「今知っているブランド=おしゃれ」の勘違い。ファミリーキャンプをステップアップするANOBA【買い替えたい人必見】
「とりあえず買った道具でキャンプに行ったら、まわりとちょっと違う…」「今年こそキャンプをはじめたい」という方へ!今、キャンプ界で起きている変化の一つが、既存の大手ブランドにはない、洗練されたデザインとコストパフォーマンスを両立させた新鋭ブランドの台頭です。その筆頭が「ANOBA(アノバ)」。居心地のいいサイト作りの基本を解説しながら、多くのキャンパーに評価されている理由を探りました。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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間違いないもので道具をそろえたい人へ
「今知っているアウトドアブランド」で大丈夫?
「知っているアウトドアブランドだし、これにしてみるか」
キャンプを始める前にそう思っていた人や、実際にそれで道具をそろえた人も多いはず。しかし、キャンプ場に実際に行ってみると、意外とそのブランドは思ったほど見かけず…。いろいろなブランドとスタイルがあることを知る人が、実は多数派かもしれません。
キャンプ人気の立役者は「新鋭ブランド」
キャンプ人気が高まり始めた5年ほど前。それまでの大手ブランドになかったデザイン性やコンセプトを武器に、新しいキャンプブランドが続々と誕生。現在はキャンプスタイルも多様化し、個人で立ち上げる「ガレージブランド」の動きが活発になっています。
それと同時並行するように、ものづくりに強いインテリアブランドなどもアウトドア業界に進出。キャンパーのツボをおさえたデザインはもちろん、ものづくりのノウハウを生かし、優れたコストパフォーマンスを実現しているのが特徴です。おしゃなキャンプを手軽に始めやすい環境をそろえることで、キャンプ市場を広げています。
おしゃれとコスパを両立させたのが「ANOBA」
その代表格が、2019年に登場した新鋭ブランド「ANOBA(アノバ)」。国内のキャンプ人気は、1990年代の大手アウトドアブランドの躍進に始まり、現在のキャンプ人気の初期に登場したおしゃれさやコンセプトで勝負する新興ブランドの登場、個性輝くガレージブランドの隆盛という流れにあります。その着地点として注目されているのが、同ブランドです。
洗練されたサイトはリビングづくり
長く過ごすリビングこそ、こだわりを。
▲大事なのは「統一感」
「あのサイト、いい感じにキャンプを楽しんでるな」。自分のキャンプサイトと洗い場や管理棟との行き来で気になるのは、よそのサイト。心地良さを感じさせてくれる共通点は、キャンプギアの雰囲気や色の「統一感」にあります。
「Instagramで話題になっているような品薄で高価なアイテムを取り入れなくても、居心地のいい空間はできる」。この認識を多くのキャンパーに持たせるようになったのブランドの一つが「ANOBA」。自然に溶け込む落ち着いた色合いとともに、流行に左右されない、家でも使えるアイテムを多数展開しています。
家でも使えるナチュラルなギアがトレンド
▲ナチュラルテイストで統一できるANOBAのギア
子どものときに見たような原色の派手なテントは、オートキャンプでは今や昔。キャンプで多くの人が目指すのは、居心地のいいカフェのような、自然体でいられる雰囲気。ナチュラルテイストで統一することが、そこに近づくための早道になります。
ANOBAのハイバックローチェアは、「ありそうでなかったひじ掛付き」をうたい、天然のブナを使ったあたたかみのある質感ながら、1万円台を実現。これまでの「いいものは高い」というキャンプの常識をアップデートした逸品です。もちろん、ハンモック的な抜群の座り心地で、長時間座っても疲れません。
【基本情報】
商品名:ハイバックチェアロータイプ
カラー:ブラック、ブラウン、ホワイト
使用サイズ:約51.5x64x66.5cm
収納サイズ:約13.5x83x13.5cm
重さ:約3.4kg
価格:13,800円(税込)
ラックにはホームセンターのものを愛用する人も増えていますが、ANOBAの新作「2トーンウッドラック 3段」は、ブナの天然木を使った格調高い仕上がり。スキレットやケトルなどの小物を並べるだけでも、こなれ感を演出できます。
【基本情報】
商品名:2トーンウッドラック 3段
サイズ:約45 x 31.5 x H(39.5/51/58)cm
重さ:7.0kg
価格:14,500円(税込)
意外と差がつく収納センス
ギアコンテナで違いを見せよう
キャンプで意識したいもう一つのポイントが、「生活感を出さない」ということ。多くのキャンパーが「白いスーパーのコンビニ袋が見えてしまうだけで、キャンプという特別な時間にどこか日常の要素が入りこんでしまう」と口をそろえ、収納やゴミ箱にこだわっています。
特に、食器類や洗剤、調理器具などの小物は、ごちゃごちゃとしないように、収納ボックスへ。テント、寝袋、チェア、テーブルをそろえるのと同時に、最初に一つは持っておきたいのがケースです。
家とクルマの持ち運びなら、プラよりソフトケース
プラスチック製のコンテナボックスの欠点は、必ず両手で持つ必要があること。駐車場からキャンプサイトまでが少し離れた場所だと、不便に感じることもあります。マンション住まいの場合には、車からエレベーターで自分の部屋まで運ぶときに、さらにカートが必要な場合も。ただ、そのカートも保管の場所をとるという新たな問題が生まれます…。
ソフトコンテナには、片手で持ったり、肩に背負うための取っ手がついているので、持ち運びが簡単。車からサイトまで距離の離れたキャンプ場では子どもと手をつなぎながら、ペット連れはリードを持ちながら荷物を運べるのは、無視できないポイントです。
フィールドラックとシンデレラフィット!
ANOBAの大型ソフトコンテナ「マルチギアコンテナ」は、長さ60cm、幅38cm。キャンパーがよく使用している一般的な50Lのコンテナボックスと、ほぼ同じサイズ感です。写真のように、ユニフレームの人気ラック「フィールドラック」もすっぽり入る大きさになっています。
ANOBAのランタンバッグも収納できるので、ハリケーンランタンが倒れてオイルが漏れることなく、安心して持ち運べます。
▲ANOBA公式サイトで、マルチギアバッグを完全網羅した動画を公開中。収納に悩むキャンパーの強い味方になります!
【基本情報】
商品名:マルチギアコンテナ
カラー:オリーブ、コヨーテ
サイズ: 60x38xh30cm
重量: 約2.4kg
価格:9,200円(税込)
お酒もキャンプの醍醐味!
冷たく保つクーラーも、ソフトに人気集中
肉や飲み物を冷やすのに必要なクーラーボックスも、軽く、持ち運びに優れたソフトタイプが主流になりつつあります。ハードクーラーは、断熱材が厚く、密閉性に優れている点で、保冷性を重視する人に選ばれているのも事実。しかし、ANOBAのブリザードソフトクーラーは、完全密封できる防水ジッパーを採用し、劣らぬ保冷性があるのも人気の秘密です。
ハードに劣らぬ保冷力のワケ
多くのクーラーバッグには、開口部に断熱材がない場合が多いですが、ANOBAのクーラーバッグ「ブリザード ソフト クーラー」は、付属の落としぶたをつけて保冷力を逃さないようにする工夫も。さらに、その上は冷やしたくないものをのせられるので、キャンプ料理の食材を上下にわけ、一つのクーラーバッグで持ち運べます。
インナーは完全防水仕様のため、氷が溶けても水漏れの心配もなし。ブリザードソフトクーラーは、350ml缶が34缶入る25Lのほか、同10缶入る10Lの2サイズの展開。ソロキャンプや家族でのピクニックなどには、10Lがちょうどいいサイズ感です。
【基本情報】
商品名:Blizzard Soft Cooler(ブリザード ソフト クーラー) 25L
カラー:オリーブ、コヨーテ、ブラック
サイズ: 約52x26x31cm
重さ: 約1660g
価格:13,800円(税込)
生活感をなくすのがキャンプ道!保冷缶ホルダーを活用
最後に、生活感をなくす上で徹底したいのが、ビールやハイボールの缶。ここも抜かりなく保冷缶ホルダーを使うことによって、統一感あるサイトが完成します。チェアやシェラカップもブラックで合わせれば、一気に初心者からステップアップ!
ANOBAのバキューム缶ホルダーは、中が真空構造で、保冷効果も抜群。同ブランドがエアコンの設定温度を30度にした中で行ったテストでは、1時間後に10度の違いがあり、その機能性にも定評があります。
【基本情報】
商品名:Vacuum Can Holder
サイズ: 約φ7.5x高さ13cm
重さ: 約220g
価格:2,980円(税込)
ANOBAで身近になるおしゃれサイト
アウトドア家具から、小物まで同じ世界観でそろえられるANOBA。買い替えでステップアップしたいキャンパーはもちろん、「最初から間違いのないモノを選びたい」という初心者にも支持されている理由は、一度使ってみれば理解できるかもしれません。