普段使いのアイテムで「アウトドアこたつ」完成!年越しそばとお雑煮のキャンプめしで、冬キャンプは決まり
人気上昇中の冬キャンプにチャレンジしたい方は必見!特別なキャンプ道具を買わないでも作れるアウトドアこたつの設置方法や、アウトドアスパイスとホットサンドメーカーを使ってすぐにできる「あったか年越しキャンプレシピ」を紹介します。年末年始を、特別な人と特別な場所で過ごしてみまましょう。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
今年こそあこがれの年越しキャンプに挑戦!
キャンプ用の防寒アイテムが充実し、電源を備えた高規格キャンプ場が増えたこともあり、初心者でも手軽に楽しめるようになった冬キャンプ。眼前に大きな富士山がそびえる「ふもとっぱらキャンプ場」(静岡)など、ロケーションの良いキャンプ場は、予約が取れないほどの人気です。
親しい友人や家族と1年を楽しく振り返り、新年の抱負を語り合えるのが、年末年始にキャンプをする醍醐味。そこで、冬キャンプを楽しく過ごすためのサイトづくりのコツと、年越しキャンプならではのレシピを紹介します。
定番キャンプアイテムの組み合わせでアウトドアこたつを作る
普段使いのキャンプアイテムでアウトドアこたつを作る方法
日本の冬の風物詩、こたつをキャンプで楽しむ方も増えてきました。キャンプであこがれのこたつですが、家のこたつを持ち込むにはかさばり、DIYも手間や技術が必要になるため、なかなか実現できていない方も多いのが事実。
実はそんなアウトドアこたつも、定番のキャンプアイテムの組み合わせで簡単に作れます。用意するのは下記の道具のみ。普段使いしているアイテムを使用することで、こたつを使用しない時期にも本来の用途で活躍するので、持て余すことがありません。
【こたつ作りに必要なアイテム】
・折り畳み式テーブル…2脚
・寝袋…1〜2本
・ブランケット…1〜2枚
・湯たんぽ…2個
・マット…1〜2枚
まずはマットとブランケットでフロアの防寒対策
まずは、マットやブランケットを敷いて、テントの床からの冷気対策。座り心地も高まりますが、クッションや座布団は忘れないようにしましょう。
最近は、ポータブル電源やスマートフォン用のモバイルバッテリーで稼働し、遠赤外線効果で暖かい電気式ホットブランケットの使用も一般的になり、家にいるかのように快適に過ごせます。
定番のアウトドアテーブルと寝袋でこたつを組む
次にこたつのテーブル部分を組みます。テーブルをブランケットの上にセットし、その上からジッパーを開いた寝袋を被せます。テーブルが大きい場合は寝袋を複数使いましょう。寝袋への食べこぼしが気になる方は、さらにその上から大きめのマルチクロスをかけると良いです。
土台ができたら、もう一枚のテーブルを脚をたたんだ状態で、天板としてのせます。寝袋をテーブルとテーブルでサンドイッチする仕組みです。
湯たんぽを入れてこたつの完成
最後に熱源として湯たんぽをこたつの中に入れて完成。湯たんぽであれば、電源サイトがない環境でも使えるのでどこでも暖がとれます。一般的なトタン製の湯たんぽであれば、6時間は暖かさが続きます。
年越しキャンプごはんをアウトドアアレンジで楽しむ!
こたつの用意ができたら、もう一つの冬キャンプの醍醐味、温かい料理です。家で食べる定番の年越し料理も、キャンプで食べれば特別感が増すものです。いつもキャンプで使うアウトドアアイテムで「年越しレシピ」2つを簡単に作っていきます。
話題のアウトドアスパイスでアレンジ!年越し肉そば
年末は、やっぱりそばでしめたい!
年末の定番料理と言えば、年越しそば。キャンプでも、家での過ごし方と同じように、温かい年越しそばを楽しみたいところです。
今年はアウトドアスパイスでいつもと違う年越しそばに
スタンダードなかけそばもいいですが、せっかくのアウトドアなので、少し変わった年越しそばを作るのもおすすめの楽しみ方です。今回は、話題のアウトドアスパイスを使って、肉そばを作っていきます。
使用したアウトドアスパイスは、ウマミ スパイス カンパニーの「THE ULTRA UMAMI SPICE」。味覚には、甘味と塩味、酸味、苦味がありますが、日本人が発見したとされる第五の味覚として旨味があります。
そんな旨味を追求したのが、こちらのスパイス。旨味成分たっぷりのチーズやトマト、椎茸、ニンニクをはじめとする20種類以上のこだわりの材料を使用しており、洋食、和食問わず、さまざまな料理の味付けに使える万能スパイスです。こちらを隠し味にしたレシピを紹介していきます。
【材料(3人前)】
玉ねぎ…1/2個
豚バラ肉…150g
醤油…大さじ1
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
顆粒だし…適量
麺つゆ(2倍濃縮)…大さじ3
そば…人数分
ウルトラウマミスパイス…適量
小ねぎ…適量
①まず、玉ねぎをしんなりするまで中火で炒めます。
②次に豚バラ肉と醤油、酒、みりんを加え、火が通るまで中火で炒めます。
③そこに、水500mlと顆粒だし、麺つゆを加えひと煮立ちさせます。
④ウルトラウマミスパイスを適量ふりかけ、味を整えます。
⑤そばをゆでます。
⑥茹でたそばに④の汁と具をのせ、小ねぎを散らして完成。
和洋折衷な味付けのスパイスが隠し味に
旨味たっぷりの肉入りの汁は蕎麦との相性抜群。大人から子供まで楽しめる味付けです。
ウルトラウマミスパイスはトマトの持つグルタミン酸、椎茸のグアニル酸、カツオ調味粉末のイノシン酸、3種類の主要な旨味成分が含まれています。これらにより、シンプルなメニューでも旨味がアップ。豊かな味に仕上がるので、気になる方はさまざまなレシピに取り入れてみましょう。
定番のお雑煮をホットサンドメーカーでひと工夫!
年越しに欠かせないお雑煮をキャンプでも
年が明けたら食べたいメニューがお雑煮です。地方や家庭によって作り方も味付けもさまざまなお雑煮ですが、醍醐味はなんといっても、汁の旨味を吸ったお餅。キャンプシーンでは炭火でこんがり焼くのがベストですが、ホットサンドメーカーを使えばもっと手軽に、しかも美味しく餅を焼けます。
続いては、そんなホットサンドメーカーで焼いた餅を使ったレシピを紹介します。
【材料(4人前)】
切り餅…4個
鶏もも肉…150g
小松菜…1/2束
にんじん…適量
かまぼこ…適量
三つ葉…適量
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1
顆粒だし…適量
ホットサンドメーカーで簡単かつおいしく餅を焼く
①水600mlに顆粒だし、酒、醤油、鳥もも肉を入れ、中火で10分ほど煮ます。
②小松菜と飾り切りにしたにんじんを入れ、そのまま10分ほど煮ます。
③餅をホットサンドメーカーにセットします。ホットサンドメーカーの形状によってはそのまま餅が入らない場合もあるので、その際は収まりの良い形にカットしましょう。
④両面にきつね色の焼き目がつくまで餅を焼きます。
⑤②をシェラカップなどの器によそい、焼いた餅と、三つ葉、かまぼこをのせて完成。
カリカリに焼けた香ばしい餅をテント内のこたつで堪能
ホットサンドメーカーで両面をカリカリに仕上げた餅は、汁にひたして食べると焼き目の香ばしさと出汁の味が口いっぱいに広がります。レシピをご当地のお雑煮に合わせてアレンジするもよし、磯辺焼きなどのお餅を使ったレシピにアレンジするもよし。ホットサンドメーカーを活用してキャンプでお餅を楽しみましょう。
今回使用したホットサンドメーカーは、京都の人気アウトドアブランドMt.SUMI(マウントスミ)のもの。収納の際に邪魔になりがちな持ち手がたためるので、持ち運びしやすくなっています。専用のケースも付属。
「こたつ×年越しごはん」で2022年もキャンプを満喫しよう!
年越しキャンプの気分を高め、より特別な時間を味わえるアウトドアこたつとキャンプレシピ。まだ予約できるキャンプ場もあるので、今年はぜひチャレンジして、大切な方と素敵な年末年始を過ごしましょう。縁起を担いで富士山が見えるキャンプ場に行ったり、早めに起きて初日の出を楽しんだり、年末年始の醍醐味は盛りだくさんです!