実用テクも披露!チャムスで作るTOSHI-LOWの簡単キャンプ飯
人気ロックバンドBRAHMAN(ブラフマン)のボーカルで、弁当本を出すほど料理上手なTOSHI-LOWさんが、キャンプごはんを披露!自身がオーガナイズする人気キャンプフェス「ニューアコースティックキャンプ」の後に、アウトドアブランド「チャムス」のクッキングウェアを使って腕を振るってもらいました。誰でもキャンプで真似できる実用テクニックや、TOSHI-LOWさんのアウトドアに対する考え方は必見です!
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
TOSHI-LOWがアウトドアごはんを披露!
人気ロックバンドBRAHMANのTOSHI-LOW
絶大な人気を誇るロックバンド「BRAHMAN」、そしてアコースティックバンド「OAU」として活動するTOSHI-LOWさん。精力的に音楽活動をしながら、2019年で10周年を迎えたキャンプフェス「ニューアコースティックキャンプ」をオーガナイズしています。
TOSHI-LOWがアウトドアごはんに挑戦!
パンクロッカーであり、2児の父でもあるTOSHI-LOWさんには、意外な一面も。実は、息子さんに作っていたお弁当、通称「鬼弁」をまとめた本「鬼弁~強面パンクロッカーの弁当奮闘記~」を2019年5月に発売。現在も書店で売り切れが出るほどの人気になっています。今回は料理にも精通しているTOSHI-LOWさんに実際に調理してもらいながら、キャンプごはんやアウトドアについての考えをお聞きしました。
TOSHI-LOWが語るアウトドアの魅力とは
アウトドアへの想い
出典:ニューアコースティックキャンプ
━━━ 筆者も2年連続でニューアコースティックキャンプに参加し、自然や音楽、周りの人の暖かさなどを感じる素敵なフェスでした。バンドマンであるTOSHI-LOWさんがフェスをオーガナイズするにあたって、キャンプフェスにしたのは何か理由があったのですか?
TOSHI-LOW:自分がフェスをオーガナイズすることになったとき、決めたことは2つ。1つ目は便利な都市型のフェスじゃなくて、みんなで自然の中でキャンプをするフェスにすること。2つ目が、キャンプに合う音楽を用意すること。キャンプにこだわったのは、都市型フェスの真逆にしたかったから。
ゴミをその場に捨てたり、「お金払っているんだから、いいでしょ?」みたいな部分が街中でのフェスにはあって、自分はそれが嫌だった。ちゃんとキャンプができるっていうのは、最低限のルールとしてゴミを散らかさないし、周りに気を使えるということ。そういうことが共有できる人たちと一緒に楽しめればいいと思う。
━━━
たしかに、筆者自身、周りの人への気遣いを改めて考える機会になりました。
TOSHI-LOW:何万人も集まれば、中にはできない人もいるけど、そういう人には、周りの人が声をかけて、正していければいい。そうやって、一人一人が自分にとってのいいものを探していくことが、より良い暮らしに繋がっていく。ニューアコースティックキャンプが、ひとつのきっかけになればと思いますね。
アウトドアは、自分にとって大切なものを見つめ直す機会
━━━ TOSHI-LOWさんが考える、理想のアウトドアでの過ごし方はどのようなものですか?
TOSHI-LOW:何もないのがいいんじゃない?本当はね。音楽のイベントをやっていてなんだけど、音楽すらない過ごし方。自然にただ身を任せるようなことができれば、それが一番。ただ、そんなわけにもいかないから、道具でもいいし、食事や音楽でも、気のおける仲間でもいいし、自分にとって大事なものをアウトドアに持っていく。重要なのは、何でもかんでもたくさん持っていくのではなく、厳選すること。
「本当にこれって必要なのかな?」って考えていくと、そんなに凝った食事じゃなくてもいいし、そんなに多くの人と無理して付き合う必要もない。そうすると、自分にとって本当に大事なものが何かってことに気付ける。アウトドアって、「本当に必要なものを見つめ直す機会」にもなる。だから、そんなに特別じゃなくてもいい、と思いますね。
気になるその料理の腕前は
手慣れた手つきは、普段から料理をしている証
出典:ぴあ
━━━ レシピ本の「鬼弁」ではパンダのキャラ弁など、かなり力の入った料理もありました。普段から料理をするのですか?
TOSHI-LOW:普段というか、自分が子どものころから料理は作っていました。ただ、基本は簡単なものが多くて、手の込んだ料理を作るのは子どもからリクエストがあったときぐらい。凝ったものを何日もかけて作るのは好きじゃないし、凝り性ではないので。食材を無駄にするのも嫌なので、家にある食材で作るようにしています。
━━━ 料理を作るときに気をつけていることはありますか?
TOSHI-LOW:自分のときは何だっていいけど、他の人に食べさせるときは、やっぱりある程度気を遣います。特に見た目。食べる前の料理を見て相手がどう思うかを、今は大事にしているかな。
弁当は、自分との闘い。
━━━ 「鬼弁」の中で、どうすればお子さんが残さず食べてもらえるかを毎日真剣に考える姿が、ある意味、「お弁当 = お子さんとの闘い」のようにも見えました。
TOSHI-LOW:いやいや、決して誰かとの闘いではないし、どちらかといえば、「自分との闘い」という方が正しい。つまり、自分がやっていることに対して、どう向き合い、自分の中でどう消化していくか、ということ。自分も、子どもの頃は親に弁当を作ってもらったわけだから。自分が作る側に立った途端、「やってあげてる」とか「施してあげてる」とか、そんな感情ばっかりになっちゃいけない。
それに、弁当を作るのって早朝だし、いろいろ思い出すこともある。自分が子どものときは「こういうのキライだった」とか、「こんな嫌なことがあった」とか、イチイチ思い出させてもらえる。自分も一人で大人になったわけではないし、今まで自分も作ってもらったわけだし。そういった自分と向き合ういい機会。人に料理を作るって、そういうことなんじゃないかな。
アウトドアごはんはできるだけ簡単に
━━━ アウトドアでごはんを作るときに、意識していることはありますか?
TOSHI-LOW:キャンプやちょっとした山登りに行くけど、アウトドアって道具が全部そろっているわけじゃない。だから、全部現場でやろうとせず、ある程度は自宅で準備していくことも大事。要は、キャンプのときだって、食材を自宅で切って持っていけば、包丁を持っていく必要もないでしょ?どんな道具を持っていくか、ということも大事だけど、道具が少なくても大丈夫なように工夫する視点も同じぐらい大事だと思います。
━━━ アウトドアでよく作るごはんはありますか?
TOSHI-LOW:見栄えもいいから、バーベキューしたり肉を焼いたりしがちだけど、本当はなんでもいいんだよね。例えば、煮込みうどんをつまみながら、お酒を飲んだり。寒いとより美味しいし、朝はスープにもなる。だから、メニューにこだわる必要はなくて、その時々で自由に決めればいいんですよ。
あとは、普段の料理もアウトドアの料理も同じで、おいしい、おいしくないとか、素材の良し悪しじゃなくて、「相手が喜ぶもの」が一番。食べ物も大事かもしれないけど、人がいて、アウトドアという空間があって、それが自然の中で食べる料理の、おいしさの原点なんじゃない?だから、アウトドア本来の良さを失ってしまわないように、神経質にならずに作ればいいと思いますよ。
簡単・見た目も華やかなキャンプごはんが完成!!
今回、TOSHI-LOWさんに作ってもらったのは、この3品。
・水パスタ
・ローストポークのマーマレード漬け
・カレースープ
どの料理も見た目が華やかなのに、実際の調理はいたってシンプル。複雑な調理工程はなく、3〜4手順で完成してしまうので、アウトドアでも簡単に実践することができます。
自分で作った料理をパクリ。「ぶっつけ本番のレシピもあったけど、まぁまぁうまくできたんじゃない?」とコメント。筆者も食べさせてもらいましたが、どれも簡単に作ったとは思えないおいしさ。ぜひ真似したいキャンプごはんでした!記事末にレシピと、TOSHI-LOWさん直伝の実用テクニックを紹介するので、最後まで要チェック!
華やかなレシピをチャムスのクッキングウェアがさらに盛り上げる!
見た目も華やかな3品をTOSHI-LOWさんに作ってもらいましたが、そのレシピをさらに盛り上げるのがチャムスのクッキングウェア。チャムスは豊富なクッキングウェアを展開していて、カラフルなアイテムも多いので、キャンプの食卓をさらに明るく盛り上げてくれます♪
チャムスダッチオーブン10インチ
【基本情報】
サイズ:直径25.4×13.5(h)cm (内径24.4cm)
厚さ:4.5mm(底部分)
重量:7kg
容量:4L(満水時)
チャムススキレット8インチ
【基本情報】
サイズ:31.0×5.0(h)cm 外径:20.2cm 内径:19.5cm
厚さ:3.1mm(底部分)
重量:1.6kg
メラミンディッシュセット
【基本情報】
サイズ:
[ディナープレート] 直径約26.5cm
[サラダプレート] 直径約22.5cm
[スープボール] 直径約14.5×7.5(h)cm
[収納ケース] 直径約29.0×20.0(h)cm
素材:メラミン
チャムス×スパイスカレー ポークカレー
【基本情報】
内容量:13g
原材料名:コリアンダー、シナモン、ターメリック、カルダモン、クローブ、ブラックペッパー、スターアニス、カイエンペッパー
ビッグキャンパーマグカップ
【基本情報】
素材:ポリプロピレン
容量:600ml
TOSHI-LOWが作ったレシピ紹介
クッカー×水パスタ
アウトドアでは少し面倒なゆでる作業を省き、水で戻したパスタ。味も、通常のゆでたパスタと全く遜色なし!
【材料 (目安)】
・水パスタ・・・2Lペットボトル1本
・プチトマト・・・3~5個
・フレッシュバジル・・・適量
・ブロック粉チーズ(グラナパダーノ)・・・適量
・にんにく・・・1片
・塩、こしょう・・・適量
・オリーブオイル・・・適量
ポイントは、パスタと水、茹でるときと同量の塩を入れたペットボトルを用意しておくこと。水に浸けておく時間は2時間以上、前の晩からでもOK。ペットボトルなら持ち運びも楽になり、そのまま水から取り出して、フライパンで炒めるだけなので楽ちん。
【手順】
①パスタ、水、塩を入れてペットボトルに浸けておく。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを弱火で熱する。
③パスタを戻した水を少量入れ、パスタとトマトをフライパンで火にかける。
④パスタを皿に盛り、フレッシュバジル、オリーブオイル、チーズを削りかけて、完成。
ダッチオーブン×ローストポークのマーマレード漬け
豪快な見た目とは裏腹に、こちらも自宅で準備し、当日は火にかけるだけの肉料理です。
【材料 (目安)】
・豚バラブロック・・・1kg
・しょうゆ・・・大さじ3
・マーマレード・・・大さじ3
・塩、こしょう・・・適量
・ガーリックパウダー・・・適量
ポイントは、事前準備。浸けておくときに、念入りに塩コショウを揉み込んでおくと、最後にスライスしたときにも程よい塩梅になります。
【手順】
①豚バラブロックに塩コショウをよく揉み込む。
②ジップロックに豚バラブロック、しょうゆ、マーマレードを入れて最低2時間以上漬け込む。
③ダッチオーブンに豚バラブロックを入れ、火加減を見ながら1時間ほど焼けば完成。
ダッチオーブン×カレースープ
ローストポークで使用したダッチオーブンを、そのまま使ったスープ。ローストポークを作る際に、スープの具材になる野菜なども入れておけば、エキスが凝縮しているので、後は味を整えるだけ!
【食材(目安)】
・チャムス×スパイスカレー ポークカレー・・・1袋
・玉ねぎ・・・2個
・にんじん・・・1本
・セロリ・・・3本
・マッシュルーム・・・5個
・生ニンニク・・・1個
・しょうが・・・1個
・塩コショウ・・・適量
今回は、チャムスのスパイスカレーを使用したカレー風味のスープに挑戦。出来上がったスープを飲んで、「うまいじゃん、このスパイスカレー!」と一言。
にんにくは1個をまるまる出汁として入れて、豪快に。
【手順】
①フライパンに油を敷き、スパイスカレーを火にかける。
②水で溶いて、ダッチオーブンに入れ、にんにく、しょうがを入れ火にかける。
③沸騰したら、味を整えて完成。
まとめ
TOSHI-LOWさんに教えていただいた簡単調理のテクニックとレシピは、すぐに真似できるものばかり!簡単に作れるレシピと、食卓を盛り上げるチャムスのクッキングウェアで、アウトドアごはんの楽しみがさらに広がります!
「ひなたごはん 2020 winter」が発売決定!
TOSHI-LOW着用アパレル
キャンピングエプロン
【基本情報】
サイズ展開:フリーサイズ
カラー展開:デニム、ベージュ、ブラック
素材:コットン
フルスナップハリケーントップ
【基本情報】
サイズ展開:women's M〜L、S〜XL
カラー展開:グレー、イエロー、グリーン etc.
素材:コットン (裏起毛)
チャムスバルーンロゴTシャツ
【基本情報】
サイズ展開:M、L、XL
カラー展開: ホワイト、ブラック、ピンク etc. (全5色)
素材:コットン
TOSHI-LOW
茨城県水戸市生まれ。2児の父。1995年、パンクバンド「BRAHMAN」を結成。2005年からは、アコースティックバンド「OAU」 (OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND) としての活動を開始。2019年5月に、息子に作った弁当、通称「鬼弁」をまとめた「鬼弁~強面パンクロッカーの弁当奮闘記~」を発売。オーガナイズするキャンプフェス「ニューアコースティックキャンプ」は、2019年の開催で10周年を迎えた。