FBIも御用達！福生で出会ったタクティカル感薫るギアとウェアとコーヒー【アウトドアギアさんぽvol.5】

今回の「アウトドアギアさんぽ」は、前回に引き続き、在日米軍横田基地を有する、東京一のミリタリー タウン、東京・福生を散歩。多くのミリタリーショップやアメリカン雑貨の店が軒を連ねるこの街で、アウトドアでも活躍しそうなギアや、アウトドア×ライフスタイルを彩るアイテムを発掘していきます。

今回は、前回紹介の「クラムジー」オーナーから紹介され、大型ショップ「5.11Tactical Store Tokyo」にお邪魔しました。ブラックの外観にオレンジのロゴ映える2階建ての大きな店舗が目を引くこちらのお店。 こちらは、世界各国の法的執行機関で働くプロに信頼されている、高機能なウェアやバッグを展開するブランド、「5.11 Tactical(ファイブイレブンタクティカル)」のフラグシップショップです。日本には、大阪と東京の2か所にあり、アジア圏最大の店舗面積を誇る東京店がここ福生に店舗を構えています。 整然とウェアやバッグなどの商品が並んだ店内。今回、お店に紹介していただいたイチオシのアイテムを紹介します。

「5.11 Tactical」は、機能性と実用性が認められ、警察や軍、諜報部などの法的執行機関で働く方々に採用されてきた、まさにプロ御用達のブランドです。高機能なパンツやバッグが、特に支持されており、実戦で使用する法的執行機関の方の意見を取り入れ開発されています。モデルも法的執行機関従事者から起用、法的執行機関向けの割引と、本当の意味でプロに寄り添うブランドです。

「5.11 Tactical」を語るうえで、かかせないのがパンツ。ブランドのルーツは意外にも、クライミングパンツでした。その使い勝手やタフさが評判を生み、FBIアカデミーの制服に採用されたことを皮切りに、CIA、ネイビーシールズ、デルタフォースなど、多くの現場の信頼を勝ち取りました。

「5.11 Tactical」のパンツの特徴は、動きやすさと、ニーズに合わせた種類の豊富さ。元がクライミングパンツからスタートしているので、股の部分にガゼットクロッチと呼ばれる、マチが設けられているので、動きやすさが抜群です。

そして驚いたのが、その種類の豊富さです。シルエットやカラーの違いはもちろん、たくさんのポケットを備えた、ミリタリーの現場やアウトドアシーンにぴったりのモデルや、私服警官が使用する想定で作られたカジュアルなモデルなど、さまざまなバリエーションが魅力です。 中には、要人警護などドレスコードがあるシーンでの使用したいニーズに合わせて作られた、シンプルでキレイ目なシルエットのチノパンまであります。レディースモデルの豊富さも、女性の活躍が進むアメリカならではです。立ち座りや、体を動かすことが多い仕事についている方も実践投入いかがでしょうか。

パンツに並ぶ、「5.11 Tactical」の看板アイテムが、さまざまなバッグです。中でも人気はこちらの「AMP」シリーズ。「AMP」とは「All Mission Pack」の略で、全てのミッションに対応するバックパックを意味します。珍しいと感じたのは、モデル名に記された数字の意味。通常はLなど容量を示しますが、時間を表しています。例えばこちらのモデル「AMP12」は、12時間の作戦に対応するバックパックです。

「AMP」シリーズが全てのミッションに対応する所以は、その拡張性の高さにあります。背面のハチの巣状のパネルには、用途に応じて豊富なオプションを取り付けられます。穴が六角形なので、よくあるモールと違い、写真のように斜め追加のパックなどを取り付けられ、まさにアレンジは自由自在。

バックパックの中にも豊富なポケットや、オプションを取り付けるベルクロなどがついており、仕事やアウトドア、旅行など、様々なシーンに対応します。

バックパックを拡張するオプションも、数えきれないほど、店内に並んでいます。

他にも、バックパックをポップにカスタマイズするワッペンなども多数展開。自分だけのバックパックを組み上げ、あなたのミッションの相棒に仕立てましょう。

ショップの2階はレディースのアイテムもたくさん取りそろえています。中でも目を引いたのは、こちらのハンドバッグ。一見すると、本革を使用した高級感のある大人な雰囲気のハンドバッグですが、「5.11 Tactical」ならではの、驚くべき機能が秘められていました。

それは、銃を素早く取り出すためのポケット！女性警官が私服での捜査中やプライベートなどで使用するニーズを受けてデザインされたアイテムです。銃とは無縁のみなさんは、スマホやアメちゃん、護身用のスプレーなど、サッと取り出したいものを入れておきましょう。

「5.11 Tactical Store Tokyo」では、コーヒーの販売もしています。その名も「Black Rifle Coffee Company(ブラックライフルコーヒーカンパニー)」(BRCC)。退役した兵士の雇用を作る目的で生まれたアメリカのブランドコーヒーです。 「祖国を愛する人々に最高のコーヒーを提供する」というミッションに、各々の能力を最大限捧げ、妥協のないコーヒー作りを遂行し、社会に貢献しています。

自社の設備で焙煎されたこだわりの豆が自慢の「BRCC」は、コーヒーの種類も実に豊富。パッケージには、銃やヘリなどが描かれており、浅煎りから、深煎りの具合で豆を選べます。

中にはオーガニックコーヒーや、高いカフェインによりトレーニング効果を高める「FIT FUEL」などユニークなコーヒーも展開。

タイミングによっては、試飲も行なっています。今回は人気の「AK ESPRESSO」を味見させていただきました。物騒な名前とは裏腹に、苦味と酸味のバランスが良く、コーヒー豆の香りが広がります。後味もスッキリしており、思わずおかわりが欲しくなりました。つまり、マシンガンのようにおかわりしたくなるという意味なのでしょうか。他のコーヒーも気になります。

コーヒー以外にもオリジナルのタンブラーや、T シャツなど、おしゃれでカッコいいグッズも充実していました。キャンプの朝に「BRCC」の美味しいコーヒーでシャキッとお目覚めすれば、撤収任務も捗りそうです。

「5.11」のブランド名は、ロッククライミングの難易度を量る指標の中で、最高レベルを示すコードが由来です（創業当時の指標）。その名の通り、製品作りの高い壁に挑戦し続ける「5.11 Tactical」が気になった方は、ぜひ足を運んでください。 今回も魅力的なアイテムに出会えたギアさんぽ。次回は、人気のアウトドアセレクトショップにお邪魔しますので、お楽しみに！

【基本情報】 店舗名：5.11 Tactical Store Tokyo 住所: 〒197-0003 東京都福生市熊川1072 営業時間: 11:00〜20:00 定休日: 火曜日 電話番号: 042-513-7015 5.11 Tactical Store Tokyo公式Instagram: @511tactical_tokyo ※営業時間は新型コロナウイルスの影響で変わることがあります。 【オンラインショップはこちら】 5.11 Japan公式サイト Black Rifle Coffee Company公式HP