり、そと遊びのかゆいところに手が届く服や靴下だったり。 日常のなかで心地よく使えて、キャンプに行ってもそのまま心地いい。そんな手放せなくなるアイテムたちが集まっているのです。

LOGマインドが息づくアイテムたち

そんなLOGの想いを形にした商品をいくつか紹介。コンセプトについて深く聞いたあとだと、シンプルでおしゃれなルックスの奥に見えてくるものがたくさんありました。

【Teon bowl370】保温・保冷に優れたシンプルな器

Teon bowl
温かいスープやコーヒーはもちろん、アイスクリームを入れるのにもおすすめ。「保冷効果も抜群に高くて、アイスクリームが凍ってシャリシャリになってくるほどです」と鈴木さん
2024年1月にhinataストアでも新しく取扱いはじめた「Teon “bowl370”」は、LOGの代表的なアイテムのひとつ。
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鈴木さん

キャンプの食器というと、まずシェラカップを思い浮かべるでしょう?確かに便利ですよね。スタッキングできて、直火調理もできて、軽い。でも、あの形である必要ってあるのかな?というところからこの商品が生まれました。
LOGのTeon bowl
すっきり収納できて、シンプルなのに重ねてあるだけでなんだかおしゃれ
シェラカップのアイデンティティの一つであるスタッキングしやすさ。でも、重ねたときにハンドルが邪魔になるし、中にスープなどを入れて重たくなった本体を支えるには、子どもだと持ちにくいことも…。 「実際、シェラカップで調理をする人はそんなに多くないですよね。キャンプの固定観念に縛られて、実体にそぐわないものが定番になっているように思いました。であれば、食器としての機能に振り切って、見た目も使い勝手もいいものを、とつくったのがこちらです」
LOGのTeonbowl
Teon bowl370は、真空二重断熱構造。シェラカップのようにハンドルがない代わりに、直接持っても熱さを感じません。そして、何と言っても保温・保冷効果が高く、温かいものは温かいまま、氷なども長持ちして冷たいものは冷たいまま楽しめます。 もちろん、スタッキングOKでハンドルがない分収納もすっきり!シンプルなデザインは家でもアウトドアでも活躍してくれます。シェラカップの代わりに使ってみると、「確かに…」と、目からうろこが落ちそうなTeon bowl370。LOGの入門アイテムにもぴったりです。

シェラカップの代わりに一軍入り間違いなしのボウル

【CWOOOOL SOX】「両面異素材」で快適さを追求したオリジナル靴下

LOGのCWOOOOL SOX
こちらは、内側にメリノウールのパイル地、外側にクールマックスという両極端な素材を組み合わせたユニークな靴下。 やわらかいメリノパイル地は暖かくて天然の消臭効果や保温性があり、秋冬のそと遊びでも大活躍。さらに、通気性がよく吸水速乾に優れたクールマックスが素早く汗を乾かして、いつでも足をサラッと快適に保ってくれます。冬に足に汗をかくと、それが冷えて足が冷たくなることがありますがこれならそんな心配無用! また、裏返して履けばまったく違う肌触りが楽しめるのもおもしろいポイントです。

快適な足元ってアウトドアではさりげなく重要!

【CHAIR JACKET】立ち上がれなくなる!お尻あったか椅子カバー

LOGのチェアジャケット
名前の通り、チェアにダウンジャケットを着せるようにすっぽりと座面を覆うチェアカバー。椅子の上にクッションやファーを置くのはメジャーですが、それだとさほどお尻が温かくなりませんよね。 その理由は、体重によってクッションやファーが潰れ、空気の層がなくなってしまうから。このカバーは下側も座面を覆うため、潰れずに空気の層をキープします。その結果、人から伝わった体温がカバーの中に保たれて温かくなるのだとか。「焚き火で体の前は暖まるけれど、お尻と背中が寒い…」という冬の焚き火あるあるは、これで解決! ※Helinox(ヘリノックス)のチェアワン、タクティカルチェア専用カバーですが、スウィベルチェア、グランドチェアにも取り付けが可能です

お尻と背中を包み込むあったかチェアにグレードアップ

人・モノ・コトが集まり行き交うプラットフォーム

LOGのロゴ
LOGは、「モノ」だけではなく、「ヒト」だけでもなく、「ECサイト」だけでもない、もっと流動的な空気をまとうブランド。ロゴを見れば線路と∞を合わせたようなデザインが施され、公式サイトには、「キャンプが次へ進むためのプラットフォーム」という言葉があります。 LOGが目指す「ライフスタイルとしてのキャンプ」にワクワクする人たちが集まり、情報を交換してそれぞれの電車に乗る。その先に広がる景色は、その人だけの「ライフスタイルキャンプ」です。そして、LOGが生み出すギアは、そんな日常へ出入りするための鍵のような、チケットのようなものかもしれません。

今週の注目ブランド

hinataストアの旬なブランドを毎週紹介!気になっていたあのブランドのバックグラウンドストーリーやギアへのこだわりを掘り下げます。


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