【初めてのデイキャンプ】間に合わせで選んではいけない2大ギアは「チェア」と「テーブル」!
昨年に引き続き、今年もキャンプデビューする人は増えそうな予感。友人とキャンプに行く予定だけ立て、直前に慌ててギアをそろえる…というのは初心者あるあるです。でもキャンプギアの買い物で「間に合わせで適当なものを買った結果、使い勝手に納得がいかず結局すぐ買い直す」という失敗をする人も多いのが現状。初キャンプにそなえて買うべきギアと、選び方のポイントを覚えておきましょう。
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
公式Instagram:@hinata_outdoor
公式X:@hinata_outdoor
もっと見る
もくじ
初めてのキャンプは日帰りの「デイキャンプ」がおすすめ
いざキャンプに行くとなっても、最初は何がどれだけ必要なのかよくわかりません。一緒に行く人がキャンプ慣れしていれば道具を借りてしまうのもひとつの手。でも、せっかくなら自分のギアで楽しみたいものです。最初は最低限の道具だけそろえ、気軽な日帰りキャンプに出かけて、自分に合ったギアやキャンプスタイルを考えてみるのはいかがでしょうか?
買いそろえるギアが少なくて済む!
いきなり泊まりのキャンプに必要なギア一式をそろえるのは、気持ち的にも経済的にもハードルが高いキャンプ。日帰りのデイキャンプなら、調理と食事、日中くつろぐための道具があれば十分です。
「テント泊」というハードルがなく、気楽に行ける
キャンプに限らず、泊まりでのお出かけは着替えや洗面グッズなど色々と準備が必要。ましてテントで一泊となると、寝袋にマット、防寒グッズ…と買うものも増え、女性の場合には「メイクはどうするの?」「キャンプ場にシャワーはある?」など、初心者にはわからないことだらけで不安になります。
その点、デイキャンプは宿泊がないので準備が簡単。初心者にとって「気軽にアウトドアを楽しめる」というのは何よりもうれしいポイントです。
外でゆっくりご飯を楽しもう
デイキャンプのメインイベントは食事!せっかくの非日常なので、バーべキューやアヒージョなど、アウトドアならではのグリル料理を楽しむもよし。より手軽さを求めるなら、自宅にあるカセットコンロでホットプレート料理や鍋を作るのも手です。
今の時季は日中でもかなり寒いので、外で食べる出来たてアツアツのご飯はとくに格別に感じられるでしょう。
初デイキャンプに最低限揃えておくべきアイテムは?
拠点となる「チェア」と「テーブル」は絶対必要
自然の中にくつろげる場所を作って過ごすのがキャンプです。居場所となるチェアと、食事をするためのテーブルは最初のキャンプで自分用のものをそろえておきましょう
【デイキャンプに持っていきたいもの】
・チェア
・テーブル
・タープorテント
・調理用具(グリルやカセットコンロ)
・調理小物(鍋やフライパン)
・クーラーボックス
・カトラリー類
・ゴミ袋
・ウェットティッシュ
・荷物置きになるもの(ビニールシートや小物ラック)
チェアとテーブル以外に持っていきたいものは上記の通り。気温が低くても直射日光を長時間浴びていると体力が奪われるので、日陰になっていないサイトでは、テーブルまわりにタープを張って日陰を確保しておきましょう。ちょっとした昼寝やプライベート空間の確保がしたいなら、ワンタッチで張れるポップアップテントがあると便利。また、出たゴミを持ち帰りにしているキャンプ場も多いので、ゴミ袋の持参も忘れずに。
長く愛用できるチェアの選び方
長時間座るものだから、チェア選びでは座り心地が一番
友人と談笑したり、食事をしたり。キャンプの間は、長い時間をチェアに座って過ごします。間に合わせで適当に買ったチェアの座り心地が気に入らず、すぐに2脚目を買いなおす…というのは避けたいところ。ずっと座っていても落ち着いていられる、自分にとって座り心地のいいチェアを選びましょう。
背もたれの有無に座面の高さ、素材…。自分なりのチェックポイントを決めよう
デザイン性や座面の素材、座った時の高さが自分に合うかなど、チェアを選ぶポイントは多岐にわたります。大規模のアウトドアショップではチェアコーナーに現物がズラっと展示してあることがほとんど。購入前にまず一度現物を見て、自分が好きなのはどんなタイプなのか、チェア選びの条件を決めておくと購入がスムーズです。
チェアの座り心地は人それぞれですが、「柔らかく、背もたれ付きで包み込まれるような座面」のチェアは万人ウケしやすいので、迷ったらこれを基準にすると失敗が少ないです。
"まいやん"も絶賛した、間違いナシのふかふかチェア
ホールアースの「MERMAID CHAIR」は中綿入りでクッション性が抜群。コロンとした丸いフォルムがかわいいです。背もたれの面積が広いので、背中全体をしっかりと支えてくれます。昨年、元乃木坂46の白石麻衣さんが自身のYouTubeチャンネル内でソロキャンプに挑戦した際に「包み込まれる…!」と絶賛し、男女ともに大人気商品の一つになり、幅広い層に支持されています。
アームレスト付きならソファ感覚でリラックス
同じくホールアースの「CLAM CHAIR」。「MERMAID CHAIR」とよく似ていますが、アームレストがついているのでよりゆったりと身体を預けられます。こちらも背もたれが広く、全体に中綿が入っているのでフカフカと柔らかい座り心地。まるで1人用のソファに座っているかのようで、外だということを忘れてしまいそう。
テーブルは「応用力」がカギ
どんなサイトにもなじむデザインは「ウッド調」
何度かキャンプに行くうちに、サイトやギアの好きなテイストが見つかってくるはずです。最初のキャンプで買うテーブルは、ウッド調のものを選んでおくと、後々どんな雰囲気のギアを買ってもなじみやすいです。
本物の木材を使ったテーブルもかわいいですが、より扱いやすいのはアルミ製のもの。ウッドのかわいらしさを備えながらもウッドより軽く、天板が汚れてもサッとふき取りやすいので、初心者や子ども連れのファミリーキャンパーから人気です。
脚の高さはどう選ぶ?
最近の主流は低めのテーブルを囲むロースタイル。地面に近いので、自然と一体化しているようなキャンプの醍醐味をより味わえます。また、焚き火をする場合も火との距離が近いロースタイルがおすすめです。
一方、ダイニングテーブルのように高さのあるものを使ったハイスタイルは、食事がしやすいのがメリット。前かがみになりやすいロースタイルと比べ、腰が痛くなりにくいのもハイスタイルの特徴です。
友人とそれぞれテーブルを持ち寄って2台ある場合は、メインはロースタイルにして、高いテーブルは調理台としてサブ使用してもいいでしょう。
脚の高さが調節できるものなら汎用性抜群!
ホールアースの「フォーディングテーブル」は脚の高さが2段階に調節できるので、ロースタイル、ハイスタイル、どちらにも対応可能。折りたたんで収納できるので、運搬時もかさばりません。
「COLLATAGE LIVINGTABLE」は高さの調節が4段階で可能。手持ちのチェアやキャンプ場の足場に合わせて、ジャストサイズで使える万能テーブルです。こちらも脚と一緒に、簡単に折り畳みができます。
ギアを買うときは「持ち運びやすさ」もチェック
行き帰りのこと、さらに家での収納を考えると、収納時のコンパクトさもギア選びの重要ポイントです。あまりに重すぎるものは現地での設営も大変。女性1人でも持ち運べるぐらいの軽さとサイズなら、キャンプの負担になることはありません。
初キャンプを楽しくするのは、こだわって選んだギアたちかも?
初めてキャンプに行ってみる、というのはそれだけでワクワクするもの。でも、そこに「気に入って買ったギア」があればさらに特別感が増すうえに、また次にキャンプに行くモチベーションにもつながります。せっかくなら道具にもこだわって、思う存分アウトドアを満喫してみましょう。