【取材】人気ダウンジャケットをブランド別に徹底調査!今期アウトドア好きが選ぶべき一着とは
今年の冬も、ダウンジャケットが大流行。hinata読者のみなさんも、購入を検討されている方が多いのではないでしょうか。でも買う前にちょっと待った!ひとえにダウンと言っても、保温性に特化したものから、ファッション性重視のものまで、さまざまな種類があります。ブランド別におすすめウェアをご紹介するので、事前に下調べをしてからお店へ向かいましょう!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
今期も大流行!ダウンジャケット
昨年に引き続き、今年もダウンジャケットが流行しています。人気の秘密はやはり「保温性の高さ」。通常のアウターと違い、暖かな羽毛などをふんだんに使っているので、寒さが苦手な人にぴったりなアウターなのです。
一方で、その人気ゆえに数多くのブランドがこぞってダウンを作っており、「どれを買えばいいか良くわからない」という方も多いのではないでしょうか。また、hinata読者のみなさんはファッション性に加えてアウトドアで使える機能性も重視したいところですよね。
お台場のスーパースポーツゼビオにお邪魔してきました!
そこで今回は、街でもアウトドアでも使えるダウンジャケットを探すべく、2018年11月30日にオープンしたばかりのスーパースポーツゼビオ ダイバーシティ東京プラザ店へお邪魔してきました!東京テレポート駅からすぐにある、好立地の店舗です。
広々とした店内には、もちろんアウトドアコーナーもあります!キャンプ用品から本格登山道具まで、幅広いアイテムを取り扱っており、品数もゼビオ随一の多さなのだとか...!
そんな魅力的な店舗で出迎えていただいたのが、ゼビオスポーツナビゲーターの中島さん。勤務歴6年のベテランスタッフで、アウトドア用品についても商品知識が大変豊富な方です!
━━━中島さん、今日は街でもアウトドアでも着れるダウンを探しにきました。宜しくお願いします!
中島:こちらこそ宜しくお願いします!今回は私が特におすすめする4ブランドの中から、ご要望にぴったりのダウンをご紹介しますね。
【注目ブランド①】ザ・ノース・フェイス
中島:まずは定番中の定番、ザ・ノース・フェイスをご紹介します。今でこそ、ファッション性の高いアイテムとして取り上げられることが多いブランドですが、80歳でエベレスト登頂に成功した三浦 雄一郎さんなどトップアスリートにも愛用されている、本格志向のアウトドアブランドなんですよ。
━━━セレクトショップなどで見かけることが増えてきたので、機能性の高さは見落とされがちな魅力ですよね!そんなザ・ノース・フェイスのおすすめウェアはどちらでしょうか?
中島:この「ノベルティーヌプシジャケット」です!1990年代に定番だったヌプシジャケットを、現代版にアップデートしたダウンです。中綿には、特に断熱・保温性に優れた羽毛を使用しているので、平地の冬程度だったら薄手のインナーと合わせるだけで乗り切れます!
中島:コーディネートは暗めのトーンで統一するのがおすすめですよ!同じくザ・ノース・フェイスの保温用ウインターシューズと合わせれば、暖かい上にとてもスタイリッシュなコーディネートになります。
━━━評判通りデザインも良いですし、いいところづくしのウェアですね!
【hinata評価】
保温性が高く、どこでも使える一着でした!どちらかと言うと街着としておすすめしたいですね。今流行っているのが通常のヌプシジャケットなので、みんなとは違ったウェアを着たい人はぜひ!
デザイン:★★★(街でも大活躍!)
保温性 :★★☆(冬キャンプでも使える!)
価格 :★★☆(標準的なダウンの価格)
点数 :7/9点
【注目ブランド②】ポールワーズ
中島:次にご紹介するブランドは「ポールワーズ」というブランドです。先ほどのザ・ノース・フェイス同様、エベレストの登山隊に装備提供するなど、品質は折り紙つきですよ。
━━━しかも、日本発のブランドなんですね!どんなウェアがあるのか、楽しみです。
中島:こちらは南極観測隊が昭和基地を立てた時に着用していたウェアを再現した、「SYOWA STATION 1957」というウェアです。表素材に軍でも使われていた高密度コットンウェザーを使用しているので、真冬のキャンプ場はもちろん、冬登山にだって使える高性能ウェアです。
━━━昔ながらのウェアをリバイバルさせたアイテムなのに、古さを感じさせないデザインですね!
中島:そうなんです!とても保温性が高いので、普段着として着る際は、薄手のインナーに合わせてみてください。長袖のTシャツでも寒さをあまり感じないはずですよ。
【hinata評価】
抜群の保温性を誇り、街でも違和感なく着用できるポールワーズ。お値段は少々高いですが、生涯使い続けることができるウェアでした!
デザイン:★★☆(街でも違和感なし!)
保温性 :★★★(冬山でもOK!)
価格 :★☆☆(ちょっと高いかも)
点数 :6/9点
━━━ちなみに、他のポールワーズウェアも同じ水準のウェアなのでしょうか?
中島:そうですね!全てではないものの、雪山など厳しい環境での着用を前提に作られたダウンが多いです。この「MANASULU ARCTIC PARKA」も、標高世界8位のマナスル山を日本山岳隊が登頂した時のリメイクウェアなんですよ。
━━━それなら保温性は言わずもがな、ですね。ブラックのカラーはどんな服装にも合わせやすそうです。
中島:はい。暗いトーンのボトムスと組み合わせると、全体的に重い印象になってしまうのでチノパンや明るめのワークブーツと相性が良さそうです。山へ初日の出を見に行かれる方にもおすすめのコーデです!
【hinata評価】
こちらもお値段は高めですが、まさに一生モノのアイテム。街中でもキャンプ場でも、雪山でも大活躍間違いなしです!
デザイン:★★★(街でも大活躍!)
保温性 :★★★(冬山でもOK!)
価格 :★☆☆(ちょっと高いかも)
点数 :7/9点
【注目ブランド③】マムート
中島:ダウンを語る上で、外せないブランドがマムート!ロープメーカーとして始まったことから、命を預かる製品を製造しているという意識が高く、こだわりを持ってウェアを作っているブランドなんです。
━━━マムートといえば、登山用品で有名なブランドですよね!性能面では問題なさそうなのですが、街で使うには、少しおしゃれさに欠けるのではないでしょうか。
中島:そんなことないですよ!最近のマムートはデザインにも力を入れていて、今年から赤いマンモスのデザインが廃止され、ウェア全体のカラーに合わせた色使いになっています。ブランドロゴの主張は控えめになっていますが、その分、タウンでも使いやすくアップデートされているんです!
中島:中でもこの「Xeron」は暖かさを保ちつつ、よりスリムで、軽量になるよう作られており、特に普段使いしやすいアイテムだと思います。チェックシャツと合わせれば、爽やかな印象のコーディネートになりますよ!
【hinata評価】
ダウンの着膨れ感が苦手な人には、ぜひおすすめしたい一着でした。非常に軽いのですが、保温性も問題なし。
デザイン:★★★(街でも大活躍!)
保温性 :★★☆(冬キャンプでも使える!)
価格 :★★☆(標準的なダウンの価格)
点数 :7/9点
【注目ブランド④】コロンビア
中島:最後にご紹介するのは、コロンビア!高い機能性のウェアを作りながらも、手に取りやすい価格設定で人気のブランドです。
━━━コロンビアといえば、独自の防水透湿素材や保温機能が印象的ですよね。今期はどのウェアがおすすめなのでしょうか。
中島:この「シダーヒルズダウンジャケット」ですね。雨や汚れを弾く素材を使っているので、アウトドアシーンでも気兼ねなく使えますよ!
━━━ 一見派手な柄に見えますが、シンプルなアイテムと合わせれば使いやすそう!
中島:そうですね!おすすめは少し暗めのデニムと合わせたコーディネートです。明るすぎる色や他の派手柄ウェアと組み合わせてしまうと、バランスが悪くなるのでご注意ください!
【hinata評価】
価格と機能性、デザイン性のバランスがとても良い一着でした!珍しい柄なので、すでにダウンを持っている方にもおすすめです。
デザイン:★★★(街でも大活躍!)
保温性 :★★☆(冬キャンプでも使える!)
価格 :★★★(コスパ抜群!)
点数 :8/9点
まとめ
今回は、街でもアウトドアでも着用できるダウンジャケットを特集しました。お気に入りのウェアは見つかりましたか?今回訪問したゼビオ ダイバーシティ東京プラザ店では、オープニングセールを実施中!気になるウェアがあった方は、ぜひお店で実物をチェックしてみてくださいね。
【基本情報】
スーパースポーツゼビオ ダイバーシティ東京プラザ店
住所:東京都江東区青海1-1-10 4階
電話: 03-3527-6290
営業時間:10:00~21:00