「アウトドア」を満喫できるBESSの家。釣り・キャンプ好きな家主が購入した本当の理由とは?
アウトドア好きから支持されるBESS(ベス)の家。実際にBESSの家に暮らすキャンプや釣りが好きな一家を訪れ、家でもアウトドアが楽しめるBESSの家の魅力と住み心地をインタビュー。「なぜアウトドア好きとBESSの家の相性は良いのか」。その理由を探るとともに、実際に住んで約1年たっての本音を聞きました。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
「好き」が詰まった高台のBESSの家
神奈川県厚木市。国道沿いににぎわう中心部を抜けて緑の増える郊外に出ると、里山を望む高台にBESSの家が立ち並んでいます。そのうちの一軒で、個性的な木のパネルの組み合わせとガルバリウムに覆われた姿が印象的なWONDER VOID(ワンダーボイド)の前で出迎えてくれたのは、山口直人さん(27)と妻の歩さん(28)、長女陽向(ひなた)ちゃん(1歳9ヶ月)の一家です。
▲直人さん手作りのロッドホルダー
直人さんに玄関を開けてもらうと、すぐに目に入るのは、薪ストーブとともに、釣りとキャンプが好きな直人さんの釣り竿やルアーコレクションのタックルケース、ランタンなどの趣味道具の数々。
「広い土間は一番のお気に入りで、すぐに外に釣りにも出かけれ、使い勝手が抜群です」。
その一瞬で、家の主の人柄が分かるのも、BESSの家ならでは。「家を道具」にして、アウトドアギアの感覚で家を使いこなす、まさにアウトドア愛好家があこがれる暮らしぶりを体現していました。
BESSの家に決めた本当の理由
▲手作りのテーブルの前で話す直人さん
夫婦でキャンプをするなど、自然豊かな生活にあこがれていた歩さん。Instagramでログハウスを見ることも多く、「木の家、なんかかっこいいよね」と漠然としたあこがれがありました。
現在のBESSの家に住む前は、神奈川県相模原市のJR橋本駅そばの2DKのアパートに住んでいましたが、ちょうど歩さんが陽向ちゃんを妊娠。将来的に手狭になることを考え、新築の家の購入を検討を始めます。
そこでまず最初に向かったのが、歩さんが憧れていたログハウスの大手メーカーであるBESSの家の「LOGWAY(ログウェイ)」と呼ばれる展示場。営業もつかないことに驚きながらも薪割りや薪ストーブをなどを自由に体験し、夫妻で「これが自分たちがイメージしていた家かもしれない」と直感。「庭先でのバーベーキュー」「土間からすぐに釣りに行ける」など、自分たちの生活する姿が想像でき、ほぼ心はBESSに傾きました。
とはいえ、展示場はまだ1カ所目。一般的な戸建て住宅の展示場にも向かいます。ただ、最初にBESSのLOGWAYを知ってしまったこともあり、「営業の方から2時間拘束されて疲れてしまったこともよくありましたが、どこも新居での生活の違いがよくイメージできませんでした」(歩さん)というのが本音のところ。
最後の決め手は、BESSの家の貸し切り体験。夫婦で手作りピザを食べながら、BESSの家で過ごす生活と生まれてくる子供の将来について語り合いながら、自分たちの生活のイメージこそBESSの家で実現できると実感します。
厚木市内のBESSの区画が夫妻のお互いの実家のちょうど中間にあった好立地もあり、購入を決意。2019年6月に夫妻念願のBESSの家で、陽向ちゃんとともに新しい生活をスタートさせます。
夫妻がワンダーボイドに決めた理由
黒いガルバリウムの存在感
BESSの家のログハウスでまずイメージするのが、三角屋根が特徴の「G-LOGなつ」。ただ、山口夫妻が選んだのは、玄関のある正面に縦横に走るパネルと、正面以外の3面を覆う黒いガルバリウム鋼板が印象的なWONDER VOID(ワンダーボイド)でした。
「自分たちに合った暮らしを考えた際に、ワンダーボイドの正面の木のメンテナンスや、庭先の暮らし、土間などがぴったりでした」(直人さん)。
BESSの家を購入する前はDIYをほとんどしていなかったため、自分でのメンテナンスに不安を覚えていた直人さん。しかし、居間のテーブルをはじめ、土間の作業台や飾り棚などを続々と手作り。休日にホームセンターに通いながら、家とともに、家主のDIYスキルも進化を続けています。
「なんとなく作ってはいますが、たとえ不格好でも自分で作っていくこの家ならフィットするんですよね」。直人さんのうれしそうな話しぶりからは、今では外壁のメンテナンスすら、楽しみにしている様子がうかがえました。
▲2階のオープンスペースで遊ぶ陽向ちゃん
「帰ってきたときに、木のにおいがするのが、なによりもBESSにして良かったと感じる瞬間です」。
家の中を案内してもらうと、すぐに感じるのは愛娘陽向ちゃんの元気な声と、柔らかい木の香り。直人さんが帰宅を楽しみにするのもうなづけます。
リビングの吹き抜け下には、大型の引き違いテラス戸。ウッドデッキとつながっており、開放感が強調されている作りです。吹き抜けは、2階の天井まで約5mの高さがあり、縦にものびのびとした印象。
さらに階段を上がって2階のオープンスペースを見せてもらえば、吹き抜け上部の大ガラスの窓から山並みがのぞく大展望。山口さん夫妻がこの高台に居を構えたのも納得で、自然に近い環境でさらにBESSの魅力が高まることが分かります。
広々とした2階のオープンスペースにはテントを設置してあり、陽向ちゃんがおうちキャンプを満喫。ワンダーボイドの全体的なつながりのある間取りを生かしつつ、寝室と将来の子供部屋として2個室を設け、家族の個の空間も確保していました。
BESSの家に住んで変わったこと
薪ストーブの良さを実感
キャンプの醍醐味の一つが焚き火。直人さんもその魅力にとりつかれた一人。まだ陽向ちゃんが小さいこともありますが、「薪ストーブを使うようになってからは、キャンプに行かずにアウトドア気分が楽しめるようになってしまって、行く回数が減ったのが悩みですね」と苦笑する直人さん。
昨冬には、薪ストーブの正面に吊り下げたハンモックに揺られながら、お酒を堪能。木のぬくもりある室内に合わせた暖色のランプの明かりの中で、至福の時間を過ごしました。
「自分の時間を楽しむのはもちろん、家に友人や知人を呼んで、バーベーキューをすることも増えましたね」。ウッドデッキの上に常設されたバーベキューグリルが人を招く楽しみを物語っていました。
想定外に良かったこととは
▲直人さん自慢のルアーコレクション
山口夫妻が暮らすのは、厚木のBESSが4軒集まっている地域。都心では近所との人間関係も希薄になっていますが、「BESSの家に暮らしている人って、すぐ仲良くなれるんですよね。たぶん趣味とか同じことが好きなんだろうなっていう、価値観が合う人が多いんです」。直人さんが住む前に想像した以上に楽しんでいるのが、近所のBESSオーナーたちとの交流です。
▲今後は薪の調達も本格化し、薪棚も拡張予定
隣近所からも「今日、(肉)焼いてるよ」と連絡がくるのはもちろん、山口家もご近所を招待するのが楽しみの一つ。新型コロナウイルスの感染拡大で遠出ができない時期でも、自宅やご近所でのバーベーキューの頻度は増え、楽しみの時間にすら変えていたとのことです。
「橋本の家に住んでいたときは、アウトドアに行かない休日はショッピングセンターに行くぐらいしかしておらず、家はただ寝る場所。コロナ禍でも家での時間が充実していて満足しています」(歩さん)。
LOGWAYコーチャーのひと押し
漠然とした不安に答えてくれる安心感
夫妻らしい暮らしぶりがイメージできたBESSのLOGWAY。ただ、直人さんにとって、最後にひと押ししてくれたのが、BESSのリアルな暮らしを伝えてくれる先輩BESSユーザーの「LOGWAYコーチャー」と呼ばれるボランティアの存在です。
BESSオーナーの購入者の多くが30〜40代。山口夫妻はBESSオーナーとしては若手の20代後半。まだ自分たちのまわりで持ち家の友人・知人が少ない中で、「自分たちでも家を持つことができるのだろうか」という漠然とした不安に答えてくれたのが、LOGWAYコーチャーでした。
「自分も同世代の役にたちたい」
▲歩さんの手作りの品も並ぶ棚
さらに自身がコーチャーにひと押しをしてもらったこともあり、「同世代の人がコーチャーで少なかったので、自分たちも必要にされているはず」と引き受けることに。
これまで山口夫妻がBESSの家を建てる前のように、お腹に子供がいる20代夫婦の相談にも対応。「地方に住むと子育てできるのでしょうか」「お金はどうやって借りるのがいいのでしょうか」などの不安を解消することに一役買うとともに、自分もBESSの家に暮らす楽しみを再認識するようになりました。
家を育てるという楽しみ
「家の完成度は、引き渡しのときが0%で、今がやっと30%。最初は夫婦で一緒に居間の壁を白くペンキで塗ることから始まりました。目指す家と暮らしに近づけるまであと5年ほどかかると思いますが、100%にはずっとならないと思います。購入して終わりでなく、どんどんこうしたいと思わせるのがBESSの家の魅力ですからね」
薪棚や家の前のフェンスなどなど。直人さんがやりたいと思っていることは購入前よりはるかに増え、理想の家のイメージはさらにふくらむばかり。夫妻で陽向ちゃんとともに、家を育てていく楽しみを感じています。
取材を終えて
多くの新築住宅が機能性をアピールする一方で、BESSがアピールするのが、その家を生かした家主の「自分らしい生き方」の体現。山口夫妻は20代の若さながらも、子供を自然豊かな環境の中で育てるという目標に向かって歩み始めていました。