砂浜で日帰りバーベキューorビーチサイドでまったりデイキャンプ、どっちが自分向き!?
梅雨が明けたら、夏本番!ここはやはり、海辺へキャンプに行きたいところ。それなら夏の定番、砂浜でのバーベキューは外せないですよね。もしくはビーチではないけれど、海を眺められる場所で落ち着いたキャンプを楽しむのもアリ。今回は、2パターンのキャンプスタイルにベストマッチなギア&アイテムを紹介していきます。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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【パターン1】日帰りでビーチキャンプを楽しむ
持ち運びが簡単で軽量、設営が楽なアイテムがベター
ビーチキャンプの場所を決めたら、いざ荷物の搬入です。念頭に置いておきたいのが、オートキャンプなら車を横付けできますが、ビーチキャンプでは、浜まで車を乗り入れられない場合がほとんどであること。荷物を持っての移動は徒歩です。暑い日差しのなか、重い荷物を抱えての移動はなかなか骨が折れるもの。キャリーワゴンに乗せて運ぶにしても、重ければ重いほど砂に車輪をとられるため、想像以上の力で引っ張る必要があります。ならば、軽量化を図った方がベター。
また天気が良い日のビーチは、砂に直射日光が当たりかなり熱くなっていることも。そこにいるだけで体力が奪われてしまうので、サッと設営して日陰を作った方が賢明です。持っていくアイテムを工夫して、せっかくのビーチキャンプを身軽に楽しみましょう!
軽量で設営が楽なキャンプギア&アイテムはこれ!
全部合わせても、重さは約13kg!大人2人いれば、手持ちでも対応できる重さです。さっそく、それぞれを紹介していきます。※テーブルは備品のため説明を割愛します
立ったり座ったりが楽なビーチチェアはマスト
ビーチキャンプでは、海で遊んだりバーベキューしたりとアクティブに動くシチュエーションが多いもの。そんな場面で活躍するのが、立ったり座ったりが楽なビーチチェアです。おすすめは、座面がまっすぐで、メッシュ素材、ひじ掛けがあるタイプ!
上写真のように、座る部分がストレート(カーブなし)のものなら、サッとはたけば、両サイドから簡単に砂を落とせるのでグッド。メッシュ素材で、さらに砂はけも効率よく行えます。
通気性も抜群なので、海で遊んだ後に座っても乾きやすいのも高ポイントです。ひじ掛けがあれば、立ち居の支えに使えるだけでなく、座った時のリラックス度もアップ。そのうえ、軽量であれば持ち運びも楽なのでいうことはありません!
ビーチ用テントで日差しを避けつつ、プライベート空間を確保
日差しを避けつつ、プライベート空間を確保できるテントは、ビーチキャンプの必需品。風が強いビーチでは、背が低く、前後に通気窓のあるものがベスト!背が低いと安定感があって飛ばされにくいし、熱がこもりにくく快適に過ごせます。炎天下での設営を考えて、軽くて簡単に設置できる1〜2人用のワンタッチテントを選びましょう。この大きさならば、撤収時も1人だけで砂を払ってたためるので便利です。
そのままでは風に飛ばされるので、おもり用の砂袋(※)を四方に置くか、サラサラな砂にも刺さりやすいサンドペグや金属の長いペグを使って固定しましょう。
※上写真のテントには4つの砂袋が付属されています
8時間以上の保冷機能!持ち運びに便利なクーラーボックスで見た目もスマートに
暑い日に「ちょっとなら大丈夫」と思ってドリンクや食材を常温で放置するのは厳禁。飲み物については「冷たい方が良かった」なんて言えば済むかもしれません。しかし食材に関しては、思ったよりも早く傷んでしまい食べられなくなるどころか、知らずに食べて食中毒になってしまっては大変です。悲惨な事態を回避するためにも、クーラーボックスの力を借りましょう。
おすすめなのは、分厚い断熱材を使用し、保冷機能を高めたもの。開閉ごとに冷気が逃げてしまうのは致し方ないので、保冷剤を入れるなどして対策しましょう。上手く使えば冷たいまま半日持ちます。
使い勝手を追求するなら、バッグ内に仕切りがあるものを選ぶとなおよし。仕切りに合わせて、整理整頓ができるので、見た目もスマートです。持ち運びのことを考えるなら、肩から掛けられるショルダータイプが勝ち。両手も空いて作業もはかどるので便利です。
広範囲に日陰を作ってくれるタープは風が弱い日が狙い目
たしかにテントは日よけにはなりますが、小さいサイズに複数人で入るのは現実的ではないかもしれません。そんな中、日陰を広範囲に確保できるタープはかなりのお役立ちアイテム。
風通りも良く快適なうえ、UVカット素材を選べば、紫外線対策にもなります。ただし、風が強い日に設営すると、吹き上げられて飛ばされてしまったり、タープが風でばたばたとはためいてうるさかったりとキャンプに集中できないことも。タープの設営は、当日の風の様子を見ながら決めましょう。
ハイスタイルのBBQグリルで砂かぶり防止!
砂浜でのバーベキューは夏の風物詩といっても過言ではないくらいメジャーなイベント。楽しむ予定があるのなら、バーベキュー台は高さがあるハイスタイルのものがおすすめ。ある程度高さがあれば、風で砂が舞っても食材にかかりにくいので安心です。砂浜がかなり熱いので、ロースタイルのバーベキュー台だと調理している人の体感温度はかなり高いものに。
食材も守りつつ、快適さを求めるなら、足が長めのハイスタイルバーベキュー台で決まりです。
軽量でかさばらないおもちゃ!キャンプやレジャーシーンで盛り上がるフライングディスク
大人も子ども も気軽に遊べるフライングディスクを荷物の中にそっと忍ばせておいても。フライングディスクは、お互いに投げ合ってキャッチボールのように遊んだり、相手に当てっこするドッジボールのように楽しんだりとシンプルながら活躍してくれるアイテムです。
【パターン2】ビーチの横でデイキャンプを楽しむ
砂浜ではないけれど、海の近くのキャンプ場でキャンプを楽しむのも夏っぽくていいものです。条件次第では、風よけ日よけになる緑が生えていたり、調理場やトイレなどの設備が近くにあったりと便利。海を感じつつ、落ち着いたキャンプをするにはもってこいです。
ゆったり時間をサポートするキャンプギア&アイテムはこれ!
ゆったりと落ち着いて楽しむビーチキャンプで使いたいのは、ロースタイルのキャンプギアたち。それでは順に紹介していきます。
車で搬入できる場合が多いので、荷物の重さはそこまで気にしなくてOK
ビーチサイドキャンプ場は、普通のオートキャンプ場同様、車を横付けできる場合が多いので、荷物の重さはさほど気にしなくてもOK。利便性を追求したギアやたくさんの食材を持って出かけましょう。
座りながら調理するロースタイルのBBQグリル
食事を囲んでゆったり過ごすのなら、椅子に座りながら調理しつつ食事ができるロースタイルのバーベキューグリルがおすすめ。バーベキューグリルの高さは、座面と同じくらいがちょうど良い感じ。座って手を伸ばした位置にグリル網がくるので、必要以上に手を上げ下げしなくても大丈夫。火種を調節するのが楽です。
ちなみにこちらのバーベキューグリルは、ビーチキャンプで紹介したものと同じ。足の高さを2段階で調節できる優れものです。
食材やドリンクをまとめて冷やせる、開口部広く取り出しやすいクーラーボックス
ゆっくりと食事ができるのなら、大容量のクーラーボックスにドリンクや食材をあれもこれも詰めたくなりますよね。一方で、すべて使う前に保冷効果が切れてしまうのは困りもの。そんな時は、クーラー部分が地面から離れているものを選べばOK。地熱の影響を受けることなく、保冷効果が長く続きます。
※完全防水ではありません。本体に直接、水・氷などを入れると、結露する場合があります
また、必要なものをサッと取り出せるように、開口部が広いタイプだと便利。トレーに入った肉や魚など、幅を取るものを購入しても、楽々収納できます。
デイジーチェーンのフックは4つ(上段3つ、下段1つ)
さらに、ちょっとした小物をぶら下げておけるデイジーチェーン付きであればなおよし。食器や調理器材を整理できるので、キッチン周りもスッキリします。
ビーチで遊んだ後の休憩場所としても重宝するテント
夏であれば、高い通気性は必須。フルクローズしても風通り抜群なメッシュ素材のテントを選びましょう。虫よけにもなるので一石二鳥です。日差しをさけつつ、プライベート空間も確保して快適に過ごしましょう。
夏のキャンプを満喫するなら、シチュエーションによってギア変を!
楽しいキャンプにするためにも、フィールドに合ったギア選びが大切です。自分たちのシチュエーションにピッタリなものを選んですてきな夏を過ごしましょう!