これ1本でクリーニングいらず!?マルチすぎる洗剤でキャンプ後の洗濯事情が激変!
ファミリーキャンプの汚れをすっきりしたい! ママキャンパーが洗剤を比較してみた
2020.07.14ノウハウ
子どもたちを思いきり遊ばせてあげたいファミリーキャンプ。ただ、泥や食べこぼしの汚れはなかなか落ちないので、キャンプの後の洗濯でさらに疲れ、ママキャンパーにとっては悩みの種です。7歳と4歳の男子2人のママである筆者が、キャンプ向きと噂される洗剤「ファーファ99‘s」シリーズを使い、他の洗剤と比較。果たして本当に頑固な汚れを落とせるのか検証しました!
制作者
望月純子
キャンプ歴6年のママキャンパーです。ファミリーキャンプを楽しんでいますが、最近はソロキャンプを目論み中。トリパスプロダクツの焚火台「グルグル・ファイヤー」を愛用し、キャンプ飯作りに没頭しています。
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もくじ
キャンプ向きの洗剤を比較!
「キャンプ用にいいですよ」と検証を依頼されたのが、部分用洗剤の新作「ファーファ99‘sシリーズの「泥」と「食べこぼし」、「エリソデ」。今回は専用の「洗たくブラシ」も使用して汚れを落とし、他の洗剤との汚れ落ちの違いを比べてみました。
噂のファーファ99'sシリーズとは?
▲(左から)泥、食べこぼし、エリソデに対応した洗剤
▲専用の洗たくブラシ
ファーファ99‘sは、衣料用洗剤・柔軟剤を製造、販売するNSファーファ・ジャパンが部分洗いにフォーカスした洗剤。「泥」「食べこぼし」「エリソデ」のピンポイント汚れに対応した商品があります。専用の「洗たくブラシ」もあり、広範囲の汚れを繊維から押し出す“ワイドウェーブヘッド”と染み抜きや細かい汚れに対応できる“ディテールヘッド”のブラシがあります。
ファーファ99‘sの使い方
汚れの部分にファーファ99‘sを直接塗って、軽くもみ洗いします。液体の粘度がほどよく衣類に染み渡り、泡立ちもいいです。
ブラシでこすり洗いをすると、より効果的に汚れを落とせます。ブラシの付け根のへこみを指で押さえると、楽に汚れが落ちやすくなりました。ブラシで汚れをこそげとるようなイメージですが、繊維にやさしい設計で、衣類の毛羽立ちを防いでくれるのはうれしいポイント。その後、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗います。
靴下の泥汚れで比較してみた!
3種類で検証
キャンプ場で夢中になって遊ぶ子どもたち。服だけでなく、いつのまにか靴下まで泥だらけになっていることはしょっちゅうです。もうこうなったら泥汚れはなかなか落ちません。泥で汚れた靴下の洗濯で、ファーファの泥用と、定番の固形石鹸「ウタマロ」、弱アルカリ性で万能な「重曹」を使い、汚れ落ちを比較してみました。
▲泥汚れのついた子ども用の靴下
ファーファ99‘s 部分洗い剤 泥
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。汚れの部分に洗剤を直接塗り、ブラシでこすり洗いし、洗濯機で洗しました。
固形石鹸「ウタマロ」
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。汚れがついた部分を水で濡らしてから、石鹸を塗りもみ洗いし、しっかり泡立てた後洗濯機で洗う。
「重曹」
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。汚れがついた部分を水で濡らしてから、重曹を塗りもみ洗いした後洗濯機で洗う。
部分洗いではファーファとウタマロが優位
ファーファの泥汚れ用は、ブラシでこすり始めるとみるみるうちに汚れが取れます。短時間であっという間に、部分洗いの段階で汚れがほとんど落ちています。
ウタマロは、石鹸をこすり、泡立ててもみ洗いという工程に少し時間がかかりましたが、こちらも部分洗いの段階で汚れがほとんど落ちています。重曹は、もみ洗いを長く続けても部分洗いだけでは汚れは落としきれませんでした。
部分洗いが完了したら、洗濯機で仕上げ洗いをします。約50分のおまかせコースで洗い、乾かした状態にして汚れの落ち方を比べます。
▲ファーファの「泥」用で洗濯した靴下。汚れがすっきりと落ちています
▲固形石鹸「ウタマロ」で洗濯した靴下。汚れがすっきりと落ちています
▲重曹で洗濯した靴下。うっすらと汚れが残っています
泥汚れの結果発表!
ファーファの泥用とウタマロはどちらも汚れがすっきりとシミが分からない状態まで落ちています。重曹は、うっすらと汚れが残っています。ファーファ泥用は、短時間で部分洗いをしたので、靴下の毛羽立ちもなく、生地を傷めていないことが分かります。
Tシャツにこぼした焼き肉たれの汚れ落ちを検証
バーベキュー中にうっかりこぼしてしまった焼き肉のたれは、時間がたてばたつほどなかなか落ちにくい汚れに。Tシャツにこぼしてしまった焼き肉のたれを、ファーファの「食べこぼし」用と、汚れを分解する泡タイプ洗剤「オキシクリーン マックスフォース 泡タイプ」、「重曹」を使って汚れ落ちの検証をしました。
ファーファ99‘s 部分洗い剤 食べこぼし
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。汚れの部分に洗剤を直接塗り、ブラシでこすり洗いし、洗濯機で洗う。
オキシクリーン マックスフォース 泡タイプ
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。シミに直接泡をつけやさしくもみこむ。そのまま5分放置し、洗濯機で洗う。
「重曹」
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。汚れがついた部分を水で濡らしてから、重曹を塗りもみ洗いした後洗濯機で洗う。
オキシクリーンも健闘
ファーファの食べこぼし用は、ブラシを使うとあっという間に汚れが落ちています。「オキシクリーン マックスフォース 泡タイプ」は、5分という時間を待たなければなりませんが、放置した後の汚れはよく落ちています。
重曹は、もみ洗いを根気よく続けたのですが、部分洗いだけでは汚れは落としきれません。部分洗いが完了したら、洗濯機で仕上げ洗いをします。約50分のおまかせコースで洗い、乾かした状態にして汚れの落ち方を比べます。
▲ファーファ食べこぼし用の使用後。汚れがすっきりと落ちています
▲オキシクリーンマックスフォース泡タイプの使用後。汚れがすっきりと落ちています
▲重曹の使用後。残っている汚れはほとんど分かりませんが、よく見ると少し色が残っています
ファーフォとマックスフォースはすっきり
ファーファの「食べこぼし」用とオキシクリーン マックスフォースどちらも汚れがすっきりと落ち、シミが分からない状態です。重曹もうっすらと色が残っていますが、汚れはよく落ちています。
エリソデの汚れ落ちを検証
キャンプで使用しているウインドブレーカーやシャツなど、エリやソデをよく見ると、黄ばみや黒ずみ汚れがついていることがあります。黄ばみは皮脂汚れ、黒ずみは皮脂汚れにホコリなどの汚れがたまってできます。普通の洗濯ではなかなか落ちてくれない皮脂汚れも比較しました。
ファーファ99‘s 部分洗い剤 エリソデ
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。汚れの部分に洗剤を直接塗り、ブラシでこすり洗いし、洗濯機で洗う。
固形石鹸「ウタマロ」
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。汚れがついた部分を水で濡らしてから、石鹸を塗りもみ洗いし、しっかり泡立てた後洗濯機で洗う。
液体洗濯洗剤
【洗い方】
部分洗い+洗濯機。汚れがついた部分に洗剤を直接塗り、もみ洗いした後洗濯機で洗う。
皮脂汚れはなかなか手ごわいため、ファーファの「エリソデ」用とブラシで入念に汚れをこそぎ取ります。部分洗いでほとんどの汚れが落ちました。ウタマロ、液体洗濯洗剤は、もみ洗いしてもなかなか汚れが落ちません。部分洗いが完了したら、洗濯機で仕上げ洗いをします。約50分のおまかせコースで洗い、乾かした状態にして汚れの落ち方を比べました。
頑固なエリの汚れがとれたのは?
▲ファーファで洗濯後。汚れがすっきりと落ちています
▲ウタマロで洗濯後。汚れはある程度落ちましたが、黒ずみは残っています
▲液体石鹸で洗った襟。汚れはあまり落ちていません。
皮脂汚れの黒ずみは、ファーファの「エリソデ」用は、頑固な皮脂汚れをすっきり落としてくれました。ウタマロは、ある程度は汚れが落ちましたが黒ずみはやや残っています。液体洗濯洗剤だけでは、黒ずみはあまり落ちませんでした。
ファーファ99‘sの部分用で気を付けたいところも
あまりの洗浄力のよさに感動し、子供の上靴洗いも試してみました。よく汚れは落ちたのですが、油性ペンで記名した部分がにじんでしまいました。よく汚れが落ちるということではありますが、洗濯前には、衣類の取扱表示を必ず確認し、取り扱いには十分注意する必要があります。
ファーファ99‘sはママキャンパーの味方だった
部分洗いシリーズ 「ファーファ99‘s」は、頑固な汚れもすっきり落とせ、まさにママキャンパーの強い味方と言えそう。パッケージはコンパクトでブラシも軽量、ふたはワンタッチで開けることができます。キャンプに持って行っても荷物にならないサイズですので、汚れがついたらすぐにささっと落としてしまえば安心です。