【冬キャンプの味方】今年こそ欲しい!コロナの「石油ストーブ&石油ファンヒーター」購入ガイド
もうすっかり冬の気配を感じますね。きっと多くのキャンプ好きは、やってくる本格的な寒さへの対策を練っているはず。そこで今回は、冬キャンプで活躍する「コロナ」のストーブとファンヒーターを紹介。使用時の注意点や、あわせて使いたい便利なギアもお届けします!
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
公式Instagram:@hinata_outdoor
公式X:@hinata_outdoor
もっと見る
ストーブ&ファンヒーターで冬キャンプも温かく!
耐えがたい寒さの冬がそろそろ到来します。とはいえアウトドア好きなら、そんなシーズンでもキャンプに出かけたいはず!
そこで活躍するのが「ストーブ」と「ファンヒーター」。自宅でもおなじみのこれらの暖房器具は、外遊びでも役立つのです。
新潟県三条市発の老舗メーカー「コロナ」がいい
石油ストーブとファンヒーターを選ぶにあたって、おすすめしたいメーカーが「コロナ」。
1937年に石油コンロの製造を目的に創業し、1955年には国内初となる加圧式石油ストーブを生産するなど、その長い歴史を歩む過程で多くのファンを獲得してきたメーカーです。
インドアではもちろん、アウトドアシーンでも多くのファンを抱えるそんなコロナにこそ、キャンプ好きが選ぶべき「石油ストーブ」と「ファンヒーター」がラインナップされているのです。
これからの季節に欲しいコロナのアイテム
そこでここからは特にアウトドアシーンで役立つ、コロナの石油ストーブとファンヒーターをまとめて紹介します。
ちなみに「ストーブ」とは、燃料を燃やして発生した熱で周囲を暖める器具のこと。一方「ファンヒーター」とは、燃料を用いて温めた空気を送風ファンで送り出す器具のこと。どちらにも利点があるので、好みやシーンに合わせて選ぶのがおすすめです。
外部電源が不要で静かな「石油ストーブ」
まずはキャンプ場でも見かけることの多い石油ストーブ。こちらはコロナの「SZ-32」です。
幅355×奥行355×高さ475mm(置台を含む)とコンパクトで、キャンプサイトでも邪魔になりません。対流式なので、全方位を暖めてくれるのもメリット。暖房出力は3.19kW、燃焼継続時間は約12.3時間を誇り、かわいらしいレトロなルックスもポイントです。
幅広の置台のおかげで、転倒の心配も極めて少ないのも特徴です。
ハンドルが熱されていても、グリップパーツのおかげで素手で持てるのもうれしいところ。
同モデルを使用する際は、テントのフライシートなどから正面と上面、側面と背面をそれぞれ100cm以上離して安全を確保することもお忘れなく。
石油ストーブとあわせて使いたいのが「ストーブファン」。
ストーブに熱されることで、本体の下部と上部に温度差が発生。2種類の異なる金属間に温度差が生まれると電圧に変換される現象「ゼーベック効果」を駆動力に利用するアイテムです。ファンが回転して下から昇ってくる暖かい空気を前方に送り出して、ストーブの熱を効率よく空間に行き渡らせてくれるのです。
写真のストーブファンはマウントスミの人気アイテム。アルミニウム×ステンレスによるメタルな質感の羽がキャンパー心をくすぐります。
高級感を醸すゴールド(左)、シンプルで使い勝手のいいシルバー(中)、そして精悍な印象のブラック(黒)をラインナップ。ストーブとカラーリングを合わせたりと、コーディネートを考えるのも楽しいはずです。
すぐに暖まって温度調整も楽な「石油ファンヒーター」
次は石油ファンヒーターを紹介。こちらも同じくコロナの「FH-CP25Y」です。
幅312×奥行307×高さ390mm(置台を含む)・7.9㎏と、コンパクト&軽量なので持ち運びも容易です。扱いやすいサイズ感ながらも最大暖房出力は2.5kWとパワフルなのも頼もしいところ。
定格出力200W程度の低出力ポータブル電源で稼働させられるのもキャンプ向き。消費電力が小さく長時間運転が可能なので、アウトドアシーンはもちろん災害時などのいざというシーンでも活躍してくれます。
タイマーや秒速点火(7秒点火)に加えて、標高2,000mの場所でも使用できる高地設定モードも完備。フロントパネルのスイッチで簡単に操作でき、水平器や不完全燃焼防止装置なども搭載されています。
本体両サイドには持ち手が設けられているので、携行性が高いのも魅力。キャンプサイトで移動させたいときも、サッと場所を変えられるというわけです。
こちらも使用時は、安全確保のために正面と上面をそれぞれ100cm以上、側面と背面をそれぞれ15cm以上、テントのフライシートなどから離すようにしましょう。
キャンプ場でFH-CP25Yなどの石油ファンヒーターを稼働させるには、電源付きのサイトでない限りポータブル電源の用意がマストです。
そこでおすすめなのがエコフローの「リバー2 プロ」。幅26.9×奥行き25.9×高さ22.6cmのコンパクトなボディながらも定格出力は800W(瞬間的に出力できる最大電力は1,600W)とパワフルな一品です。
重量は約7.8kg。背面に設けられたハンドルで持ち運びもスムーズ。
70分で0%から100%に充電できるので、キャンプ当日の朝に充電をはじめても出発のころにはチャージが完了です。
ストーブとあわせて使いたい「ぬくぬくギア」も!
テント内といえど冷え込む冬キャンプでは、手軽に体を温めてくれるアイテムも用意したいところです。おすすめはホールアースの「ナイトフォールブランケット」。
ひも状にして編み込んだマイクロカーボンファイバーを電力で発熱させる、最新技術「クロスヒート」を採用。これ一枚で驚異の暖かさを手に入れられるアイテムです。
電力はモバイルバッテリーから。専用ポケットがデザインされているので、バッテリーの収納場所にも困りません。ボタン操作で手軽に発熱がスタートします。
展開時のサイズは約75×110cm。上半身または下半身のいずれかを重点的に温めるのにもちょうどいい大きさです。
肌に触れる裏地には、滑らかな触り心地のボアフリースを採用。スナップボタンも備えられているので、肩掛け時も首元を包み込んでくれます。
ストーブがあればキャンプ飯も楽しくなる!
石油ストーブは暖房器具としてだけでなく、キャンプ飯の調理にも活躍するマルチなギア。天板でさまざまな調理器具を熱することも可能です。
特に相性がいいのがダッチオーブンでの料理。一定の熱を発するストーブだからこそ、長時間じっくりと煮込むような料理も大得意!おすすめは、直径約28.5×高さ約14.5cmのホールアース「ダッチオーブン 10 IH」です。
鋳鉄製のため高い蓄熱量・保温性を実現。重厚なふたのおかげで密閉度が高く水分を逃しにくいので、食材のうま味を閉じ込めてくれるのもポイント。定番のカレーやシチューなどをはじめ。キャンプシーンで人気が高まるおでんなども楽しめます。
ストーブはもちろんダッチオーブンやスキレットなどの器具に触れる際は、火傷などのトラブルを防ぐためにもグローブも用意しましょう。
こちらのホールアース「パームフィットグリップグローブ」は、ヤギ革の表地に難燃アクリル・コットン混紡の裏地を組み合わせた、焚き火にも安心して使えるアイテムです。
手首部分のベルクロでぴったりフィットさせられます。手のひら側はスエードレザー生地を張り合わせているので、滑ることなくしっかりグリップできるのも魅力です。
石油ストーブ&ファンヒーターを活用して快適な冬キャンプを!
今回は、冬に欲しいコロナの「石油ストーブ」と「石油ファンヒーター」、そしてあわせてそろえたいギアを紹介しました。
寒さに肩をすぼめながらキャンプを強行していた人も、今年は石油ストーブと石油ファンヒーターの活用にトライしてみてはいかがでしょうか。暖房器具は大きな買い物となるだけに、サイズ感やルックスなどを店頭でしっかりチェックするのがベター。好みの一品を見つけて最高の冬キャンプにしてください!
撮影/Tat