キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
オモタンこと表丹沢にてサイクリングする画像

【新宿から1時間】キャンプ場近くにイチゴ狩り、つり橋、湧水!週末は「表丹沢」でゆるっと遊ぼう

寒かった冬が終わり、暖かい春を感じられる日も多くなってきました。そんな日が続くと、心も軽やかにどこかへ出かけたくなるもの。春先にカジュアルなアウトドアを楽しむには、“OMOTAN(オモタン)“こと神奈川県の「表丹沢」がおすすめ!都心から約1時間とアクセスよく、イチゴ狩りやハイキング、お散歩ができるスポット満載です。2023年3月頭に開催されたサイクリングツアーでめぐった、ゆるりと楽しめるOMOTANの魅力を紹介します。

OMOTAN(オモタン)=表丹沢とは?

“お散歩感覚”で自然とふれあえるアウトドアスポット満載!

表丹沢の画像
神奈川県の北西部に広がる丹沢山地。都心から車で約1時間半でありながら、日本百名山にあげられる丹沢山をはじめ、標高差1,000m級の登りごたえがある山々が多く、登山コースも豊富。言わずと知れたハイカーの聖地です。 しかし、「ハイキングよりも気軽な“お散歩感覚”でゆるりと丹沢を楽しめたら」「自宅から少し足をのばすくらいの距離感で気分転換できる場所があったら」と思っている人もいるのでは?そんな人におすすめなのが、丹沢の南側に位置する“OMOTAN(オモタン)”こと「表丹沢」エリアです。
表丹沢エリアの大部分は、地図上に示す「丹沢大山国定公園」に指定されており、自然に囲まれていながらも市街地や駅から徒歩または自転車でアクセスできるのが魅力! エリア内では「いちご狩り」ができたり、「滝・泉・川」に「温泉」といった“自然とふれあい、癒される”スポットが目白押し。アクティブに体を動かせるボルダリング施設「はだの丹沢クライミングパーク」もあり、ファミリーやカジュアルにアウトドアを楽しみたい人にうってつけです。

新秦野インターチェンジ開通!充実のサービスエリアもオープン

新秦野インターチェンジの画像

出典:PIXTA

2022年4月には、表丹沢の玄関口である新東名高速道路の「新秦野インターチェンジ」と「秦野丹沢スマートインターチェンジ」が同時に開通し、首都圏との交通アクセスがよりスムーズになりました。さらにインターチェンジ内には、「秦野丹沢サービスエリア」もオープン予定。新たなレジャースポットとして期待が高まっています。 今回は、そんな“OMOTAN”こと表丹沢で開催されたサイクリングツアーを取材。春に楽しめるスポットを実際にめぐりながら、OMOTANの魅力をたっぷり紹介します!

OMOTANに電車で行くなら秦野駅へ

新宿から小田急ロマンスカーで56分

秦野駅の画像
ツアーの集合場所は、表丹沢から一番近い駅である小田急線「秦野駅」。新宿から有料の小田急ロマンスカーで56分、一般料金の急行でも1時間4分と、電車でも都心からのアクセス抜群です。

自転車受け渡し・ガイダンス

秦野サイクリングイベント参加者の画像
集まったのは、神奈川県内在住の10〜60代の男女8名!
ツアーで使用するのは、E-BIKEと呼ばれる電動アシストつきのマウンテンバイク。走り出しや山道など、ペダルの踏み込みに力がいる場面でも、少ない力で効率的に走れるとあって人気のモデルです。ツアーを引率するインストラクターから、まずは楽しく安全に走るためのレクチャーを受けます。

イチゴ農園に湧水、キャンプ場を巡る!サイクリングツアースタート

秦野サイクリングイベントの参加者の画像
春の陽気に誘われて、気分良く出発!表丹沢の魅力を見つけに行きましょう!

丹沢のおいしい水ときれいな空気で育ったイチゴをぱくり!「村上いちご園」 

村上いちご園の画像
表丹沢がある秦野市は、神奈川県内有数のいちごの産地。まず初めに立ち寄ったのは、丹沢の名水でいちごを育てている「村上いちご園」です。 温室内には、太陽の光をしっかり浴びて育ったイチゴがずらり!「紅ほっぺ」「おいCベリー」「よつぼし」「あまおとめ」「とうくん」「あまえくぼ」など、多いときは15種類ほどの品種が並び、食べ比べができます。参加者たちは、思い思いにイチゴを摘んで表丹沢の春の味覚を堪能しました。
村上いちご園の画像
秦野市在住の男性参加者は、「市内にイチゴ狩りができるところがあるなんて知りませんでした!先週家族で千葉にイチゴ狩りに行ったばかりですが、今回の村上いちご園さんのところの方が種類も多く、施設もきれいで、来週また家族を連れて行きたいくらいです」とうれしそう。
村上いちご園の画像
あま〜いコンデンスミルをたっぷりつけて。ほどよい酸味のイチゴとよく合います。
村上いちご園のスタッフは、「おいCベリー、ほしうらら、スターナイト、あまおとめあたりが人気。甘くて食べ応えのある品種が人気の傾向です。地元の方以外にも、市外や都内から、家族連れなど多くの方にお越しいただいています」と教えてくれました。
村上いちご園の画像
イチゴ狩りの参加者のみ購入できる「量り売り」は1gあたり3円(これで900円くらい)。お土産にぴったり!
いちごの量り売りは、ちょこっとずついろいろな種類を食べられるのでお土産にもよろこばれるサービス。大人も子どもも楽しめるいちご狩りは、ゴールデンウィーク明け頃まで開催予定なので、春休み中もまだまだチャンスがあります!
【基本情報】 住所:神奈川県秦野市戸川1235 電話:080-8181-9919 営業時間:09:00~18:00 定休日:年末年始(臨時休業あり) 公式はこちら:村上いちご園

「神奈川県立秦野戸川公園」はファミリーで川遊びやバーベキューもできる!

秦野戸川公園の画像
次に立ち寄ったのは、表丹沢の山々に囲まれた「秦野戸川公園」。東京ドーム約7.5個分の広さがある園内の中心には、丹沢の山から湧き出る水無川(みずなしがわ)が流れ、のどかな雰囲気が漂います。
戸川公園の画像
水無川に架かる公園のランドマーク「風の吊り橋」は、高さ35mもある絶好の見晴らしスポット
水無川の両岸には、「子供の広場」、「川遊び場」、「バーベキュー場」といった遊び場がたくさん!一日中楽しめるスポットとしてファミリー層に人気です。
思い切り体を動かしたいお子さん連れには「子供の広場」がおすすめ。すべり台や綱渡りなどアスレチック感覚で遊べる「コンビネーション遊具」で遊んだり、大型屋外トランポリン「フワフワジャンプ」で飛び跳ね、子どもたちも大満足です。
戸川公園の画像
芝生の広場に遊具が設置されている「子供の広場」。澄んだ空気の中、子どもも大人ものびのびと遊べます
暖かい日には、「川遊び場」で水遊び。東屋風の個別スペースでグループごとに楽しめる「バーベキュー場」を予約しておけば、デイキャンプができます。
戸川公園の画像
5月〜9月頃を中心に川遊びが楽しめる「川遊び場」。エリア内(岸付近)への簡易テントの持ち込みは可能。下流にはペットの水遊び場もある
食材つきの「手ぶらコース」を予約すれば、アレコレ持って行かずに気軽に楽しめるので楽ちん。もちろん、食材を持ち込みたい人には「食材持込みコース」もあります。
戸川公園の画像
炉付きテーブルが13卓完備された「バーベキュー場」
ほかにも園内には、室内でボルダリングが体験できる「はだの丹沢クライミングパーク」が併設されているので、雨の日のアクティビティとして利用しても。 ボルダリングが初めての人は、インストラクターが丁寧に説明してくれる「初心者講習」が無料で受けられるので安心!ステップアップしたい人は初級〜上級者向けの「ボルダリング教室」の受講も可能です。
戸川公園内にある「はだの丹沢クライミングパーク」の画像
施設内には、幅20メートルのボルダリングウォールが2面設置され、初心者から上級者まで幅広いクライミングコースが楽しめる
【基本情報】 住所:神奈川県秦野市堀山下1513 電話:0463-87-9020 営業時間:09:00~16:30 定休日:年末年始・臨時休業あり 公式はこちら:秦野戸川公園パークセンター

丹沢の山と大地が育てたおいしい湧き水!心も体もリフレッシュ「葛葉の泉」

葛葉の泉の画像
次に訪れたのは、知る人ぞ知る少しディープなスポット「葛葉の泉(くずのはのいずみ)」。表丹沢の林道ゲート付近にひっそりと佇むこの泉は、環境省「名水百選」にも選ばれた、おいしい水で地元民にも愛されています。 おいしさの秘密は、丹沢の山から出土した”質がいい土砂”にあり。雨水をじっくりと染みこませて蓄えられる土層のおかげで、地中内でミネラルを豊富に含んだ湧き水ができあがるというわけです。 その場でのどを潤してもよし、タンブラーやペットボトルで持ち帰って、お茶やコーヒーを淹れてもよし!丹沢の恵みをたっぷりといただきましょう。
【基本情報】 住所:秦野市菩提2317-15 公式はこちら:葛葉の泉 ※持ち帰る際は、家庭利用できる範囲の量まで。マナーを守って利用しましょう。持ち帰ったら、早めに飲み切りましょう

見晴らし抜群!キャンプやバーベキューも楽しめる「秦野市表丹沢野外活動センター」

秦野市表丹沢野外活動センターの画像
「景色でも見ながら、ちょっと座って休憩しましょう」というインストラクターの声がけで、ツアーの最後に立ち寄ったのは、「表丹沢野外活動センター」でした。
秦野市表丹沢野外活動センターの画像
主に秦野市の里地と里山の保全活動の拠点として建設された施設ですが、一般の利用も可能!ツアーの参加者たちも、ベンチに座りながらしばしの休憩。
秦野市表丹沢野外活動センターの画像
広場からの景色。市街地の向こうには海が眺められます
施設の立地は、標高約400メートルの表丹沢の麓。天気が良い日には、広場から海の向こうの伊豆大島まで見渡せることも。 施設内には、一般の人が利用できるキャンプサイトやバーベキュー場も設置。季節によっては他のキャンパーと密になることもなく、のんびり過ごせます。
秦野市
広々と使える芝生区画サイト
キャンプサイトは、「芝生区画サイト」「フリーエリアサイト【ソロ&ペア専用】」があり、焚き火とバーベキューグリルが使用可能。「芝生区画サイト ワイド」を予約すればペットの同伴も可能と、さまざまなキャンプスタイルに対応しています。
秦野市表丹沢野外活動センターの画像
敷地内には芝すべりやターザンロープなど、子どもがよろこぶ森林遊び場も
【基本情報】 住所:神奈川県秦野市菩提2046-5 電話:0463-75-0725 営業時間:09:00~17:00 定休日:毎月第2月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(臨時休業あり) 公式はこちら:秦野市表丹沢野外活動センター

OMOTANを思い切り満喫した約3時間半の旅!

秦野サイクリングイベント画像
いちご狩り園に開放的な公園、自然の恵みをいただける湧水など、魅力的な立ち寄りスポットが点在する表丹沢ツアーもそろそろ終わり。約3時間半のサイクリングでしたが、あっという間でした!集合場所の秦野駅までゆっくり戻ります。
戸川公園の画像
集合写真は、丹沢の山々をバックにパチリ!
参加者からは、「知らなかった地元の魅力を改めて発見!」「子どもと一緒になって遊べる場所がたくさんあったので、また家族で来たい」「都心からこんなに近くにあるのに自然が豊かで癒された」など、満足度高めの声がたくさん聞こえました!

魅力いっぱいのOMOTANに遊びに行こう!

秦野サイクリングイベント画像
OMOTANでは今後、今回のツアーのような”自然とふれあい、癒される”里山アクティビティを充実させていく予定。気軽に訪れられる行楽スポットして期待大です。次の休みは、ちょっと足をのばしてOMOTANまで出かけてみませんか?

キャンプ!バーベキュー!イチゴ狩り!今度の週末はOMOTANへ