雨でもキャンプをあきらめないで!テント内で楽しめる料理&遊びを知れば、親子で大満足
半袖でのキャンプが楽しくなって、すぐにやってきた梅雨。天気が悪いとキャンプにも行けない…。そう思っていては、四季の移ろいを楽しむキャンプの魅力に気付けないかも。多くのキャンパーが雨の日だからできる楽しみを見つけており、子連れやカップルでゆったりとした時間を過ごしています。雨の日のキャンプに活躍するギアや、テント内でやるからこそ盛り上がる過ごし方を紹介します。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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雨の日はキャンプにいけない?
雨の日のキャンプは大変そう
夏に近づき、キャンプが楽しい季節。暑くなるのと同時に、雨の日も多くなってきました。キャンプを予定していても、雨予報なら予定をキャンセルする人も多いのではないでしょうか?雨の中でのキャンプは、雨に打たれながらテントを立てたり、バーベキューをしたりと過酷なイメージを持つ人も多いと思います。
雨の日には雨の日の良さがある
雨の日のキャンプは晴れの日と比べると、設営撤収で面倒なこともあります。しかし、それでキャンプをあきらめてしまうのはもったいない!
雨の日は、キャンプ場のフリーサイトが空いているので広々。湿度が多少気になっても、涼しい気候で過ごしやすく、悪いことばかりではありません。雨の日だからこそ、テントにこもって雨音をBGMに楽しめる遊びも多数。そこで、雨の日でもキャンプを楽しく過ごすための方法を紹介します。
雨の日でもキャンプを快適に行うためのアイテム
雨天でのテント設営はレインウェアが必須
雨の日のキャンプで必携のアイテムがレインウェア。テントをたてるときに濡れてしまうのは、どうしても避けたいところです。ここで濡れてしまっては、その後の不快感につながるので、理想的にはブーツや長靴とともにレインウェアを着用し、体が冷えない対策が不可欠。
キャンプで着るレインウェアは、しゃがんだり腕をあげたりするテント設営の動作にも対応できるように、動きやすいものがおすすめ。また、テントに出入りするたびに脱ぎ着を繰り返すので、ジャケットとパンツのセパレートタイプより、パッと簡単に着られるポンチョタイプがおすすめです。
「KiU(キウ)」レインポンチョでキャンプに快適性と華やかさをプラス
動きやすく脱ぎ着もしやすいレインウェアが「KiU(キウ)」のニュースタンダードレインポンチョです。キウならではの総柄がテントサイトに華やかさをプラスします。
レインポンチョはゆったりとしたシルエットで、着ている間も動きやすく、着る人の体型を選びません。従来のレインポンチョは頭から被って着用しますが、キウのモデルは前開きになるフルジップ仕様。キャンプの途中トイレに立つときにパッと羽織れます。
外で作業する時はしっかりとジップを閉め、作業が終わった後は、ジップを開けてテントの出入りで脱ぎ着しやすいようにするなど、使い方を分けるのがおすすめです。
雨の日キャンプはタープよりも大型シェルターでおこもりスタイル
基本的にテントの中で過ごすことの多い雨の日キャンプには、大型のシェルターを準備するのがおすすめ。もちろんタープも雨の日には役に立つアイテムではありますが、シェルターであれば壁があるので、横から吹き込むような雨でも濡れることはなく安心です。
日中はインナーテントなしで設営がおすすめ
ホールアースのアースデュラダブルルームSCはファミリー向けのツールームテントですが、吊り下げ式のインナーテントを付けなければ、8人が過ごせるシェルターとしても使用可能。雨の日のキャンプでは、日中は広々シェルターとして使うのがおすすめです。広いリビングで雨に濡れる心配なくゆったり過ごせます。就寝のタイミングになったら、テント内を少し片付けてインナーテントを付けましょう。
テント内は、寝室側は物置スペースとして使い、メインで過ごすスペースは前室側に作ると、寝るときにもサッと片付けを済ませて、寝室を設営できます。
ジメジメを吹き飛ばすキャンプの過ごし方
焚き火やグリルなしでも、テント内でも豪快焼き鳥を楽しむ
雨の日キャンプはもちろん食事もテントの中で行います。ですが、テント内では、もちろん焚き火はできませんし、ガスコンロを使うにしても換気などに気を使い、調理方法が限られます。キャンプでは定番のステーキや焼き鳥などのバーベキューメニューは煙が気になり、食事を目一杯楽しめません。
ポータブル電源と無煙ロースターで煙と無縁!
テント内でも匂いを気にせず、料理を楽しみたいのなら、キッチン家電メーカー、Toffy(トフィー)のスモークレス焼肉ロースターが便利。このアイテムはポータブル電源(最大出力1000w以上)につないで使用できます。その名前の通り、このロースターからは煙が出ないので、テントに臭いがつくことなどを気にせず、焼き鳥や焼肉を楽しめます。
テント内が明るくなる遊び方
テント内を明るくする大盛り上がりのボードゲーム
雨の日キャンプで雨に濡れることの次に困るのが、時間の使い方。キャンプという長い時間、外で遊べずテントの中だけで過ごすには、工夫が必要です。そんな時おすすめなのがボードゲーム。トランプやオセロ、人生ゲームなどの定番ゲームも良いですが、雨キャンプではやったことのないゲームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
世界中で3000万個売れた大ヒットゲーム「カタン」
キャンプにおすすめなのが、ドイツで生まれたボードゲーム「カタン」。3〜4人のプレイヤーがカタンと呼ばれる無人島を、その土地の資源を使いながら開拓し、繁栄を競うという内容。このゲームには、戦略や交渉術、運など複数の要素が混ざり合い、非常に頭を使うゲームです。ルールは少し複雑ですが一度プレイすればハマること間違いなし。盛り上がりすぎて外の雨のことなんて忘れてしまいます。
最悪な雨でも楽しいキャンプ
雨の日はテント設営・撤収など、晴れの日よりキャンプがしづらい環境ではあります。だからといって楽しくないわけではありません。雨でも快適に過ごせるキャンプギアや、テントの中でも楽しく過ごせる食事やゲームがあれば、晴れの日とは違うキャンプの魅力に気づけます。雨だからとあきらめず、雨の日ならではのキャンプの楽しみを見出しましょう!