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【武山店長の辛口ジャッジ!vol.15】冬用シュラフの売れ筋トップ2!違いはどこに!?

2022.07.07キャンプ用品PR

冬キャンプの必需品のひとつ、冬用シュラフを武山店長が辛口ジャッジ!エルブレス名古屋みなと店で売れ筋の冬用シュラフ2つを比較しながら、どちらがおすすめなのか、ズバっとジャッジしてもらいました!

連載企画「武山店長の辛口ジャッジ!」15弾!

キャンプギアの疑問に答える連載企画「武山店長の辛口ジャッジ」。どっちつかずな紹介をされがちなキャンプギアについて、キャンプマスターであるエルブレス名古屋みなと店の武山店長が独自の目線で本当におすすめのギアだけを紹介します。さまざまなキャンプギアがある中、「違いがよくわからない…」と悩んでいるキャンパーは必見です。

今回のテーマは冬用シュラフ

hinataのInstagramアカウントで、武山店長への質問を募集した結果、最も多かった質問が「冬キャンプの必要ギア」について。冬キャンプで一番注意しないといけないのが、睡眠環境です。そこで、今回は「冬用シュラフ」をテーマに、武山店長にお話を伺ってきました。 シュラフは種類が多いわりに違いが分かりづらく、どれを選べばいいのか分からないという悩みも多いのではないでしょうか。今回は、エルブレス名古屋みなと店で売れ筋のナンガとニーモを比較しながら、冬用シュラフを購入する際のチェックポイントや、本当におすすめの商品について、武山店長にズバっと解決してもらいます!

比較する冬用シュラフの基本情報

【ナンガ UDD バッグ 630DX (レギュラー)】 適応身長:178cmまで 収納サイズ:約直径17×31cm 重量:約1,045g 快適使用温度:ー10℃まで (男性) 価格:50,000円(税別)
【ニーモ ラムジー15】 適応身長:183cmまで 収納サイズ:約直径22×30cm 重量:1180kg 快適使用温度:ー9.8℃まで (男性) 価格:35,000円(税別)

チェックポイント1. 収納性

━━━ 武山店長、今回もよろしくお願いします! 武山:同じ温度域のシュラフを比較する際に一番分かりやすくて、気になるのは収納性ですよ。まずは、横幅について。こちらは、スペック上は、ニーモが30cm、ナンガが31cmなのですが、実際に並べてみるとほぼ同じですね。
武山:ニーモには、コンプレッションベルトが付いており、引っ張ることで横幅を縮める仕組みになっています。コンプレッションベルトによって、極限まで収納サイズを小さくできるので便利です。
武山:しかし、問題は直径サイズ。ご覧のとおり、ニーモが一回り以上大きいのが分かると思います。直径サイズはそれぞれ、ナンガが17cm、ニーモが22cm。 ━━━ これは、コンプレッションベルトで横幅を縮めた分、ニーモの直径が太くなってしまったということでしょうか? 武山:もちろん、その点も影響していますが、一番は中に使用しているダウンの違いです。ダウンシュラフの品質を示す上でよく使われる「フィルパワー」という言葉は、ダウンの嵩高(かさだか)のこと。つまり、フィルパワーが大きいほど、ダウンの嵩が増え空気の層が大きくなるので、少ないダウンの量で保温性を高められます。 ━━━ つまり、ナンガの方が高品質のダウンを使用しているため、収納サイズも小さくなっているということでしょうか? 武山:そうです。このナンガのシュラフで使用しているダウンは、770フィルパワー。一方のニーモは、650フィルパワー。その差が、この直径サイズの差になっています。シュラフ単体で見れば、大したことのない差に見えるかもしれませんが、家族4人で考えれば、シュラフの収納サイズはかなり変わってきますし、ただでさえ荷物が増える冬キャンプでは、少しでも小さいアイテムを選ぶのが原則です。

チェックポイント2. 濡れ・汗対策

武山:ダウンシュラフの一番の弱点は、濡れに弱いこと。ダウンが濡れてしまうと、ダウンの嵩が生まれず、保温性がなくなってしまいます。その点、ナンガもニーモも、ダウンに撥水加工を施しているので、例え濡れても嵩が目減りすることなく安心。2つの違いとしては、生地の防水透湿素材を使用している部位が違います。 武山:ニーモの場合は、防水透湿素材を使用しているのは、足元の生地のみ。足元が一番蒸れやすいので大事なポイントなのですが、その他の場所は撥水素材になっています。
武山:一方のナンガの場合は、生地全面が防水透湿素材になっているので、シュラフ内は常に快適。汗をスムーズにシュラフ外に放出することができ、汗冷えの心配もありません。
武山:ニーモはその代わりに、胸部にベンチレーションが付いています。このベンチレーションの開閉によって、保温性をコントロールでき、暑くなりそうであればベンチレーションを開けばOK。シュラフは基本的に対応温度が決まっていて、対応温度と実際の気温がずれると、暑かったり寒かったりと快適に睡眠がとれません。その点、細かい温度調整ができるのは、ニーモの強みです。

チェックポイント3. 使用時のサイズ感

ステッチの向きによる可撓性の違い

武山:中綿を固定するためにステッチが入っていますが、このステッチが快適性に影響を与えます。どういうことかというと、ナンガのように横向きにステッチが入っていると、横向きへの伸縮がなくなるので、寝返りなど身体を動かしにくいのです。
武山:一方のニーモは、縦向きにステッチが入っているので、横向きの伸縮性が良く、ストレスなく身動きをとれます。

足元のサイズ感に大きな差が

武山:展開時のシュラフを重ねてみると、全体的な横幅、縦幅には対して差はありません。ただし、足元は、ナンガの方がタイトになっています。 ━━━ この足元のサイズ感の違いは、そんなに重要なポイントなのでしょうか?
武山:非常に大事なポイントですよ。実際にシュラフに入れば分かります。使用時に一番冷えやすいのは、心臓から最も遠い足元。そして、身体とシュラフの間に余分なスペースがあると、なかなか身体が温まりません。つまり、一番冷えやすい足元は、タイトになっているナンガの方が余分なスペースが生まれず、実感できる保温性が高いということなんです。

武山店長のおすすめはどっち?

━━━ さて、ここまでナンガとニーモを比較しながらチェックポイントを伺ってきましたが、結局どちらがおすすめなのでしょうか?
武山:はい、僕のおすすめはこちらのナンガのシュラフですね。ニーモよりも値段は張りますが、収納サイズ、濡れや汗への対応力、使用時の快適性、どれをとっても文句の付けようがありません。
武山:やはりメイドインジャパンは強い!日本人の体型なども考慮したサイズ感であったり、ジップが生地を挟まないように工夫されていたり、実際に使ってみると、その使いやすさ・快適性がより分かります。 ━━━ 一方のニーモはどうでしょうか?
武山:単純なスペックだけの話であれば、ナンガがおすすめですが、実際には価格やコスパみたいな部分も気になさる方が多いと思います。そういう点では、ニーモはコスパに優れているといえます。価格はニーモの方が低価格ですし、ベンチレーションによって、秋、冬、春の3シーズン使用できます。また、横幅の伸縮性といったとことで、大柄の男性には、ニーモをおすすめしますね。 ━━━ よく分かりました。ありがとうございます!

春〜秋用シュラフを冬に使いたい方には

武山:冬用シュラフは値段も高いので、春〜秋用のシュラフを使って冬キャンプに挑戦したい方もいると思います。そういった方には、この商品をおすすめしています。 ━━━ 一見、かわいいポーチのように見えますが、この商品はなんですか?
武山:これ、実は充電式の湯たんぽなんです。実際に持っていただければ、見た目以上に暖かくなることが分かるはず。通常の湯たんぽもいいですが、かさばりますし、寝る前にお湯を沸かすのが億劫になりがちですよね。お酒が入っていたらなおさらです。そこで、ボタン1つで温かくなる充電式湯たんぽがおすすめです。
武山:充電方法も簡単なので、取扱いに迷うこともありません。こうした保温グッズと、毛布などを組み合わせて、冬キャンプを乗り切ることも不可能ではありませんので、そういった悩みがある方もぜひ一度店頭でご相談いただきたいですね! ━━━ 武山店長、今回もありがとうございました。

エルブレス名古屋みなと店は

今回は、皆さんからの質問を実際に、武山店長に解決してもらいました。hinataのInstagramアカウントで随時質問を募集しているので、聞きたいことがある方は、DMやストーリーへのコメントをお願いします。また、直接店頭に足を運んで質問するのもおすすめです。武山店長をはじめ、知識豊富なスタッフが、疑問に応えてくれるはず!次回もお楽しみに! 【基本情報】 名称:エルブレス 名古屋みなと店 住所:愛知県名古屋市港区砂美町1-5 TEL:052-665-2081 営業時間: [平日] 11:00〜20:00 [土日祝] 10:00〜20:00

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