花見×キャンプを楽しむ3つのスタイル、6つのアイテム。
国内各地では次々と桜の便りが届き始め、近くの公園にでもお花見へ行きたいところ…。しかし、去年に引き続き、大勢が集まる桜の名所ではお花見が規制されそう。そこで注目を集めているのが、ソーシャルディスタンスを保ちながら、ゆったりできるキャンプ場でのお花見。今回はキャンプを合わせた新しいお花見スタイルと、それに合ったアイテムを紹介します。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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お花見の季節がやってきた
今年の桜は早咲きの予感
今年は2月でも春並みに暖かい日があったり、3月に入っても季節を疑うような暖かい日が続いたり、桜も例年より早く咲き始めています。すでに開花しているところもちらほら。「そろそろ花見に行きたいなあ」という気持ちになっている人も多いのではないでしょうか?
しかし、去年に引き続き、有名な場所でのお花見は難しそう…。多くの人がいる場所で、レジャーシートを広げてお花見することは避けた方が良いでしょう。
花見のスタイルはひとつじゃない
お花見のスタイルも多様に
出典:PIXTA
レジャーシートとお弁当を持って公園へ行くという、いわゆる定番のお花見スタイルは難しくなりました。しかしお花見のやり方も、時代に合わせて多様化。ソーシャルディスタンスを保ち、安心してお花見を楽しむ方法が生まれています。
キャンプ場でキャンプをしながらのお花見も乙なもの
コロナ禍で再注目されている春のアクティビティが、「お花見×キャンプ」。一般的に有料のキャンプ場には広大な敷地と入場者の管理があり、大勢が殺到して密集することは少ないです。区画サイトが設けられているところは、他の利用者との距離を保てます。
キャンプ場では、公園で使用が禁止されていることが多い椅子やテーブルといったアウトドア家具や、ガスバーナーなどの火器が使用可能。今までにない豪華なお花見を楽しめます。今回は、キャンプを組み合わせた新しいお花見のスタイルと、それにおすすめのアイテムを紹介します。
①お散歩スタイル
散歩花見には持ち運び簡単な軽量ギアを
手に持てる荷物だけ持っていけば、例年と同じようなお花見を楽しめます。キャンプ場に来たからといって、必ずしもテントなどを広げる必要はありません。宿泊を伴わないデイキャンププランがあるキャンプ場もあります。キャンプ場代も日帰り料金で宿泊よりお手頃。散歩をして、ピクニックをするような感覚でキャンプ場を使えます。
ホールアースのハッピーチェアは非常に軽量コンパクトで、子供でも持ち運び簡単。組み立ても広げるだけで簡単。子供が座るにはちょうどいいチェアです。しかし小さいながら耐荷重は80kgと大人でも十分座れる丈夫さです。
同じくホールアースのテーブルはソロキャンプ用ではありますが、親子二人がお茶とお菓子を楽しむには十分なサイズ。収納サイズが90×70×高さ480mmで、デイバッグにも入るコンパクト感がお散歩スタイルのお花見にはうれしいポイントです。
②デイキャン豪華お花見スタイル
現地調理でできたて料理と桜のマリアージュを楽しむ
タープを張ったり、ガスバーナーを使って料理するのはキャンプ場だからこそできるお花見の楽しみ方。タープで快適な空間を作り、その場で作ったできたて料理と桜を楽しむ、普段のお花見とは違うぜいたくな体験です。
料理も2口コンロがあれば簡単、家庭と同じような感覚で調理できます。コールマンのパワーハウスツーバーナーストーブは、OD缶を使用するガスバーナー。カセットガスよりもパワフルで、スキレットなどの鋳鉄調理器具を使った料理もできます。彩り豊かなアヒージョもあっという間に完成です。
春といえど日差しも強くなってきているので、タープで日陰を作るだけで過ごしやすくなります。ホールアースのヘキサタープは遮光性に優れたタープ。日陰で長時間桜を楽しめます。また白い生地が桜を引き立て、タープの外に出て、キャンプサイトと桜の組み合わせを見るのも素敵です。
③夜桜堪能、宿泊スタイル
テントをはってしっかり桜を満喫
もちろんキャンプ場に来たら、キャンプ場に泊まって、たっぷりお花見を楽しむのもおすすめ。桜は、時間帯によって見せる表情が変わります。日中の桜、日が落ちた後に焚き火やランタンの明かりに照らされる夜桜、日が昇る早朝の桜など、キャンプであれば一回のお花見であらゆる表情の桜を楽しめます。
焚き火を楽しめるのはキャンプならでは。ソーセージやマシュマロを炙りながらお花見するのも楽しいものです。夜になれば、焚き火のゆらめき、そして火に照らされる桜という、なんとも幻想的な景色を見られるかもしれません。ホールアースの焚き火台は、組み立てと火起こしが簡単な焚き火台。さっと火を起こして、長い時間焚き火を楽しめます。
家族でお花見キャンプに行くならツールームテントがおすすめ。一つのテントを立てるだけで、寝室と快適なリビングを確保できます。ホールアースのテントはリビングルーム部分のドアが三方向に開くので、非常に開放的。テントの中からでも問題なく桜をながめられます。
テントを立てる場所を工夫すれば寝室からも桜を楽しめます。夜、桜をながめながら、ゆっくり眠るのも素敵な体験。いろんなキャンプギアを駆使することで、お花見の体験は今までとは違う新しいものになります。ぜひ、キャンプ場でキャンプギアとともにお花見を楽しんでください。
桜が見れるキャンプ場3選
お花見キャンプに必須なのは桜や梅の花が見れるキャンプ場。全てのキャンプ場に桜があるわけではないので、お花見をしたいなら、桜のあるキャンプ場かどうかを確認することは必須。ここでは、関東近郊で桜が見れるキャンプ場3選を紹介します。
【神奈川】神之川キャンプ場
神之川キャンプ場は神之川のほとりにある大きなキャンプ場。区画サイトで、サイトを間を縫うように桜や梅の木が立ち、桜のすぐそばでキャンプができることが魅力。テントの建て方を工夫すれば、桜を見上げながら寝れます。
詳細はこちら:神之川キャンプ場
【千葉】成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場
広大な敷地の自然豊かなオートキャンプ場。フリーサイトと区画分けのされた電源付きの電源サイトが選べます。春は桜の近くのサイトが大人気です。また桜だけでなく、乳搾り体験など、牧場ならではの動物との触れ合いも成田ゆめ牧場の魅力。家族で訪れたいキャンプ場です。
詳細はこちら:成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場
【埼玉】ケニーズ・ファミリー・ヴィレッジ
ケニーズ・ファミリー・ヴィレッジは、レンタルや常設テント、バンガローなどの準備があるため、初心者におすすめのキャンプ場。暖かくなるこの時期、お花見キャンプでキャンプデビューを飾りたい人にはおすすめのキャンプ場です。
詳細はこちら:ケニーズ・ファミリー・ヴィレッジ
キャンプギアでお花見はもっと楽しく
今や、お花見はレジャーシートとお弁当を用意するだけではなありません。キャンプ場であれば、多くのキャンプギアとともに、お花見をより快適に、豪華に楽しめます。ソーシャルディスタンスを保つためということを考えても、ぜひ今年のお花見はキャンプ場でやってみてはいかがでしょうか。今までよりも楽しいお花見体験が待っています。