キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜

アウトドアでもタウンでも!あれこれ詰めて出かけられる、おすすめバックパック特集

新年度や新生活に向け、欲しかったものを新調したり、古くなったものを買い替えたりと、まさに春が買いどきな「バックパック」。今回はアウトドアと街で活躍するバックパックにフォーカスし、豊富な知識を誇る大型スポーツ・アウトドア専門店スーパースポーツゼビオのスポーツナビゲーターがおすすめする情報をお届けします。

今回お話を聞きに行ったのはこのお店!

教えてくれたのはこの人!

hinata編集部がお邪魔したのは、スポーツ・アウトドア専門店「スーパースポーツゼビオ ビバモールさいたま新都心店」(埼玉県さいたま市)。各ブースには、専門的な知識を有するスポーツナビゲーターが常駐し、お買い物も取材にもうってつけのお店です。
バックパックを紹介してくれるのは、スポーツナビゲーターの高津さん。小学生のお子さんを持つ高津さんは、自分のことよりお子さんのことを考え、大きめのバックパックを背負って出かけることが多いそうです。高津さんと同じようにお子さんのいるお父さん、お母さんのほか、学生や社会人にもおすすめなタウンでもアウトドアでも使えるバックパックを紹介していただきます!

アウトドアでもタウンでも!?

欲張りなあなたにぴったりなバックパック

出典:PIXTA

「いろんな場所に、カバンを替えずに行きたい」「お気に入りのバックパックでどこにでも行きたい」。ズボラなようで、効率的な考えを持つ人は意外と多いのではないでしょうか。荷物を出し入れする手間や忘れ物の心配を考慮すると、「バックパックひとつあればいいかも」と腹落ちしたhinata編集部。

出典:PIXTA

ただし、そこで深みにはまってしまうのが、「どんな場所にも背負っていけるバックパックはどこのどれ?」という問題。今回は悩めるバックパックの選び方を高津さんにお聞きしていきます。

バッグ選びで悩めるあなたに知って欲しい!

おすすめTOP3を発表!

━━━ さっそくなのですが、アウトドアでもタウンでも使い勝手と見た目の良いバックパック教えてください! 高津:そうですね…。アウトドアでもタウンでもとなると、おすすめしたいのはザ・ノース・フェイス、グレゴリー、コールマンといった名だたるブランドのものになってきます。実際に、一歩街へ繰り出しても、キャンプ場に行ってみても、見かけない日はありません。 ━━━ では、それぞれのブランドから、特におすすめなアイテムがあれば特徴などを細かく教えてください! 高津:いいでしょう!ではまず、ザ・ノース・フェイスから。

ザ・ノース・フェイスの「シングルショット」

高津:まず最初におすすめしたいのは、ザ・ノース・フェイスの定番「シングルショット(single shot)」。サイズ感でいうと、小柄な人にぴったり!軽登山やハイキングに行くのにも問題のない容量と機能性を備えており、デザインも「さすがザ・ノース・フェイス」というおしゃれなバックパックです。 ━━━ 具体的に、どんなところが機能的なのでしょうか…?
高津:重さを分散してくれる、背面のクッションは特に一押しのポイントです。ポールスリーブがついている点や、ハイドレーション用の穴が設けられている点も、アウトドアシーンで活躍してくれます。アウトドアだけではなく、タウンユースにもおすすめ。その理由は、ポケットの多さとデザインにあります。
高津:バックパックの表地にはポリエステルナイロンが採用され、撥水効果が期待でき、ちょっとやそっとの雨なんかは気にする必要がありません!
高津:タウン&アウトドアなコーデにも問題なく合わせられ、全体的なまとまりをも持たせてくれるバックパックです。 ━━━ ドリンクホルダーがあるのも、うれしいポイントですね。それにしても、撥水加工がされているのは頼もしいですね。突然に雨が降っても中身が濡れないなら、安心して背負っていられそうです! 高津:ちなみに余談ですが、撥水性は擦れや経年劣化で、効果が落ちてしまうことがあります。そういった場合は、バックパックの表面を綺麗にして、防水スプレーをふりかけると復活してくれます。気になったらぜひトライしてみてほしいです!

充実の機能性&デザイン性が高ポイント!

高津:「バックパックではなく、ちょっとした荷物だけ持ち運べるアイテムも欲しい」という人におすすめしたいのが、ウェストバッグのリーア(RHEA)です。シングルショットと同様に背面クッションがあり、背負っている際のストレスが少ない好印象のバッグ。かつ、ゼビオ限定モデルとあってイチオシなんです! ━━━ 限定と言われると、物欲に拍車がかかってしまいます…(笑)。「バックパックではオーバースペック」というときにとても使い勝手がよさそうですね。 高津:まさにその通り!例えば、車移動でのちょっとした休憩や、買い出しなどのタイミングで便利なサイズ感です。財布やスマホなどの貴重品を一通り収納でき、デザインもバックパックと共通したシンプルな格好良さがあります。どんな服装にも合わせられるため、一つは持っていて損はありません!水やホコリが入ってきにくいファスナーを採用してくれている点も、高ポイントです。

バックパックより身軽に使える!

グレゴリーの「スケッチ22L TD」

━━━ ザ・ノース・フェイスの「シングルショット」だけでも最近のバックパックの良さが十分に分かったのですが、さらにおすすめがあるそうですね。 高津:確かに、いきなり良いものを紹介してしまいましたが、他にもタウン&アウトドアで活躍するバックパックはたくさんあります!2番目にご紹介したいのが、グレゴリーの「スケッチ22L TD」です。 ━━━ 丸みを帯びた斬新なフォルムといい、見た目にインパクトのあるバックパックという印象です。
高津:斬新なデザインの裏には、収納力が隠れています。例えばバックパックを背負った時、右手側には貴重品の収納に便利なポケットとキーストラップが付属しています。ぱっと見で気づきにくい場所にポケットがあるので、パスケースを入れても使い勝手がいいと思います。 ━━━ なるほど!これはうれしい秘密のポケットですね!
高津:右手側だけでなく、左手側にもうれしいポケットがここに。 ━━━ 本当だ!撥水性次第ですが、個人的には折り畳み傘を入れられたら便利そう…。 高津:一般的にはドリンクホルダーとして使われることが多い隠れポケットですが、その手もありますね!
高津:バックパックの表面はマットブラックを採用しているので、先に紹介したシングルショットより柔らかい仕上がりになっています。汗の乾きやすい背面メッシュを採用している点も高ポイントのバックパックです。
高津:また、バックパック自体に凹凸が少ないため、引っかかりにくい特徴もあります。 ━━━ 引っかかりにくさ…。どんな場所で役立つのでしょうか? 高津:通勤通学の満員電車や駅などで人混みを抜けようとした時や、登山、ハイキングで枝や岩などが引っかかりにくいのは重要です。バックパックならではの、ちょっとしたストレスから解放されるので、一度体感してみて欲しいです!

隠れポケットがポイント!

━━━ これはさっきも見たことのあるようなウェストバッグなのでは…? 高津:似ているようで、そうでもないのが、グレゴリーのスケッチ3Lです。使うシーンや入れるものこそザ・ノースフェイスのリーア(RHEA)と大差ないですが、独特のフォルムと質感はバックパック同様です! ━━━ 機能的な違いはあるのでしょうか? 高津:内側にはメッシュポケットが設けられ、キーストラップも付属しています。500mlのペットボトルや貴重品も難なく仕舞えるため、これさえあればフェスでも問題なし。カラビナを引っかければ、持ち運べる荷物のバラエティも広がります!

ちょっとした外出に最適♪

コールマンの「ウォーカー33」

高津:最後にご紹介したいのが、コールマンの「ウォーカー33」。今回紹介した中でも特に大容量で、カラーバリエーション豊かなのが特長です。 ━━━ これまで紹介したバックパックも、それぞれ何サイズかで展開されていますよね。なぜウォーカー33のみ大きめのサイズなのでしょうか? 高津:お子さんのいるお父さん&お母さんや、大荷物になりがちな学生など、世代を問わず定評のあるサイズだからです。価格もお手頃で、お求めいただきやすいのも人気の一因。あとは、バックパック自体が軽いので、荷物を詰め込んだときの重量的負担が軽減されているのもポイントです。 ━━━ バックパックを背負うとなると、荷物を詰め込んでしまいがちなので、少しでも本体が軽いというのはうれしいですね!
高津:ポイントは、それだけではありません。メインファスナーを開けて、中を見てください!ポケットのようにも見えますが、取り外せる収納袋が付属しています。バックパックの中で散乱しがちな荷物を仕分けられます。ブランドの細やかな気遣いが感じられませんか? ━━━ 取り外しできる収納袋、私のバックパックにもあって欲しかったです…(笑)。 高津:そもそもコールマンはバッグメーカーというわけではないので、こういった工夫がされたバックパックに私も最初は驚きました。自分用のバックパック選びの基準が少しでも見えたら、この記事を参考にしていただきつつ、最適なものを手にして欲しいなと思っています! ━━━ 大変参考になりました!ありがとうございました。

うれしい思いやり付き!?

どこまでも一緒に背負っていきたいバックパック

今回は、スーパースポーツゼビオのスポーツナビゲーター高津さんに、新年度が始まる春におすすめのバックパックを紹介してもらいました。自分で選ぶには数の多すぎるバックパックの中から、おすすめのポイントを教えてもらえたので、バックパック選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!

特集・連載