【対決!?】いまさら聞けない「ランタン選び」。達人があらゆる角度からおすすめランタンを解説!

 ノウハウ

今回は、だんだん日暮れが早足になってくる秋に、より一層楽しめる「ランタン」についてご紹介!メイン・サブといった役割の違いや、各ランタンの長所・短所、燃料によって異なる特徴の違いなど、実はきちんとわかっていないかも...。というポイントをキャンプの達人にまるっと聞いてきました!キャンプ初心者さんや、まだまだ不慣れなことも多いキャンパーさんは特に必見です!


 目次


教えて!キャンプの達人

今回、魅力を教えてくれるのはこの人たち

   

アリオ蘇我店:高石さん(写真左)

スーパースポーツゼビオ蘇我店に勤務している、高石さん。キャンプ用品に精通している、キャンプ歴15年以上のベテランキャンパーで、キャンプの達人としてもお馴染みです。

ゼビオビバモールさいたま新都心店:矢澤さん(写真右)

キャンプの達人・高石さんの師匠にあたる矢澤さん。普段はスーパースポーツゼビオの店頭に立ちながらも、研修でキャンプに関する指導を行うこともある、キャンプのエキスパートです。

達人セレクト「メインランタン編」

ノーススター(ガソリン) vs ノーススター(ガス)

   

━━━ まずは、メインランタンのおすすめから教えてください!

高石:今回僕たちが用意したのは、お互いコールマンのノーススター。違いは燃料です。

矢澤:コールマンといえば、ランタンの最大手老舗ブランド。そんなコールマンのノーススターは、日本のアウトドアシーンでも昔から親しまれてきました。

高石:僕、最初に買ったランタン、まさにノーススターでしたよ。今みたいに自動点火装置と火力調節ノブが別になっていなかったので、当時は灯すのに苦労した気がするなぁ…。

━━━ すごく使い込んでいらっしゃいそう…!ではさっそくですが、達人お持ち寄りランタン対決を開始させてください!

   

矢澤:私のおすすめメインランタンは、ガス仕様のノーススター。最近はガソリン需要がめっきり減って、ガスランタンをメインにしているキャンパーさんは多いです。かく言う私もそのうちの1人。

━━━ 最近ということは、元々はガソリンランタンも使われていたのでしょうか?

矢澤:使っていましたよ。寒さに強いし、コスパもすごくよかったですし。ただ、メンテナンスが大変という難点もありました。ガソリンランタンについては、高石くんにいろいろ聞くことにして、今はいかにノーススター(ガス)がよいのかを説かせてください!

━━━ いつにも増して力が…!では、ぜひノーススター(ガス)の良いところを教えてください!

   

矢澤:昨今、初心者キャンパーさんはもちろん、ベテランキャンパーさんたちも、ガスランタンをよく使っているというのは間違いありません。というのも、ランタン以外に、ガスの活躍シーンが増えたことが理由の一因として挙げられます。

━━━ そうか、バーナーやストーブへのスライド使用が適う点ですね!

矢澤:その通り、他の火器ギアへの対応力は最大の強みです。あとは、操作性のお手軽さ。ガス缶をくるっと回して着脱でき、ノブを回しながら点火ボタンをカチッと押せば簡単にランタンに明かりを灯すことができます。難点といえば、ガソリンと比べてしまうとランニングコストがかかってしまうことかな…。

━━━ 対するノーススター(ガソリン)はいかがでしょう?

   

高石:待ってました!ガソリン仕様のノーススターだって負けていないんですよ!師匠が言うように、ガソリンランタンは主流ではないながらも、コアなキャンパーさんには未だに熱視線を浴びつづけているランタンです。まずコスパが最高。あとは、何と言っても趣や風情があります。

ガスランタンはガス缶をセットしてお終いですが、ガソリンランタンは燃料を注入してから、ポンピングと呼ばれる作業を行うのはご存知ですか?

   

━━━ 地味に疲れる、例のポンピングですね…!

高石:そんなこと言わずに(笑)。このポンピングを手間とするか趣とするかは人それぞれですが、昔からキャンプをしている玄人さんに絶大な人気を誇っているのも事実です。点火してから時間がある程度経ってしまうと、再びポンピングしないといけませんが…。

━━━ でも、このポンピングがあるからこそ、どんな暗闇でも明かりを灯し続けてくれる強さがあるんですよね。

高石:その通り。ホワイトガソリンという特殊な燃料とポンピングという特殊な工程ならではの強みです。付随して、燃費がいい(=燃焼時間が長い)という長所も併せ持っているので、夜を長く楽しみたいキャンパーさんにおすすめです。

   

━━━ どちらも長所短所があって、勝敗がつけにくいですね…。

矢澤:とどのつまり、ガスであってもガソリンであってもノーススターは最高ということですね。少し補足をすると、初心者キャンパーさんにはガス仕様のノーススターが、少し慣れてきてそれ以上を求めるキャンパーさんにはガソリン仕様のノーススターがおすすめです。

高石:異議なしです!

━━━ 回を重ねるごとにまとめるのがお上手に…!

高石:ちなみにガソリンランタンは、少し普及率回復の兆しがあるんですよ。

━━━ さきほどガスが…というお話だったと思うのですが、一体どういうことでしょう?

矢澤:実は、不便や工程を楽しめる女性陣が、ガソリンランタンに再び注目し始めてくれているんです。流行を作るのはいつの時代も女性。キャンプ場でガソリンランタンを多く見かける日が来るのも来るのも、そう遠くないかもしれませんね。

━━━ そういうことだったのですね、目からウロコでした…。では次に、サブにあたる「吊るしランタン」をお願いします!

メインランタンを買うなら、やっぱりコールマン!

コールマンの「ノーススター」を見てみる →

達人セレクト「サブランタン 吊るし編」

ビーコンライト vs ほおずき

   

━━━ サブランタンとして活躍してくれるのは、やはりLED系なんですね。

矢澤:今となっては、キャンパーの中で持っていない人の方が限られてくると思いますよ。

高石:一家に一台というよりは、一人一台の時代と言っても過言ではないかもしれませんね。それくらい売れ行きがよく、現場でも見かけます。

━━━ お二方がお持ちくださったビーコンライトとほおずきは、その代表格ですか?

   

矢澤:もちろん!中でもスノーピークのほおずきは、このぽてっとしたフォルムが不動の人気を誇る癒し系サブランタンです。USBで充電できるのもイマドキ。割れない素材というのもミソです。

━━━ 確かに癒し系ですね!ということは、勝手なイメージですが女性に人気がありそう…!

矢澤:単純に、スノーピークがキャンパーさんに好評という点はありますが、男女比でいうと実はそんなに差はないかな。メインランタンには使えないけれど、テント内やテーブル上の間接照明に、自宅でもインテリアとして灯してくれる優しい明かりが魅力のランタンです。

━━━ 対するビーコンライトはどうでしょう?

   

高石:負けちゃいません!こちらもれっきとしたUSB対応です!そして、どんぐり型が負けず劣らず可愛いでしょう?(笑)

━━━ USBが、どんぐり型のヘタの部分に隠れているのが可愛いですよね(笑)。

高石:ビーコンライトは、ここ最近のサブランタンの中でも飛び抜けて人気のランタンです。ほおずきがスノーピーカーに人気であるのとは少し異なり、ビーコンライトは万人受けしています。いい意味でブランドに縛られない、というのかな。光量の幅も広く、バッテリーの持ちもいいので吊るしのサブランタンとしてはイチオシです!

   

━━━ 吊るしのサブランタン、決着はいかに…?!

矢澤:幅広い層に、という意味ではビーコンライトが圧勝かな。もちろん、スノーピークファンの方にはほおずきがおすすめであることは変わらないですよ!

高石:ということで、この場合は初心者・上級者などではなく、自分のサイトの雰囲気に合わせてコーディネートしてみて欲しいですね!

━━━ 抜群のコンビネーション…!おっしゃる通り勝敗ではなく、ランタンのいいところを褒めて伸ばしてくれる達人方、さすがです…。

ぽってり吊るすなら、これ!

スノーピークの「ほおずき」を見てみる →

どこにでも吊らしたいなら、これ!

ベアボーンズ「ビーコンライト」を見てみる →

達人セレクト「サブランタン 卓上編」

ノクターン vs ルミエール

   

━━━ サブランタン第二陣は、卓上ランタン。どちらもおしゃれさを追求していて、甲乙つけようがないのでは…。

高石:では、純粋に僕たちのおすすめと思って聞いてください(笑)。

矢澤:ほおずきにつづき、私からはスノーピークのノクターンを!

   

━━━ わあ、可愛い!(小さい!)

矢澤:思わず卓上に飾りたくなりますよね、このサイズ感といい控えめな灯りといい…。ルミエールに比べ、全体的に小さいのがノクターンです。実は、ガス特有の音も最小なので、卓上に置いておいても気にならないという特長があります。

━━━ 音とは盲点でした!それはいいですね!でも、こんなに小さくて卓上の灯りを担えるものなのでしょうか…?

矢澤:担うんじゃなく、そっと照らしてくれるんです。キャンドル代わりくらいの灯りを持った、雰囲気作りにもってこいな卓上サブランタン、それが自己主張しすぎないノクターンです。

━━━ では、ルミエールはどんな卓上ランタンなのでしょう?

   

高石:よくぞ聞いてくれました!ルミエールは、ノクターンに比べサイズ感も灯りも大きめ。この炎の揺らぎの大らかさはノクターンにはないものなので、癒しを求める女性の購入者が多い卓上ランタンです。

━━━ 大らかな揺らぎとは、なるほどですね…!

高石:ノクターンに比べると、多少は卓上を照らしてくれるのでランタン本来の用途としてもちゃんと役立ってくれますよ。写真では背景が茶色いのでわかりにくいかもしれませんが、グローブが茶色がかっているので炎の色味が柔らかいのも特長のひとつです。さすがに、音の部分は敵いませんが…。

   

━━━ 卓上ランタンも、一長一短ですね…。

矢澤:どちらもガラスが割れたら交換できるので、その点はそんなに困らなくていいですよね。単純に、サイズ感の好みで選んでもらっていいのかな、と思っています。

高石:そうですね、確かに。お値段もそこまで高くないので、卓上ランタンを導入するのに最適!密かに男性人気の高いノクターンは男性に、女性ユーザーの多いルミエールはやっぱり女性におすすめです!

━━━ なるほど…達人お二方にそう言われてしまうと、卓上ランタンの手始めに買ってしまいそうです…。

静かに卓上を灯したいなら、これ!

スノーピーク「ノクターン」を見てみる →

 大きめな揺らぎに癒されたいなら、これ!

コールマン「ルミエール」を見てみる →

達人セレクト「サブランタン 番外編」

オイルランタン vs ファン&ライト

   

━━━ 番外編の、番外感がすごいツワモノがいますね…!?

矢澤:向かって右のアイテムは、ランタンより扇風機が勝ってしまっていますよね(笑)。意外と売れ行きも良好で、いかに今年の夏が暑いかということがわかります。

高石:お店ではテントのディスプレースペースに置いてわかるかな?とレイアウトに悩んでしまうアイテムであることは間違いありません(笑)。

━━━ 確かに、どのコーナーに陳列されているかで扇風機とライトとどちらがメインなのか分かれてしまいそうですね…(笑)。

   

矢澤:というのはまた高石くんに任せて、比べようがない魅力がいっぱいのオイルランタンをご紹介しますね。

━━━ ぜひお願いします!(笑)

矢澤:オイルランタンの芯は、赤い点線のあるこの布。下から巻き上げた芯が顔を出してきたら、両角がなくなるよう切っておくと火種が広がらずに縦に伸びてくれます。

━━━ そんな裏技があるんですね…!

矢澤:燃費もすこぶる良くて、安くいい雰囲気のランタンを求めている人にはとにかくおすすめです。

━━━ これはファン&ライトが負けてしまいそうな予感です…!

   

高石:そんなこと言わないでください!(笑)こいつにだっていいところはあるんです、なんたって一人二役!

━━━ どちらも各々、それなりのパワーがあるのでしょうか…?

高石:それなりにはありますよ!どちらにパワーバランスが傾いているのか問われると困ってしまいますが…(笑)。ただ、寝る前のテント内で少し暑かったり暗かったりしたときに、これひとつあれば意外と役立ってくれますよ。

━━━ ほほう、そういうことですね!とっさの時に助かるのは嬉しい!

   

━━━ ということは、どういうことでしょう…?

矢澤:もともと同じ土俵で戦わせちゃダメな番外編だったかもしれませんね(笑)。

高石:そんなこと言わないでください、師匠…(笑)。でも、サブランタン選びの参考にはしてもらえるのではないでしょうか。

矢澤:どんな付加価値が必要になるかは人それぞれなので、こんなのもあるんだな、と参考にしてもらえたら嬉しいですね。

━━━ 自分の用途にあったサブランタン選び、楽しそうですね!

味わい深い&燃費がいいランタンが欲しい人は、これ!

「オイルランタン」を見てみる →

ちょっと斬新な一石二鳥が欲しい人は、これ!

「ファン&ライト」を見てみる →

知っ得!ランタンのメンテナンス方法

ガソリンタンクは空にしよう!

   

━━━ そういえば冒頭のあたりから少し気になっていたのですが、矢澤さんが仰っていた“メンテナンスの大変さ・重要性”というのは購入条件の妨げにはならないのでしょうか…?

矢澤:メンテナンスあってこそランタンですから、メンテナンスも一緒に楽しんでもらえるユーザーさんが多いのが実態です。ガソリンランタンに興味がある人は、もしもの時はお店でメンテナンスや修理の対応もできるので安心してください。

   

高石:メンテナンスで一番重要なのは、シーズンオフの管理です。使用していたガソリンをタンクから抜いてあげる、または使い切ってあげることを徹底してあげてください。ガソリンを入れたまま長期保管してしまうと、タンク内のサビに繋がってしまったりチェックバルブが腐食してしまったりと、残念なことになってしまいます。

━━━ キャンプが終わったからと、油断してしまうキャンパーさんは要注意ですね!

   

高石:あとは、チェックバルブを専用のレンチで抜き出してみると、パッキンの役割を果たしてくれるポンプカップが現れます。この部分が劣化していると、ポンピングしてもタンク内の空気圧がかからなくなってしまうので、使用前には確認するようにしてみてください。ガソリンランタンはちゃんと気にかけてあげることで、同じ時間をより長く一緒に過ごすことができますよ。

━━━ 最後の最後になんて素敵なまとめなんでしょう…!せっかく手にしたメインランタンはガス・ガソリンに関わらず、使用前・使用後で調子を気にして、より長くキャンプ場で活躍してくれることを祈るばかりです。今回もありがとうございました!

まとめ

   

今回は、キャンプの達人矢澤さんと高石さんに、メインランタン・サブランタンの位置付けやおすすめランタンを紹介してもらいました。達人お二方が紹介してくださったランタンを参考に、自分のスタイルにあったランタン選びを楽しんでみてください!


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