新生ガレージブランドの衝撃デビュー作!直火感覚の焚き火台「Takibi Stand」とは?【取材】
2020.10.15キャンプ用品
新生ガレージブランド「MITARI WORKS(ミタリワークス)」が、直火のような迫力と温かさを感じられるこだわりの焚き火台「Takibi Stand(タキビスタンド)」を発売しました。唯一無二のデザインを誇る焚き火台が生み出されるまでを、ブランド立ち上げのきっかけとともに取材しました。
制作者
石原空子
今は2人の子どもを連れ、友人ファミリーとのグループキャンプがメイン。そろそろソロデビューをしたいと思い、着々と準備中です。焚火を使ったダッチオーブンを使った料理に挑戦中です。
Instagramアカウント:@takakoumino
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デザイナーら3人が集まった新生ミタリワークス
「ミタリワークス」は、デザイナー、職人、セールスとそれぞれの仕事を持つ3人(みたり)が作った新しいガレージブランド。キャンプ歴10年のデザイナーが、「自分が使いたいと思う焚き火台を自分で作ってみたい」というところから、デビュー作となる商品の開発は始まりました。何度も失敗を繰り返しながら完成したのが今回販売となった「Takibi Stand」。焚き火好きのキャンパーならではのこだわりが随所に感じられる仕様となっています。
Takibi Standってどんな焚き火台?
直火のように楽しみたい!
こだわったのは「直火感」。多くのキャンプ場では禁止されるようになっていますが、最も火のぬくもりを感じられるのは薪を組んだだけの直火と感じている方も多いのではないでしょうか。焚き火台を使ってその直火感を出せるようにしたいというのが、今回の開発者のこだわりです。
Takibi Standの独創的なデザインが目を引きますが、実際に火をつけると不思議なことに、その存在感が姿を消し、炎の美しさを引き立たせるようになっています。たくさんの穴が空いている分、空気をたくさん取り込め、非常に燃焼効率が良いのも特長。さらには側面からも直火に当たったときのような温かさを感じられ、通常の焚き火台以上に炎の魅力を感じられます。
キャンパーだからこそ追求した使いやすさ!
開発者はデザイナーでもあり、キャンプ歴10年のキャンパーというだけあって、使いやすさにも十分に配慮されています。
今回の開発で特に追求したのはこの3点。
・収納性
・パーツの少なさ
・組み立てやすさ
これは、自身がユーザーとして焚き火台に必須だと思っているというだけあって、鉄製でありながら最大サイズのものでも3.7kg以下。組み立てる前は、完全に平らになるので、車の積み込みもラクラクです。
さらに、パーツも少なくシンプルで組み立てやすく仕上げられています。簡単なように見えますが、開発するまでには苦労の連続。紙などを使って組み方などを何度も試作。多くの失敗を繰り返し、自身で組み立てながらパーツの隙間を考え、機能性と組み立てやすさを追求しました。
プレートを足したり引いたりすることで、ソロでもファミリーでも楽しめる!
サイズはS、M、Lの3サイズ展開。基本セットにはプレート3枚とロストルが含まれています。そこに「Plus1」というプレートと四角いロストルのセットになった商品を購入すれば4枚のプレートとなり、より大きな焚き火台が完成。4枚になることで開口部が広がり、より直火感を楽しめ、さらに別売りの天板をそろえれば調理台として使えます。
▲Takibi Stand S
▲Takibi Stand S plus1
これを追加購入することでさらに大きな焚き火台として使うことができます。人数が増えるときや、炎を大きくしたいときにおすすめです。
Plus1を追加して組み立てるとこのように四角形の焚き火台に。
天板を買い足し装着すれば調理台としての利用できます。
【基本情報】
商品名:Takibi Stand S
サイズ:開口部170×170mm
重さ:650g
価格:17,600円(税別)
商品名:Plus1 Takibi Stand S
サイズ:開口部170×高さ150mm
重さ:200g
価格:7,700円(税別)
公式サイトはこちら:MITARI WORKS
使い倒して、自分のものにしていく楽しさを味わう!
開発者によると、とにかく「ゴリゴリ汚く使ってほしい」とのこと。さびにくいステンレスではなく、あえて鉄でつくられたこの製品には「さびすらもエイジングとして味わいながら、ご自身の使い方で愛着を持って使ってほしい」という思いが込められています。
今後の展開は?
現在開発中なのは、焚き火台の下に引く受け皿で、近日中にリリース予定。さらに、鍋ややかんを吊るすアイテムなども開発中。キャンプのメンバーやシチュエーションによってサイズを変えたり、アイテムを付け替えたりと楽しめそうです!今後は、もっとシンプルなロストル部分だけの焚き火台や、薪ストーブの開発も視野に入れているとのこと。でき立てのガレージブランドながら、キャンプに対するただならぬ愛が感じられ、今後の展開が楽しみです。