スノーピークの名品から生まれるアハ体験！スタッキング術からひと味違うカスタムも

「シンデレラフィット」とは、本来別々の用途で作られた道具が、偶然にもぴったりフィットすること。童話「シンデレラ」のガラスの靴が由来です。 自宅の収納で注目されることが多いシンデレラフィットですが、実はキャンプギアでもピッタリ気持ちよくハマる組み合わせが多発しています。愛用のギアたちを眺めている時に、直感のまま重ねてみたらフィットしたり、さまざまなギアの組み合わせを試行錯誤の末、ようやく至高のコンビに辿り着いたり…。 そんなシンデレラフィットの魅力をひも解くべく、毎月15日に配信している連載企画「奇跡のシンデレラフィット選手権」。インスタグラムで「#シンデレラフィット」とタグの付いた投稿の中から、思わずマネしたくなるキャンプギアの組み合わせを紹介します。

徹底したキャンパー目線で質の高い製品を生み出し、キャンプカルチャーの最前線を走り続けるスノーピーク。シンプルで洗練された名品ギアの数々は、「シンデレラフィット」においても、他のギアとの相性の良さを発揮します。 今回は「チタンシングルマグ」や「シェルフコンテナ」、「アイアングリルテーブル」など、全７種類のスノーピークギアのシンデレラフィット術を紹介。「その手があったか！」なアイデアで、愛用ギアをより便利に、賢くアップデートしましょう！

スノーピークの製品とシンデレラフィットが好きで、日頃から「何かはまる物はないかな」と考えているという＠snowplum24さん。ひらめいたのは、チタンシングルマグを活用した収納術です。 発見現場は、限定発売された「チタンシングルマグ600」を購入するために訪れたなじみのショップ。店主と雑談をしていたところ、たまたま展示されていた「ソロセットチタン」が目に止まりました。もしかしてと思いフタをチタンシングルマグにはめてみると、驚くほどのフィット具合。 もともと知られていたソロセットチタンと「ギガパワーガス110」＆「ギガパワーストーブ地」のスタッキングは、チタンシングルマグにも応用可能でした。

ソロセットよりも更に小さく軽量になった、奇跡の組み合わせ。全てスノーピークのギアで揃えられたシンデレラフィットは、つい誰かに教えたくなるような満足感です。 チタンシングルマグは直接火にかけお湯を沸かす事もできますが、取っ手の部分が高温になることがあるので要注意。「スノーピーク製品のシンデレラフィットを楽しみながら探してみて」と教えてくれました！

当初はサーモタンブラーだけで使用していたという＠yasfamcamp_kanaさん。スノーピークのスタッフの方から「ダブルマグ450」用のフタがサーモタンブラーにフィットし、さらに「チタンストロー」もさすことができると聞き試してみたところ、この組み合わせの虜になったんだとか！ 以前はお子さんがタンブラーをよく倒してしまっていたそうですが、フタがあることでこぼれる量も最小限に。何より保冷効果が抜群で、夏場でも冷たいドリンクを長時間楽しめます。チタンストローがずれなく固定されるのもイチオシポイント。 チタンストローということで最初はその冷たさに驚かされるそうですが、ひんやりとした口当たりは癖になります。「夏の暑い日には本当にオススメです！」と話してくれました。

お皿として、コップとして、計量カップとして。さまざまなシーンで活躍するスノーピークの「チタンシェラカップ」ですが、フタがあることでその万能感がさらにアップします。フタの代替品になるものを探していた＠azzurri_______o6さんがYouTubeの動画で得たのは、ユニフレームの「シェラリッド」がフィットするとの情報。

試してみると、期待を裏切らないシンデレラフィット具合。フタがあることで虫や塵の侵入を防いでくれるのはもちろん、保温効果も高まります。どちらもチタン素材で、異なるブランドのギアが違和感なくはまっているのがお気に入り。「やけどには気を付けてください」と話してくれました。

続いて紹介するのは、「シェルコン」こと「シェルフコンテナ」をグレードアップさせるシンデレラフィット。発明者の＠purin0v0さんは以前、自作の天板でシェルコンをカスタムしていたそうですが、コンテナ内のものが取り出しにくいことに悩んでいたんだとか。スライド式のものを探して試行錯誤する中で出会ったのが、ニトリの「キッチン用ラック」でした。

コンテナの淵にラックの脚を差し込む部分がフィットしており、必要に応じてスライドできるのがイチオシのポイント。ラックは上に何個も連結させられるため、拡張性も抜群です。さらに驚きなのが、外したラックの脚を「キッチンペーパーホルダー」として活用していること。ダイソーのスクエアボックスもぴったりはまっており、まさにシンデレラフィットの宝庫です。 ラックは固定されていないため、バランスを崩さないよう注意しましょう。「ふとした瞬間にシンデレラフィットを思いつくのが楽しいので、ぜひいろいろ試してみて下さい。」と教えてくれました！

こちらもスノーピークの大ヒット商品、「IGT」こと「アイアングリルテーブル」のシンデレラフィットです。豊富なオプションパーツをインストールすることで、自由自在にカスタマイズできるのが魅力のこのテーブル。そんなIGTを愛用する＠four_thirds_lensさんがひらめいたのは、公式のオプションにも負けないアイデアでした。

ダイソーで見つけたのは、キッチン用の収納アイテム「レンジフック」。これがIGTの側面部分に見事にひっかかるのです。テーブルの上でごちゃつきがちな調理器具も、レンジフックに引っ掛けてしまえばすっきり。テーブル上のスペースを有効活用できます。 軽くてかさばらないうえに、設置はわずか１秒。何より抜群のコスパが魅力です。IGTを愛用する皆さん、ぜひお試しあれ！

こちらも＠four_thirds_lensさんが考案した、シンデレラフィットによるIGTカスタム術。IGTに組み込んで使える「メッシュトレー」に工夫を加えています。 メッシュトレーは洗った食器をそのまま収納できるのがうれしいポイントですが、細々としたギアは隙間から落ちてしまうのが悩みどころ。そんな問題を解決すべくダイソーを訪れたところ、メッシュトレーにぴったりはまる収納ボックスを発見しました。 収納ボックスを入れてメッシュトレーを半分に分けることで、収納の自由度がぐんと上がります。

アイアングリルテーブルにセットできることでも人気のスノーピーク・「フラットバーナー」。相棒として＠tubasa1010259さんが選んだのは、キャンピングムーンの「グリルテーブル」です。 コスパの良さが魅力な分、「IGTに比べて高級感は若干低い」とのことですが、文句なしのフィット感を発揮。ユニフレームの「フィールドラック」と重ねて使えるため、拡張性が高い点がお気に入りのポイント！

最後はストーブのシンデレラフィットをご紹介。冬キャンプになくてはならないアイテムですが、その持ち運びに頭を悩ませるキャンパーも多くいます。スノーピークの「グローストーブ」には専用ケースも販売されていますが、そのクオリティゆえの高価格がネックでもあり…。

グローストーブを愛用する＠rmasa510さんがケースとして使っているのは、VASTLANDの「ポップアップトラッシュボックス」。購入の際に確認した商品サイズがあまりにもぴったりだったため、もしかしたら入らないのでは…と心配していたそうですが、実際に入れてみると気持ちが良いほどのフィット具合でした。

ストーブ使用中はそのままゴミ箱として使えるのがこのシンデレラフィットの魅力。ゴミを入れる際には、ケースに汚れや臭いがつかないよう、大きめのゴミ袋を使うことで対策しているそうです。 求めやすい価格はもちろん、他のキャンプギアにも馴染みやすい色と形がイチオシポイント！

洗練されたシンプルなつくりだからこそ、どんなギアとも相性の良さを見せるスノーピーク製品。シンデレラフィットなアイデアで、その機能美を存分に生かしましょう！ 次回の「奇跡のシンデレラフィット選手権」は、2023年3月15日(水)に配信予定。とっておきのアイデアを思いついたら、ぜひインスタグラムで「#シンデレラフィット」のタグをつけて教えてください！