キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
キャンプ飯レシピ

意外においしい!簡単&手軽な「はんぺん」で楽しむ10分キャンプ飯レシピ3品【プロの料理家が伝授】

2023.03.17ノウハウPR

「キャンプ飯が一番の楽しみ!」とはいえ、調理に手間も時間もかかるし、毎回献立を考えるのにも疲れちゃって…。なんていうキャンパーも少なくないはずです。そこで今回は、「材料3つ」「調理時間10分」でできる“お手軽なキャンプ飯レシピ”3品を、プロの料理家が伝授!主役はいつでもどこでも入手できる「はんぺん」。キャンプ飯には意外な食材ですが、これが絶品に早変わりするのです。

キャンプ飯の用意…実は疲れていない?

キャンプ飯
みなさんはキャンプ飯の献立をどのようにして決めていますか? 823人のhinata読者を対象としたアンケート『キャンプでの献立の決め方』では、「事前にSNSを見て」「事前にYouTubeを見て」「事前にレシピサイトを見て」と、キャンプの数日前に下調べをしている人が多いことが分かりました。 レシピを調べるのは楽しいことではありますが、その反面、回数を重ねるごとに疲れを感じる人も多いはずです。「前回と同じ献立でいいや」と、考えるのを諦める人もいるかもしれません。

「はんぺん」と「キャンプ」のイイ関係とは?

そんな悩めるキャンパーのために、「簡単」で「意外性」のある秘伝のキャンプ飯レシピを大公開! 主役になるのは、おでんの種にも人気の「はんぺん」です。これが実はキャンプとの相性も抜群。空き時間につくるおつまみ、メイン料理の副菜、夜の晩酌のお供などなど、はんぺんがあるだけで食事の楽しみ方が一気に広がるのです。
キャンプ飯
紀文食品「はんぺん大判」
はんぺんとは、サメやタラなどの白身魚を主原料とし、卵白やヤマイモ、塩、調味料などを加えて加熱調理されたもの。たんぱく質が豊富で低脂肪なヘルシー食材なので、カロリー過多になりがちなキャンプ飯にプラスしても、罪悪感が和らぐうれしいメリットも! また、アレンジのしやすさも見逃せない特徴の一つです。そのままでも食べられて、ふわふわと柔らかく口の中で溶けるような食感と、魚のコクやうっすら感じる塩味も、キャンプでの時短レシピにぴったりなのです。
【はんぺんがキャンプにイイ理由】 ・そのままでも食べられる ・たんぱく質が豊富で低脂肪 ・下味がついているのでアレンジしやすい ・ヘルシーで罪悪感が少ない

ふわふわが続く紀文食品の「はんぺん大判」

今回は、紀文食品の「はんぺん大判」を使用する、おすすめキャンプ飯レシピを紹介します。原料となる白身魚の血合や脂肪をしっかり洗い流す下処理が行われた、美しいまでの“白さ”が特徴。 その白身魚をすり身にして卵白やヤマイモを加え、空気を含ませながら高速で攪拌して練り上げるので、しぼみにくくふわふわとした食感が実現されています。もちろん、漂白剤や保存料などは使用されていないので、子どもも安心安全に食べられるのもポイントです。

キャンプ飯革命!?「はんぺん」のメリットはこちら

材料3つ&10分で完成!はんぺんが主役の「キャンプ飯」3選

極上レシピを教えてくれるのはこの人

icon

フードコーディネイター/合同会社good morning代表

南雲智幸さん(写真右)

老舗アウトドアブランド「ogawa」の運営するカフェレストラン「ogawa GRAND lodge CAFE」(東京都小平市)で、立ち上げ時から2年半近くシェフを務めた。現在はフリーランスとして、キャンプ料理を中心にレシピ開発やフードスタイリングを手掛ける。

【レシピ1】はんぺんの明太子うどん風

メインのキャンプ飯の調理にはどうしても時間がかかってしまうもの。そこでおすすめなのが、暇を持て余すタイミングにサッと完成する「はんぺんの明太子うどん風」です。
キャンプ飯レシピ
「はんぺん」を「うどん」に見立てて、辛子明太子・白だし・温泉卵の3つの食材で混ぜ合わせるだけ。 調理道具も、まな板と包丁、ボウルのみ。火を使わず簡単であっという間にできるので、小さな子どもと一緒に楽しく親子クッキングが満喫できるはずです。
キャンプ飯レシピ
【主な道具】 まな板、包丁、ボウル 【材料(2人分)】
  • はんぺん大判:2枚
  • 辛子明太子:1本
  • 白だし:小さじ1
  • 温泉卵:2個
  • 大葉:1枚(あれば)
  • 白ごま:少々(あれば)
※写真は1人分です メイン食材のはんぺん大判に、ピリリとアクセントのある辛子明太子、全体の味をまとめる白だし、温泉卵を使って「冷やし明太子うどん」風に仕上げます。

つくり方

キャンプ飯レシピ
【1】はんぺん大判をまな板に置き、横から包丁を入れ2分の1にカット、さらに1cmの細切りにする
キャンプ飯レシピ
【2】ボウルにほぐした辛子明太子と白だしを入れて混ぜ合わせる
キャンプ飯レシピ
【3】ボウルにカットしたはんぺん大判入れて全体がなじむように和え、お皿に盛りつける 【4】温泉卵をのせて完成(大葉の千切りや白ごまで飾るのもおすすめ)
<ワンポイントアドバイス> 「辛みが苦手な人や子どもには、辛子明太子の代わりにたらこを使うのもあり。明太子やたらこ系のパスタソース(レトルト)でもっと手軽に調理するのもおすすめです」(南雲さん)

【レシピ2】はんぺんポキ

キャンプでありがちなのが、メイン料理に時間と労力を費やして品数が少なくなってしまうこと。いざ食卓に並べてみたら「なんだか寂しい…」なんていう経験もあるのではないでしょうか。
キャンプ飯レシピ
はんぺんが主役になるキャンプ飯の2品目は、そんな「手軽にあと一品つくりたい」キャンパーにもおすすめの「はんぺんポキ」です。 材料をカットしてボウルで和えるだけ。しかも写真映えもばっちりです。
キャンプ飯レシピ
【主な道具】 まな板、包丁、ボウル 【材料(3人分)】
  • はんぺん大判:1枚
  • マグロ(赤身):150g
  • アボカド:1個
  • つけだれ(しょう油大さじ2、ごま油5滴、はちみつ小さじ4分の1、すりおろしニンニク小さじ1)
  • 白ごま(あれば)
ハワイ料理の定番「ポキ」をはんぺんで手軽につくってみましょう!材料ははんぺん大判とマグロの赤身、アボカド、そしてつけだれのみ。同じサイズに食材をカットして和えるだけの手軽さです。

つくり方

キャンプ飯レシピ
【1】はんぺん大判を1cmの角切りにカットする
キャンプ飯レシピ
【2】マグロとアボカドもはんぺん大判と同サイズにカットする 【3】つけだれの材料を事前に混ぜておく
キャンプ飯レシピ
【4】カットした材料をボウルに移し、つけだれで和える 【5】お皿に盛り付けて完成(仕上げに白ゴマを振るのがおすすめ) ※マグロは生モノのため食材管理に気をつけてください。また、調理後は早めに食べるようにしてください
<ワンポイントアドバイス> 「マグロは本マグロがおすすめですが、比較的リーズナブルなキハダマグロやビンチョウマグロを使ってもおいしくできます。今回はキハダマグロの赤身を使いました」(南雲さん)

【レシピ3】はんぺんとたっぷりチーズのチヂミ

パパ・ママキャンパーの密かな楽しみといえば、子どもが寝静まった夜にひっそりと焚き火を囲む晩酌タイム!3品目は、そんな晩酌のお供にぴったりな、簡単キャンプおつまみ「はんぺんとたっぷりチーズのチヂミ」を紹介します。
キャンプ飯レシピ
はんぺん大判や生地のもとをボウルで混ぜて、いつものホットサンドメーカーでじっくり焼くだけ。ワインやビール、ハイボールに合うお手軽&絶品なおつまみがあっという間に完成です。
キャンプ飯レシピ
【主な道具】 ボウル、ホットサンドメーカー、シングルバーナーなどの調理火器 【材料(2人分)】
  • はんぺん大判:1枚
  • チーズ:シュレットチーズ100g、とろけるスライスチーズチェダー2枚
  • レタス:3枚
  • 生地:小麦粉大さじ8、水大さじ8、鶏ガラ粉末小さじ1
  • たれ:焼肉のたれ小さじ3、豆板醤小さじ2分の1、甜麺醤(テンメンジャン)小さじ1
はんぺんのふわふわ食感を生かしたチーズたっぷりのチヂミです。夏に向けて旬のレタスはサラダなどの幅広い料理にも使えるので、荷物を減らしたいキャンパーにもぴったりな材料です。

つくり方

キャンプ飯レシピ
【1】ボウルに生地の材料を混ぜ溶く 【2】手でちぎったレタス、チーズ(スライスチーズはちぎって)をボウルに混ぜる
キャンプ飯レシピ
【3】はんぺん大判を揉んでほぐす。パッケージのまま潰すと手が汚れずにスムーズ
キャンプ飯レシピ
【4】潰したはんぺんをボウルに加え、全体をよく和える
キャンプ飯レシピ
【5】ホットサンドメーカーに油をひき、タネを入れ両面をこんがりと焼き上げる 【6】器に盛り付け完成 ※一口大にカットして、たれにディップして食べるのもおすすめです
<ワンポイントアドバイス> 「チーズは1種類だと味が淡白で飽きてしまうかも。2種類をブレンドすることで味に深みが出てさらにおいしくなります。冬ならレタスの代わりに春菊を使うのもおすすめです」(南雲さん)

次のキャンプはこれで決まり!

キャンプ飯レシピ
今回は、紀文食品の「はんぺん大判」を使うお手軽レシピを紹介しました。低カロリーで調理は手間いらず。なおかつ、副菜にもおつまみにもしやすい懐の深さはキャンプ飯の材料にぴったり! クーラーボックスにはんぺんを入れておけば、アイデア一つで無限にレシピの可能性が広がるはずです。他にもはんぺんで楽しめるレシピがたくさんあるので、下のリンクからお気に入りのキャンプ飯を探してみてください。

はんぺんのレシピをもっと知りたい!

撮影/むかのけんじ 撮影協力/毛呂山町ゆずの里オートキャンプ場