保冷ギアの決定版!電気式クーラーボックス×大容量ポータブル電源でキャンプがさらに快適に
ポータブル電源と家電の組み合わせで、キャップをより快適に楽しむEキャンプ。今回のテーマはキャンプの保冷対策です。今回は、年々人気が高まっている電気式クーラーボックスの使い勝手や便利な使い方、活躍シーンを最新アイテムを交えながら紹介していきます。電気式クーラーボックスの実力とは?
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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キャンプの保冷まわりをさらに快適にする方法とは?
あなたはどんなクーラーボックスを使っていますか?気温の上昇とともに重要さが増すキャンプの保冷対策。キャンプの後半や、連泊となると、氷や保冷剤の解け具合が気になりがちです。今回はそんなキャンプの保冷をポータブル電源と便利な家電ギアとの組み合わせで、さらに快適にする方法を具体的なアイテムを交えながら紹介します。
人気上昇中の電気式クーラーボックスを活用
キャンプの保冷環境の快適化の主役は、年々注目が集まっている、電気式クーラーボックス。アウトドア用の冷蔵庫とも呼べる強力な保冷アイテムです。
高い保冷力を有するハードタイプのクラーボックスでも、中の温度は開け閉めの頻度や、時間の経過とともに上がっていくところですが、電気クーラーボックスであれば、電気の力で保冷力をキープできるのが強み。今回はそんな電気式クーラーボックスの最新商品のレビューを交えながら、その便利さを掘り下げていきます。
こちらの電気式クーラーボックスは、SaiELの「32L冷蔵・冷凍庫」。ファミリーでも安心な32ℓの大容量さと、静かなキャンプ場でも気になりにくい静音設計が魅力の1台です。消費電力が50Wと低めなので、ほとんどのポータブル電源と組み合わせ可能な点も使い勝手のいいポイント。
内部は2室に分かれており、右側の小さいスペースが0℃〜10℃をキープできる冷蔵庫、左側の大きいスペースがマイナス20℃〜10℃をキープできる冷凍庫になっています。また、スイッチを入れてから使えるようになるまでの時間も短い点も特徴。約15分で0℃以下、約60分でマイナス10℃〜16℃になります。
右の冷蔵庫には、500㎖のペットボトル飲料が4本、左の冷凍庫には2ℓのペットボトルが8本横置きできます。
電力源はコレ!快適キャンプに欠かせない大容量大出力のポータブル電源
電気式クーラーボックスにくわえて用意したアイテムがポータブル電源。今回は、先進機能を満載した人気のポータブル電源ブランド、エコフローの720Wh容量モデル「RIVER Max Plus」と電気式クーラボックスを組み合わせて使用していきます。
まずは、ポータブル電源のスペックから。「RIVER Max Plus」は最大10台のデバイスへの同時充電が可能で、「X-Boostモード」により、ドライヤーなど電力消費1,200Wの家電も使用可能なモデル。720Whの大容量ながら、フル充電までの時間を大幅に短縮する「X-Streamテクノロジー」により0%から80%への充電は1時間以内、フル充電なら1.6時間で完了できます。
720Whの容量を持つ「RIVER Max Plus」であれば、消費電力50Wの電気式クーラーボックスを強モードで約12〜14時間使えます。これだけの時間保てば、1泊2日のキャンプであれば余裕をもって保冷ができます。
電気式クーラーボックスだからできることとは?
「電気で保冷力が長持ちする点はわかったけど、通常のハードクーラーでも保冷剤や氷をしっかり入れれば十分長持ちするよね?」そう思う方もいらっしゃるはず。ここからはそんな方も納得できる電気式クーラーボックスだからこそできることを解説します。
保冷だけでなく、常温からの冷凍も可能
いくらハードクーラーをうまく使っても、やはりボックス内の温度は徐々に上昇するので、冷凍状態を長時間キープするのは難しいです。電気式クーラボックスであれば、電気が続く限り、凍ったものをそのままでキープできるうえ、常温の状態から凍らせられます。
例えば、朝買っておいたアイスをキャンプの夜に食べるなんてことも可能。傷みが心配な海鮮などもキャンプに持ち込みやすくなるので、キャンプ料理の幅も広がります。余った料理を冷凍して持ち帰るといった使い方もできるのでフードロスも軽減可能です。
シガーソケットから給電できるので、移動中も保冷できる
ポータブル電源だけでの使用可能時間だけ見ると、物足りないような印象を持つ方もいますが、移動時には車のシガーソケットから給電できます。現地に着いてからポータブル電源に切り替えれば、より長い時間保冷可能。帰りも車なので、余った食材も、保冷した状態で持ち帰れます。クーラーボックスの中のものを気にせず寄り道しましょう。
電源サイトであれば、何時間でも保冷可能
キャンプが楽しくなってくると、祝日や大型連休に連泊キャンプをしたくなるもの。そこでネックになるのがやはり暖かい時期の保冷問題。通常のクーラボックスであれば、途中でキャンプ場を抜け出し氷の買い出しに行くか、1泊目と2泊目で別々のクーラーボックスを用意するなどが必要になってきます。
そんな時におすすめなのが、電気式クーラーボックスと電源サイトの組み合わせ。電源サイトであれば、何時間でも保冷が可能です。
電気式クーラーボックスはキャンプ以外でも活躍!
電気式クーラーボックスは、キャンプに限らず普段の生活にも役立ちます。ここからは、電気式クーラーボックスの日常シーンでの意外な使い方を紹介していきます。
日常の買い出しに便利
車で大型スーパーに買い出しに行く方は、車に電気式クーラーボックスを積んでおくと便利です。買った食材の鮮度をキープできるのはもちろん、スーパーで保冷剤を買う費用や、袋に詰める手間を省けます。外出時に買い物と他の用事を済ませたい方は、予定を組みやすくなるので、より自由に行動できる点も魅力です。いつでも車内で冷たいドリンク飲めるので、夏場のロングドライブにもあると便利!
災害時の備えにあると安心!ミニ冷蔵庫として普段使いも...
家にいるときは、電気式クーラーボックスをそのまま保管しておくのはもったいないです。サブ冷蔵庫として運用することで、スーパーでまとめ買いできる量を増やしたり、ホームパーティなどでお客さんのドリンク用の冷蔵庫として使えます。充電したポータブル電源とともに家に置いておけば、いざというとき防災にも活躍。
電気式クーラーボックスでキャンプの保冷を強化しよう
電気式クーラーボックスとポータブル電源の組み合わせは春夏キャンプの強い味方。キャンプの楽しみ方や行動の幅を広げてくれるうえ、日常でも活躍します。電気式クーラーボックスを取り入れて、より快適なアウトドアライフを送りましょう!