冬にキャンプデビューするならデュオがちょうどいい!?ゆとり&コンパクトなギア選びで、初心者も快適
ソロやグループキャンプについての話はよく聞くけど、友達と2人で楽しめる「デュオキャンプ」の魅力は?実はこれ、ソロの気軽さと複数名だからこそのワイワイ感を一挙両得できるスタイルなんです。この記事では、冬のデュオキャンプを快適に過ごすためのギアを紹介。テーブルから焚き火台、コーヒーセットまで、ストレスフリーで思いっきり楽しむためのお助けアイテムをお伝えします!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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デュオキャンプってなにかとちょうどいい!
グループのようなワイワイ感と、ソロのようなしっぽり感のいいとこどり。
誰とキャンプに行くかは人それぞれ。大人数で行くグループキャンプは盛り上がって楽しいけれど、1 人の時間がとれなくて気疲れする場面も。一方ソロキャンプは1人でのんびりと過ごせるけれど、喋り相手がいなくて寂しく感じることも…。そこでデュオ(=2人組)キャンプ。2人ならグループとソロのメリットをどちらも味わえるため、昨今じわじわと人気が高まってきているスタイルなんです。
ギア選びは「2人でも使える」を心がけよう!
慣れてきたらソロで手軽に使えるギアが一石二鳥
デュオキャンプで使うギアは、一緒に行くキャンプ仲間とシェアできるサイズ感のものがおすすめ。2人で使えるサイズだったら、1人のときは余裕たっぷりで使えますよね。そんなふうにマルチに使える道具選びを徹底すれば、買うべきギアが減るのもメリット。どんなスタイルであっても、持っていく荷物はなるべく少ないのがうれしいですよね。
そこでまずおすすめしたいのがこちら。ホールアースの「ヒートレジスタントサイドテーブル 2.0」です。天板には放熱パンチングメッシュ加工と耐熱塗装が施されているため、焚き火から取り出したばかりのダッチオーブンも置けるなど、耐熱性が高いのが特徴。
左右のサイドバーはシェラカップや洗ったタオルなどを掛けられるため、天板上のスペースを最大限活用できるます。脚部は天板裏に収納するスタイル。コンパクトになり持ち運びが楽々なので、ソロキャンプの際にもかさばらないのがうれしいところ。
デュオキャンプ程度であれば、わざわざ食事のためのダイニングテーブルを持っていく必要はありません。2人分の食器やマグを載せられるこれくらいのコンパクトテーブルで十分です!
続いてはこちら。ホールアースの「ファブソファ」です。その名の通りソファのように使えるチェアで、大人の男性でも座面上で足を伸ばせるゆとりサイズが魅力。中綿入りのクッションカバーが付くので、長時間ゆったりと座ることができます。
男性2人が並んでも、ゆったりと座れる設計です。
ウッド製のアーム部分には、両サイドともにドリンクホルダー付き。細かいところまで気が利いています。
ストレスフリーなアイテムなら使うのも楽しい
眠るときは快適でいたいもの。睡眠の相棒として選ぶシュラフは、身体の動きを妨げない一品を選びたいところです。
ホールアースの「アクロバットスリーピングバッグ 5」は、横幅が最大90cmまで伸びるため、ストレスフリーな睡眠をとることが可能。ボール形状の中綿はふわふわな風合いで柔軟性があり、体にフィットするので高い保温効果を得られます。それでいて約1.5kgと軽量。収納袋が付属するため、2人分を持っていってもかさばらないのはうれしいですよね。
冬場はやっぱり、頭から足先まですっぽりと覆ってくれるマミー型が吉。アクロバットスリーピングバッグ 5なら、テントの中でぬくぬくと快適な睡眠を実現できます。
せっかくのデュオキャンプ。キャンパー同士、2人で料理を楽しみたいですよね。ホールアースの「ノマド クッカーセット」なら、大小のポットとカップが1つずつ入っているので、これ1つでさまざまな料理にチャレンジできるんです。表面にはノンスティック加工を施しており、焦げつきにくいのも助かるポイント。4つのギアは重ねることで1つになるため、収納&持ち運びも楽ちんです!
それぞれの容器には深さがあるため、スープなど汁物を作れるのも使い勝手よし。直火OKなのでバーナーに直接載せて、熱々のキャンプ飯を作ってみてください!
いずれやることになる焚き火は、最初からセットでそろえると後がラク
あえてコンパクトな焚き火台、おしゃれな小物のコンビがおすすめ
冬キャンプと言ったらやっぱり焚き火!炎の力でじんわりと身体を温めてくれる焚き火は、ほかには変えがたい魅力があります。もちろん、火力を利用すれば料理を楽しむことだって可能。最初からソロでも使いやすい焚き火台や、テンションの上がる小物をそろえて、ゆくゆく1人でも楽しめるよう準備しておくのがいいでしょう。
焚き火台はこちらのコールマン「ファイアーディスクソロ」がおすすめ。直径30cmと小ぶりな作りながらも、薪を割らずにそのまま載せられるディスク形状が魅力。ソロキャンでじっくりと弱火を楽しみたいときも、デュオでしっかりと炎を感じたいときも、幅広く活躍してくれるマルチな1台です。
焚き火をする際、必ず必要なのが火ばさみ。ホームセンターなどでよく見かけるあのトングでももちろん用は足りますが、せっかくならお洒落な一品を使ってみてはいかが? こちらはラルファの「オリハルコン」。ウッド製の持ち手とスチール製のはさみはアウトドアギア感たっぷり。キャンプ気分を盛り上げてくれる優れものなんです。
はさみとしてはもちろん、先端に設けられたフックでペグを抜くという小ワザも。さらに留め具はリベットよりもメンテナンスしやすく耐久性のあるネジを採用するなど、その耐久性の高さも選びたい理由の1つです。
そして、焚き火台やバーベキューコンロで料理を楽しむなら、JHQの「鉄板マルチグリドル」がおすすめ!油なしで調理ができ、焦げ付く心配が少ないのが特徴です。中心部が約2センチくぼんだデザインで、約1リットルの水分が入るのもポイント。そのため焼き物はもちろん、オリーブオイルをたっぷりと投入してアヒージョを作るなんて使い方も可能。
また、焚き火をする際にあると便利なのがカーリの「プラズマライター」です。ふたを閉めておくことで高い防水性を発揮するこのライターは、突然の雨にも対応してくれる優れもの。
その火力は強く、風が吹いていても簡単に火が消えることはありません。薪などに着火する際、チャッカマンの火が付きにくいとストレスになりますよね。でもこちらのプラズマライターなら安心。火を発する部分は伸縮アーム付きなので、火傷の心配が少なくて済むのも注目したい点です。
コーヒーセットもあるとキャンプ時間がもっと素敵に
キャンプ中のリラックスタイムに飲むコーヒーは格別ですよね。インスタントも手軽でいいですが、せっかくならいつものコーヒータイムをお洒落にしてくれるアイテムを選んでみるのはいかがでしょうか。こちらはホールアース「ヒノキスタンド」。その名の通りヒノキ材を使用したスタンドで、組み立て式なので収納時にはかなりコンパクトになってくれます。
同じくホールアース「ヒノキドリッパー」と併せて使えば、リラックスタイムをウッドな気分で優雅に彩ってくれます。スタンドには同時に2つのドリッパーをセットできるので、仲間と同じタイミングでコーヒーを淹れることも可能。
ドリッパーは紙フィルターを直接セットできるため、余計なギアを持っていく必要もなし。自宅で挽いたお気に入りの粉を持っていって、キャンプ仲間にコーヒーを淹れてあげるなんて時間も楽しそうです。
デュオキャンを目一杯楽しめる道具を選ぼう!
気の置けない友人と行くデュオキャンプ。グループのような盛り上がりとソロのような落ち着きを兼ね備えたこのスタイルは、あらゆるキャンパーのニーズを満たしてくれること間違いなし。いつものキャンプとは違った、新鮮な過ごし方ができるはずです。
12月も半ばとなり、本格的な寒さが到来しました。キャンプに行くのをためらってしまいがちなこの季節ですが、然るべき道具を用意して、今年の冬は思い切りデュオキャンプを楽しんでみてください!