米良慎平さん
大阪に位置しますが、大山崎町からだと1時間ほどで行けるキャンプ場です。ここの魅力はなんといっても静かなこと。だからソロや夫婦でのデュオなど周りを気にせず楽しみたい人におすすめです。お客さんにもよくおすすめしていて、今では月に1回通うほどハマってしまった人もいるんです。
【穴場キャンプ場情報も】お寺だけじゃない！京都大山崎町で感じる自然と地元の外遊びスタイル
2023.02.27ライフスタイル
近場のキャンプ場もいいけど、新しいスポットを開拓したい。そして、どうせ行くならその地域を満喫したい！そんな欲張りなキャンパーにおくる連載「名物ショップの地元自慢」。全国の人気アウトドア店のオーナーが、地元のキャンプ場やグルメ情報を教えます。今回は、京都「風街道具店」の米良慎平さんが、大山崎町の魅力を紹介。歴史と文化の地、京都の自然の魅力に迫ります。「絶対に外さない」という米良さんの鉄板手土産も！
制作者
hinata編集部 渡辺基志
出版社にてビジネス書の編集を経て、hinata編集部へ。キャンプ場で二郎系ラーメンをつくったり、アウトドアスパイスを自作したりと、チャレンジングなキャンプがお気に入り。その様子はYouTubeチャンネル「hinataTV」でも公開中。ぜひご覧ください！
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もくじ
アウトドア好きなら住んでみたい！自然と個性が光る京都・大山崎町
「天下分けめの天王山」として有名な天王山がそびえる京都府大山崎町。大阪との県境に位置するこの場所に佇むアウトドアショップが「風街道具店」です。
ガレージブランドをいち早く取り扱い、多くのファンが集う人気ショップのオーナー・米良慎平さんは、お店の隣町で生まれ育った生粋の地元民。観光ガイドやGoogle mapではわからない、リアルな京都周辺エリアの魅力を教えてもらいます！
風街道具店オーナー
米良慎平さん
2018年2月に「風街道具店」をオープン。当時は知る人ぞ知る存在だったガレージブランドをいち早く取り扱い、その魅力を発信。instagramや口コミで人気が広がり、地元のキャンパーからコアなガレージブランドファンまで幅広いアウトドア好きに支持されています。2023年2月にはオープン5周年を迎え、春には店舗の拡充を予定。
天王山は「歩く」とよりおもしろい
「大山崎町といえばやはり天王山ですね。多くの人が歴史の教科書で学んだことでしょう。歴史を学ぶのもいいことですが、天王山の魅力は歩くことでより見えてきますよ」(米良さん)
そう、天王山は実際に歩いて回ることができるのです。京都を歩くといえば「京都一周トレイル」が有名ですが、京都市外の天王山はそのコースには含まれていません。天王山は、京都一周トレイルを楽しんだ人にもおすすめの知る人ぞ知るルートなのです。標高270mの低山で、登山道も整備されているので子どもからお年寄りまで楽しむことができます。
都会と自然が交差するちょうどいい場所
「京都市内が近く、大阪など都会へのアクセスもいい一方で、天王山など自然が近く静かなところは大山崎町の魅力です。最近では、ここでお店をやりたいという人も増えてきているんです」(米良さん)
京都駅から車で約30分ほどの距離はまさにちょうどいい立地。そんなアクセスや環境のよさから個性的なお店が集まる大山崎町。風街道具店はもちろん、全国的にも有名なコーヒー豆焙煎・販売所「大山崎coffee roasters」など魅力的なお店が集まっています。米良さんいわく、子育てもしやすいとのこと。都会的な要素と自然が身近にあるこの地は、アウトドア好きならぜひとも住んでみたい町です。
お客さんにもすすめている穴場キャンプ場
お客さんからおすすめのキャンプ場を聞かれることも多いという米良さん。そんなときに紹介するスポットをhinataにも教えてもらいました。
静かに過ごすなら「杜のテラス」
【基本情報】
住所：大阪府豊能郡能勢町山辺
営業期間：通年
料金：[施設利用料]2,500円/大人
チェックイン／チェックアウト：12:00／11:30
予約はこちら：杜のテラス
【施設詳細ページ】
グルキャンにもペットとも使える「府民の森ひよし」
米良慎平さん
逆に、グルキャンなど大勢で楽しみたいときはこちらがおすすめ。オートキャンプ場や宿泊施設もあるので、シーンに合わせて使えます。ドッグランもあるので愛犬と一緒に楽しむのもいいですね。
【基本情報】
住所：京都府南丹市日吉町天若上ノ所25番地
電話: 0771-72-1339
営業期間：通年 水曜日休園
料金：[キャンプ場]3,060円〜/大人
チェックイン／チェックアウト：15:00／10:00
公式はこちら：府民の森ひよし (予約は電話のみ受付)
【施設詳細ページ】
このお店で買ってほしい！キャンプでも使える地元グルメ
キャンプの楽しみといえばキャンプ飯。手軽に作れるものから手の込んだものまで、楽しみ方に合わせてさまざまな工夫がありますが、せっかく遠出したなら地元の隠れた名物を味わいたいもの。キャンプ使いにもお土産にも活躍しそうなグルメを米良さんに聞きました。
「肉のしげくに」の焼豚でキャンプの晩酌は決まり！
まず米良さんがおすすめしてくれたのは精肉店。昭和39年から続く地元の名物店です。京都長岡京市にあるお店は地元のお客さんでにぎわっており、A5ランクの国産黒毛和牛からコロッケなどの惣菜にいたるまで幅広いラインナップ。
手作り焼豚／648円(税込)
米良慎平さん
僕のおすすめはなんといっても「手作り焼豚」。お店の看板商品で多くのファンがいるんです。専用のタレがついていて、これに絡めて食べると絶品。キャンプに持って行き、少し炙って食べればビールに合うこと間違いなし。僕のキャンプ仲間たちもここの焼豚が大好きなんです。
【基本情報】
住所：京都府長岡京市今里舞塚12-7
電話：075-951-6208
営業時間：9:30～19:00
定休日：毎週水曜日・第三火曜日
公式はこちら：肉のしげくに
ホットサンドと相性抜群！風街道具店の「あんバター」
風街道具店オリジナル あんバター(4個セット)／1,296円(税込)
米良慎平さん
京都の有名あんこ屋「都松庵」さんと、僕のお店で共同開発した「オリジナルあんバター」もおすすめです。北海道の選りすぐりの小豆を使った、コクのあるあんバターです。キャンプではこのあんバターを使ってぜひホットサンドを作ってほしいです。甘ったるくなく上品な味で、ぺろっと平らげちゃいますよ。ポップなデザインも相まってギフトとして買っていただくことも多いです。
お酒好きは見逃せない！蒸留所と酒蔵を訪ねて地元の銘酒を堪能
お酒好きなら、地元の銘酒はどうしても気になるところ。米良さんもお酒好きだそうで、飲兵衛にうれしいお酒情報も聞きました。
今や超レア銘柄「山崎」を本場で味わう
米良慎平さん
大山崎町のお隣、島本町には、サントリー山崎蒸留所があります。あのウイスキー「山崎」発祥の地です。僕のお店から車で5分ほどの距離。蒸留所は、予約をすれば見学や試飲ができますよ。山崎は、今や世界的人気で入手困難になってしまいましたが、ここなら試飲で味わうことができますね。風街道具店にお越しの際は、ぜひここも寄ってみてください。
【基本情報】
住所：大阪府三島郡島本町山崎5-2-1
電話：075-962-1423
営業時間：10:00～16:45
定休日：年末年始・工場休業日（臨時休業あり）
公式はこちら：サントリー山崎蒸留所
酒蔵が造った、日本酒感漂う「地ビール」
米良慎平さん
大阪高槻市にある「國乃長」という酒造メーカーが造る地ビールもおすすめです。実は僕、日本酒はあまり飲めなくて…でもここのビールは日本酒の製法を利用して造られているので、ほのかに日本酒気分を味わえるんです。先ほど紹介した焼豚との相性もバッチリですよ！
購入はこちら：國乃長オンラインストア
大山崎町を訪れて「京都の新たな一面」を知ろう
「京都といえば、お寺に舞妓さん」。そんな安直なイメージが、いい意味で覆されました。歴史の教科書でしか知らなかった天王山のアウトドアな一面、地元民だからこそ知る精肉店のメニュー、そしてあの山崎が造られた蒸留所などなど…米良さんから、京都大山崎町のリアルな魅力を聞くことができました。
おすすめキャンプ場も紹介してもらったので、気になった人はぜひチェックしてみてください。そして、京都を訪れる際には風街道具店も忘れずに！風街道具店でしか買えないレアなアイテムや、持っておきたい定番品まで幅広いギアがそろっています。
撮影：小寺晴雄
この記事で紹介したスポット
| キャンプ場画像 | ||
|---|---|---|
| キャンプ場名 | 杜のテラス GLANPING&CAMPING | 京都府立府民の森ひよし |
| リンク | キャンプ場の情報を見る | キャンプ場の情報を見る |
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名物ショップの地元自慢
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