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エコフローのポータブル電源容量比較

容量で比べるポータブル電源。選び方やホットカーペットなどの使用可能時間は?

2022.01.27キャンプ用品PR

キャンプでのスマホ・LEDランタンの充電や、ホットカーペットの使用、日常の防災まで、さまざまなシーンで役に立つポータブル電源。これからそんなポータブル電源の導入を考えている方に向け、電源の選び方や容量による使用時間の違いを、人気ブランド・エコフローのアイテムを例に紹介していきます。ポータブル電源選びで失敗したくない方は必見です!

ポータブル電源の容量の選び方とは?

容量選びの基準は「何をどのぐらいの時間使いたいか?」

エコフローのポータブル電源容量比較
ポータブル電源の選び方でまず重要なことは、どんな用途で電源を使いたいのかをはっきりさせることです。キャンプの連泊でスマホやLEDランタンを充電する用途や、冬キャンプでのホットカーペットの使用など、具体的な目的に合わせて容量を選ぶと持て余すことなく使えます。

家電の使用時間の計算の仕方は?

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ポータブル電源の容量で選ぶ上で、目にすることになるのが、「Wh(ワットアワー)」というややこしい単位。まずこちらから解説していきます。 【Wh(ワットアワー)とは?】 「Wh」とは「1時間に流せる電力量」を意味しポータブル電源の容量を示しています。さらに簡単に言えば、「消費電力○○W(ワット)の家電を○時間使えますよ」という指標です。 例えば、バッテリー容量720Whのポータブル電源で、消費電力100Wの家電を使用した場合、使える時間の目安は下記の計算式で導き出されます。 【容量】720Wh÷【消費電力】100W=【使用可能時間】7.2時間 まずは、使いたい電化製品の消費電力をチェックしておきましょう。

見落としがちなフル充電までの時間

エコフローのポータブル電源容量比較
ポータブル電源の容量の大きさも重要ですが、それに合わせて確認が必要となる重要な要素が、フル充電までにかかる時間です。いくら容量が大きくても、フル充電までの時間が半日近くかかるようであれば、キャンプの出発前日の充電では間に合わない可能性もあります。 逆に急速充電機能を備えたポータブル電源であれば、使い勝手が向上するので、大きな容量を選んだ場合は特に気をつけましょう。

人気の高出力ポータブル電源「エコフロー」で比較

最新の高出力ポータブル電源「エコフロー」

エコフローのポータブル電源容量比較
今回は、最新機能を満載した人気急上昇中の高出力ポータブル電源、エコフローの「RIVER Max Plus」と「EFDELTA」を例にさまざまな機器がどれくらい使えるのかを検証していきます。 エコフローのポータブル電源シリーズは、ドライヤーやホットプレートなど通常のポータブル電源では扱えないことの多い、1200Wまでの家電を使えるようにする「X-Boostモード」を備えているほか、フル充電までの時間を大幅に短縮する「X-Streamテクノロジー」などの便利な機能を搭載。その使い勝手の良さから多くのキャンパーから指示を集めている傑作ポータブル電源です。 検証に入る前に、まずは容量の異なる2台のスペックや特徴を確認していきます。

【容量720Wh】 RIVER Max Plus

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まず最初に紹介するのが、720Whの容量を持つモデル「RIVER Max Plus」。最大10台のデバイスへの同時充電が可能で、「X-Boostモード」により、1,200Wの家電も使用可能です。 急速充電機能により、大容量ながら0%から80%への充電は1時間以内、フル充電なら1.6時間で完了できます。同じ容量の平均的なポータブル電源の多くはフル充電に8時間かかるので、この充電の速さは驚きの数字。 さらに「RIVER Max Plus」は、使用シーンに合わせてバッテリー容量と本体サイズを変更可能です。本体下段のエクストラバッテリーを取り外すと、容量が720Whから360Whへと変身。消費電力の少ない機器しか使わない日は、容量を減らし、コンパクトにするといった使い方が可能です。
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正面とサイドには、6種類10個もの充電ポートを備えており、使い勝手も抜群です。他のポータブル電源には付いていることの少ない、スマホの急速充電に便利なUSB-A急速充電ポートや、ノートPCやNintendo Switchなどが充電できるUSB-Cポートを備えている点も見逃せません。
USB-A 出力(×2)各ポート最大5V DC、2.4A、12W
USB-A 急速充電(×1)各ポート最大5V DC、9V DC、12V DC、2.4A、28W
USB-C 出力(×1)最大5V DC、9V DC、15V DC、20V DC、5A、100W
AC 出力(×3) 純正弦波合計600W(サージ 1,200W)、100Vac(50Hz/60Hz)
DC5521 出力(×2)各ポート最大13.6V DC、3A
シガーソケット 出力(×1)最大136W、13.6V DC、10A

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【容量1260Wh】 EFDELTA

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続いては、エコフローの超大容量モデル「EFDELTA」の機能やスペックを確認していきます。容量は「RIVER Max Plus」の1.75倍の1260Whながら、0%から80%への充電が1時間以内、フル充電まで1.6時間という点は同じで、容量に対しての充電スピードが脅威的なモデルです。 「RIVER Max Plus」も同様ですが、「EFDELTA」はエコフロー独自の「BMS(バッテリーマネジメントシステム)」と呼ばれる仕組みが搭載されています。このシステムにより、接続した機器に合わせた電圧の調整や、過充電や電力のロスの防止、などを自動で管理。バッテリーの長持ちや、安全にもつながるのでこちらの機能もありがたいところです。 フル充電の状態から1年放置しても、10%しか放電しないので、防災用の電源としても申し分なし。
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「EFDELTA」の出力ポートは5種類13個。AC出力コンセントが6個も付いているので、複数台のPCを同時に接続可能です。防災はもちろん、集団でのワーケーションや野外研修など、ビジネスシーンでも活躍できる仕様です。 バンライフでの旅を楽しんでいる方には、頼もしい相棒となることでしょう。別売りのソーラーパネルで給電も可能なので、あわせて使えばさらに車旅やロングキャンプが快適になります。
USB-A 出力(×2)各ポート最大12W、5V DC、2.4A
USB-A 急速充電(×2)各ポート最大18W、5V DC 2.4A、 9V DC 2A、12V DC 1.5A
USB-C 出力(×2)各ポート最大60W、5V DC、9V DC、 15V DC、20V DC、3A
AC 出力(×6) 純正弦波1600W(サージ 3,100W)、100V AC(50Hz/60Hz)
シガーソケット 出力(×1)最大108.8W、13.6V DC、8A

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※商品の有無については店舗にお問い合わせください。

スマホやアウトドア家電の使用時間を「エコフロー」でテスト

スマホの充電可能回数

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スマートフォンやPC、LEDランタンなどの電子機器の充電をする上で、容量の他に重要になってくるのが、充電機器と充電ケーブル、ポータブル電源の差込口の電圧です。それぞれの電圧が異なる場合、電圧の変換による電力のロスが生まれます。電圧の変換による電力のロスは約40%が基準と言われており、電源や充電ケーブルの性能によって数値が左右します。 電池容量6,000mAhのモバイルバッテリーで、電池容量3,000mAhのスマートフォンを2回充電できるはずが、1.6回分しか充電できないのはこの電圧の変換のせいです。バッテリーを効率よく使うなら、充電したい機器の電圧を確認し、近い電圧の充電ケーブルを用意し、適した電圧のポータブル電源の充電ポートに差し込みましょう。 今回は、Apple社の急速充電機能付きスマートフォン「iPhone12Pro(電圧9V)」を例に、急速充電対応充電ケーブル(電圧9V)を使って、エコフローのポータブル電源2台のそれぞれの急速充電用USBポートに接続し、電源切れから満充電までのバッテリーの容量消費と時間を比較してみました。 ちなみに、エコフローのポータブル電源の場合は、電圧を自動で調節してくれるので、充電ケーブルさえ適したものを選んでおけば、少ない電力のロスで充電できます。
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RIVER Max Plus (720Wh)EFDELTA (1260Wh)
充電可能回数目安 ※電圧変換によるロスが無い場合約42.5回約74回
満充電までの時間(急速充電使用)約1時間30分約1時間30分
スマートフォンの充電の比較したところ、このような結果になりました。 充電回数については、どちらも十分すぎるほどの量であることがわかります。スマホの充電程度であれば、キャンプでの使用は、「RIVER Max Plus」で十分、災害時の備えとして持つなら「EFDELTA」ならしばらく停電に見舞われても、情報取得・連絡手段を確保できます。 スマートフォンの場合、ポータブル電源で充電可能な回数よりも、どのぐらいの速さで満充電できるかの方が重要なので、急速充電対応のスマートフォンをお持ちの方は、ポータブル電源が急速充電対応かどうかも選ぶ上で大事なポイントになります。

ホットカーペットの使用時間

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続いては、冬キャンプの暖房として便利なホットカーペット。消費電力の大きなアイテムなので、ポータブル電源の容量の大きさが使用時間に直結します。
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今回検証に使用したホットカーペットは、電圧100V、消費電力520W、ホットカーペット。サイズは、大人2人が暖をとれる2畳サイズです。「RIVER Max Plus」と「EFDELTA」につなぎ、弱モードと強モードでどれだけの時間使用できるかを試してみました。
エコフローのポータブル電源容量比較
RIVER Max Plus (720Wh)EFDELTA (1260Wh)
使用可能時間目安【弱モード】約5時間30分約9時間30分
使用可能時間目安【強モード】約3時間15分約5時間45分
弱モードであれば、「RIVER Max Plus」でも夜を明かせそうですが、強モードでは容量が足りない印象です。「EFDELTA」であれば、強モードでも6時間弱使用できるので、より暖かく一晩を過ごせます。 今回は、2人用の消費電力が高めのホットカーペットを使用したので、こちらの結果ですが、ソロ用のサイズであれば、「RIVER Max Plus」でも一晩、強モードで使えそうです。

電気調理器の使用時間

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最後は、ホットカーペット以上に電気を使う、電気調理器を使ってテストをしていきます。こちらの電気調理器は、ホールアースの「ポータブルマルチクッカー」。取っ手がたためるフラパンと小鍋、小型の電気コンロがセットになった、ポータブル電源と相性抜群の電気式アウトドアクッカーです。スタッキングしてコンパクトに収納可能なので、携帯性にも優れた人気のアイテムです。火器が使えない車内での調理にも最適。
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クッカーの使い方はいたって簡単。電気コンロを電源につないで、火力を操作するつまみをスライドさせるだけ。
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早速、こちらの「ポータブルマルチクッカー」を使って、「RIVER Max Plus」と「EFDELTA」で何回湯沸かしできるか検証していきます。条件は、約10℃の水道水600mlを気温7℃、海抜281mの場所。沸騰までの消費電力で湯沸かしできる回数を計っていきます。・
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RIVER Max Plus (720Wh)EFDELTA (1260Wh)
湯沸かし可能回数 (600㎖)約10回約17.5回
「ポータブルマルチクッカー」のような電熱調理器はやはり消費電力も大きめでした。「RIVER Max Plus」でも2泊ほどのキャンプでも十分な湯沸かしが可能ですが、「EFDELTA」なら災害時にガスが使えないケースでもカップ麺30杯以上のお湯を沸かせるほどの容量です。今回は、冬に冷水での検証だったので、夏場であればさらに湯沸かしできる回数に伸び代があります。

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エコフローのポータブル電源容量比較
ポータブル電源選びのコツは自分がやりたいことに合わせて、適した容量の電源を選ぶこと。今回紹介したエコフローの電源のように、ドライヤーなどの家電が使えるかどうか、充電が早いかどうかも重要なポイントなので、しっかり吟味してポータブル電源を選びましょう!

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