【キャンプの新スタンダード】 車中泊の”最省スタイル”を成立させる小型の相棒って？
電源付きのサイトと同じように「キャンプ×電気」というスタイルを実現させてくれるお助けアイテムがポータブル電源。そして、もうひとつキャンパーなら興味を持っているはずのコンテンツが車中泊。クルマで来てそのまま車内で寝られるなんて、とてもラクだと思いませんか？ ここでは、そんな昨今のキャンプ界隈における2つのトピックを併せて満喫する方法を伝授。最新の1台なら、意外と小型のポータブル電源でも事足りるんですって！
もくじ
ロマンだらけのキャンプスタイル「車中泊」
キャンプは好き。でも、設営や片付けがちょっと面倒…。道具もいろいろと揃えなきゃいけないし、シーズンごとに必要なものが変わるからそのたびに新調するのも大変。
そんな人には車中泊がオススメです。マイカーでキャンプ場まで行って、そのまま車内に泊まる。キャンプシーンの準備における最大の難関、テントの設営も必要ないし、なによりクルマに泊まるって”秘密基地感”があってワクワクしませんか？
ただし、電気はマスト！
とはいえ、「でも結局、アウトドアで料理するなら火おこしもあるし、手間はかかるじゃん」と考えている人も多いはず。
そこで、ポータブル電源です。電源付きのサイトでしか成立しなかった電気×キャンプというスタイルが、ポータブル電源を持参することで手軽に体験可能に。電気の力に頼ることで、今よりも快適なキャンプライフを実現できるんです。
電気のあるキャンプ×車中泊について教えてくれるのは、Vancamp Japan 代表 小濱潤平さん
Vancamp Japan 代表
小濱潤平さん
”自然の中でクルマに宿泊する”ことを主体としたキャンプ「バンキャンプ」の魅力を伝えるべく、「バンキャンプ ジャパン」を立ち上げたキャンパー。普段から愛車の三菱自動車「デリカスペースギア」に乗って、ソロからファミリー、そしてグループまで、幅広いスタイルでキャンプを楽しんでいます。
「普段の車中泊からポータブル電源を使っています。出かける距離によってはマストというわけではないのですが、あると間違いなく車中泊を快適に過ごせるので、1台積んでおくといいですよ！」(小濱さん)
オススメは「ブルーティ」の小型ポータブル電源「AC60」
そんな車中泊キャンプでぜひ使ってほしいのがこちら。人気ポータブル電源ブランド「ブルーティ」の「AC60」です。小型ながらも600Wの出力、そして片手で持ち運び可能な8.6kgの重量で、キャンプシーンを快適にしてくれる便利なアイテム。ポータブル電源はその用途に合わせてチョイスすることが重要ですが、車中泊にこそうってつけの1台がこのAC60です！
車中泊で頼りになる！ 小濱さんが感じたAC60の3つの魅力とは？
【魅力その1】スタイリッシュなデザイン性
ここからは、小濱さんが実際に使ってみて感じたAC60の魅力をお届け。普段からポータブル電源を使った車中泊に慣れ親しんでいるだけに、ユーザー目線のリアルな声を聞けました。
「まずデザインがいいと思います。グレーを基調とした都会っぽいカラーリングで、どこにでもすんなりと馴染むような雰囲気。ポータブル電源は割と派手な色合いが多いのですが、これは落ち着いた印象かと。普段、僕はこのギアを車内後部の棚の上に載せているのですが、そこに置いても違和感ナシ。万能な見た目ですよね」
「デザイン的な意味で言うと、この本体背面に備え付けられたライトがとてもいい。乳白色のカバーが付いているので、ビカッと明るすぎないといいますか。非常時にも役立つ機能だと思うんですが、柔らかい雰囲気を醸してくれるんですよね」
「僕はこんな風にして、車内の壁にライトを反射させて使ってみました。こうすることで柔らかい光がさらに優しい感じになるので、車中泊の間接照明としても役立ってくれます！」
【魅力その２】スマホを置くだけでOKなワイヤレス充電
続いて気になったのはワイヤレス充電だそう。AC60の天板部分には最大15Wまで出力するワイヤレス充電システムが設けられているので、スマホを置くだけで電気をチャージできるのがうれしいポイントなのだとか。
「スマホを天板の上に置くだけでいいので、ベッドの上で寝転がった状態のまま手を伸ばせばOK。起き上がってコードに繋がなくていいので、楽ちんです」
「スマホは特に何か設定をしなくても、置くだけで自動的に充電が開始されて手間いらず。いくら自然を感じるためにアウトドアな環境へ来ているといっても、現代人にとってスマホは必需品です。充電がなくなると思うとソワソワしちゃいますよね(笑)」
【魅力その３】ちょっとしたテーブル使いも可能なフラット天板
そして実際に使ってみないと見落としがちですが、小濱さんが実用性の高さを感じたというのがフラットな天板。充電中のガジェットを、ポータブル電源のすぐそばに置いておけるので省スペースです。
「たとえばパソコンをはじめ、ヘッドホンやスピーカーなど。これらは車中泊の際にいつも持参するガジェットなんですが、充電中にこうやって天板の上に置けると場所をとらないからいい。今、なにを充電しているのかひと目でわかるのもメリットでしょうか」
「それと重複しますが、やっぱりいい意味でアウトドアギアっぽくないデザイン性ですね。僕がいつも持参するほかのガジェット類と併せ使いしても違和感がないので、空間にまとまりが出るかと思います」
ほかにはどんな機能があるの？
ここまで、普段から車中泊に親しむ小濱さんが感じたAC60の魅力をお届けしました。ここからは、改めてこの製品が持つスペックを紹介します。ポータブル電源は、自身のニーズに合った選び方が大切。車中泊で役立つ小型でパワフルな1台を求めている人は、お見逃しなく！
車中泊ユースで輝くサイズ感！
多くの時間を車内で過ごす車中泊では、なるべく小型のギア類を選んで限られたスペースを有効活用したいところ。当然、持参するポータブル電源も、必要な電力さえ備えていれば小型に越したことはありません。
AC60は幅290×高さ205×奥行234mmのコンパクトサイズ。ゆえにベッドの上から助手席まで、車内のあらゆる位置にフィットしてくれるのが魅力です。
併せ使いすることでパワーが増大！
AC60(上)とB80(下)
グループやファミリーキャンプなど特に大容量の電気が必要になる場面では、拡張バッテリーでAC60をパワーアップさせるのもあり。同じくブルーティの拡張バッテリー「B80」をケーブルで繋ぐことで、なんと合計容量が2015Whまで増大。一般的なドライヤーの出力が1200Wとなっているので、車中泊キャンプ中に髪を乾かすのにも苦労しません。
また「B80」のみでの稼働も可能。単体でも806Whの容量を備えているため、コーヒーメーカーから電気ケトルまで、高出力が必要な熱を発するガジェットを稼働させられます。
シガーソケットからも充電可能
AC60はコンセントのみならず、シガーソケットからも充電が可能。キャンプへ出かける日の朝に充電していなかったことに気づいても、現地へ着くまで走りながらチャージすればOK。小濱さんが実際にそうしているように、車内前方のシガーソケットから延長コードを引き、リビングスペースまで引っ張るというやり方が車中泊に向いています。
簡易UPS 機能付きで安心！
AC60は「簡易UPS(無停電電源装置)」と呼ばれる機能を備えています。これは本体をコンセントに繋ぎながらガジェットなどに給電している最中、もし停電が起きてもガジェットへの給電をキープしてくれるというもの。アウトドアシーンだけでなく、防災面でも頼れる1台となっています。
45分で80％まで急速充電！
また、急速充電機能も便利。コンセントに繋いでから約45分で80％まで充電してくれるので、朝起きてからキャンプへ出かけるまでの間でも、十分に電力を蓄えてくれます。
本来のスペック以上のW数にも対応する！
さらに、AC60を語る上で外せないのが「定電力モード」。製品本来の出力は600Wですが、定電力モードを使うことにより最大1,200Wの電化製品まで稼働させることができます。もちろん、たとえば1,200Wのドライヤーを使用すると600W相当のパワーに変換はされるのですが、それでも数多くの家電を動かせるのはメリット。イザという場面で役に立ってくれますよ！
ブルーティと一緒ならキャンプの質が上がる！
今や、車中泊シーンに欠かせないギアとなったポータブル電源。スマホの充電に始まり電気ケトルや簡易クーラーまで、あらゆるガジェットを稼働させられるお助けアイテムです。
もちろん、車中泊に限らず普段のキャンプに連れて行くのもあり。アウトドアシーンにおいて、さまざまな場面で頼れる存在となってくれますよ。小型でパワフル、そしてスタイリッシュ。そんな現代キャンパーが求める要素を詰め込んだブルーティのポータブル電源とともに、これからの温暖なキャンプシーズンを楽しんでみてください！
文／辻康太郎、撮影／Tat、モデル／小濱潤平
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