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【武山店長の辛口ジャッジ!vol.8】快適睡眠を叶えるインフレータブルマットの良し悪しとは!?

2019.05.31キャンプ用品PR

今回は、キャンプで快適睡眠を叶えるアイテムとして「インフレータブルマット」を比較!キャンプマスターであるエルブレス名古屋みなと店の武山店長に、詳しく教えていただきました!マットの着目すべき点とは!?比較が難しそうな2つのアイテムを独自の目線で、包み隠さずズバッとジャッジ!

連載企画「武山店長の辛口ジャッジ!」

キャンプギアの疑問にズバリ答える「武山店長の辛口ジャッジ」の第8弾!どっちつかずな紹介をされがちなキャンプギアを比較し、キャンプマスターである名古屋みなと店店長、武山さんにスバリ本当のおすすめギアを教えていただきます。どのアイテムを買えばいいかわからない...。と悩んでいるキャンパーさん必見です。

今回のテーマは「快適睡眠」

キャンプでの快適な睡眠に欠かせないもの、それはずばり「マット」です!様々な種類のマットがありますが、今回特にフォーカスしたいのは、インフレータブルマット。空気を入れて膨らますことで、地面と身体との間にクッションが生まれ、地面の硬さや多少の凹凸を気にせずに、快適な睡眠をとることができるアイテムです。 しかし、どれも似通った見た目で、正直いざ購入を検討すると、何がいいのか分からないアイテムでもありますよね。そこで今回は、インフレータブルマットについて、武山店長に辛口ジャッジをしてもらいました!

どっちが快適?ロゴスとホールアースを徹底比較!

インフレータブルマットとして比較するのがこちら。厚さ約5cmの高いクッション性を持つロゴスの「セルフインフレートマット SOLO」と、コンパクトな収納性を誇るホールアースの新作「HEALING INFLATABLE MAT SINGLE」。

5cm「ロゴス」vs 4cm「ホールアース」

5cmの極厚で、インフレータブルマットの購入を考えた時にまず候補にあがるギア。大きめなバルブで空気も入りやすく、テントでの使用を想定したサイズ感も◎。体へのフィット感も良く、地面のコンディションも無視できる厚みがあるので、テント設営時に寝心地を心配する必要のない定番アイテムです。 【基本情報】 使用サイズ:約190x65x5cm 収納サイズ:約61x16x16cm 重量:約1.8㎏
対して、ホールアースのインフレータブルマットはこの春の新作。圧倒的なコンパクト性で、通常のキャンプはもちろん、ソロキャンプなど荷物を少なくしたい時に重宝しそう。厚みが4cmとロゴスに比べると1cm薄いのですが、実際どの程度キャンプ場での睡眠に影響するかは気になるところです。 【基本情報】 使用サイズ:約195x62x4cm 収納サイズ:約33x24x24cm 重量:約1.48kg

武山店長の辛口ジャッジ!!

━━━ 武山さん、今回のテーマ「快適睡眠」にちなんで、キャンプマットについて比較をお願いします! 武山:キャンプでの快適睡眠は大事なテーマですね。テントの中とはいえ、地面にほぼ直で寝ることを考えると、やはりマットは欠かせません。コンパクトで軽量なクローズドセルマットも人気ですが、快適睡眠を考えるとインフレータブルマットや厚みのあるエアマットに軍配が上がるでしょう! ━━━どの点を基準にマット選びを始めればいいのでしょうか? 武山:大きくわけて、折り畳めて軽量なクローズドセルマット、簡単に設営できるインフレータブルマット、自宅と変わらない厚みにまでなるエアマットの3種類。寝心地とコンパクト性のバランスが取れているのは、やはりインフレータブルマットといえますね。 今回は、ロゴス「セルフインフレートマット SOLO」と、ホールアース「HEALING INFLATABLE MAT SINGLE」を比較しながら、インフレータブルマットを選ぶ時のポイントをご紹介しましょう。

比較ポイント1. コンパクト性

武山:最初に抑えておきたいのは、コンパクト性です。キャンプでの快適睡眠とはいえ荷物が多くなりすぎるのは正直微妙なところ。ソロキャンプなら当然ですが、ファミリーでも人数分ともなると、かなり場所をとってしまいますから。 ━━━たしかに家族4人ならマットも当然4つ必要。しかし、サイズ感はたいていどのブランドも似たり寄ったりの印象ですが? 武山: もちろん、広げたサイズはどのブランドも大差ありません。一方で収納時はというと、コンパクト性を高めた新作商品も出てきました。
武山:その証拠に、実際に並べてみると明らかに新作のホールアースの方がコンパクトですよね。約半分程度の長さになっていて、積載時にも邪魔になりにくく工夫されています。 ━━━そうなると新しいアイテムがすべての面で良いのでしょうか? 武山:そうとは限りませんよ。その他の比較ポイントを見ていきましょう。

比較ポイント2. 空気の注入時間

武山:2つ目のポイントは、空気の注入時間です。キャップを開けると自動で空気が入るのが特徴のインフレータブルマット。しかし、よく勘違いされていますが、放置しただけで空気が充分に入ることはないので、意外と時間がかかります。 ━━━実際どの程度の時間がかかるものなのでしょうか? 武山:実際に空気を入れて、時間をはかってみましょう。
武山:キャップを開けて、空気が入る音がなくなるまでの時間を測定すると「57秒」。意外と早い感じがしますが、ここから数度丸めて、再度空気を注入していきます。
武山:注入口から遠い方には空気が入りにくいので、丸めて空気をよせて行きます。これを3~4回繰り返すと、実際に使えるクッション性が出来上がります。 ━━━丸める時間を含めても、約5分程度なので設営は比較的短時間で終わりますね。
武山店長:一方、ホールアースの方はというと...
武山:約1分29秒ですか、意外とかかりましたね。ホールアースの方が厚みが1cm薄い分、注入時間は早まるかと思いましたが、空気注入口の口径の大きさの違いが影響していますね。 ━━━注入口の大きさと、空気が入るスピードが比例しているのですか?
武山:並べてみると、明らかにロゴスの方が口径が大きいのがわかります。2つのマットの面積はほぼ同じ。厚みを考えるとロゴスの方が空気が入る量は多いので、その分、注入口も大きくしているのでしょう。 ━━━なるほど、他のインフレータブルマットでも注入口の大きさは要チェックですね! 武山:コンパクト性に優れていても、設営に時間がかかるのは正直微妙ですね。

比較ポイント3. 寝心地

武山:最後は寝心地です。みなさんが一番気になっている部分ではないでしょうか。 ━━━たしかに寝心地が悪いと、他のどんな良い部分があっても霞んでしまいますね。 武山:その通りです。実際に試してみましょう!
武山:まずはロゴスの寝心地はというと...かなりいいですね。できれば地面コンディションが悪いところで試してみたいところです。さすが5㎝の厚みで、俄然、快適です! ━━━体へのフィット感はいかがですか? 武山:寝返りの時でも、体重をしっかりと受けとめてくれるので、かなりいいですよ!
武山:対してホールアースはというと、お!悪くない!むしろ良いです!1cmの差を感じさせない寝心地です。正直、寝心地に関してはロゴスの圧勝かと思っていましたが、地面がフラットな分、差は感じません。 ━━━寝心地に関しては引き分けですか? 武山:あくまでフラットなキャンプ場なら寝心地に差は生まれないでしょう。しかし、砂利や石のある地面のコンディションが悪いサイトだと、厚みのあるロゴスに軍配が上がりますね。 ━━━なるほど、芝生のキャンプ場やよく整地された場所なら、厚みはあまり関係ないということですね。 武山:そういうことです。最近のキャンプ場はどんどん良くなってきていますから、問題ないですね。

インフレータブルマット。ジャッジの結果は...

━━━ ここまで、比較ポイントについてお話を伺ってきましたが、改めてどちらのインフレータブルマットがおすすめなのか、辛口ジャッジをお願いします! 武山:ここまでの内容でお分かりかもしれませんが...
武山:やはりおすすめしたいインフレータブルマットは、ロゴスです!快適睡眠といった点ではもちろん、設営の速さなども評価ができます!また厚みがある分、サイト作りの時に地面のコンディションをあまり考えなくてもいい点も嬉しいところ。 ━━━ 今回の比較は、辛口ジャッジということもあってかロゴスの圧勝という印象でしたが、ホールアースは実際どうなのでしょうか...?
武山:高規格なキャンプ場しか行かないという方なら、ホールアースという選択肢もありです。また、価格もキャンプ枕が購入できる程度、ホールアースの方がリーズナブルです。家族全員分購入ともなると金額も増えるので、予算を抑えたい方にはおすすめできます。 ━━━ なるほど、ホールアースの方が、リーズナブルで初心者ファミリー向けということですね!よくわかりました。今回もありがとうございました!

編集後記

今の武山店長が一番気なっているのはこれ!!

武山:6月初旬より販売開始予定で、エルブレスオンラインストア限定カラーで登場するホールアースの「EARTH DOME 270Ⅲ Special Edition」。柔らかい印象のベージュカラーが印象的なアースドームですが、ブラックカラーは相当にかっこいいですよ!なんと、たった200セットの限定発売なので、私もすごく気になっています。
━━━ 確かにかっこいい!赤いガイロープもアクセントになっていますね。 武山:ECサイト限定なのですが、この名古屋みなと店限定で実物が見れます!店頭で展示中なので、ぜひ実際に見て、触って、過ごしてみてほしいですね。ただし、この店舗では購入できないので、気になったらECサイトからの購入になります(笑)。

店舗情報

名称:エルブレス 名古屋みなと店 住所:愛知県名古屋市港区砂美町1-5 電話:052-665-2081 営業時間: [平日] 11:00〜20:00 [土日祝] 10:00〜20:00

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まとめ

今回は、快適睡眠に欠かせないインフレータブルマットを比較し、辛口ジャッジをしてもらいました。キャンプマットの購入を迷っていた方は、ぜひ参考にしてください。最近声をかけてもらうことが増えたという武山店長。キャンプの相談はぜひ武山店長まで!次にジャッジするアイテムとは!?次回もお楽しみに!