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ファミリーキャンプの画像

出典:PIXTA

ベテランママキャンパーが伝授!ファミリーキャンプのドタバタを回避する、時間の段取り術

2023.05.23ノウハウPR

家族でのんびりするために行ったはずのキャンプが、慣れない設営やら火おこしからの料理やらであっという間に外は真っ暗に…なんてよくあること。せっかくなら、1時間、いや30分でも多く家族団らんの時間を確保したいもの。時短がかなうキャンプ場選び、食材準備のコツなど、知っておきたい段取りについて、ベテランママキャンパーに聞きました。

ファミリーキャンプは、“段取り”がすべて

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家族全員分のお腹を満たす量の食材の買い出し、大型テントを設営、みんながくつろげるリビングスペースづくりに全員分の食事の準備。なんでも大がかりになり、時間がいくらあっても足りないファミリーキャンプ。ゆっくりする時間を捻出するためには、とにかく“段取り”が大事です。 そこで、ファミリーキャンプ歴約15年のベテランママキャンパーに、家族団らんの時間を確保するための“段取り”について教えてもらいました!

夫婦+女の子2人=4人家族のママに聞きました!

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エルブレス ビビット南船橋店

中島 絵里子さん

千葉県千葉市在住、社歴15年、ファミリーキャンプ歴約15年。春夏秋はトレッキングを楽しみ、冬はスキーに繰り出す。キャンプ場では、子どもとみっちりスポーツで体を動かしつつ、夫婦でしっかりお酒も満喫。家族そろってお肉好きなので、定番メニューは肉料理+白飯!

時間に余裕ができる2泊3日のプランが正解!

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土日を使ってキャンプに行くとなると、1泊2日のプランが有力。でも、朝の移動から、設営までで、すでに半日が経過し、あっという間に夜ごはんの支度へ。夜が終わったと思ったら、朝起きてすぐ撤収と慌ただしいのも事実です。
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中島さん

時間を捻出させるための段取りも大切ですが、プラン自体に余裕をもたせるのが手っ取り早いです。2泊3日のプランなら、2日目は朝からまるまる使えるので、家族と過ごす時間も十分とれます。連休や夏休み期間をねらえば、実現可能なはず!

中島家流、出発前の段取り3か条

キャンプ中の食材は、出発数日前までに必ず冷凍

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中島さん

2泊3日分ともなると、食材を長もちさせるためにも、しっかりと凍らせておかないと、2日目にはクーラーボックスの中ですっかり解凍されてしまいます。そこで、わが家では、キャンプ出発日の数日前から、食材を小分けにして冷凍庫で保管!そうすると、カチカチになり、3日目までもちます。凍った食材は、保冷材としても役立つし、一石二鳥です。

クーラーボックスは「普段使い用」と「ガチ保冷用」の2個使い

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中島さん

いくら入念に凍らせておいたとしても、クーラーボックスの開け閉めの回数が多ければ、保冷力は落ちてしまいます。そんなときは、クーラーボックスの2個使いが正解。よく出し入れするものはソフトクーラーへ、要保冷するものはハードクーラーへ分けていれることで、効率よく保冷できます
コールマンのソフトクーラーボックス(15l)の画像
ソフトクーラーには、何度も出し入れするようなドリンク系、小腹が空いた時に食べられる調理パン、初日夜に食べる食材などを入れておく

デイキャンプにも便利!コールマンのソフトクーラーボックス

コールマンのハードクーラーボックスの画像
長時間しっかり保冷させたい鮮魚、肉などはハードクーラーへ。日中は日陰に移動させながら保管

最大5日の保冷力!コールマンのハードクーラーボックス

キャンプ場は、お風呂やプール付きを選ぶ

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中島さん

お風呂に入るにしても、どこかへ遊びに行くにしても、何かと時間を取られるのが移動です。それなら、お風呂や遊べる設備が整っているキャンプ場を選べばよし。節約した移動時間ぶん、のんびり過ごせます。わが家では、プールやアスレチック、お風呂がある「有野実苑オートキャンプ場」や、釣り堀や川がある「イレブンオートキャンプパーク」がお気に入り。

1日目も外遊びに2時間、家族団らんに3時間をキープ

オープン時間きっかりにチェックイン!設営しながらのお昼が時短のカギ

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中島さん

早めチェックイン+設営しながらのお昼が時短の決め手。コンビニで買ったおにぎりをほおばりながらペグを打ったり、お湯だけ沸かしておいて、カップラーメンを食べながら設営したり。昼はコンパクトにまとめて夜に集中です!

14:00ごろからフリータイム!部活の練習も抜かりなく

キャンプ場で親子でバレーボールをする画像
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中島さん

設営しながらのお昼で時短したぶん、14:00ごろから自由時間に。子どもたちに付き合って、バレーボールの練習タイムです。

17:00ごろから火おこし!パパッと作れるメニューがポイント

キャンプ場で食べる焼き物の画像
左が「皮のまま焼いたトウモロコシ」。右が「キノコのアヒージョ」
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中島さん

お風呂は夕方までには入っておいて、真っ暗になる前に夜ごはん作り開始です。定番メニューは、簡単でおいしい焼き物系。まずはライスクッカーでごはんを炊きつつ、タマネギのアルミホイル焼き・アヒージョ・皮のままのトウモロコシを並べ、最後に肉をジュージュー。この段取りなら1時間後には完成するので、18:00には食べられます。それから21:00ごろまで家族団らんを楽しんで、就寝。 炊いたごはんの残りは、夏は常温で放置すると痛む原因になるので、保存袋に入れ、ソフトクーラーで保冷しておくのを忘れずに!

2日目は、朝から夜まで自由時間!どう使う?

朝はゆったり7:00起き!昨日の夜ごはんの残りのリメイクで簡単朝ごはん

キャンプで目玉焼きやウインナーを焼く画像

出典:PIXTA

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中島さん

7:00ごろに起床したら、朝ごはんの支度です。昨晩、保冷袋に入れておいたごはんをクーラーから取り出して、湯せんで戻します。その間に、ウインナーや卵などをスキレットで調理。昨晩の残りものの、「焼き肉+ごはん」「ハンバーグ+パン」などを組み合わせて時短しつつ、食材をうまく使い切るようにしています。

9:00から自由時間!晴れたら外遊び、雨の日はカードゲームや遊べるお菓子でまったり

有野実苑オートキャンプ場の「季節の収穫体験」
有野実苑オートキャンプ場の「季節の収穫体験」でトウモロコシをゲット!
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中島さん

2日目は朝から時間を使えるので、遊びの自由度も広がります。晴れた日には、キャンプ場のプールやアスレチックで遊んだり、収穫体験に参加したり。周辺へ車で観光に出かけることも。雨の日には、テント内でカードゲームをして過ごします。こねたり、形づくったりする「遊べるお菓子」は、子どもたちが手軽に楽しめるので、用意しておくといいかもしれません。

12:00ごろからお昼!キャンプ場のイベントに参加or簡単やきそばが定番

有野実苑の流しそうめんの画像
有野実苑オートキャンプ場の夏恒例イベント「流しそうめん食べ放題」 ※現在の開催状況については、キャンプ場へ直接問い合わせを
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中島さん

キャンプ場によっては、お昼に食事イベントを開催している場合があるので、利用しています。準備と後片付けがいらないし、流しそうめんなどの季節イベントは子どもウケも抜群。テントで作って食べるときは、調理が簡単なやきそばが定番です。

14:00ごろから午後の遊び開始!プールや川へレッツゴー

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中島さん

お昼はさっと済ませ、午後の遊ぶ時間をたっぷり確保。キャンプ場のプールや近くの川まで水遊びしに行ったり、子どもたちの部活の練習に付き合ったりと、自由に過ごします。夕方からのスケジュールは、1日目と同じ。

3日目は、次のキャンプのためにキチンと撤収作業!

キャンプ場でキャンプギアを丁寧に後片付けする画像

出典:PIXTA

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中島さん

最終日は、朝ごはんを食べてコーヒーをさっと飲んだら、早めに撤収作業開始。テントとシュラフを天日干しているうちに、テーブルとチェアの足の部分に付いた泥を拭きます。念入りに汚れを落としておけば、次のキャンプまでお手入れする必要がありません。とはいえ、片付けが長引くと子どもたちは飽きてしまいます。十分お手伝いしてもらったら、水風船やシャボン玉などの遊び道具で遊ばせて、大人は片付けに集中!
水風船の画像

水場があればどこでもできる!いくつになっても楽しい水風船

キャンプの準備は、アウトドア専門店エルブレスへ

エルブレス ビビット南船橋店の画像
今回取材に訪れた「エルブレス ビビット南船橋店」(千葉県船橋市)では、初心者からベテランキャンパーまで満足できるよう、最新のキャンプグッズから定番ギアまで幅広く取り扱い中。アウトドアに詳しいスタッフがあなたの欲しい商品をきっと見つけてくれるはず! 【店舗情報】 エルブレス ビビット南船橋店 住所:千葉県船橋市浜町2-2-7 3F 305-2区画 電話番号:047-410-1131 営業時間:10:00~20:00

キャンプや登山など幅広いアウトドア用品が充実!


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