キャンプ前のワクワクが倍増する「旅キャンプ」のコツ。キャンプ王国・茨城の「ゴールデンルート」をちょもかさんと勝手に選定!
せっかくキャンプで遠出したのなら、その地域の旬の味覚や名所も一緒に楽しみたい──。キャンプと掛け合わせて楽しむアクティビティが人気になっているなかで、旅行と一緒に楽しむ「旅キャン」が注目されています。それを誰よりも満喫しているのが、女子キャンプと車中泊をテーマにしたYouTubeチャンネルが人気急上昇中のちょもかさん。茨城キャンプではずせない「ゴールデンルート」を案内してもらいながら、旅キャンのコツを教えてもらいました。
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
公式Instagram:@hinata_outdoor
公式X:@hinata_outdoor
もっと見る
もくじ
ちょもかさんと「キャンプ王国・茨城」のゴールデンルートを勝手に選定!?
ご当地食材をそろえながら「旅キャンプ」
カヌーや釣りなど、キャンプと掛け合わせた「プラスアルファ」のアクティビティが人気になっているなかで、旅行と一緒に楽しむ「旅キャン」も人気急上昇中のキャンプスタイル。その舞台として注目されているのが、キャンプ王国と言われる茨城です。
都道府県の魅力度ランキングでは毎年のように下位にされていますが、その結果に「なぜ」と疑問に思うキャンパーが多いのも事実。海や川のそばにキャンプ場が多く、スポーツ庁調査によると、その数は県内163カ所と日本一。さらに周辺では海の幸や野菜、果物に恵まれ、地域の食材で楽しいキャンプ料理が味わえるのは、茨城ならではの魅力です。
地図アプリで寄り道し放題
そこで旅キャンの魅力を探るため、協力してくれたのは、茨城在住の女子キャンパー、ちょもかさん。地図アプリ「moviLink」を実際に使いながら、茨城を楽しみつくす「旅キャン」ルートをhinata編集部と選定しながら、案内してもらいました。
プロフィール
【ちょもか】
ソロキャンプ&バンライフ系のYouTubeチャンネルchomocampの登録者数は約5万人(2021年11月時点)。キャンプ歴は20年強。小さいころから家族とキャンプを楽しみ、2018年2月ごろからソロキャンプを本格的に始動。キャンプ場での撮影が頻繁になったことで、テントの設営の手間がかからない車中泊も始める。愛車のナマステ号(ダイハツ・ハイゼットカーゴ)で全国を行脚。茨城県在住。
YouTubeチャンネルはこちら:chomocamp
旅キャンの前に…。運転が楽になる無料の地図アプリ「moviLink」
旅キャンは「準備半分、寄り道半分」
1カ所を目指すいつものキャンプとは違って、キャンプの前に何カ所も移動しながら、キャンプ場までのワクワクを高めていくのが「旅キャン」の醍醐味です。ルートの理想は「確実に行きたい場所が半分、気ままな寄り道が半分」。そんなときには事前に寄るスポットに目星をつけ、設定しておきたいところです。
そこで活躍するのが、2021年にリリースされた地図アプリ「moviLink」。シンプルな使い勝手が男女を問わず人気で、土地勘のない場所でも、安心して目的地を目指せます。地図を読むのが苦手な人でも使いやすいように設計され、道路が強調されて表示されるので、知らない地域の道路でも安心。
慣れない場所でも寄り道できるアプリ
スマホを使っても街中で迷う女子へ!安心のmoviLink
さらに有料道路や距離の優先はもちろん、「普通車」と「軽自動車」で選べ、高速料金も正確に表示。ほかの地図アプリでは表示されないようなマイナーな行き先も表示されやすくなっており、マイナーな観光地にスムーズにたどりつけます。
シンプルな表示。細い脇道、林道、農道に行かないから安心!
有名地図アプリでは、早さを優先すると、「本当にこの道でいいの?」と思うような道を通されることも。moviLinkでは、すれ違いが難しいような細い道を避けて案内してくれるので、運転が苦手な人でも安心です。
実際にmoviLinkを使いながら撮影の集合場所まで自走してきたちょもかさん。「主要道で無理なく案内してもらえるので、助かりました」とほかの地図アプリとの違いを感じていました。
電波がつながらない山間部でも安定のナビ!
キャンプ場に向かう山間部では、携帯の電波がつながらない場所も多く、地図アプリの中には案内が途切れてしまうものも。moviLinkなら事前に読み取った地図をGPSで案内するので、電波状況に左右されません。安心して秘境の観光スポットにも立ち寄れ、休日の「冒険」が楽しめます。
いざ出発。茨城はキャンプ飯の食材天国
ひたちなかの那珂湊おさかな市場へ
キャンプの醍醐味と言えば、料理。家の近所のスーパーで買った食材を持っていくだけでも、外で食べれば食事はおいしくなるもの。「けど、何かが足りない気がする」。その土地でこそ楽しめる食材でキャンプ料理の幅がいつもより広がるだけでなく、その地域の魅力に触れ、旅行気分がさらに高まります。
ちょもかさんがキャンプ場のそばにあると、ついつい寄ってしまうのが、新鮮な魚介類のある市場。
「キャンプ場にチェックインする前にいつもホタテとかを買って楽しんでます。その地域のキャンプ場ですぐに食べるので、食材をだめにする心配もありません!」
市場でまぐろのスタミナ漬け(500円)を購入したちょもかさん。ガーリック風味の醤油だれにじっくり漬け込まれたマグロは、フライパンで焼くだけで料理でき、キャンプとの相性抜群
茨城在住キャンパーのちょもかさんがmoviLinkをセットして向かったのは、県中央部の港町、ひたちなか市にある那珂湊(なかみなと)おさかな市場。有名な港町にある観光市場よりもローカル色が強く、地元でとれた海の幸が味わえるとあって、週末には多くの人でにぎわう人気スポットです。
那珂湊おさかな市場を満喫するちょもかさん
「市場がそばになくても、その地域のスーパーの鮮魚コーナーをのぞけば、普段は見かけない魚に出会え、旅行気分も高まりますよね。道の駅でも、地元の農家がつくった野菜が販売されているのがほとんどなので、のぞいてみるのもおすすめです」
市場では500円で小さなアンコウを購入。炭火で焼くだけでプリプリの食感が楽しめました。
キャンプで食べる海鮮物を調達し、那珂湊おさかな市場からキャンプ場に向かう
「茨城といえば、アンコウですよ」
ちょもかさんによると、県内各地でアンコウ鍋は食べられますが、ひたちなかや、その南にある大洗では、スーパーでもよく目にする、ソウルフード。ちょもかさんは「アンコウのブイヤベースを作ってみましょう」ということで、那珂湊おさかな市場で、冷凍アンコウの切り身を購入しました。
hinata編集部がひたちなか市内の大型スーパー「ヨークベニマル那珂湊店」に問い合わせたところ、「通年で冷凍のアンコウの扱いがある」とのことで、途中の渋滞やアクシデントでキャンプ場の到着が遅くなって市場が閉まったときにも、ひたちなか周辺ではアンコウの心配はなさそうです。
涸沼のキャンプ場に行く前に、さらに寄り道すべき場所
茨城のキャンプ料理に欠かせない名産品とは?
空の景色を映し出す涸沼は、茨城のウユニ塩湖。ただ、ちょもかさんがその前に寄り道したのは…
ちょもかさんが市場の後に向かったのは、キャンプ場…ではなく、干しいもの老舗「大丸屋」
今回キャンプをするのは、那珂湊から約14km、クルマで20分ほどのところにある涸沼。しかし、ナマステ号とともに自由気ままな旅を愛するちょもかさん。
moviLinkに入力したのは、道中にある「ほしいも専門店 大丸屋」。創業130年の老舗で、店内には定番から希少なサツマイモまで、約15種類の干しいもを販売する茨城県民に知られた名店です。
大丸屋で干しいもを吟味するちょもかさん
接客していただいた大丸屋の主任、大曽根義幸さんによると、特におすすめは、茨城県産いずみ。生産しているところも少なく、県外では手に入りにくい希少な干しいもです。
もちろん、同じサツマイモの品種でも、甘さには違いがあるのも事実。甘い干しいもの見分け方として、「透かしてみて、透き通っているほどに、より甘さがあります」(大曽根さん)。
干しいもに劣らず人気の「干しいものジェラート」を食べ、いよいよキャンプ場へ
実際にキャンプでサツマイモ1本丸々の焼きいもをつくるとなると、それなりに手間がかかるもの。干しいもは干すことで甘みが凝縮しており、焼きいも以上の甘さを楽しめます。キャンプ料理とも相性が良く、保存がきくので、余っても帰りの渋滞の車内でも楽しめる万能なおかずであり、おやつです。
大曽根さんは「焼きいも風にバターで焼くだけでも十分においしいですが、ダッチオーブンで玉ねぎをいっぱい入れたクリームソースの中に加えるのもいいですし、スティック状の丸干しいもに豚のバラ肉を巻いて鉄板で焼くだけでもいけますよ」とおすすめてくれました。
夕日の郷 松川を選んだワケ
涸沼湖畔のキャンプ場「夕日の郷 松川」。撮影の日も夕日に輝く湖面に恵まれ、ちょもかさんもご満悦
キャンプをしたのは、湿地の保存に関する国際条約「ラムサール条約」に登録されている涸沼(ひぬま)。その湖畔にある「夕日の郷 松川」(大洗市)はその名前の通り、日本百名山の筑波山の左側に落ちていく夕日を目の前でみられる人気キャンプ場です。
同キャンプ場によると、最近は雄大な夕日の沈む景色がキャンパーの間でも有名になり、土日の予約が難しくなってきた盛況ぶり。涸沼周辺のキャンプ場は「夕日の郷 松川」のほか、「涸沼自然公園キャンプ場」や「親沢公園キャンプ場」、「広浦公園キャンプ場」があり、湖畔でのゆったりとしたキャンプが楽しめます。
「ただ、夕日に照らされてオレンジ色に輝く湖面を楽しめる夕日の郷 松川は別格ですね」とちょもかさん。撮影の日も夕日が作り出す光の道が水面に浮かび上がり、しばし、みとれていました。
茨城での旅キャンプの成功は「moviLink」にあり!
実際に使ってみた感想①「ダウンロードしてすぐ使える」
目的地を設定する場合にも、行き先の予測変換があるので便利だったmoviLink
愛車ナマステ号で北海道から九州までを行き来しているちょもかさんですが、スマートフォンがカーナビ代わりとして十分に機能することもあり、カーナビを装備していないドライバーの一人。もちろん、不慣れな土地でのドライブは日常なだけに、これまで色々な地図アプリを試してきました。
実際に今回の旅キャンプでmoviLinkを使ってみて、「ほかのアプリと比較して、広い道でいけるのが何よりも助かるのと、インストールしてから直感的に使えるシンプルな使いやすさがいいですね」。
案内の声が機械ではなく、実際のカーナビの声なので、安心感があるのも気に入った様子でした。
実際に使ってみた感想②「事前にルート保存できる」
またちょもかさんが評価したのは、ルート保存機能。「据え置き型のカーナビとは違って、前日にベッドの中でルートの保存ができるのがいいですね。旅行でも事前の計画をたてるのが好きなので、ここのプロセスから旅を楽しんでいる気分になれました」。
「問い合わせフォーム」で利用者が改善できるmoviLink
地図アプリ「moviLink」は、「問い合わせフォーム」に寄せられたユーザーの声を反映しながら、日本のドライバーたちと一緒に作れる日本の道路事情に合わせた地図アプリ。シンプルさを維持しながら、ちょもかさんのような毎日運転する人や、週末だけ運転する人までを満足させるために日々進化しています。
案内ルートに満足しなかったときや、目的地検索で期待する結果が出なかったときなど、使ってみて感じた改善点は「問い合わせフォーム」を活用して、どんどん意見することで、自分たちの地図アプリに貢献できます。
今ならAmazonギフト券があたる!
moviLinkは、抽選で500人にAmazonギフト券などのe-GIFTがあたる「アンケートモニターキャンペーン」を実施。
アンケートの回答は簡単。
①moviLinkのアプリをインストール
②サイドメニューの「お知らせ」からキャンペーン情報を確認
③アンケートに回答するだけ。
実施期間は2021年12月1日(水)から2022年1月21日(金)まで。皆さんの意見や感想を使いやすさの向上につなげ、一緒に地図アプリを作っていきましょう!
茨城で現地調達した食材のレシピはコチラ
【ちょもかオススメ】茨城・涸沼でキャンプするなら「アンコウのブイヤベース」
【材料2〜3人分】
アンコウ切り身…200〜300g
エビ(有頭)…4〜5尾
アサリ…適量 *塩抜きしたもの
バケット…人数分
トマトの水煮(缶詰)…1缶(400g)
白ワイン…カップ1/2
コンソメ…適量
オリーブ油…適量
パセリ…適量
ニンニク…適量 *チューブ入りでも可
水…適量
【作り方】
①アンコウはブツ切りにする。エビは背ワタを除く。
②オリーブ油大さじ3~4とニンニクを入れて弱火にかける。
③イタリアンパセリ小さじ1を加え、エビ、アンコウ、アサリを加えていき、中火でいためる。アンコウに火が入って色が白っぽくなったら、白ワインを加えて火を強める。
④煮汁にとろみがついてきたら、トマトの水煮を手でつぶしながら加えて混ぜる。煮立ってきたら味をみてからコンソメで味をととのえて完成。
【簡単キャンプ飯】大丸屋提案の肉巻き干しいも
【材料】
干しいも(スティックタイプ)…1袋
豚のバラ肉…適量
サツマイモのシロップ(メープルシロップやはちみつでも可)…適量
万能調味料(アウトドアスパイス ほりにしなど)…お好み
【作り方】
①干しいもに肉を巻く
②フライパンやスキレットで肉に焼き目がつくまで火にかける
③お好みで調味料やシロップをかけるだけで、完成!