「ファストハイク」って何？キャンプ＋αにもちょうどイイ、いま注目アクティビティの始め方

キャンプ仲間での会話やアウトドア・スポーツ用品店の店頭などで、「ファストハイク」というキーワードに触れる機会が増えた人も多いのではないでしょうか。登山スタイルの一つとして愛好者が増えているものですが、新しいモノ・コト好きのキャンパーや、そと遊びをもっと充実させたい人にもぜひ楽しんでもらいたい、いま注目のアクティビティなのです。 そこでここからは、「忙しくてじっくり登山を満喫する時間が確保できない」「機能的なアイテムが大好き」そんな人にもぴったりなファストハイクの特徴を解説します。

ファストハイクとはその名の通り、山を速く歩くことを指します。 とはいえ、あくまでも景色を満喫したりと登山の醍醐味を楽しむところが、タイムの短縮を目指す競技性の強いトレイルランなどとは異なる部分。通常コースタイムの2分の1から3分の1程度の時間で山行するのが一般的です。 時間を短縮するので、コースタイムが長い山も日帰りで楽しめたり、さまざまな場所の山に訪れやすくなるのも魅力の一つ。余った時間をキャンプなどの他のアクティビティに使えたりと、メリットがたくさん得られるのもうれしいところです。

歩行のスピードアップには装備の最適化も重要なポイントです。 より速く・遠くまで行くには、快適でかつ軽量なアイテムを選択したいところ。ただし、究極の軽さを求めるウルトラライトハイクなどとは異なり、安全を十分に確保するための機能性や耐久性を確保することも重要です。そのうえで、時短につながるものを賢く準備するのがおすすめです。 アウトドア用品店などでは「ファストハイク向け商品」として売り場が設けられていることもあるので、自分に合うものをじっくり検討するのも楽しいはずです。

「ファストハイクを始めてみたい！」と考えているなら、ウェア類にはキャンパーにもファンが多い「adidas TERREX(アディダス テレックス)」のアイテムをチェックするのもおすすめです。

アディダスが展開するアウトドアレーベルですが、ゴアアテックスをはじめとする高機能素材やスタイリッシュなデザインの採用など、同社ならではのこだわりが詰め込まれたハイスペックなアイテムがラインナップされているのが特徴です。 ここからは、ファストハイクに欠かせない「軽さ」も実現されている、アディダス テレックスのシューズに注目して魅力を紹介します。いずれも2023年春夏コレクションのアイテムなので、気になる人は早めのチェックをお忘れなく。

アディダス テレックスの代表作としても広く親しまれているのが、「テレックス AX4 GORE-TEX」(16,500円・税込)です。 高い汎用性と快適な足運びを実現するローカットスタイルとし、さまざまな環境でも素早く移動できる設計が施されたハイキングシューズ。2023年春夏モデルでは、メンズ・ウィメンズともに2色展開とされています。

テレックス AX4 GORE-TEXには、耐摩耗性に優れるメッシュアッパーにゴアテックスメンブレンが組み合わされているのもポイントです。高い透湿性に加えて、防水耐久性や防風性にも優れているので、アウトドアシーンで頼れる相棒になることは間違いありません。 また、アッパーと一体化したガゼットシュータン構造も用いられているので、足の甲からの浸水にも神経質になる必要もないはずです。 アウトソールには、タイヤメーカー「コンチネンタル」が開発した素材が採用されているのも見逃せないポイントです。濡れた場所などでも高いグリップ力を発揮し、スリップなどによるエネルギーロスを軽減してくれる頼もしさ。中足部の安定を保つ「トーション・バー」と、長期のクッショニングを実現する軽量EVA素材「デュアル・デンシティ・ミッドソール」も用いられています。

こちらは縫い目のないシームレスなオーバーレイも特徴の、ハイキング向けハイカットシューズ「テレックス フリーハイカー GORE-TEX 2.0」(28,600円・税込)。アディダス テレックスの新世代モデルとし、より遠くへ、より速く、もっと自由な体験を実感できる1足として仕上げられています。 伸縮性が高く軟らかな甲部分の採用で、靴下のような快適さを実現。マチのあるシュータンなどによってスムーズな足の出し入れも可能です。

コンチネンタルが開発した素材によるアウトソールも装備。さらに、温度変化などによる影響を受けにくいミッドソール「BOOST」も組み込まれているので、あらゆるシーンで高い反発力とクッション性を保持したまま楽しめるのもポイントです。

テレックス フリーハイカー GORE-TEX 2.0には、横方向の動きに対して足を安定させる「EVAフレーム」と外側の「ヒールクリップ」も搭載されています。さらに、つま先を保護するデザインも注入。AX4と同様にゴアテックスによる高い防水性と通気性も確保されています。

アディダス テレックスにはシューズの他にも、ジャケットやインナー、パンツなどのファストハイクを楽しむためのウェア類も充実しています。せっかくならトータルでコーディネートしてアウトドアライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。 ここからは、アディダス テレックスの2023春夏コレクションの注目ウェアをまとめて紹介していきます。

「テレックス XPERIOR GORE-TEX パックライト レインジャケット」(26,400円・税込)は、2.5層構造のゴアテックスと止水ジップを採用したレインシェルです。軽量でコンパクトに収納できるパッカブル仕様なので、パッキングの邪魔になりにくいのもポイント。シンプルかつスタイリッシュな雰囲気で、さまざまなコーディネートにもマッチします。 ウィメンズもラインナップされているのが「テレックス マルチ RAIN.RDY 2層構造 レインジャケット」(13,200円・税込)です。独自のテクノロジー「RAIN.RDY(レイン・レディ)」の採用によって、雨や風の侵入を防ぎ常に衣服内をドライに保ってくれるレインシェル。こちらもフードは首元に収納できるので、幅広いコンディションの中で活躍してくれる1着です。

強度や耐久性に優れる素材「コーデュラ」が使用されているのが、「テレックス Campyx 半袖Tシャツ」(5,500円・税込)です。一般的なナイロン生地よりもしなやかなタッチなので、ファストハイクはもちろんリラックスタイムにもおすすめ。 ウィメンズも展開されている「テレックス MULTI 半袖Tシャツ」(4,950円・税込)は、ソフトで吸湿性に優れる素材「AERO READY(エアロ レディ)」によってドライな着心地をキープ。サイドスリットの入ったドロップテールや、バックパックと肩の摩擦軽減を図るためにオフセットされた縫い目など、ファストハイクに助かる仕様も満載されています。

メンズに用意されているのが、「テレックス ライトフレックスパンツ」(11,000円・税込)です。ドローコードを備えるウエストでリラックスできる履き心地ながら、速乾・撥水性に優れる生地でファストハイクでのプロテクションにも心強い味方に。ウエスト裏にはズレ落ちを防ぐシリコンプリントが施されているのも見逃せないところです。 ウィメンズは総柄プリントが特徴の「テレックス マルチ総柄プリントタイツ」(9,350円・税込)がおすすめです。タイトフィットとしつつも、幅広のウエストバンドや伸縮性の高いシームで行動を妨げません。スマートフォンなどを収納できるサイドポケットも設けられています。

今回は、今話題のファストハイクを楽しむためのポイントと、機能的でスタイリッシュなアイテムがそろうアディダス テレックスの2023年春夏コレクションをまとめて紹介しました。 いつものキャンプにマンネリを感じている…。そんなキャンパーも、この機会にファストハイクにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見に出会って、もっともっとアウトドアが楽しくなるはずです。

撮影／菊池晶太　スタイリング／佐々木智之　ヘア＆メイク／高橋将氣　モデル／MAI、小笠原 颯