リアルママキャンパーが教える!赤ちゃん連れキャンプを成功させる7つのポイント
2022.08.16ノウハウ
近年、小さなお子さんや赤ちゃんを連れてキャンプを楽しむ家族も増えてきていますが、初めて赤ちゃんを連れてキャンプに行く際は何かと心配になることも多いと思います。そこで今回は、乳幼児連れキャンプ3年目の筆者が実践している「赤ちゃん連れキャンプを成功させるポイント」を紹介していきたいと思います!
制作者
racche
ファミリーキャンプ歴4年目。普段は看護師として働きながら、趣味であるアウトドアを中心にwebライターとしても活動中。愛車のキャンピングカーを用いて月に1回は車中泊キャンプを満喫しています。インドア派な主人に乳幼児2人、そして愛犬3匹と一緒でも「安心・安全・快適」なキャンプを目指すべく、日々奮闘中です!
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キャンプは何歳から始められる?
キャンプ自体に年齢制限はなく、事前の準備や対策次第では0歳の赤ちゃんでもキャンプに行くこと自体は可能です。
実際筆者の息子達のキャンプデビューは生後5ヶ月と2ヶ月!数年前であれば非難されてもおかしくはない年齢でのデビューでしたが、次男に至っては絶賛コロナ禍。公園に行っても子ども達や親御さんで溢れかえっており、決して安全が保障されてるとは思えない光景でした。しかし家の中に居続けるのにも限界が来たある日、「平日のキャンプ場なら公園より空いてるかもしれない!」と思い立ったのがキャンプデビューのきっかけでした。
赤ちゃんキャンプまでの道のりとキャンプ当日にすること
我が家が実践している赤ちゃん連れキャンプまでの道のりや当日にすることは以下のような流れ!初めて赤ちゃんをキャンプに連れて行く際は参考にしてみてくださいね。
- 赤ちゃんの予防接種・定期健診に行く
- 赤ちゃんの普段の体調を把握し、異変があればすぐ気づけるようにしておく(普段の体温・おしっこやうんちの回数や性状、アレルギーの有無、1日の生活リズムなど)
- キャンプの予行練習をする
- 赤ちゃんとママが安心して快適に過ごせるキャンプ場をリサーチし、予約する
- 赤ちゃんを含め、家族全員分の必要な荷物を揃えてまとめる
- 赤ちゃん連れでも安心・安全に使えるキャンプ用品を選び、準備する
- 調理器具や食材の準備(赤ちゃんのミルクや離乳食用も含め)
- 車に荷物を載せて、キャンプ場へ行く
- 受付でチェックインし、荷物を車から出して設営する
- 赤ちゃんのオムツを定期的に交換する
- 赤ちゃんの食事時間に合わせて毎回ミルクや離乳食を準備して与える。(母乳の場合は、ママが安心して授乳できる場所を確保)
- 自分たちの食事を作り、食後は後片付けを行う
- 安全な場所で赤ちゃんを寝かしつける(午前寝、午後寝、就寝)
- 赤ちゃんとキャンプ場を散策したり広場で遊んだりする
- 赤ちゃんとお風呂やシャワーに入り、湯冷めしないように気をつける
- 赤ちゃんの体調に異変がないか常に気を配り、何かあれば対処できるようにしておく
- 赤ちゃんがクズったり夜泣きしたりすればあやす
- キャンプ道具の片付けとサイト内の清掃、ゴミの分別
- 自宅に帰ったら、車から荷物を下ろして洗濯や洗い物をして、荷物は全て元の位置に戻す
「赤ちゃん連れキャンプ」を成功させる7つのポイント
赤ちゃんを連れて「安心・安全なキャンプ」を成功させるために筆者が実践しているポイントを7つ紹介していきます。
①パパも育児と家事のスキルを高めて、夫婦で助け合う!
個人の「生活力」や家族間での「コミュニケーション能力」が試されるキャンプでは、普段からいかに夫婦間のコミニュケーションを密にとって、お互い協力しあって子育てや家事を行っているかが明らかになります。そして赤ちゃんを連れてキャンプに行く場合、キャンプに行く前から帰ってきて普段の生活に戻るまでにやることは沢山。
さて、皆さんのご家庭は上記でご紹介した工程のうち、何割がパパが1人でもこなせるでしょうか?
もし半分以下の場合は赤ちゃんを連れてキャンプに行っても、ただただママが疲れてしまうだけです。家族全員が楽しいと思えるキャンプを成功させるためにも、普段からお互いに思いやりをもって声をかけ合い、パパも育児や家事のスキルを高めて協力し合いましょう!
②「いきなりキャンプ泊」はNG!
生後間もない赤ちゃんを、練習なしでいきなりキャンプ場へ連れて宿泊するのは赤ちゃんにとっても親にとっても負担大!赤ちゃんを連れたキャンプでは何かと予定通りには進まないことも多いので、キャンプ初心者はもちろんのこと、キャンプ経験者の方も「おうち(室内)キャンプ」や「庭・公園キャンプ」、「デイキャンプ」など少しずつ親子ともにレベルアップするのが大切です。
赤ちゃんによっては環境が変われば泣き続けてしまう子もいるので、テントやアウトドア用のマットレス、チェアなど、当日使用する予定のキャンプ用品には事前に慣れさせておくこともポイントですよ。
③キャンプで起こりそうな怪我や事故、病気、害虫などの予防対策はしっかりと
言葉が話せず、危険回避を自分でできない赤ちゃんを守るためにはママやパパの存在は必要不可欠!キャンプ場ではパパかママが目を離さずに必ず見守るのはもちろんのこと、キャンプで起こりそうな事故や病気、怪我についてのリサーチをしておくことも大切です。
グループキャンプなど大人が多い時は「誰かが見ているはず」と気が緩んだり、お酒も進んでしまったりすることが多いので、必ず声をかけあって、パパかママどちらか自分の子供から目を離さないようにしましょう。そして万が一の場合に備えて、すぐに駆け込める小児科や救急病院がキャンプ場の近くにあるかなども事前にチェックしておくのもオススメです。
④赤ちゃんやママにとって、安心・安全に楽しめるキャンプ場を利用者が少ない日に予約する
赤ちゃん連れでキャンプを楽しむ場合「トイレや水回り、施設が綺麗」「家からの距離が近い」「ファミリーキャンパーに人気」「体調不良であれば当日キャンセルOK」「綺麗な芝生がある」キャンプ場がオススメです。
利用者が少ない平日などを狙えば、ほぼ貸切状態でキャンプを楽しむことができ、夜泣きやクズりがあっても、他のキャンパーが居ないだけで親としてはかなり救われます。また、ママやパパ、赤ちゃんがキャンプに慣れるまでは本格的なテント泊にはこだわらず、デイキャンプやロッジ泊、グランピング、キャンピングカー泊など、自分や赤ちゃんに合ったキャンプスタイルを選びましょう。
▼赤ちゃん連れでも安心して利用できるおすすめキャンプ場はこんなところ
⑤持って行くもののリストがあれば便利!
赤ちゃん連れのキャンプでは何かと荷物が多くなり、ついつい忘れ物が増えてしまいます。燃料や薪、コンロなどはキャンプ場でも販売やレンタルしていることが多く、食材を忘れても近くの道の駅やスーパー、コンビニなどで購入すれば何とかなります。しかし赤ちゃん用の荷物は、キャンプ場周辺では売られていないことが多いので、街まで買いに行くか自宅まで取りに戻らなければいけない可能性があります。
そこでオススメなのがキャンプ当日までに持ち物リストを準備しておき、それにそって荷物を準備し出発前にも必ず確認すること。我が家も以前は忘れ物が多くて困った経験もありましたが、リストを作成してからは忘れ物することがなくなり、不要な費用や時間を費やさずに済んでいます。
⑥「心」と「身体」と「時間」にゆとりと余裕を持つ
親が理想とする計画通りに進むことができない赤ちゃんキャンプでは予定は詰め込みすぎず、設営や料理では「簡単・時短」を意識するのがオススメです。
ママやパパの「不安」や「苛立ち」「疲れ」などの負の感情は赤ちゃんにも伝わってしまうので、赤ちゃんキャンプに慣れるまでは『キャンプ場に行ってみんな元気に笑顔で過ごせればOK』くらいの心の余裕を持ち、もし夜間帯に夜泣きしても抱っこであやし続けられるくらいの体力を夫婦共に温存しておくことも大切です。
⑦赤ちゃんや家族での写真はたくさん撮っておく
赤ちゃんの成長は著しく、日々の育児に奮闘しているうちにあっという間に大きくなってしまい、子どもとの家族写真はお宮参りや特別な時くらい…という方もいるかと思います。
そこで赤ちゃんキャンプの際にオススメしたいのが、キャンプ場にセルフタイマーやBluetoothなどで撮影できるカメラを持参して持って行くこと。キャンプ場ならではの雄大な自然の景色や暖かな自然光を使って撮る写真は特別な1枚となりやすく、我が家も普段からたくさん写真を撮っています。その際に赤ちゃんだけを写すのではなく、赤ちゃんと過ごすママやパパの何気ない様子も写真におさめておくと、楽しかった思い出が鮮明に蘇り、数年後見返した際も感慨深いものとなりますよ。
家族全員が笑顔で終えれば赤ちゃんキャンプは成功!
赤ちゃん連れキャンプは決して楽ではありません。しかし、澄んだ空気と自然の雄大な景色を観ているだけで心も体も癒やされ、外で食べるキャンプ飯や暗闇に光る月や星空を眺めるのも最高のひとときとなります。育児や仕事に疲れている今の時期だからこそ、キャンプ場ではできるだけ赤ちゃんとのんびり過ごせるように工夫して、ママやパパ自身もキャンプを楽しんでください。
ママやパパが笑顔だと、それだけで赤ちゃんも笑顔になりやすく、帰宅後も夫婦そろって「またキャンプに行きたいな」と思える素敵なキャンプ成功体験となりますよ。
この記事で紹介したスポット
キャンプ場画像 | ||
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キャンプ場名 | CAMPGROUND BREEZE TATEYAMA (旧:BREEZE Family Camp) | スプラッシュガーデン秩父オートキャンプ場 |
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