タイヤも備えあれば憂いなし!?hinataの取材を支えるトーヨータイヤ「オープンカントリーR/T」
オフロードも街乗りも!"キャンプなタイヤ"の最新作「オープンカントリー A/T Ⅲ」の実力を体感【トーヨータイヤ】
2022.06.05ライフスタイル
トーヨータイヤのSUV/CCV向けシリーズ「OPEN COUNTRY(オープンカントリー)」から、オフロードでも街乗りでも快適な走行を約束してくれる、キャンパー注目の新作がリリース!2022年7月に販売を開始する「オープンカントリー A/T Ⅲ(エーティースリー)」は、武骨なデザインと悪路での走破性を備えた、まさに「キャンプなタイヤ」。試走会で体感した、悪路を苦にしないグリップ力や乗り心地、その実力をお伝えします。
制作者
鈴木俊平
ソロキャンプを基本に渓流や登山など自然を満喫しています!アウトドアは地域の魅力に触れることができる貴重な機会。一人でも多くの人が外遊びに夢中になれるような情報を発信していきます。
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「キャンプなタイヤ」の定番、トーヨータイヤ
オフロード性能を有する「M/T(マッドテレーン)」、オン・オフロード両用の「A/T(オールテレーン)」、両者の中間に位置する「R/T(ラギットテレーン)」を展開しているトーヨータイヤ。街乗りだけでなく、アウトドアシーンにも適した機能性やデザインを両立したタイヤを生み出し続ける同社から、悪路や林道、雪道にも対応する新作タイヤが登場します!
アウトドア好きはチェック必須の新作「A/T III」
さまざまな気候や環境下を走り抜ける万能型
今回、トーヨータイヤがリリースするのは、オン・オフロード両用の「オープンカントリー A/T Ⅲ(エーティースリー)」。ラージブロックが印象的なデザインに加え、ぬかるんだ林道や滑りやすい雪道にも対応した走破性を備え、凍結した路面以外のあらゆるシーンで活躍してくれる万能型です。
騒音や濡れた道でのグリップ性能などの観点で、厳しい欧州の環境規制をクリアした品質と信頼性を誇ります。キャンパーからの人気が高いランドクルーザーやプラド、デリカ、ジムニーなどに対応する全29サイズをそろえ、まさに「キャンプなタイヤ」の代名詞になりうる存在として期待を集めます。
アウトドア向きな外観と機能を兼ね備えた本格派
5つのラインに不等間隔に並んだラージブロックが特徴的な「A/T Ⅲ」。ゴツゴツした見た目はまさにアウトドア仕様で、ノイズを低減するブロック配置になっています。スリット溝は、オフロードでもしっかりと駆動するトラクション性能を向上させ、異音や振動の原因となるタイヤへの「石噛み」を抑制。
耐摩耗、スノーポリマーを増加させたので、冬用タイヤの規制が適用された高速道路でも走行が可能です。タフでワイルドな見た目をはじめ、アウトドアシーンに必要な機能を兼ね備えたハイブリッドモデルになっています。
側面には、タイヤの耐久性や耐外傷性に大きく寄与するデザインが施されている
従来のモデルと比べ、冬シーズンでの走行機能は大きく向上しました。トーヨータイヤの試験では、既存の「A/T plus(エーティープラス)」よりも、雪道での制動性能が13%もアップ。シャーベット状、あるいは圧雪した路面での走行にも対応しています。
試乗して体感した、確かな「グリップ力」
トーヨータイヤの新作「A/T Ⅲ」の実力を確かめるため、試乗したのは、トヨタの人気ピックアップトラック「ハイラックス」と、新車の納車まで4年(2022年6月時点)かかるとされる「ランドクルーザー」。急斜面や砂利道、水たまりが続く整備されていない林道で、「A/T Ⅲ」の登坂性能や駆動力などを確かめました。
悪路を難なく乗り越える「本格派」のタイヤ
世界各地で支持が厚いピックアップトラック「ハイラックス」
全長5m以上の車体を誇り、抜群の収納スペースで車中泊仕様にアレンジされることも多いハイラックス。乗用車1台がやっと通れるほどしかない道幅で、うねったコースをすり抜けられるのか不安が募りましたが、そんな予想は走り始めた途端、かき消されていきました。
ハイラックスは、マッディな道を進んで行きますが、「A/T Ⅲ」はしっかりと地面にグリップ。ぬかるみや起伏にもハンドルを取られず、操縦が一貫して安定し、悪路も難なく走り抜けられます。
車両の前方が長いハイラックスでも、進行方向にある障害物やカーブを事前にしっかりと確認しながら走行できる余裕が生まれます。
急斜面の上り坂は砂利混じりの泥道でしたが、ハイラックスは時速10kmほどの速度で走ってもスリップせず、坂の途中でアクセルとブレーキを繰り返しても、しっかり呼応するように前進してくれる力強さ。座っているシートからも、タイヤがしっかりと地面にグリップしている感覚を得られ、走行していくうちに、こわばっていた肩の力が少しずつ緩んでいきます。
下りの坂道でも、「A/T Ⅲ」はいかんなく本領を発揮。斜度22度、約50mの急斜面という悪条件の中、濡れたタイヤは滑ったり、浮いたりすることなく、ハンドルを切った方向にしっかりと走行してくれます。安定した走行で、周囲の自然を楽しめる余裕も出てきました。
ランクル+「A/T III」は無敵の組み合わせ?
トヨタのランドクルーザー GRS 300
次に試乗したのは、世界的な人気の高まりで、新車の納車まで4年(2022年6月時点)かかるとされるランドクルーザー。その中でも、悪路での走破性に優れた「GR Sport 300」に乗ったのですが、車を知り尽くした試走会会場のインストラクターは「正直、ランクルの機能性だと、悪路をあまり感じないかもしれません…」と一言。hinataスタッフは「まさか」とは思いつつ、その言葉の意味を体感することになります。
ハイラックスと同様、悪路で走らせたランクルですが、車内は驚くほど快適。ハイラックスよりも上下の振動が抑制され、「少し凸凹した道を走っているな」という感覚です。
急勾配でも「止まる」「走る」の動作を忠実にこなすランクル
急な斜面をはじめ、砂利が混じった起伏の激しい悪路も走破するランクル。ラリーに参戦しているドライバーからのフィードバックなどを開発に反映しているだけあり、安定した乗り心地で、アドベンチャー感覚で運転を楽しめました。
過酷なレースに挑むドライバーの信頼も厚い「トーヨータイヤ」
ヘルメットとシートベルトを装着してラリーに臨むhinataスタッフと三浦ドライバー
試走会では、世界一過酷なオフロードレースとも言われる「ダカールラリー」に参戦したランドクルーザーに試乗できる貴重な機会も!市販車部門で3度の優勝を誇る三浦昂ドライバーの運転で、タイヤはラリーを想定したモデル「M/T-R(エムティーアール)」と本番さながらの体験です。
地響きのようなエンジン音とともに、砂埃を巻き上げながら時速80kmまで一気に加速した車は、森の中へと一瞬で消えていきました。
三浦ドライバーは小刻みにハンドルを切り、視界の悪いカーブやぬかるんだ泥道も難なく走破。助手席のhinataスタッフは上下に体を揺さぶられながらも、シートベルトを握りしめてなんとか持ち堪え、1分ほどのラリー体験を終えました。
「ラリーは酷な悪路の連続で1秒1秒が勝負。タイヤを信頼できないと走れません」と三浦ドライバー。世界の第一線で走り続けるドライバーからの支持も高い、トーヨータイヤのクオリティと信頼性の高さを実感しました。
どんな気候や環境でも走り抜ける「キャンプなタイヤ」
キャンパーからの支持も厚いオープンカントリーシリーズに新たに加わった「A/T III」。整備が行き届いていない山道や林道が多いアウトドアシーンはもちろん、いつもの街乗りをもっと快適にしてくれるのは間違いなし。トーヨータイヤが満を持してリリースする「キャンプなタイヤ」は、アウトドアと車の両方を楽しみたいキャンパーにはマストなアイテムです!