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ペグ

鍛冶師が手作りした鉄製ペグ「WAPEG(ワペグ)」。日本伝統の「和釘」をモチーフにした1000年使えるペグ!?

日本の伝統的な金物である和釘をモチーフにし、鍛冶師が1つ1つ手作りする「WAPEG(ワペグ)」。ありそうでなかった「見た目にこだわりぬいたペグ」は重厚感があり、曲がっても鍛冶師がたたき直すことで再び使えます。まさに一生モノと言えるアイアン製ペグは魅力に尽きません。

Makuakeで話題!「WAPEG(ワペグ)」の魅力とは?

土・砂利・芝。強靭だからどんなサイトでも使いやすい

ペグ
強風でもきちんとタープやテントを支えてくれるものこそが、「ペグ」の役割。しかしながら、テントやタープに付属しているペグの中には、硬い地面でたたくと曲がってしまうものや、そもそも打ち込めないものも多くあります。
ペグ
「WAPEG」は重厚感のある鉄製で、とにかく強靭。300kgの加重をかけた検査では、歪みはわずか1mmだったという頼もしい結果を出しています。キャンプ場で実際に行われた設営テストでも、土や砂利、芝生、どのサイトでも問題なく使用できることが実証されています。

ただ刺すだけでかっこいい!

WAPEG
「WAPEG」は鍛冶職人が1本1本手づくり。アイアンをたたいて曲げたシンプルな形は、古くから日本の建築で使われてきた「和釘」がモチーフ。日差しが当たるとほのかに青く光る鈍色の見た目は、自然の中で一段と映えます。

手にしたときの重厚感と凹凸がたまらない

ペグ
表面の凹凸は製造時に金槌で鍛えられた証。握ると手に自然になじみ、地面に刺した時にしっかりと食いつく感覚がキャンパーに心地よさを与えてくれます。どこか無機質な普通のペグとは比べ物にならない存在感です。
ペグ
写真を見ているだけだと、とても重そうに見えるのですが、実際の重さは30cmのペグで1本190g。他社のペグと比較しても「重たすぎる」ことはありません。

「WAPEG」誕生秘話

和釘の形を活かしたペグに

ペグ
「WAPEG」を発案したのは、福岡のKOMという生活家電メーカー。新たにアウトドア用品の部門を立ち上げ、「まずはキャンプを行う上で、誰しもが必ず扱うギアから始めよう!」と、このペグを第1弾として発売しました。 開発時にあらゆるペグを比較したところ、どれも似たような見た目が多いことに気づきます。そこで外見を重視した、今までにない無骨なペグの開発が始まりました。
WAPEG
たたかれているペグ
そんな中で目をつけたのが、日本古来の和釘。しかし、和釘を作る職人の数自体が少なくなっている上、多忙でなかなかペグ作りに協力してくれる職人が見つかりませんでした。それでも根気よく職人探しを続け、ようやく完成したのが「WAPEG」です。

伝統工芸と今らしいアイテムのミックス

ペグ
「WAPEG」のモチーフにした和釘は、飛鳥時代から使われている建築部材。明治時代まで日本中の建築に使用されていました。国宝や重要文化財の寺社仏閣にも使用されており、約1000年前に作られた和釘でも、鍛冶師がたたき直せば再使用できる強靭さが魅力です。
WAPEG
今では一般建築のなかでは使われなくなりましたが、「このような伝統工芸品を広く知ってもらい、現代らしいアイテムとミックスすることで日本古来の文化を残す」(KOM)。そんな思いも「WAPEG」には詰まっています。

和釘と同様、曲がってもたたき直して長く使える

この「WAPEG」は和釘と同じように作っているので、万が一曲がってしまっても、鍛冶師が火を入れ、元通りのまっすぐな形状に直せます。 表面処理がされていないので、さびを防ぐためには汚れを取り除き、油を塗るなとの「シーズニング」が必要。少し手間はかかりますが、「メンテナンスをしながら育てる楽しさ」を味わえるのもこのペグの魅力です。
ペグ
【基本情報】 商品名:WAPEG 七寸(21cm)/一尺(30cm)(それぞれ4本セット) 長さ:約21cm/30cm 厚み:約0.9cm/約0.9cm 重さ:約135g/約190g 購入はこちら:Makuakeを見る

キャンプに欠かせないペグこそ、こだわって選びたい

キャンプになくてはならない「ペグ」。そして、意外とそこにこだわりや関心を持っているキャンパーは多いのではないでしょうか。「WAPEG」は見た目も機能もかなり個性的。メンテンナンスの手間もかかりますが、ほかのギアと同じように愛着が持てるペグです。

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