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ゼビオ店舗1月

出典:PIXTA

【プロが伝授】子どもと始める日帰り登山のコツとは?準備したいモノ・コトを徹底紹介

2024.01.31ノウハウPR

暖かくなるのが待ち遠しいこの季節。もし子どもの登山デビューがまだなら、春に向けて計画を立ててみてはいかがでしょうか。そこで今回は登山歴約30年のアウトドア専門店スタッフに、親子で臨む「日帰り登山に向けて知っておきたいこと」を教えてもらいました。必要なものや荷物の分担方法をはじめ、子どもが楽しむためのコツなど、目からウロコの情報ばかりです。

日帰り登山の「コツ」も教えてもらえる!

子どもの登山デビュー!「はじめの一歩」の前に知りたい心得

ゼビオ店舗

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今年は子どもと登山に行こう。まずは日帰りで!と決めたものの、必要なものは?ザックの大きさは?子どもにも何か持たせた方がいい?などと、いろいろな疑問に悩まされる人も多いかもしれません。 そこで今回は、登山歴約30年のアウトドア専門店スタッフに、用意したいモノや、安全に楽しむための知識などを教えてもらいました。暖かくなる季節の登山デビューに向けて、冬のうちに少しずつ準備を進めていきましょう!

登山歴約30年のプロがアドバイス

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エルブレス 小倉東インター店

高木 勝治さん

北九州市在住、アウトドア専門店での勤務歴&登山歴28年。テント泊登山や雪山での登山経験をもち、アウトドア用品やノウハウのアドバイスも得意。プライベートでは、子ども連れやソロなどとさまざまなスタイルで登山を楽しむ。

“初め”が肝心!山&コース選び

子どもの初めての登山には、まず良い山選びから」と高木さん。
ゼビオ店舗1月

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高木さん自身の初めての登山は、地元・北九州市の山だとか。自分が住んでいる街や家を山頂から眺めたときの素晴らしい想い出が残っていると言います。 このように、最初の登山で最高の景色が見られたり楽しい想い出ができれば、子どもも登山が好きになるはず。そのためにも、しっかりとした準備と知識で、初登山に臨みたいものです。
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高木さん

子どもは最初から全力で楽しんでペース配分が難しいことが多いので、小学生低学年くらいまでは、「片道1時間半・往復3時間ほどのコース」がベターだと思います。また、15~20分ごとに休憩時間を設けると、集中力を保ちやすいのでおすすめです。

子どもの初登山は遠足の延長気分で

遠足+αほどの感覚で気負わず臨むのも、子どもが楽しく感じるためのコツのひとつです。それならパパママも無理な体力づくりを意識せずにすむはず。もちろん、天候にも気をつけて安心安全な環境下で登山することも、「登山を好きになる」ための条件です。

ザックは家族全員が責任を持って背負おう!

登山では、「自分の物は自分で背負う」が鉄則です。 子どもは飲み水やおやつ、着替え、ライトなどを自分のザックに。パパママはそれらに加えて、全員分の弁当やちょっとした調理ができるクッキングギア、多めの水分などをザックに入れておくのがおすすめです。 そこでチェックしたいのが、それぞれの荷物をパッキングするのに適したサイズのザック選び!

大人のザックは「20〜30L」が目安

エルブレス
大人は、自身と子どもの弁当や多めの水分などを携行したいので、容量に余裕がある30Lほどのザックを使いたいところ。体力に自信がない人は20LほどのものでもOKです。
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高木さん

容量30Lサイズなら、ジャックウルフスキンの「CROSSTRAIL 32 LT」がおすすめ。背面がベンチレーションになっているので、蒸れずに快適に使えるのもポイントです。ボトム部分からも荷物を出し入れできるのも便利!
【基本情報】 商品名:ジャックウルフスキン「CROSSTRAIL 32 LT」 容量:32L サイズ:[幅]31cm [奥行]29cm [高さ]61cm 重さ:1.18kg カラー展開:ブラック、ダークシー 価格:16,940円(税込)

デュアルアクセス&快適フィットな「おすすめザック」

子どものザックは「10〜15L」が目安

子ども用のザックは飲み物や着替え、ライトなどを入れるだけなので10~15Lで十分。 その際、ハンカチなどの小物を取り出しやすいサイドポケットが備えられているザックを選ぶのがおすすめです。
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高木さん

子ども用のザックはコールマンのデイパック「ウォーカー15」がおすすめ。撥水加工の生地とファスナーフラップ付きで多少の雨なら浸水する心配がありません。両サイドのメッシュポケットに500mLペットボトルが収納でき、内側にも複数のポケットが装えられているので小物を整理して入れられます。

子どもの登山におすすめ「15Lザック」はこちら

エルブレス小倉東インター店
また、子どもには、少ない肺活量でも鳴らせる防災用のホイッスルを持たせるのもおすすめです。事前に試して確認しておきましょう。

子どもに持たせたい「防災用ホイッスル」

手軽な「登山グルメ」でモチベーションアップ!

山道を歩くだけでは、子どもの集中力は長く続きません。そこでうまく取り入れたいのが「休憩中の楽しみ」です。 ココアやチョコレートなどの甘いもので栄養チャージしたり、山頂での食事に工夫をプラスしたりと、印象に残るイベントを設けるのがおすすめです。 高木さんは、小さなフライパンと餃子の皮+具材で簡易的なピザをつくってみたり、ホットココアにマシュマロを溶かしてみたりと、手軽なのに楽しい「登山グルメ」を満喫しているそうです。
エルブレス小倉東インター店
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高木さん

スープやホットココアなど温かいものを準備しても、山頂についたころには冷えていたらもったいないですよね。そんな悲しい思いをしなくてすむアイテムが、こちらのような保冷保温ボトル。サーモスのステンレスボトルなら、80℃以上を6時間保持できますよ!
【基本情報】 商品名:サーモス「山専用 ステンレスボトル900mL」 容量:900mL サイズ:8×8×30cm 重さ:0.39kg カラー展開:マットブラック、マットレッド、クリアステンレス 価格:5,590円(税込)

山頂でもホット!おすすめ「保冷保温ボトル」

エルブレス小倉東インター店
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高木さん

アウトドアで子どもに持たせるカップは、軽くて丈夫な樹脂製が安心。チャムスの「キャンパースープカップ」なら、耐熱性が高く熱い飲み物を入れても大丈夫です。子どもが喜びそうなカラフルでかわいいデザインも魅力です。
【基本情報】 商品名:チャムス「キャンパー スープカップ」 容量:350mL サイズ:直径9.9cm×高さ6.9cm 耐冷温度:-10℃ 耐熱温度:100℃ 価格:1,180円(税込)

割れにくいチャムスの樹脂製カップ

最低限のマナーやルールも知っておこう!

「山でのマナーやルールはたくさんありますが、子どもには事前に全てを教える必要もないと考えています」と、高木さん。 危険なことや他人に迷惑をかけること、禁止されていることなどは絶対にNGですが、パパママがしっかり知識を身につけておいて、登山を体験しながらその都度伝えていくのもひとつの手。子どもが大人の背中を見てまねしながら覚えるのが、成長への近道だとも。 子どもに「登山=楽しい体験」として心の刻んでもらうために、自発的に考えて行動させることも大切なのです。

日帰り登山の準備は、アウトドア専門店エルブレスへ

今回、親子で臨む日帰り登山の準備や心構えを紹介してくれた高木さんが務めているのが、アウトドア専門店「エルブレス 小倉東インター店 」。
エルブレス小倉東インター店
キャンプはもちろん、日帰りから本格的な登山まで、幅広いアウトドア用品がそろいます。高木さんをはじめ、アウトドアに精通したスタッフに、直接店頭でギアやノウハウのアドバイスをしてもらえます。 小倉東インターを下りてクルマで約5分という好アクセス。親子で訪れ、春に向けて初登山の準備に胸を躍らせてみてはいかがでしょうか。
【店舗情報】 エルブレス 小倉東インター店 住所:〒800-0255 福岡県北九州市小倉南区上葛原1丁目17-1 電話番号:093-932-1220 営業時間:10:00~21:00

親子で日帰り登山の準備をしよう!


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