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令和元年初開催♪プロデューサー 井出さんに聞いた新しいキャンプフェス「FUJI & SUN’19」の魅力とは

2019年5月11日(土)、12日(日)の2日間、富士山の麓で「FUJI & SUN’19」が初開催。このフェスを手がけるのは放送局「WOWOW」。当日は音楽だけではなく、厳選された映画やアウトドアアクティビティなども楽しむことができる新しいキャンプフェスです!今回は「FUJI & SUN’19」を手掛けられた井出辰之助さんにお話を伺いフェスの魅力に迫ります!

魅力がありすぎる!今年初開催「FUJI & SUN’19」

FUJI & SUN’19を手がけた井出辰之助さんが魅力を語る

イベント制作会社インフュージョンデザイン代表取締役として、今まで数多くのキャンプフェスに携わってきた井出さん。現在は株式会社WOWOW事業局でもフェスの企画などを担当されています。井出さんはキャンプフェスを手掛けてきただけではなく、キャンプ歴も20年と長く、冬キャンプやソロキャンプもするアウトドアを知り尽くしたエキスパートです。
––––井出さん、本日はよろしくお願いします。まず「FUJI & SUN’19」は、どのようなイベントですか? 井出:富士山の麓で、キャンプをしながら音楽、映画、アクティビティを楽しむことができる新しいキャンプフェスです。このフェスの特徴は、私たち「WOWOW」の主軸である「音楽」「映画」「スポーツ」という強みを活かし、単に音楽だけではなく、映画やアクティビティも楽しめることですね。 ––––WOWOWだからこそできる、音楽だけにとどまらないフェスなんですね。 井出:そうですね。屋外ステージでは大パノラマの中での映画鑑賞や、世界中を旅し冒険の素晴らしさを伝える冒険のプロ集団「人力チャレンジ応援部」の方々とハイキングをしたりなど、本物のアクティビティを体験することができます。人力チャレンジ応援部のメンバーには、一年のほとんどを世界各国の山々で過ごされている方もいます。滅多に会うことができないので、今回は貴重な機会だと思います。まさにこのフェスは、WOWOWならではの総合力がぎっしりと詰まっていますね。
––––開催地が富士山の麓ということですが、どのような場所ですか? 井出:会場の「富士山こどもの国」は、なんと言ってもロケーションが素晴らしい。富士山の中腹にあるので、富士山の偉大さを実感できる最高の場所です。また富士山こどもの国は、会場全体がキッズテーマパーク。ヒツジやアルパカなど動物へ餌やりやカヌー体験、初心者でもできる体験乗馬もあるので、家族での来場にぴったりです。もうひとつの魅力としては、フェスとして初めて使われる会場という事ですね。 ––––全国で様々なフェスが開催される中で、フェス初会場というのは魅力ですね。 井出:ここでフェスを初開催することができたのも、富士市の全面協力があったからこそ。ロケーションだけでこの会場を選んだ訳ではありません。熱意ある富士市の方と一緒に協力しながら、このフェスを盛り上げたいと思います。
【概要】 名称:FUJI & SUN’19 日時:2019年5月11日(土)、12(日) 会場:富士山こどもの国(静岡県富士市桑崎1015) 料金:大人8,000円〜、子ども2,000円 公式はこちら:FUJI & SUN’19

なぜ「キャンプ」×「フェス」の新しいフェス?

––––今回、フェスの中に「キャンプ」という要素を取り入れられたのは、なぜですか? 井出:キャンプは自然の豊かさを感じたり、困難さや厳しさを学んだりとあらゆる体験ができます。1泊2日のキャンプでその土地の全てを楽しんでもらいたいという思いから、フェスにキャンプを取り入れました。
––––なるほど。キャンプだと朝から夜まで自然を満喫することができますね。アウトドアだからこそできるプログラムはありますか? 井出:キャンパーの方々は朝が早いですよね。そこで2日目は朝6時30分から人力チャレンジステージでは「遊体法テラノ式 手ぬぐい体操」や、MOONステージでは朝7時から「Positive Link エクササイズ」など、心身ともに朝から元気に活動できるプログラムを用意しました。 またアーティスト「Theo Parrish」の公演や映画「かぐや姫の物語」などは、キャンプ券を購入しないと楽しめないので、ぜひキャンプをしていただき2日間フェスを満喫してもらいたいです。公演は夜通し行っている訳ではないので夜はゆっくりと休んで頂き、翌日に備えることができます。 当日のタイムテーブルはこちらから:FUJI & SUN’19 タイムテーブル

楽しみ方は人それぞれ。キャンプサイトもスタイルも充実

––––今回、いろんなキャンプサイトがありますが、どんな特徴がありますか? 井出:音楽を楽しみたい方からキャンプを楽しみたい方まで。いろいろな人のニーズに合わせたキャンプサイトがあります。 音楽を存分に楽しみたい方は、会場内の中心エリアSUN STAGEに近い「グリーンヒルキャンプサイト」。静かにキャンプを楽しみたい方は、木々に囲まれた「フォレストキャンプサイトA」。音楽もキャンプもどちらも楽しみたい方は、裏路地感のあるキャンプサイト「フォレストキャンプサイトB」がおすすめです。フリーサイトは全部で3種類です。 フリーサイト以外にも、会場常設の円形住居「パオ」を貸し切って快適に過ごせたり、車でアクセスできるオートキャンプサイト。テントなどが常設されたエリアで、身軽に参加できる手ぶらでキャンプサイトプランもあります。初心者からベテランキャンパーの方まで充分楽しめますよ。また地面は全て芝生なので、快適に過ごせます。売り切れが出ているサイトもあるので予約の際は要チェックです。 当日のキャンプサイト情報はこちらから:FUJI & SUN’19 キャンプサイト
––––どんな方に「FUJI & SUN’19」を楽しんでもらいたいですか? 井出:年代別に楽しめるコンテンツが充実しているので、幅広い世代の人に楽しんでいただけます。その中でも、特に30、40代の方々が楽しめるコンテンツが揃っていると思いますね。若い頃、フェスによく行ってた世代の方が大人になって、家族が増えて…若い頃と同じようにではなく、今という環境で楽しんてもらえるようなフェスですね。

最高の季節で楽しむ「#新緑フェス」

––––開催日である5月はどのような気候ですか?おすすめの服装は? 井出:春と夏の境目にあたるこの時期は雨の日が比較的に少なく、ガスの発生も少ないのでフェスには最高の季節です。緑が美しいのでこのフェスを「#新緑フェス」と呼んでいます。皆さんもぜひ、#新緑フェスでSNSに投稿してみてください。 服装は、朝晩の寒暖差があるので非常に難しいです。今回の会場、富士山こどもの国は富士山の中腹なので、真冬に近い装備の準備をおすすめします。昼間の晴れた時間帯はTシャツ、短パンで過ごすことができますが、夜になるとグッと冷え込みます。なので、私は薄手のダウンを着て、中にフリース、長袖シャツを着ますね。タイツは必須アイテムです。 <公式SNSはこちら> TwitterFacebookinstagram
––––なるほど。参考になります。もし当日、寒くなった場合に購入できるような物販エリアはありますか? 井出:静岡の有名アウトドアショップ「SWEN」も出店しており、チャムスなどアパレルの取扱もありますよ。またマルシェでは、オーガニック野菜をバーベキューで味わうことや、静岡のご当地グルメを堪能できるブースもあります。 当日の物販情報はこちらから:FUJI & SUN’19 物販・飲食

これからも富士市と一緒に。「FUJI&SUN」

––––今回が初開催ですが、今後「FUJI&SUN」の展望などありますか? 井出:今回で終わりではなく、富士市と協力しながら共に未来へ続くフェスにしたいです。例えば、今回のフェスで出た資源ゴミは再生紙にリサイクルされ、来年以降利用される予定です。 また、滅多に出会うことができない「人力チャレンジ応援部」のレジェンドから、学びを受けることができます。子どもたちがレジェンドから刺激を受け、伝承し、代替わりをしても末長く続くようなイベントになると良いですね。そして、FUJI&SUNが富士市の町おこしの一環になればと思っています。
––––富士市と一緒に発展していくイメージですね。 FUJI&SUN '19 は富士市を中心に、富士商工会議所・富士市商工会・富士山観光交流ビューロー・富士市ホテル旅館業組合等の公共団体の皆様から多大なるご協力を得て、初開催を迎えることができました。このような取り組みがより広がり、フェスの開催で地域活性の一面を担えれば本望です。 当日は、富士つけナポリタンや富士山ひららなど、富士市ご当地グルメを楽しめる富士市ブースを展開します。また、呈茶(ていちゃ)のサービスや、富士市の観光情報も提供する予定です。 他にも、小長井富士市長と林立夫さんが富士山と未来について語り合うトークショーを開催します。エンタ-テインメントを通じ、人々の幸福と豊かな文化の創造に貢献する「富士市に根付く新しいお祭り」を目指し、末永く地元に愛され、成長していければと思っています。
––––地域と一緒に盛り上がるフェス、これからも楽しみです!本日はありがとうございました。

まとめ

初開催に初会場と初が盛りだくさんの「FUJI & SUN’19」。富士山の麓であらゆる体験できる新しいキャンプフェスはキャンプ初心者のからからベテランキャンパーさんまでそれぞれの楽しみ方ができるので、参加必須ですね。また、地域と一緒に作り上げた今回のフェス。富士市とともに成長を続けるFUJI&SUNに期待しましょう。

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