キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
おもてなしキャンプのイメージ

出典:PIXTA

家族や友人を「初キャンプ」に連れて行きたい!初心者に楽しんでもらう「おもてなしキャンプ」のイロハ

2023.06.22ノウハウPR

キャンプの経験を何度か重ねると、そろそろ友人や家族を連れていきたいな、と思う人も多いのではないでしょうか。とはいえ、相手がキャンプの知識が少ない初心者ならば、それなりにハードルが高いのも事実。未経験者であれば、なおさら失敗なく楽しんでもらいたいもの。場所選びからギアの準備、メニュー決めなど、相手の初心者キャンパーに「また行きたい!」と言ってもらえる成功法をお伝えします。

初心者キャンパーをもてなすには、“段取り”名人に!

おもてなしキャンプのイメージ

出典:PIXTA

まず初心者を連れてキャンプに行くなら、宿泊ではなく日帰りから始めるのがおすすめ。一日で完結するのでスケジュールを合わせやすく、荷物も最小限に抑えられるメリットがあります。入口のハードルが低いので気軽に誘いやすいのも魅力です。 ただ、日帰りと言ってもキャンプに変わりなく、満足度の高い時間を過ごしてもらうには、もてなす側の段取りが欠かせません。そこで今回は、これまでキャンプ経験ゼロの数々の友人らをキャンプ沼にはめてきた、アウトドア専門店のスタッフに取材。プロ目線で、おもてなしキャンプの極意について教えてもらいました。

おもてなしキャンプのプロに聞きました!

icon

エルブレス イオンモール木曽川店

伊藤友哉さん

愛知県在住で、キャンプ歴7年。ソロからグループまでいろいろなスタイルをこなす。仲間をおもてなしする場合は、日帰りで行くデイキャンプがメイン。準備〜運転〜当日の料理まで、全てを自身が担当する。スケートボード、サーフィン、スノーボードなど横乗り系も得意。

キャンプ場選びから始まるおもてなし

車で1~2時間の場所がねらい目

車でキャンプのイメージ

出典:PIXTA

日帰りは気軽に楽しめる一方、どうしても時間の制約があります。集合場所からキャンプ場までの移動時間はなるべく抑えたいところ。朝集合で出発する伊藤さんの場合、車で片道1~2時間の範囲をひとつ目安にしているそう。自分が頻繁に利用する勝手知ったる場所がベストです。
person icon

伊藤さん

勝手がわかる場所であれば当日の動きもイメージしやすくなります。現地に向かう途中で、食材を購入できるスーパーや道の駅などのポイントも、調べておくのをお忘れなく。

設備の充実度も要チェック

キャンプ場の設備のイメージ

出典:PIXTA

一言にキャンプ場といっても設備の充実度はバラバラ。事前のリサーチで、トイレや水道など水回りの状況、売店の有無といった情報を仕入れておくと安心です。中にはキャンプ用品をレンタルできるところもあります。うまく活用すれば、手間をかけずに快適なキャンプを楽しめます。 とはいえ、あらゆる設備が揃った高規格なキャンプ場が都合よく見つかるとは限りません。しっかりと現地の状況を把握して、あらかじめ同行者に伝え、必要に応じた準備をしてもらうことが肝心です。
person icon

伊藤さん

私がおもてなしキャンプでよく利用するのは、木曽川沿いの「桃太郎公園キャンプ場」(愛知)。広い芝生サイトに売店もあり、予約不要で気軽に行けます。もっと自然の中でリラックスしたい時には、「銀河もみじキャンプ場」(長野)まで足を延ばすことが多いですね。

ギアの準備で心がける3つのポイント

【ポイント1】タープを軸とした必要最低限の構成

デイキャンプのイメージ

出典:PIXTA

person icon

伊藤さん

キャンプに必要な装備一式は、全て自分が用意します。日帰りなのでテントや寝袋といった大物のギアは不要。代わりに重宝するのがコンパクトかつ便利なタープで、日差しを遮りながらくつろげる空間も演出します。あとは拠点づくりに必要なテーブルとチェア、食事に必要な調理器具があればOK。余計なものはほとんど持ち出しません。

【ポイント2】人数に合わせて臨機応変にギアをチェンジ!

バーナーの選び方
person icon

伊藤さん

同行する人数や、やりたいことよってギアを使い分けるのもポイント。例えば、調理器具については2人ならスノーピークのギガパワーストーブ(写真左)、3人以上や料理にこだわりたい時にはコールマンのツーバーナーを選んでいます。ケースに応じてムダを省きながらも、快適に楽しめるようにやりくりすることに、私自身やり甲斐も感じます。

軽量&コンパクト!スノーピークのシングルバーナー

ハイパワーで耐風性に優れるコールマンのツーバーナー

【ポイント3】スムーズな設営・撤収を重視

コールマンのチェア
person icon

伊藤さん

現地では、少しでもゆったりと過ごす時間を確保したいところ。そのためには、なるべくスムーズに行動できるギア選びが重要です。愛用しているコールマンの折りたたみチェアは、座り心地が良くてお気に入り。他にも分解式でもっとコンパクトになるチェアもありますが、あえてワンタッチで展開して楽に設営できるものを選んでいます。

パタッと畳んで持ち運べる!コールマンのコンパクトチェア

コールマンのワゴンコンテナ
person icon

伊藤さん

おもてなしをする上で特に重宝するアイテムが、一度にたくさんの荷物を持ち運べるキャリーワゴン。車とサイトの距離があるキャンプ場でも、荷運びで往復する手間から解放されます。サイトに移動してからくつろぐ間も、同行する人の荷物をまとめて保管でき、防犯にも役立ちます

大型タイヤで走破性GOOD!コールマンのアウトドアワゴン

余裕を持った時間配分でスケジュールを組む

朝イチ集合で時間を確保

person icon

伊藤さん

現地でのお楽しみの時間を確保するなら、集合は早いに越したことはありません。朝一番、8:00ごろまでにメンバーを車でピックアップした後は、食材の買い出し以外は寄り道せずに、キャンプ場へ直行。当日になって忘れ物などが発覚すると、時間を大きくロスする可能性もあります。事前に必要なものは前日までに車に詰め込んで準備を済ませ、メンバーに持参してもらうものは、リストなどにしてしっかり伝えておきましょう

食材の買い出しはスマートに

キャンプの食事シーン

出典:PIXTA

person icon

伊藤さん

おもてなしのメインと言っても過言ではないのがキャンプ飯。メンバーの好き嫌いやアレルギーを聞き取った上で、あらかじめメニューを考えておくと買い出しもスムーズです。過去には何も決めずに当日を迎え、必要以上に買ってしまったり、到着が大幅に遅れたりして後悔したこともあります。前日までに可能な範囲で食材を用意しておくのもありですよ。

現地でのフリータイムは多めに設定

person icon

伊藤さん

当日のタイムスケジュールはざっくりと組むのがおすすめ。私自身はきっちり組みすぎたがために、時間通りに進行しなかったことで、逆にストレスになった経験があります。現地ではじっくり仲間と語り合い、お腹が空けば料理をふるまい、体を動かしたければ散歩や遊びに興じる。とにかくのんびりと贅沢な時間を味わってもらうためにも、フリータイムは多めに設定しましょう!

キャンプの準備は、アウトドア専門店エルブレスへ

エルブレス イオンモール木曽川店

エルブレス木曽川
今回取材で訪れた「エルブレス イオンモール木曽川店」(愛知県一宮市)は、2023年4月28日にグランドオープンしたばかり。キャンプやハイキング、釣りなどのアウトドア用品を幅広く取り扱っています。経験豊富なスタッフがニーズや要望に合わせて、あなたにぴったりのアイテムをおすすめしてくれます。 【店舗情報】 エルブレス イオンモール木曽川店 住所:愛知県一宮市木曽川町大字黒田字八ケ池25-1 電話番号:0586-82-2261 営業時間:10:00~20:00

キャンプやハイキングなど幅広いアイテムがそろう