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バルブステーク

ハンマーがいらない画期的なペグ!?バルブステークが1本880円でも売れるワケ

北海道発の注目ガレージブランド「/moose/ canvas room」から、ハンマーがいらない画期的ペグ「バルブステーク」が登場。手や足で差し込める手軽さが受け、1本800円ながらも初回生産分はほぼ完売する人気ぶり。特にソロキャンパーの圧倒的な支持を誇るようになった理由を深堀りします。

画期的ペグが誕生

ヘッドの形状を円形にする強みとは?

バルブステーク
バルブステークは、2020年秋に登場したステンレス製の鍛造ペグ。それをユニークな存在としているのが、直径35mmの円形をしたヘッドです。手で押し込んだり、足で踏んだりしてハンマーなしで使える形状を採用。ペグ打ちの作業をより簡単にしてくれます。 「購入者の約7割がソロキャンパーですが、子どもに設営を手伝ってほしいけど、ハンマーを使ったペグ打ちに不安を感じるファミリーキャンパーの購入も増えています」(/moose/ 担当者)。

子どもとのキャンプの安全性も

バルブステーク
手で差し込めるバルブステーク
同ブランドによると、先端が鋭いペグを「地面が柔らかそうだな」と横着して足で踏み、サンダルに貫通、ケガをしたという事例も。また子どもがテントのまわりで走り回り、ガイロープにひっかかって転んでしまうのはファミリーキャンプによくある光景。ペグが中途半端に出ていると、転んだ際に顔や体にささりかねないので、安全面でもヘッドの形状までを考えることは大切です。 購入はこちら:hinataストアを見る

耐久性が折り紙付きなワケ

土や芝生サイトはハンマーいらず!

足で踏めるペグ
長さはショート(150mm)とロング(250mm)の2種類。かかとをつけたまま足の裏で踏みたい場合はショート。ロングは最初に少し手で差しこんでから、足で踏めるようになります。
ショートとロングの比較
▲ショート(上)とロング(下)の比較
/moose/ が愛用者に聞きとりをしたところ、土や芝のサイトであれば固定は手で押し込むだけでも問題ありません。湖畔や海辺の砂地サイトは同じ長さの人気鍛造ペグでも抜けてしまうので、使用には注意が必要です。

耐久性に優れた国産の信頼

ハンマーで金色になったヘッド
▲ハンマーで金色になったヘッド
この形状にピンときた人は車通かもしれません。実は製作したのは、エンジンのバルブを手掛けている国内の鉄工所。精密さと耐久性が求められる部品だからこそ、その製品の品質の高さは折り紙付きです。 「地面に石が多くある砂利のサイトになると、ハンマーが必要になりますが、鍛造なのでコンクリートや石も貫きます」(/moose/ )。さらにハンマーの打撃部分が真鍮製ならヘッドの色が金に変わっていくため、愛用者のひそかな楽しみにもなっています。

抜くときはワイングラスを持つように

バルブステーク
ハンマーの先端やペグ同士で抜けるようにする穴はなく、気になるのは、ハンマーなしで抜けるかどうか。ペグを地面に対して斜め45度くらいに差し込み、抜く際のクリアランスを残すのがコツ。最後まで並行に差し込んでしまうと、手でつかめなくなることも。ワイングラスを持つように、人差し指と中指の間で抜きます。

かさばる弱点を逆手にヒット

ペグケース
一般的な鍛造ペグと比較して、ヘッド部分が大きいため、本数が多くなると持ち運びで少々まとめづらくなるのは弱点。しかし、/moose/ はそこを逆手に、専用のケースを販売。円錐形のかわいらしいケースでペグを立てて保管できるのも、人気の理由の一つ。 テント用に全部をバルブステークをしなくても、軽量の組み立て式チェアや陣幕など、手軽に固定したいアイテムに使うのもおすすめ。「使ってみると、意外と便利」がバルブステークの合言葉です。
【基本情報】 商品名:バルブステーク ロング サイズ: [打撃部分]35mm [軸の長さ]250mm [軸の太さ]8mm 重さ:140g 価格:1本880円(税込) 購入はこちら:hinataストアを見る

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