「車中泊キャンプ」の楽しさに迫る!簡単で暖かい、新たなスタイルのすすめ
車中泊とキャンプのいいとこどりをした「車中泊キャンプ」をご存知でしょうか。キャンプ場でテントを設営する手間が省けるため、「簡単」「暖かい」「楽しい」と3拍子そろったキャンプスタイルです。楽しみ方と魅力を紹介します。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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「車中泊キャンプ」の楽しさに迫る!
ちょっと気になる「車中泊キャンプ」
キャンプの回数を重ねてきた方の中には、「次は今までと違ったキャンプがしたい」「準備に時間のかからないキャンプがしたい」と思う方もいるのではないでしょうか。そんな方には、テントを立てない「車中泊キャンプ」がとてもおすすめです!
どんな楽しみ方をするんだろう...?
楽しみ方は簡単。車の前に張ったタープの下でくつろいだり、料理をしたり。車内の寝床スペースでゆったりするだけです。
準備が簡単!?テントいらずのキャンプ
テント設営がなくてらくらく!
車中泊キャンプは、寝床のテントを設営する必要がありません。タープを立て、テーブルやチェアを用意すれば簡単にセット完了。テントがないことで荷物が減るのはもちろん、到着時に一番苦労するテントの設営という手間が省けます。その時間にコーヒーを飲んで、ゆったりした時間を過ごせます。
今回の車中泊キャンプには、六角形のヘキサタープを使いました!車中泊というと、カーサイドタープを使うイメージを持たれる方も多いと思います。ヘキサタープでも片面を車にかぶせてロープで固定するだけで、車中泊キャンプで十分活躍してくれます。
車中空間作り!重要なのは...フラットであること!
タープやテーブルをセットしたら、次は車内の寝床づくり。ストレスなく快適に過ごすために一番重要なことは、板などを使って車内をフラットにすること!横になったときにデコボコだと落ち着けず、熟睡ができません。
遮光性のあるもので、涼しい&プライベートな空間作り
車内をプライベートな空間を確保することも大切です。そのために必要なのがカーテン。外から車内をのぞかれる心配も少なくなり、安心して過ごせます。
さらに遮光性がより高い、ウレタン材を車窓に取り付けるのもおすすめ。完全に陽の光を遮断し、日中もカーテンより涼しく過ごせます。
シュラフを敷いて快適寝床の完成!
車中をフラットにして、遮光もばっちり!あとはマットやシュラフを敷いて寝床の完成です。テントを立てる時間がない分、準備の時間が大幅に短縮されます。車内はテントより気密性が高くて暖かさがあるため、シュラフはマミー型(人型)より機能性が劣っても安く購入できる封筒型シュラフがおすすめです。
親子でキャンプに行くなら、ジュニア用のシュラフを用意するのがおすすめ。一回り小さいので、荷物の量を減らせます。ふかふかのシュラフの上で横に並んでお話しすれば、きっと親子の仲も深まるはずです。
【番外編】コストが抑えられて、実は初心者にもおすすめ!
キャンプをする上で、一番お金がかかるアイテムがテント。ブランドや性能によって価格は様々ですが、高いものだと何十万円のものもあります。車中泊キャンプは高額なテントを購入する必要がないので、これからキャンプをやってみたいと思っている方々にもおすすめです!
こんな工夫で更に快適に!
天井に木材をはめ込むとより部屋らしく
木材を自作で天井にはめ込むと、無機質な内装だった車内が、温かみのある空間に生まれ変わります。車中泊キャンプにのめり込んだら挑戦してみたいですね。
ランタンや電球で車中を幻想的に
夜中には車中を照らすランタンや電球があると、生活に不自由がないと同時に、幻想的な空間に生まれ変わります。
準備ができたら...あとは暖かく過ごすだけ!
車内の暖かさは、キャンパーの強い味方
テント泊との一番の違いは、その暖かさにあります!地面と体との距離が離れ、暖房がすぐに使えることが、車中泊の方が断然暖かさを感じられます。寒い時には、寝る直前まで暖房で車内を温めておけば問題ありません。これも車内だからこそ感じられるメリットです。
「キャンプの時間」を存分に楽しもう!
車内の寝床の準備が終わったら、あとはいつものキャンプと同様に、車の隣でごはんを食べたり、焚き火をしたりしたりと、自由な時間を過ごしましょう!設営に時間がかからないので、到着が夕方でもゆったり過ごせます。
最後に
「簡単」「暖かい」「楽しい」の3拍子そろった車中泊の魅力。今までとちょっと違うキャンプをしたい、とりあえずキャンプを始めたいと思っている方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。